アーカイブ - 2013年 8月 29日

IMLS、地方のオープンガバメントにおける公共図書館の役割の理解に向けて助成金

米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、ニューヨーク州立大学オールバニ校のCenter for Technology in Governmentに対して、およそ10万ドルの助成を行うことを公表しています。この助成により、同センターでは、地方のオープンガバメントの動きにおける公共図書館の役割について、理解を深めるための活動を行うようです。

IMLSのプレスリリースでは、この助成の背景について、地方政府がオンラインでのサービスを拡大すれば、公共図書館は、市民とサービスを結びつけることにおいてより大きな役割を果たすようになる、と指摘しています。また同センターのディレクターであるTheresa Pardo氏のコメントとして、地方のオープンガバメントの確立に向けた努力において欠落しているのは、全体のシステムの中で公共図書館の果たす役割について十分な理解がないことだ、との考えが示されています。

IMLS Announces Grant for National Forum on the Role of Public Libraries in Local Open Government(IMLS, 2013/8/28)

文部科学省、障害のある児童生徒の教材の充実についての検討結果を公表

文部科学省が、2013年8月28日、「障害のある児童生徒の教材の充実について 報告」を公表しています。これは、初等中等教育局長の下に設置された「障害のある児童生徒の教材の充実に関する検討会」において、2013年5月より検討してきた内容を取りまとめたものです。

障害のある児童生徒の教材の充実の現状と課題がまとめられているほか、今後の方策として、国等の役割、教育委員会の役割、学校の体制整備、教員の知識の習得及び指導方法の改善、産業界・大学等との連携による教材や支援機器の充実が示されています。

「障害のある児童生徒の教材の充実について 報告」について(文部科学省、2013/8/28付け)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/08/1339106.htm

Oxford Dictionaries Onlineに新たな語として"MOOC"が追加される

2013年8月28日、Oxford University PressがOxford Dictionaries Onlineに、MOOC(massive open online course)を含む42の新しい語を追加したと発表しています。なお、新しく追加された語にはこの他に"emoji"等が含まれています。

Buzzworthy words added to Oxford Dictionaries Online – squee! (OxfordWords blog 2013/8/28)
http://blog.oxforddictionaries.com/2013/08/new-words-august-2013/

参考:
E1433 - MOOCについて図書館員が知るべきことは?<文献紹介>
http://current.ndl.go.jp/e1433

北米日本研究資料調整協議会(NCC)、TPP著作権延長問題について公開質問状を提出

2013年8月15日付けで、北米日本研究資料調整協議会(NCC)が、TPP著作権延長問題に関する公開質問状を、内閣官房TPP政府対策本部へ提出しています。NCCのFacebookページでその内容が公開されています。

TPP意見 北米日本研究資料調整協議会 (Facebook)
https://www.facebook.com/NCCJapanInfo/posts/503810106365888

富田倫生追悼イベントが9月25日に開催へ:青空文庫の活動等を支援する「本の未来基金」も創設

「青空文庫」の呼びかけ人であり、2013年8月16日に亡くなった富田倫生氏の追悼イベントが、9月25日に開催されるとのことです。お知らせが掲載されています。

「富田倫生追悼イベント」の第一部では「青空文庫の夢:著作権と文化の未来」と題し、記念シンポジウムが開催されます。また第二部はお別れ会となっています。会場は東京都千代田区の東京會舘です。

あわせて、この「富田倫生追悼イベント」の運営と、青空文庫の活動等を将来にわたって支援する「本の未来基金」を創設することが公表されています。

富田倫生追悼イベントと「本の未来基金」創設のお知らせ
http://www.voyager.co.jp/aozora/

プレスリリース(pdf)
http://www.voyager.co.jp/aozora/Tomita_Event_20130829.pdf

RUSA、図書館における金融リテラシー教育サービスの提供に関するガイドラインの作成に向け、プロジェクトの総括責任者を公募

米国図書館協会(ALA)のレファレンス・利用者サービス協会(RUSA)が、図書館における金融リテラシー教育サービスの提供に関するガイドラインの作成にむけ、このプロジェクトを率いる総括責任者の募集を開始しています。

総括責任者は、9名の諮問グループ(パートナーとなるウィスコンシン大学マディソン校のCenter of Financial Security、ネイパービル公共図書館、ブルックリン公共図書館、金融取引業規制機構(FINRA)の財団の代表を含む)を招集するとともに、自身を含む4名のワーキングチームを編成しそこで必要な調査、ベストプラクティスの選定等を行うとのことです。

RFP: Project Director for the creation of Guidelines for Provision of Financial Literacy Education Services in Libraries(RUSABlog, 2013/8/27付け)
http://rusa.ala.org/blog/2013/08/27/rfp-project-director-guidelines-for-financial-literacy-education-services-in-libraries/

E1471 - 深夜の図書館は誰がどのように利用しているのか<文献紹介>

米国オハイオ州にあるケント州立大学の図書館では2011年から24時間開館が実施されている。このスケジュールに慣れるに伴い,同大学の図書館員は,深夜の図書館を誰がどのように利用し,どのようなサービスや資料が求められているか,安全性に不安はないか,24時間開館は学生の成績向上や目標達成につながっているか,といった疑問を感じるようになった。これらの疑問から,同大学では利用者データ,アンケート,学生の成績データ等の調査を行い,論文にまとめた。...

E1470 - リポジトリデータを未来へ:デジタル保存ネットワークの取組

2013年の年初に,米国議会図書館(LC)のデジタル保存に関するブログ“The Signal”に,前年のデジタル保存事業の進展の10大ニュースが掲載された。この中の1つとして,デジタル保存ネットワーク(Digital Preservation Network:DPN)の設立が挙げられた。DPNの目指すものは,高等教育機関が共同して,デジタル学術情報やデジタル化資料,研究データ等様々なデジタル情報を長期に確実に保存することである。2012年初めの設立時において全米の50以上の機関が参加している。...

E1469 - SPARC Japanセミナー2013「人社系オープンアクセスの現在」

2013年8月23日,国立情報学研究所において,第2回SPARC Japanセミナー2013「人社系オープンアクセスの現在」が開催され,100名弱の参加者があった。セミナーの構成は4件の講演とパネルディスカッションであった。今回これに参加する機会を得たので,その概要を紹介する。...

E1468 - 第1回マイクロ・ライブラリーサミット,大阪で開催

2013年8月24日,「まちライブラリ@大阪府立大学」において,第1回マイクロ・ライブラリーサミットが開催された。日本には個人の思いや力で立ち上げられた小さな図書館が多数ある。このサミットは,そんな小さな図書館に思いを寄せる人たちが集ったイベントである。まちライブラリ@大阪府立大学の総合プロデューサーでもある礒井純充さんら有志の実行委員会によるものであり,会場には209名もの人が集った。実に17もの活動紹介があったため,ここではその概要を端的に紹介するにとどめる。登壇者の思いや活動のエッセンスが詰まった個性豊かなプレゼンテーションの動画は,ウェブで見ることができる。気になる活動はぜひチェックしてほしい。...

E1467 - 「本の力」展 ― 大震災を「忘れない」ために

3度目の3・11を迎えた今,<大震災>出版対策本部の相賀昌宏常任委員会委員長(小学館社長)はあらためてこう訴える。「大勢の人たちによって支援されていると実感することが,挫けそうになる心を支える大きな力になるはずですが,最近ではそうした空気が希薄になっています。未だに多くの人が震災によって引き起こされた惨状の中にいて,そこから自分たちの生活を取戻そうと頑張っていることを忘れないようにする。私たちが出版という仕事を担っている以上,その『忘れない』ということのために,さまざまな形で寄与すべきだと思う。」...

『カレントアウェアネス-E』243号発行

ピッツバーグ大学のヒルマン図書館が試行期間を経て24時間開館実施へ

ピッツバーグ大学の中央館にあたるヒルマン図書館(Hillman Library)が、2013年8月末から24時間開館を実施し、また9月9日以降は、日曜日の朝10時に開館し、金曜日の夜10時まで開館し続け、また土曜日には朝9時から夜11時まで開館する、という開館スケジュールにするとのことです。

この件を取り上げた同大学のニュースサイトThe Pitt Newsの記事によると、ヒルマン図書館では、数年間試行してきており、多くの利用が確認されてきたとのことです。また記事では、24時間開館に伴うコスト面についても取り上げており、これについては、ミラー(Rush Miller)館長が、経費が追加しないようポジションを移すなどしてきたとの趣旨のコメントをしています。

Hillman Library extends hours
http://www.pittnews.com/news/article_7c352d2a-0ec2-11e3-993f-001a4bcf6878.html

ユニクロとプロテニスプレイヤー・ジョコビッチ氏によるプロジェクト“Clothes for Smiles”、図書館プロジェクトを含む5件を実施へ

2013年8月27日、ユニクロは、同社と同社のグローバルブランドアンバサダーであるテニスプレイヤー、ノバク・ジョコビッチ氏の発案によるプロジェクト「Clothes for Smiles」で選出された8件のアイディアのうち、5件をプロジェクトとして開始すると発表しました。この5件の中に、カンボジアに図書館を設立し、読書促進プログラム等を通じて子どもたちの識字率の改善を目指す「図書館プロジェクト」があり、シャンティ国際ボランティア会が2013年9月上旬から実施することになっています。

なお、その他4件のプロジェクトは、ワクワークセンタープロジェクト、女子サッカープロジェクト、e-Educationプロジェクト in フィリピン、ワクワク社会体験プロジェクトとなっています。

Clothes for Smiles
http://clothesforsmiles.uniqlo.com/ja/

ユニクロとジョコビッチ氏による、子どもたちの未来を拓くプロジェクト「Clothes for Smiles」途上国での図書館や職業訓練施設の設立など、5つのプロジェクトが始動 (ユニクロ 2013/8/27付けの記事)
http://www.uniqlo.com/jp/corp/pressrelease/2013/08/082711_cfs.html

南フロリダ大学のタンパ図書館の24時間開館の再開へ向け、学生がオンライン署名

南フロリダ大学のタンパ図書館の週5日間の24時間開館を求めるオンライン署名活動が行われ、1000人以上の学生からの署名があつまったようです。同大学の学生新聞(オンライン)のThe Oracleがこれを取り上げています。

南フロリダ大学では、2010年に24時間開館を実施しましたが、財政上の理由により取りやめ、現在は、月曜から木曜日は朝7時半から24時、金曜は18時まで、また土曜は10時から18時、日曜は12時から24時というスケジュールで開館しているとのことです。

記事には、ガリソン(William Garrison)館長のコメントとして、大学全体の支出削減のため、24時間開館の維持は難しいとの趣旨の発言が紹介されています。またこの他、コスト面についてについて議論が紹介されています。

オープンソースの電子書籍管理ソフト「calibre」、バージョン1.0をリリース

2013年8月23日、電子書籍管理ツール「calibre」の最新版バージョン1.0を公開しています。オープンソースで開発されており、最初のバージョンがリリースされてから7年を経てのバージョン1.0のリリースとなります。

New in calibre 1.0
http://calibre-ebook.com/new-in/ten

オープンソース・クロスプラットフォームな電子書籍管理ソフト「calibre」がv1.0に (窓の杜、2013/6/26付け)
http://www.forest.impress.co.jp/docs/news/20130826_612641.html