アーカイブ - 2013年 8月 27日

日本漫画家協会、「はだしのゲン」の利用制限に関し、「本当に守るべきもの(意見書)」をウェブサイトに掲載

松江市教育委員会が漫画「はだしのゲン」の利用制限を市立小中学校に求めた件に関し、日本漫画家協会が、8月26日付けで「本当に守るべきもの(意見書)」をウェブサイトに掲載しています。意見書は、「はだしのゲン」のほか、アニメ「風立ちぬ」の喫煙シーンについても言及するものとなっています。

日本漫画家協会の理事長であるちばてつや氏のブログでは、この意見書について、「我々、漫画家たちも 意見はまちまちですが 著作権部員や理事会が、総体的に、考えをまとめ 協会としての『思い』をH・Pで 発表することにしました。」と記されています。

なお、松江市教育委員会の利用制限については、8月26日に同教育委員会が閲覧制限の要請を撤回すると決めたことが、報道各社より報じられています。

社団法人日本漫画家協会
http://www.nihonmangakakyokai.or.jp/

本当に守るべきもの(意見書)
http://www.nihonmangakakyokai.or.jp/printer/?tbl=information&id=3260
(印刷ページへのリンク)

『はだしのゲン』(ちばてつや ぐずてつ日記, 2013/8/26付け)
http://ameblo.jp/chibatetsu/entry-11600372355.html

MOOCsに教員はまだ懐疑的? 米Inside Higher Edがオンライン学習に関する認識調査の結果を公開

2013年8月27日、米国の高等教育に関するニュースサイトInside Higher Edが” Survey of Faculty Attitudes on Technology”と題したレポートを公開しました(PDF本文の入手にはメールアドレス等の入力が必要)。これはMOOCsなどのオンライン学習に関する、大学教員の認識を尋ねたオンライン調査の結果に基づくものです。

調査は2013年6月18日から7月9日かけて、教員2,251人を対象に行われました。レポートでは回答者のうちオンラインコースが対面式の授業と同等の学習成果を学生にもたらしうると考えている者は7%にとどまっていたことなど、オンラインコースに対する教員の態度はなお懐疑的であることが報告されています。一方で実際にオンラインコースを受け持った経験の有無で認識には差があり、受け持ち経験のある教員が、自分自身のクラスについて尋ねられた場合には、56%が対面式の授業と同等の学習成果をもたらすと考えていたことも指摘されています。

レポートではその他にも詳細な調査結果が報告されています。2013年9月12日にはこの調査に関するウェビナーも開催されるとのことです。

Survey of Faculty Attitudes on Technology(Inside Higher Ed、2013/8/27付け)

米OverDrive社が図書館の電子書籍サービス利用者に関する調査結果を公開

2013年8月26日、米国の電子書籍ベンダOverDrive社が、図書館の電子書籍サービスの利用者を対象に行った調査の結果を公開しました。この調査結果は2013年8月1日から4日にかけて開催されたOverDrive社のユーザカンファレンスで発表されたもので、今回一般向けに公開されました。

調査は2013年春に行われ、電子書籍サービスの利用者70,000人を対象としています。回答者のうち77%が女性で、59%は40~64歳、41%が高等教育を受けた経験があり、65%以上は世帯収入が5万ドルを超えていました。

主な結果として、回答者の51%が図書館の電子書籍サービスに週に1回はアクセスし、残りのうち30%も月に1回はアクセスしている一方で、35%の回答者は図書館に足を運ぶ頻度が月1回未満であったことや、回答者の62%は電子書籍サービスにアクセスする際には特定の本を借りることが目的であったこと等が公開されています。これらの結果は文章のほか、インフォグラフィックとしてもまとめられています。

OverDrive end user survey results – Spring 2013(OverDrive、2013/8/26付けブログ記事)

リニューアルオープンした米子市立図書館に、鳥取県立図書館のビジネス支援コーナー開設

鳥取県の米子市立図書館は2013年8月17日にリニューアルオープンしましたが、同館に「鳥取県立図書館ビジネス図書コーナー」が開設されたとのことです。米子市立図書館のビジネス支援コーナーの一角に、鳥取県立図書館が所蔵する業界情報資料などの基本図書を常置するというもので、貸出も実施しているようです。

鳥取県立図書館のウェブサイトによると、これまで県立図書館まで遠くて足を運ぶことがなかなかできなかった鳥取県中西部の人の利便性を高めるため、米子市立図書館とタイアップして様々な取組みを展開するとのことで、今回の取組みはその一環として開始したようです。

米子市立図書館に鳥取県立図書館のビジネス支援コーナーができました(鳥取県立図書館、2013/8/22付け)
http://www.library.pref.tottori.jp/hp/menu000002300/hpg000002296.htm

ビジネス支援事業について(米子市立図書館)
http://www.yonago-toshokan.jp/44/273.html

リニューアル図書館いよいよ開館しました!!!(米子市立図書館、2013/8/18付け)
http://www.yonago-toshokan.jp/46/10435.html

英国史上の著名人3万人の血縁関係を可視化した米スタンフォード大のデジタル人文学プロジェクト“Kindred Britain”が公開

2013年8月26日、米国スタンフォード大学のデジタル人文学プロジェクトサイト、“Kindred Britain”が公開されました。

“Kindred Britain”は、15世紀以降の英国人あるいは英国人を家族にもつ著名人約3万人の血縁関係をビジュアル化して表示することのできるウェブサイトです。データベース上のどのような2人の人物であっても、家族関係を表示させることができるとのことで、例えば、ウィンストン・チャーチルはヘンリー8世の直系の子孫であることや、ヘンリー8世の2番目の王妃であったアン・ブーリンがヴァージニア・ウルフと遠い親戚関係にあること等を示すことができるとのことです。

開発したNicholas Jenkins准教授は、このウェブサイトについて、学問的な系譜研究と家族のルーツ探しといった趣味での研究との中間に立つ、過去のソーシャルネットワーク化だと表現しています。

Kindred Britain
http://kindred.stanford.edu/

New Stanford website takes a digital approach to an ancient topic: families (2013/8/26付けの記事)

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第335号を刊行 「デジタル画像コレクションとサービス」をテーマに

2013年8月26日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”第335号を刊行しました。今号のテーマは「デジタル画像コレクションとサービス」(Digital Image Collections and Services)となっています。

研究図書館およびその親機関が、アナログからデジタル画像への移行にどう対応しているのか、ベンダから提供、あるいは研究機関・図書館内で作成されるデジタル画像がどれほど増大しているのか等について検証したものとのことです。

なお本文は有料ですが、目次とサマリーは無料で公開されています。

SPEC Kit 335: Digital Image Collections and Services (ARL)
http://publications.arl.org/Digital-Image-Collections-and-Services-SPEC-Kit-335/

Digital Image Collections and Services, SPEC Kit 335, Published by ARL (ARL 2013/8/26付けの記事)

Ithaka S+R、デジタルリソースの永続的な運用のための実践スキルを教える研修コースを開設へ

2013年8月26日、Ithaka S+Rが、高等教育機関や図書館、文化遺産機関で働くデジタルプロジェクトのリーダーを対象にした、“Sustaining Digital Resources Training Course”という研修コースを提供すると発表しています。

この研修コースは、永続的なデジタルプリソースの運営のための実践的なスキルを提供することが目的とされています。実施時期は2014年1月を予定しており、9月30日まで参加者が募集されています。

Ithaka S+R announced a new Sustaining Digital Resources Training Course (Ithaka S+R 2013/8/26付けの記事)
http://www.sr.ithaka.org/news/ithaka-sr-announced-new-sustaining-digital-resources-training-course