アーカイブ - 2013年 8月 23日

研究と高等教育における“オープン”に関する政策提言書が公開-e-InfraNetプロジェクトによる欧州委員会提出用のレポート

英国情報システム合同委員会(JISC)と高等教育アカデミー(HEA)など欧州各国の機関がパートナーとなっている“e-InfraNetプロジェクト”が、“ 'Open' as the default modus operandi for research and higher education”と題する政策提言書を公表していました。

サマリーによると、この提言書は、2011年10月から実施された“e-InfraNetプロジェクト”の成果としてまとめられたもので、2回のアンケート調査、3回のワークショップ、及び2012年4月に設置されたシンクタンクの専門家からインプットに基づくものとのことです。また、“オープン”に関する政策立案は現状では断片化しており、全体を見通すアプローチをとったとのことです。オープンアクセス、オープンデータ、ソープンソースソフトウェア、オープンピアレビュー等、諸領域をカバーするものとなっているようです。そして、オープンについて6つの提言がなされています。

e-InfraNet: ‘Open’ as the default modus operandi for research and higher education(e-InfraNet、7/26付け)

25,000個のレゴブロックで図書館の模型を製作(米国)

米国カリフォルニア州の14歳の少年、Micah OhanianさんとEvan Rayderさんが、25,000個以上のレゴブロックを使用して、9月完成予定の新しいサンディエゴ中央図書館のレゴ模型を製作しています。

Ohanianさん達は250時間以上かけてこの模型を製作し、実際の図書館の建築資金のための募金活動に貢献しています。サンディエゴ公共図書館のウェブサイトによると、100ドル以上の寄付を行うことで、レゴ模型図書館の中にレゴフィギュアを置くことができるとのことです。フェイスブックではレゴ模型図書館の製作過程を見ることもできます。

サンディエゴ中央図書館は9月28日にオープニングセレモニーの開催を予定しており、レゴ模型図書館は実際の図書館の中に飾られるとのことです。

LEGO Library a Homage to the New Center for Learning (San Diego Public Library)
https://www.supportmylibrary.org/news/breakingnews/643

Support the new Central Library (San Diego Public Library)
https://give.supportmylibrary.org/LEGO

Science-Metrix社、2011年に刊行された論文の半分は既にオンラインで無料で利用できるとの調査結果を公表

Science-Metrix社が、オープンアクセスの現状に関する調査レポートを以下の3点公開しています。いずれも欧州委員会の研究・イノベーション総局(European Commission Directorate-General for Research & Innovation)に提示するために作成されたものとのことです。
・Proportion of Open Access Peer-Reviewed Papers at the European and World Levels—2004-2011
・Open Access Strategies in the European Research Area
・Open Data Access Policies and Strategies in the European Research Area and Beyond
このうち1点目の調査レポートは、2004年から2011年の間に22分野で刊行された学術論文の利用可能性について調査したとのことです。

Science-Metrix社のニュースによると、これらのレポートにより、科学文献におけるオープンアクセスの進展は以前に考えられていたよりも早く、2011年に刊行されたものについては、50%の論文がオンラインで無料で利用できるようになっている、とのことです。

米国アイオワシティ公共図書館、地域のミュージシャンの音楽をダウンロード可能にする“Local Music Project”実施中

米国の公共ラジオ局NPRが、2013年8月22日、米国アイオワ州のアイオワシティ公共図書館が実施している“Local Music Project”を紹介しています。このプロジェクトは、地域のミュージシャンの音楽ファイルを同館のサイトからダウンロード可能にするものです。サービスを利用できるのは、アイオワシティ及び提携地域の住民で図書館カードを保有する人です。

記事では、このプロジェクトの誕生の経緯を紹介しているほか、地域のミュージシャンの1人であるDave Zollo氏のケースを取り上げています。Zollo氏のケースでは、本人が作品の著作権(licencing rights)を保持しており、図書館がこのデジタルコレクションに追加することを認め、氏はアルバム1枚につき100ドルを得ている、という形のようです。またZollo氏が、このプロジェクトは自身のビジネスにとって良いものだと考えていることも紹介しています。

また、記事ではテネシー州のナッシュビル公共図書館が、このプロジェクトを発展させたサービスを検討していることも紹介しています。

A Unique Digital Music Service, For Locals Only(NPR, 2013/8/22付け)

「はだしのゲン」の利用制限:日本図書館協会、松江市教育委員会に利用制限措置について再考を求める要望書を送付

松江市教育委員会が漫画「はだしのゲン」の利用制限を市立小中学校に求めた件について、日本図書館協会図書館が、2013年8月22日付けで、要望書を同教育委員会に送付したことが報じられています。内容は、子どもたちの「自主的な読書活動」を尊重する観点から、利用制限の再考を要望するものとなっているとのことです。

※以下のほか、朝日新聞の記事「日本図書館協会、制限再考を要望 松江市教委に」(2013年8月23日付け)で確認。なお、現時点で、日本図書館協会のウェブサイトでの掲載はありません。
⇒【2013/8/26追記 要望書は以下のURLに掲載。】
中沢啓治著「はだしのゲン」の利用制限について(要望)(日本図書館協会、図書館の自由委員会)
http://www.jla.or.jp/Portals/0/html/jiyu/hadashinogen.html

図書館協会、「ゲン」閲覧制限撤廃を要望 松江市に (日本経済新聞(速報)、2013/8/22付け)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2203Z_S3A820C1CC1000/

日本図書館協会、「はだしのゲン」閲覧制限撤廃を要望(スポーツ報知、2013/8/22付け)

2015年の世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会は南アフリカのケープタウンで開催

国際図書館連盟(IFLA)年次大会のクロージングセッションにおいて、2015年の世界図書館情報会議(WLIC)・IFLA年次大会が、南アフリカのケープタウンで開催されることが発表されました。

IFLA WLIC 2015 = Cape Town, South Africa!!!!
http://express.ifla.org/node/6142

Future Congresses
http://conference.ifla.org/future-congresses
※2019年までの開催地域が掲載されています。

参考:
2014年の世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会はフランス・リヨンで開催 Posted 2012年8月22日
http://current.ndl.go.jp/node/21667

ワシントンD.C.公共図書館、中央館“マーティン・ルーザー・キング Jr. メモリアル図書館”の改装にむけて提案書提出要綱を公表

ワシントンD.C.公共図書館が、その中央館であるMartin Luther King Jr. Memorial Libraryの改築に関する提案書提出要項をウェブに掲載しています。提案書の提出期限は2013年9月23日となっています。Washington Business Journalに掲載された記事によれば、現在の建物の外観を損なわずに、図書館が多目的の要素を提供できるような提案が求められているようです。

なお、同館の改築プロジェクトのうち、1階部分のデジタルコモンズの設置については、2013年7月に既に完了しています。

DCPL-2013-RFQ/REQUEST FOR QUALIFICATIONS-0004(DCPL, 2013/8/21付け)
http://www.dclibrary.org/node/37023
※Solicitation:DISTRICT OF COLUMBIA PUBLIC LIBRARY REQUEST FOR QUALIFICATIONS: ARCHITECTURAL SERVICES NEW MARTIN LUTHER KING JR. MEMORIAL LIBRARY
※Attachment B:マーティン・ルーザー・キングJr.メモリアル図書館の設計ガイドライン

ノースカロライナ大学が“DH Press”を公開-歴史学者たちのためのウェブサイト構築ツール

ノースカロライナ大学チャペルヒル校の研究者が、Digital Humanities Toolkit(別名DH Press)という、ウェブサイト構築ツール(オープンソースソフトウェア)を公開しています。

DH Pressは、歴史学者等が、WorldPressのプラットフォーム上で、デジタル人文学で取り扱う様々な資料(地図、画像、手稿、マルチメディアコンテンツ等)を容易にマッシュアップすることができるようにしたもの、とのことです。

デモの動画も公開されています。

UNC Develops Online Tool For Mapping History(2013/8/21付け)
http://wunc.org/post/unc-develops-online-tool-mapping-history

デモの動画
http://dhpress.org/

英国地質調査所、化石の3Dデジタルモデルや画像のデータベース“GB3D Type Fossiles”を公開

英国地質調査所(BGS; British Geological Survey)が、2013年8月22日、化石の3Dデジタルモデルや画像のデータベース“GB3D Type Fossiles”を公開しました。

このデータベースの構築するプロジェクト“The GB3D Type Fossils Online project”は、英国で見つかった大形化石の基準標本を検索できる単一のデータベースの構築をめざしたもので、英JISCの資金提供により、BGSが、Sedgwick Museum of Earth Sciences、オックスフォード大学自然史博物館(Oxford University Museum of Natural History)等と協同してすすめてきたものです。

GB3D Type Fossils Online
http://www.3d-fossils.ac.uk/

南カリフォルニア大学図書館が米国デジタル公共図書館(DPLA)のコンテンツ・ハブに

南カリフォルニア大学図書館が、米国デジタル公共図書館(DPLA)のコンテンツ・ハブとなったのことです。DPLAが2013年8月22日付けのニュースとして公表しています。既に南カリフォルニア大学図書館のデジタルコンテンツは、DPLAより利用できるようになっているようです。

DPLAのコンテンツ・ハブとなるには、25万件以上のメタデータを保有することなどが条件となっており、現時点では、南カリフォルニア大学のほか、以下がコンテンツ・ハブとなっています。
ARTstor、Biodiversity Heritage Library
David Rumsey Map Collection
The Harvard Library
HathiTrust Digital Library
National Archives and Records Administration
New York Public Library
The Smithsonian Institution
The University of Illinois at Urbana-Champaign
The University of Virginia