アーカイブ - 2013年 8月 2日

リンカーン大学がオープンアクセス方針を採択 ニュージーランドの大学では初

2013年7月30日、ニュージーランドのリンカーン大学が研究成果のオープンアクセスポリシーを採択しました。同国の大学では初とのことです。これにより、同大学職員および大学院生は、研究データや講義資料、公的記録を含む研究成果について、ウェブ上でオープンかつフリーでアクセスできるようすることとが求められます。

研究成果の公開に当たっては、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの採用かもしくはその他の公的な著作権ライセンスの利用が求められています。

Lincoln University opens up access to research outputs (Lincoln University 2013/7/30付けの記事)
http://www.lincoln.ac.nz/News--Events/News/Current/Lincoln-University-opens-up-access-to-research-outputs/

A First For a New Zealand University, Lincoln University Implements Open Access Policy (INFODocket 2013/7/30付けの記事)

「これからの公共図書館の電子化モデルを考える」フォーラムが7/30に開催、公共図書館等への電子書籍配信に係る課題整理研究会の検討結果まとめも公開

2013年7月30日に、公共図書館等への電子書籍配信に係る課題整理研究会が「これからの公共図書館の電子化モデルを考える」フォーラムを開催しました。

この研究会は、日本における電子書籍流通振興策の一環として、公共図書館等公的施設における電子書籍利用の促進に係る課題整理を目的として設置されたものです。フォーラムは、2013年4月の設置以降に開催された全6回にわたる研究会での検討結果の報告と、意見交流の場として開催されました。

ウェブサイトには、フォーラムで配布された研究会の検討結果のまとめが公開されています。

「これからの公共図書館の電子化モデルを考える」フォーラム (電子出版制作・流通協議会) (2013/7/8付けの記事)
http://aebs.or.jp/seminar20130730.html

電子出版制作・流通協議会
http://aebs.or.jp/

日比谷図書文化館、体験型展示「終わりから始まるものがたり―25の問いと100冊の本―」を8月15日から開催

2013年8月15日から千代田区立日比谷図書文化館において、「終わりから始まるものがたり―25の問いと100冊の本―」と題した特別展が開催されます。

この展示会は、6月11日まで日本科学未来館で開催されていた「世界の終わりのものがたり―もはや逃れられない73の問い―」を元に再構成し、様々な観点から投げかけられる25の問いとそれら問いに対する示唆や図書館司書が選んだ100冊の「本」をヒントとして、自分なりの「終わりから始まる新たな希望のものがたり」を導くきっかけとなる体験型展示会とされています。

会期は10月14日までで、観覧料が必要となります。

終わりから始まるものがたり ―25の問いと100冊の本― (千代田区立日比谷図書文化館)
http://hibiyal.jp/hibiya/exhibition2013_2.html

米国内オランダ人移民刊行の週刊紙6紙のデジタル化資料がオランダ王立図書館の新聞アーカイブに登載

2013年8月1日、オランダ王立図書館は、同国のミデルブルフにあるルーズベルト研究センター(Roosevelt Study Center)の協力により、1849年から1959年までのアメリカにおけるオランダ人移民コミュニティで刊行されていた週刊紙6紙について、同館の新聞デジタルアーカイブに登載し提供を開始したと発表しました。

センターから提供を受けた6紙は、“De Grondwet”(1883-1938)や“De Volksvriend”(1892-1938)等で、これにより8万5,000ページがアーカイブに追加されたとのことです。

Dutch-American Newspapers online available (Koninklijke Bibliotheek 2013/8/1付けの記事)
http://www.kb.nl/en/news/news-archive-2013/dutch-american-newspapers-online-available

DUTCH-AMERICAN NEWSPAPERS ONLINE (Roosevelt Study Center 2013/8/1付けの記事)

街なかにミニ図書館を 「さが街なか図書館」プロジェクトが進行中

NPO法人まちづくり機構ユマニテさがが、「さが街なか図書館」を作るプロジェクトを進めています。「さが街なか図書館」とは、佐賀市中心市街地内の飲食・物販・サービス店の店内に本棚を置いて、街なかに数多くのミニ図書館を作る企画とのことです。実施は2013年9月1日から来年1月31日までとされています(その後も継続を予定)。

「さが街なか図書館」協力店募集! (ユマニテさが 2013/7/25付けの記事)
http://humanite.sagafan.jp/e622791.html

参考:
長野県小布施町立図書館の「おぶせまちじゅう図書館」構想
http://current.ndl.go.jp/node/22294

カフェを「図書館」に 鹿児島市天文館地区の「天文館図書館」という取り組み
http://current.ndl.go.jp/node/19028

深夜開館の大学図書館はだれがどのように利用し、どのようなサービスが求められているのか?(文献紹介)

2013年7月1日にオンライン提供されたThe Journal of Academic Librarianshipに、Edith A. Scarlettoらによる“Wide Awake at 4 AM: A Study of Late Night User Behavior, Perceptions and Performance at an Academic Library”という論文が掲載されています。

論文では、米国のケント州立大学図書館を対象に、夜11時から朝7時30分までの利用者の属性やその割合、利用傾向、またその時間帯に望むサービス、深夜の利用は安全と感じているか等についての調査結果をまとめています。

Wide Awake at 4 AM: A Study of Late Night User Behavior, Perceptions and Performance at an Academic Library
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0099133313000219

大阪大学附属図書館総合図書館が第26回日経ニューオフィス賞 近畿ニューオフィス特別賞を受賞

2013年8月2日、一般社団法人ニューオフィス推進協会は、第26回日経ニューオフィス賞を発表し、このうち大阪大学附属図書館総合図書館が、近畿ニューオフィス特別賞<ラーニングコモンズ賞>を受賞しています。

2013年度 第26回日経ニューオフィス賞 (ニューオフィス推進協会 2013/8/2付けの記事)
http://www.nopa.or.jp/prize/contents/congratulation.html

飯能市立図書館、平成25年度木材利用優良施設コンクールで林野庁長官賞を受賞

2013年7月29日、木材利用推進中央協議会主催の平成25年度木材利用優良事例コンクールにおいて、埼玉県の飯能市立図書館が林野庁長官賞を受賞しました。埼玉県の発表によると、同館は木造と鉄骨造のハイブリッド構造となっており、柱に地元「西川材」の丸太を使用するほか、内装材・書架等にも西川材を使用しているとのことです。

なお、飯能市立図書館は今年7月1日にリニューアルしており、富士通のクラウド型公共図書館業務サービス“WebiLis”にカーリルの「カーリルタッチ」を組み合わせた、日本初となる図書館システムを本格導入した館として知られています。

「木材利用優良施設コンクール」林野庁長官賞受賞について ~木造施設での県産木材の利用推進~ (埼玉県 2013/7/29付けの記事)
http://www.pref.saitama.lg.jp/news/page/news130729-03.html

木材利用優良施設コンクール:特産木材使用 飯能市立図書館、林野庁長官賞を受賞 /埼玉 (毎日jp 2013/7/31付けの記事)
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20130731ddlk11040203000c.html

参考:

英CILIPが名称変更? 9月年次総会で採否決定へ

2013年7月31日、英国の図書館団体CILIP(the Chartered Institute of Library & Information Professionals)が、9月21日に開催する年次総会で、団体名称の変更について投票を行い、決定すると発表しています。

新名称案は、“Information & Library Professionals UK”で、団体の説明文(Strapline)案は、“The Chartered Institute for the knowledge professions”とされています。

この名称変更の背景には、2010年に実施した“Defining Our Professional Future”という、CILIPの改革のためのコンサルティング調査があり、この調査の結果、新たな組織のビジョンとミッション、そして組織改革が行われたことにあります。その後2013年初めに会員等からCILIPというブランド名を現状に合わせる必要があるとの声が上がったことから、今年3月のCILIPの委員会で名称変更のプロジェクトがスタートしたとのことです。

New name for library and information professional body proposed (CILIP 2013/7/31付けの記事)

米国農務省、米国の農業に関する77年分のデータをオンラインで公開

2013年7月30日、米国農務省(United States Department of Agriculture:USDA)の農業統計局(National Agricultural Statistics Service:NASS)が、これまで冊子体のみで刊行していた農業統計年報のデータのオンライン公開を開始したことを発表しました。年報の刊行が開始された1936年から、2012年までのデータがオンラインで公開されています。

Historic Agricultural Data Now Online:NASS Digitizes 77 Years of Agricultural Statistics(USDA 2013/7/30)
http://www.nass.usda.gov/Newsroom/2013/07_30_2013.asp