アーカイブ - 2013年 8月 14日

NDL書誌情報ニュースレター2013年2号が刊行

国立国会図書館がウェブサイトに『NDL書誌情報ニュースレター』2013年2号(通号25号)を掲載しました(6月26日掲載)。

同号では、2013年2月12日に策定された「国立国会図書館の書誌データ作成・提供の新展開(2013)」、3月6日に開催されたドイツ国立図書館の書誌データ戦略に関するコルネリア・ディーベル氏の講演会、フランス国立図書館等の逐次刊行物目録のFRBR化に関するプロジェクト(PRESSoo/ISSNプロジェクト)についての記事が掲載されています。また、バーチャル国際典拠ファイル(VIAF)への参加に関連した連載記事の最終回も掲載されています。

NDL書誌情報ニュースレター2013年2号(通号25号)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/bib_newsletter/2013_2/index.html

参考:
「国立国会図書館の書誌データ作成・提供の新展開(2013)」が公表 Posted 2013年2月22日
http://current.ndl.go.jp/node/22960

継続資料の取扱いのためにFRBRooを拡張した“PRESSoo”のバージョン0.1が公開 Posted 2013年3月18日
http://current.ndl.go.jp/node/23109

研究データ同盟(Research Data Alliance)、2013年9月に2度目の総会開催

研究データ同盟(Research Data Alliance:RDA)が、2013年3月にヨーテボリ(スウェーデン)で開催された第1回に続き、2回目となる総会を2013年9月にワシントンD.C.において開催することがアナウンスされていました。RDAは、2012年8月に活動を開始した国際的組織で、研究データの共有等によるイノベーションを促進することを目的として掲げています。

なお、第3回総会はダブリン(アイルランド)において2014年3月26日から28日にかけて開催されることが既にアナウンスされています。

Building Global Partnerships - RDA Second Plenary Meeting
https://www.rd-alliance.org/future-events

RDAの概要
https://rd-alliance.org/get-involved.html

RDAに関する報道
https://rd-alliance.org/press

関連リンク:
林雅之 オープンデータ社会(67)公的資金による研究成果のオープンデータ化の動向(Alternative blog, 2013/06/13)

ソーシャルメディアによりテキサスコレクション利用拡大へ(記事紹介)

米国のBaylor Universityが所蔵するテキサスコレクションについて、Waco Tribune紙の記事で紹介されています。

テキサスコレクションは1923年にテキサス州の医師から寄贈された1000冊の図書を元にして設立されたもので、テキサス州の歴史・文化を記録する図書、写真、地図、往復書簡、新聞の切り抜き、視聴覚資料等から成るコレクションとのことです。コレクションが設立90周年の節目を迎えたため、スタッフがフェイスブックやFlicker、YouTubeで、コレクションの歴史的な情報、珍しい画像、保存資料や特別展示を紹介するビデオ等を掲載し、また大学のアーキビストが現在の記事やビデオ等を記録するためにInternet Archiveの提供サービス“Archive-It”を利用する等したところ、世界中からの利用やオンラインの参考質問が増加したと記事では紹介しています。また、1920年代から50年代に撮られたテキサスの野生動物や自然を記録する何千枚もの写真等、新たなコレクションの寄贈も増えているとのことです。

Social media extending reach of 90-year-old Texas Collection at Baylor (Waco Tribune 2013/8/12)

北米、欧州等のMLAのデジタル保存ポリシーのリスト

米国議会図書館(LC)のデジタル情報保存に関するブログThe Signalにおいて、LCのインターンであるMadeline Sheldon氏がまとめた“Analysis of Current Digital Preservation Policies: Archives, Libraries and Museums”と題する記事が掲載されています。

Sheldon氏は、インターン期間中のプロジェクトとして、文書館、図書館、博物館が2008年から2013年までの期間に作成・更新し、オンラインに公開したデジタル保存ポリシーについて調査し、レポートにまとめており、このブログ記事はそれを紹介したものです。

この調査で収集されたポリシーは、文書館16館、図書館15館、博物館2館であり、ブログ記事において、これらのポリシーのリストが、本文へのリンクとともに掲載されています。

Analysis of Current Digital Preservation Policies: Archives, Libraries and Museums(LC The Signal, 2013/8/13付け)

図書館における電子書籍に関する68の情報源:Ellyssa Kroski氏のまとめ

電子書籍に関するブログ“No Shelf Required”で、2013年8月12日、Ellyssa Kroski氏によるゲストポスト“68 essential resources for eBooks in libraries by Ellyssa Kroski”が公開されています。

図書館における電子書籍に関する基本的な情報源を68件が、全般、デバイス、ブログ、購入、作成などのカテゴリーに分けてリストアップされています。

68 essential resources for eBooks in libraries by Ellyssa Kroski(2013/8/12付け)
http://www.libraries.wright.edu/noshelfrequired/2013/08/12/68-essential-resources-for-ebooks-in-libraries-by-ellyssa-kroski/

OCLC、電子書籍に関する公共図書館の“戦略”を紹介するレポートを公表

OCLCが、米国の公共図書館における電子書籍サービスに関わる諸状況をまとめ、また公共図書館等が実施している戦略を指摘するレポート“The Big Shift Public Library Strategies for Access to Information in Any Format”を公表していました。

OCLCはこの研究において、電子書籍出版の状況や公共図書館における電子書籍の需要についての基礎的な調査を行い、その後2013年1月24日にシアトル公共図書館において公共図書館のリーダー30名を集め電子書籍に関する戦略を形成することについての討議を行ったとのことです。

同レポートはこれらの成果をまとめたもので、戦略としては、以下のような6点が示されています。
・公共図書館が電子書籍のサプライチェーンにおいて新しい価値を創造すること
・電子書籍のサプライチェーンのにおける公共図書館の価値についてのデータを集めること
・電子書籍へのアクセスに関する公共政策をめぐる課題について、立法関係者等に啓蒙活動を行うこと
・電子書籍へのアクセスにおける公共図書館の重要性について共通のメッセージを形成すること
・新しいパートナーとの共同を継続すること
・上記の戦略に関する計画をコーディネートしたり管理したりすること

東日本大震災アーカイブFukushima、SPARQLでの検索が可能に

東日本大震災FukushimaのAPI機能としてSPARQLエンドポイントが公開されました。RDFに変換された東日本大震災Fukushimaメタデータが、SPARQLを利用して検索できるようになっています。

東日本大震災アーカイブFukushimaのAPI機能としてSPARQLエンドポイントを公開(2013/8/12付け)
http://fukushima.archive-disasters.jp/doc/news/sparql.html

東日本大震災アーカイブ Fukushima - SPARQLエンドポイント(テスト版)
http://fukushima.archive-disasters.jp/sparqlendpoint/

東日本大震災アーカイブ Fukushimaメタデータとは
http://fukushima.archive-disasters.jp/sparqlendpoint/#learn_more

参考:
E1413 - 国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)の公開 カレントアウェアネス-E No.234 2013.03.28
http://current.ndl.go.jp/e1413

RDFクエリ言語SPARQL 1.1がW3C勧告に Posted 2013年3月22日

特別コレクション資料の図書館間貸出に関するレポート“Tiers for Fears”の著者、その内容について語る(動画紹介)

OCLCの研究開発部門であるOCLC Researchでは2013年7月8日にレポート“Tiers for Fears: Sensible, Streamlined Sharing of Special Collections”を公開していますが、これをまとめたDennis Massie氏がその内容等について語っている動画(約10分)が公開されています。

Tiers for Fears video gives overview of sensible, streamlined approach for sharing special collections(2013/8/13付け)
http://www.oclc.org/research/news/2013/08-13a.html

OCLC ResearchのYouTubeチャンネル
http://www.youtube.com/oclcresearch

米国図書館協会、“Spectrum Doctoral Fellowship program”(2013)のフェローシップ6名を公表

米国図書館協会(ALA)が、図書館界への人種的に多様な個人のリクルートを進めるために実施している奨学金制度“Spectrum Doctoral Fellowship program - Building Change”について、対象者となる博士課程の学生6名を公表しています。6名は、博物館・図書館サービス機構(IMLS)の資金により2013年秋学期から2年間の学費及び奨学金が支給されるほか、学会等での発表の支援が受けられます。また所属する大学が、残りの期間の学費及び奨学金を支給することとなっています。

選定されたのは以下の6大学6名とのことです。

RaShauna Brannon (University of Illinois at Urbana-Champaign)
LaVerne Gray (University of Tennessee Knoxville)
Miraida Morales (Rutgers University)
Myrna Morales (Simmons College) 
Mario Ramirez (University of California – Los Angeles)
Elnora Tayag (University of North Carolina at Chapel Hill)

京都府立総合資料館、「新総合資料館(仮称)整備に向けて」のページを開設

京都府立総合資料館では、2016年の開設を目指し新館建設にとりかかっていますが、これについて、2013年8月12日に「新総合資料館(仮称)整備に向けて」のページが開設されました。定点写真のほか、各種の報告書等が掲載されています。

新総合資料館(仮称)整備に向けて
http://www.pref.kyoto.jp/shiryokan/shinkan.html

参考:
E1461 - 京都府立総合資料館トークセッション「新資料館に期待する」 カレントアウェアネス-E No.242 2013.08.08
http://current.ndl.go.jp/e1461

京都府立総合資料館が「総合資料館開館50周年記念事業」のページを開設、記念特別展示リクエスト募集も実施 Posted 2013年7月5日
http://current.ndl.go.jp/node/23876

ゲティ美術館の所蔵作品が高精細画像でダウンロード・再利用可能に

ゲティ財団が“Open Content Program”を開始しました。同財団のプレスリリース及びCEOのJames Cuno氏が公式ブログに公表した記事によると、このプログラムは、パブリックドメイン、あるいは同財団が全ての権利を保有するデジタル情報資源を無料で提供していくものとのことです。

まずその最初の取り組みとして、ゲティ美術館所蔵作品の約4,600点のデジタル画像を公開しています。デジタル画像は、Getty Search Gatewayから検索・共有できるようになっているほか、同美術館のサイト“The J. Paul Getty Museum”で高精細のものをダウンロードできるようになっています。画像は、自由に利用、加工、刊行してよいとのことです。

Getty Announces New Program Lifting Restrictions on Use of Digital Images(Getty Trust, 2013/8/12付け)
http://news.getty.edu/press-materials/press-releases/getty-open-content-images.htm

Open Content, An Idea Whose Time Has Come(Getty Trust iris, 2013/8/12付け)

科学データを共有するためのコストは誰が負担するか?(記事紹介)

ニューヨークタイムズ紙(オンライン)が2013年8月12日付けで、科学データの共有のあり方についての記事“How to Share Scientific Data”を掲載しています。記事は、Scienceに掲載されたFrancine Berman氏(Rensselaer Polytechnic Institute)とVinton Cerf氏(Google)の共著のペーパー“Who Will Pay for Public Access to Research Data?”をベースに、科学データの共有に要するコストを誰が負担すべきかについての議論を紹介しています。

Francine Berman氏は、研究データの保存・共有を進めるため立ち上げられた研究データ同盟(Research Data Alliance:RDA)の委員会メンバーの1人であり、ニューヨークタイムズの記事でもRDAの活動が触れられています。

How to Share Scientific Data(New York Times, 2013/8/12付け)
http://www.nytimes.com/2013/08/13/science/how-to-share-scientific-data.html

Research Data Allianceの組織について

現在の大学図書館員に求められるコンピテンシーとは何か?ARL、CARL、COAR、LIBERが協同プロジェクトを始動

北米研究図書館協会(ARL)、カナダ研究図書館協会(CARL)、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、欧州研究図書館協会(LIBER)の4組織が、大学図書館員に求められるコンピテンシーを明らかにする協同プロジェクトチームを立ち上げると、協同で発表しています。

このプロジェクトは、研究及び学術コミュニケーションの変化に伴い大学図書館員の役割も大きく変わってきているとの認識により実施されるものとのことです。まず第1段階として、eリサーチ、リポジトリ管理、学術コミュニケーションの文脈における図書館の様々なサービス手段を特定し、その上でこれらのサービスや役割から図書館員に求められるコンピテンシーを明らかにしていく計画のようです。

Library and Repository Communities Join Together to Identify New Competencies for Academic Librarians(2013/8/13付け)
※共同発表
ARL
http://www.arl.org/news/arl-news/2860-library-and-repository-communities-join-together-to-identify-new-competencies-for-academic-librarians
CARL

島根県浜田市の中央図書館“ラブックはまだ”が開館

2013年8月10日、島根県浜田市の中央図書館が開館しました。市の広報によると、特徴として、自動貸出機・自動返却機・セルフ座席予約システム・予約棚などが導入され、電子書籍の閲覧・貸出も実施しています。また市民との協働による図書館運営がなされているとのことです。

なお、同館は、2012年12月から翌1月にかけて愛称の募集が行われ、203通の応募の中から、“ラブックはまだ”に決定していました。

広報はまだ(2013年8月号)
http://www.city.hamada.shimane.jp/assets/ddd/d21775/files/2508.pdf

浜田市立図書館ホームページ
https://www.library.city.hamada.shimane.jp/?facility=chuo

浜田市電子図書館
http://dnp-cms.d-library.jp/HAMADA/

幼児・児童向け3万冊 浜田の中央図書館オープン(中国新聞 2013/8/11付け)
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/child/news/130811.html

浜田市の中央図書館の愛称「ラブックはまだ」に(山陰中央新報,2013/3/2付け)

三重県立図書館、鳥羽市議会図書室との連携を開始

三重県立図書館が、2013年8月1日より鳥羽市議会図書室との連携を開始したことをアナウンスしています。三重県立図書館では、これまで三重県議会図書室との連携は行ってきたものの、市町議会図書室との連携は今回が初めてとのことです。

市議会図書室、鳥羽市立図書館、三重県立図書館の三者が緊密なネットワークを持ち、地方自治の基盤を支える活動を展開することを目指すとしており、同議会図書室への蔵書の貸出やレファレンスサービスの提供を行うとしています。

鳥羽市議会図書室との連携を始めました(三重県立図書館、2013/8/10付け)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/app/details/index.asp?cd=2013080032

鳥羽市議会プレスリリース(2013/8/9付け)
http://www.city.toba.mie.jp/gikai-shomu/documents/h25_8pressrelease.pdf

参考:
CA1794 - 地方議会図書室に明日はあるか―都道府県議会図書室を例に― / 塚田洋
http://current.ndl.go.jp/ca1794

「社会を創る図書館の力」(第9回レファレンス協同データベース参加館フォーラム記録集)