アーカイブ - 2013年 8月 13日

米空軍、過去の空爆情報データベースを公開 日本に対する攻撃情報も収録

米空軍が過去の空爆情報に関するデータベース“Theater History of Operations Reports”を公開していました。

同データベースは第一次世界大戦、第二次世界大戦、ベトナム戦争における空爆情報を対象とするもので、太平洋戦争中の日本に対する攻撃も含まれています。作戦日時や航空機の機種、標的等から検索することができ、検索結果はテキストや表形式で一覧できるほか、Google Earthに取り込んで表示する機能も実装されています。なお、米空軍のほか、英国やオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカによる空爆のデータも一部含まれています。

Theater History of Operations Reports
http://afri.au.af.mil/thor/

PLOS、掲載論文のArticle-Level-MetricsにF1000primeの推薦情報を追加

2013年8月8日、PLOSが発行する雑誌に掲載された各論文の論文単位の評価指標である“Article-Level Metrics(ALMs)”の中に、新たにF1000primeにおける推薦情報が追加されることが発表されました。

F1000primeはFaculty of 1000が提供する、生物学・医学分野の研究者から優れた論文の推薦を求め、その情報を取りまとめたサービスです。2013年8月8日時点でPLOSが発行する雑誌掲載論文のうち3000本以上がF1000primeに含まれています。これらの論文のALMを表示した際には従来の情報に加え、F1000primeにおける推薦情報があわせて表示されるようになりました。

New data source added to PLOS ALM(The Official PLOS Blog、2013/8/8付け)
http://blogs.plos.org/plos/2013/08/new-data-source-added-to-plos-alm/

In search of article-level impact with PLOS(Naturally Selected The F1000 Blog、2013/8/8付け)

IFLAによる図書館情報学専門職教育プログラムのためのガイドライン、邦訳版公開

国際図書館連盟(IFLA)が2012年に改訂した“Guidelines for Professional Library/Information Educational Programs”の邦訳版、「図書館情報学専門職教育プログラムのためのガイドライン」がIFLAのウェブサイトで公開されています。

このガイドラインは図書館情報学教育プログラムに含めることが求められるコア・カリキュラムの要件、教育プログラムに関わる教員、職員、学生にとって必要な事柄等を扱うもので、英語版は2013年1月11日に公開されていました。現在までにそのほかにドイツ語版、アラビア語版が公開されています。

邦訳は日本図書館協会(JLA)国際交流事業委員会によるもので、JLAが発行する雑誌『現代の図書館』51巻1号にも同じ内容が掲載されています。

Guidelines for Professional Library/Information Educational Programs – 2012(IFLA)
http://www.ifla.org/publications/guidelines-for-professional-libraryinformation-educational-programs-2012

図書館情報学専門職教育プログラムのためのガイドライン(IFLA)

米国最大級:大規模小売店の跡地を利用したマッカレン公共図書館

オンラインメディアの“roomie”(るーみー)等で、米国の大規模小売店ウォルマートの建物を再利用して、2011年に開館したマッカレン公共図書館(テキサス州)が紹介されています。

同館は、123,000平方フィート(およそ11400平米)の広さがあり、同館のウェブサイトによると1フロアの図書館としては米国でも最大のもののようです。またその内装により米国建築家協会(AIA)の賞を受賞するなどしているほか、米国の公共図書館で進んでいる商業地(モールや大規模小売店、ショッピング街)への展開の事例として2013年6月のLibrary Journal誌の記事で取り上げられるなどしています。

これはいいね! ウォルマートの跡地にできた素敵な図書館(roomie, 2013/8/11付け)
http://www.roomie.jp/2013/08/94220/

Former Walmart Transformed Into Modern Library Space(MY MODERN MET, 2013/8/2付け)
http://www.mymodernmet.com/profiles/blogs/meyer-scherer-rockcastle-mcallen-library

McAllen Public Library New Main Library

米国のパブリックドメインの映画雑誌が検索可能に:Media History Digital Libraryが検索プラットフォーム“Lantern”を公開

パブリックドメインとなっている映画雑誌などのデジタル化に取り組んできたMedia History Digital Library(MHDL)が、検索プラットフォーム“Lantern”を公開しました。この検索プラットフォームから検索可能になった雑誌には、下記のものが含まれるとのことです。これまで特にデジタル化の要望が多かった業界誌『バラエティ』(Variety)も、創刊から約20年分(1905-1926)が検索可能となっているとのことです。

なお、この検索プラットフォームの導入と『バラエティ』のデジタル化はウィスコンシン大学マディソン校(University of Wisconsin-Madison’s Department of Communication Arts)の協力により実現したものとのことです。

· Business Screen (1938-1973)
· Educational Screen (1922-1962)
· The Film Daily (1918-1948)
· International Photographer (1929-1941)
· International Projectionist (1933-1965)
· Transactions of SMPE and Journal of SMPE (1915-1954)

フィンランド国立図書館、英語の広報資料“The National Library of Finland Bulletin 2013”を公開

フィンランド国立図書館が、英語の広報ドキュメント“The National Library of Finland Bulletin 2013”を公開していました。

同号では、フィンランドの日常生活の歴史を伝える資料のオンラインコレクション、フィンランドの古地図のオンラインレポジトリ、戦時中の様子を伝える写真のデジタル化、2013年から2015年にかけて行われる建物の改修プロジェクト、オントロジー構築に取り組むONKIプロジェクトなどが紹介されています。

The National Library of Finland Bulletin 2013 (HTML版)
http://www.kansalliskirjasto.fi/extra/bulletin/

英国図書館と米国の研究図書館センターが、新聞のデジタル化で提携

2013年8月12日、米国の研究図書館センター(CRL)は、英国図書館(BL)と、アフリカ、南アジア、ラテンアメリカの歴史的新聞のデジタル化に向けて提携を結んだと発表しました。この提携により、北米の研究図書館とReadexによる世界中の歴史的新聞の保存と持続的アクセスのための取り組みであるWorld Newspaper Archiveのデジタルコレクションが拡充されるとのことです。

まず1798年から1900年の期間にアフリカで発行された新聞のデジタル化から開始し、続く数年で、南アジア、ラテンアメリカ等を含む他の地域の新聞をデジタル化する予定とのことです。

CRL and British Library To Digitize Foreign News (CRL 2013/8/12)
http://www.crl.edu/news/9407

World Newspaper Archive (CRL)
http://www.crl.edu/collaborative-digitization/world-newspaper-archive

Readex
http://readex.com/

参考:
CRLとNewsBank社、世界の新聞デジタルアーカイブ構築へ
Posted 2008年7月9日

ウィスコンシン州でも“種”の貸出サービスに取り組む公共図書館が増加中

2013年8月11日付けのWisconsin State Journal紙に、米国ウィスコンシン州において種の貸出サービスに取り組んでいる公共図書館についてまとめた記事が掲載されています。記事によると、同州では、La Crosse Public Libraryが最初に開始し、Caestecker Public Library、Lawton Memorial Library、Wonewoc Public Libraryの3館も実施中、またMount Horeb Public Libraryが実施準備中とのことです。Mount Horeb Public Library では種の仕入れ先として、種子の保存に取り組むアイオワ州のNPO“Seed Savers Exchange”を1つの候補として検討しているとのことです。

Seed sharing libraries popping up across Wisconsin(Wisconsin State Journal, 2013/8/11付け)
http://host.madison.com/wsj/news/local/seed-sharing-libraries-popping-up-across-wisconsin/article_891966ca-b256-5e8a-85c1-32fa0a273400.html

「びぶろす」誌にマレーシアの専門図書館“ペトロナス石油リソースセンター”の紹介掲載

国立国会図書館の刊行する「びぶろす」の2013年8月号に、マレーシアの石油に関する専門図書館ペトロナス石油リソースセンターの紹介が掲載されています。

同センターは、1974年に創設されたマレー思案石油及びガス等の供給を行う国営企業ペトロナスに設置された図書館で、対象利用者は同社及びその完全子会社の社員のみとのことです。

なお、同号では、特集として「統計と図書館」が組まれており、国際連合統計部の活動、ジェトロ・ビジネスライブラリー、支部総務省図書館、e-Statに関する記事が掲載されています。

ペトロナス石油リソースセンター‐マレーシアの専門図書館を見学して
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/2013/8/05.html

びぶろす-Biblos
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/index.html

英国の公共図書館で貸し出されたシチリアの旅行ガイド、オーストラリアから返却される

英国南部の都市スウォンジのオイスターマス公共図書館で1月に貸し出され、その後行方不明となっていた本が、オーストラリアのメルボルンの女性から返却されたとのことです。この本はシチリアの旅行ガイド“Rough Guides to Sicily”で、女性は、シチリアの東海岸の街カタニアのホテルでこの本が捨てられているのを見つけ、オーストラリアに持ち帰った後同館に送付したとのことです。

女性からのメモ書きには、女性が学校の図書館から2冊の料理本を盗んだ経験があり、罪の意識を感じてきたので、この本を返すことにしたとの趣旨のことが書かれていたとのことです。またこの件に関し同館のマネージャーは、「この時期には多くの人が旅行に行ったり、計画したりしているので、図書館から貸し出された本が世界のどこかで置きざれるのもありがちなこと。」とコメントしています。

Travel book's 10,000-mile trip back to Swansea(City and County of Swansea, 2013/8/9付け)
http://www.swansea.gov.uk/index.cfm?articleid=55462