アーカイブ - 2013年 7月

7月 24日

ハワイ大学、海外日本人移民関係幻燈資料をウェブ公開

ハワイ大学マノア校図書館が、日本力行会から寄贈を受けた幻燈版のデジタル画像をウェブで公開しています。公開されているのは、主に南米、特にブラジルに移民した人々の生活を伝える179枚の画像で、日本力行会がスライドから作成したものとのことです。

なお原本は東京の日本力行会に保存されており、ハワイ大学マノア校図書館は画像が収められたDVDを保存しているとのことです。

WELCOME TO LANTERN SLIDES OF THE NIPPON RIKKOKAI.
http://digicoll.manoa.hawaii.edu/rikkokai/index.php?c=1

about
http://digicoll.manoa.hawaii.edu/rikkokai/Pages/about.php?s=about

7月 23日

米国の公共図書館はこの10年で紙資料以外のメディアにどの程度シフトしてきたか?:アイオワ州の例

IowaWatch.orgが、2013年7月21日付けで、人々の読書形態の変化の中で、アイオワ州の公共図書館がどのようにシフトしてきたのかついて紹介した記事を掲載しています。

図書館の支出については、州内の図書館の各年度のメディア別の資料費の統計データを掲載し、また、視聴覚資料への支出が2003年から212万ドル(全体の17%)2012年には438万ドル(32%)へ増加したことや、ダウンロード可能な書籍への支出が2003年の47.6万ドルから2012年には148.9万ドルに増加したことなどが紹介されています。

米国議会図書館の1950年代-70年代のテレビ番組の保存(記事紹介)

米国議会図書館(LC)が所蔵する1950年代から70年代にかけてのテレビ番組のデータについて、その保存活動を紹介する記事がワシントンポストに掲載されています。

この年代のデータは、アンペックス社が開発し当時業界に普及していた2インチVTRに収められていますが、LCのパッカードキャンパス(Packard Campus)の国立視聴覚資料保存センターで行っている保存やデジタル化等の取組みが紹介されています。

Rescuers rush to preserve TV shows shot on fragile videotape(Washington Post 2013/7/16付け)
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/rescuers-rush-to-preserve-tv-shows-shot-on-fragile-videotape/2013/07/15/ef6e2ee4-cd3c-11e2-8845-d970ccb04497_story.html

The Packard Campus
http://www.loc.gov/avconservation/packard/
※LCの所蔵する視聴覚資料に関する動画あり。

参考:

IFLAによるリポジトリIFLA Library公開

国際図書館連盟(IFLA)が構築を進めていたリポジトリを公開しました。リポジトリの名称はIFLA Libraryで、2013年8月にシンガポールで開催される世界図書館会議(IFLA WLIC 2013)に向け、その発表論文から順次、収録・公開を開始しています。今後は他のIFLAの出版物も収録していくとのことです。

IFLA Library
http://library.ifla.org/

Introducing the IFLA Library – the new repository for managing IFLA’s World Library and Information Congress content(IFLA News、2013/7/22付け)
http://www.ifla.org/node/7888

Economists Onlineが2014年1月でサービス終了

経済学分野のフリーのデータベースEconomists Onlineが、2014年1月1日でサービスを終了することを発表しました。

Economists Onlineは経済学分野のリポジトリRePEcとの連携機能等も有し、90万件以上の書誌情報が収録されていました。しかしメンテナンスにかかるコストとコンテンツの収集状況、利用状況等を鑑み、終了を決定したとのことです。なお、2013年中は継続してサービスを利用できます。

Economists Online
http://www.economistsonline.org

EconomistsOnline closing(The RePEc Blog、2013/7/18付け)
http://blog.repec.org/2013/07/18/economistsonline-closing/

Europe PubMed Centralが外部の情報・ツール等にリンクできるサービスを開始

2013年7月18日、Europe PubMed Central(Europe PMC)がEurope PMC収録論文から外部の関連情報やツールにリンクを付与することができるサービスを開始しました。Europe PMCは米国医学図書館(NLM)が運営するPMCのヨーロッパ版で、ヨーロッパにある生命医学分野の研究助成機関等の支援を受け運営されています。自身のコンテンツのほか、PubMedに収録された約2,800万の論文抄録情報も検索することができます。

外部リンクサービスではEurope PMCから論文に関連するデータが収録されたサービスにリンクを付与したり、機関リポジトリ等に収録された本文にリンクしたりすること等ができます。2013年7月18日現在、データリポジトリサイトDryadやドイツのビーレフェルト大学の機関リポジトリ等が外部リンクの対象となっています。

Europe PMC's External Links Service(Europe PubMed Central)
http://europepmc.org/LabsLink

New Europe PMC External Links Service: enabling access to more resources(Europe PMC News、2013/7/18付け)

【イベント】宮城歴史資料保全ネットワーク10周年記念シンポジウム「災害を超えて―宮城における歴史資料の保全2003~2013―」(9/28・仙台)

2013年9月28日に、宮城歴史資料保全ネットワークが、活動10周年を記念して、シンポジウム「災害を超えて―宮城における歴史資料の保全 2003~2013―」を開催すると発表しています。場所は、東北大学片平さくらホール2階会議室で、シンポジウムへの参加については事前申込不要、入場無料となっています(懇親会参加の場合は、事前申込が必要とのこと)。

「災害を超えて」開催のお知らせ (宮城歴史資料保全ネットワーク 2013/7/22付けの記事)
http://www.miyagi-shiryounet.org/03/news/2013/2013n.html#203

子どもの絵本と教育についてパパ・ママ1,000人に聞きました(資料紹介)

2013年7月12日、メディケア生命保険株式会社は、6月8日から12日にかけて携帯電話によるインターネットリサーチにより実施した「子どもの絵本と教育に関する調査」の結果を公表しました。調査では、小学生3年生以下の子どもを持つ男女1,000名の有効サンプルを集計しています。

主な結果として、以下が挙げられています。
・子どもの頃に絵本を読み聞かせてもらったパパ・ママは半数強 20代が6割強で突出
・「週に1日以上」絵本を読み聞かせ パパ39%、ママ56%
・未就学児への絵本の読み聞かせ 『週に1日以上』は半数以上
・絵本の読み聞かせ 親子代々で引き継がれていく傾向あり?

この他、デジタル絵本を使用したいと思うかどうかを尋ねたところ、「非常に利用したいと思う」と「やや利用したいと思う」の回答は30.6%で、年代別にみると若い親になるほど、利用したいと思うという回答の割合が高くなったとする調査結果等が紹介されています。

子どもの絵本と教育に関する調査(PDF)(メディケア生命 2013/7/12付けのプレスリリース)
http://www.medicarelife.com/news/pdf/N256/file1.pdf

絵本アプリ、利用したいと考える保護者は3割に留まる (リセマム 2013/7/22付けの記事)

「歴史学の電子版博士論文のエンバーゴ期間は6年間」 米国歴史学協会が声明を発表

2013年7月22日、米国歴史学協会(AHA)は、7月19日のAHA理事会で承認された声明を発表しました。声明では、歴史学の電子版博士論文のエンバーゴ期間を6年間とするもので、AHAは大学院課程および大学図書館に対しその方針を了承するよう強く要請しています。

声明によると、博士論文が電子版で公開されすぐに誰でも無料でアクセス可能となってしまうことにより、多くの大学出版局がそれらの論文を元にした研究書の刊行を渋ることになり、そのために博士号を取得したての若手研究者の単著の執筆機会が減ってしまうことになるとされています。大学のテニュア審査委員会では、単著がその執筆者の研究能力の“ものさし”に使われることから、声明では、博士論文のオンライン公開が若手研究者のキャリアに影響を与えかねないことが懸念されています。

なお、エンバーゴ期間を6年間としている理由については、多くの大学では博士号取得後6年間に専門書を刊行した若手研究者にのみテニュアを授与しているためのようです。

7月 22日

2001年から2010年までの図書館教育・情報リテラシーに関する論文の動向(文献紹介)

Reference Services Review誌(2013, 41(3))に、“Trends in the Literature on Library Instruction and Information Literacy, 2001-2010”というプレプリントが掲載されています。執筆者は米国のルイビル大学のClaudene Sproles氏らです。

論文では、同誌に毎年掲載されている情報リテラシー・図書館教育(library instruction)に関する文献リストを元に、2001年から2010年までの当該分野の論文の動向を調査したものです。結果、10年間に査読付きジャーナルへの掲載論文数が増加したこと、70%の論文が米国在住者が著者であること、キーテーマが協働・評価・教育へのテクノロジーの導入となっていること等が示されたとのことです。

Claudene Sproles, Robert Detmering, Anna Marie Johnson, (2013) "Trends in the Literature on Library Instruction and Information Literacy, 2001-2010", Reference Services Review, Vol. 41 Iss: 3

瀬戸内の島々の景色、人、文化や風土を記録し、伝え、未来に残す「瀬戸内デジタルアーカイブプロジェクト」

瀬戸内の島々の景色、人、文化や風土を記録し、伝え、未来に残す「瀬戸内デジタルアーカイブプロジェクト」というプロジェクトが、2013年6月に開始されています。Google社の様々な技術を活用し、瀬戸内の写真や動画の保存や共有、発信する活動を行っているようです。

Setouchi Digital Archive Project
http://setouchi.blogspot.jp/

瀬戸内 デジタル アーカイブ プロジェクト、はじまります! (Setouchi Digital Archive Project 2013/6/10付けの記事)
http://setouchi.blogspot.jp/2013/06/blog-post.html#more

日本学術振興会、「日本学術振興会の学術国際活動に関する基本的な戦略(JSPS国際戦略)」を公表

2013年7月8日、日本学術振興会(JSPS)が「日本学術振興会の学術国際活動に関する基本的な戦略(JSPS国際戦略)」(2013/5/10付)を公表しました。

これは、第4期科学技術基本計画や、「日本学術振興会の将来ビジョン検討会報告書」等を踏まえ、JSPSが第3期中期計画(平成25-29年度)での目標を達成するために取り組むべき活動の方向性を定めるために策定されたものとのことです。

日本学術振興会の学術国際活動に関する基本的な戦略(JSPS国際戦略) (PDF)
http://www.jsps.go.jp/j-kokusai/data/JSPS_kokusaisenryaku.pdf

日本学術振興会
http://www.jsps.go.jp/

IMLSとHeritage Preservation、10年前に実施した文化遺産保存状態調査のフォローアップ調査に着手

博物館・図書館サービス機構(IMLS)と、非営利法人Heritage Preservationが、2004年に実施した米国の文化遺産保存状態に関する調査“Heritage Health Index”について、そのフォローアップ調査を実施するとのことです。最初の調査では、全米の美術館・博物館・図書館へのアンケート調査により、1億9千万点ほどの所蔵品が何らかの修復処置を必要としていること等を明らかにしたものであり、今回の2回目の調査では、第1回と同様の調査を行うことにより、文化遺産のケアにおいて、この10年間でどのような変化がもたらされているのかを明らかにするとのことです。また、調査にはデジタル化に関連する項目も含まれるようです。

なお、調査は2015年に完了する計画とのことです。

IMLS Announces Second Heritage Health Index(IMLS, 2013/7/19付け)
http://www.imls.gov/imls_announces_second_heritage_health_index.aspx

Heritage Preservation
http://www.heritagepreservation.org/

A Public Trust at Risk

岡山県立図書館、「不登校児童生徒の支援にかかる連携」についてのセミナーを開催

岡山県立図書館が、2013年8月24日に、「県立図書館とことん活用講座」の特別企画として、セミナー「不登校児童生徒の支援にかかる連携」を開催するとのことです。岡山県内の不登校発生率が全国的に見ても高いことを受け、講師にNPO法人ステップの原昌広氏を迎えて、学校と専門機関との連携の事例を紹介するとのことです。

平成25年度県立図書館とことん活用講座特別企画「不登校児童生徒の支援にかかる連携」参加者募集について(岡山県教育委員会, 2013/7/12掲載)
http://www.pref.okayama.jp/site/16/343304.html

県立図書館とことん活用講座特別企画 「不登校児童生徒の支援にかかる連携」(岡山県立図書館)
http://www.libnet.pref.okayama.jp/event/2013/tokoton/tokoton130824/oubo.htm

アーネスト・へミングウェイの子どもの頃の様子を伝えるスクラップブック、ウェブ公開:ケネディ大統領図書館より

ケネディ大統領図書館(John F. Kennedy Presidential Library and Museum)が、アーネスト・へミングウェイの子どもの頃の様子を伝えるスクラップブックをデジタル化し、公開しています。このスクラップブックは、同氏の母グレース・ホール・ヘミングウェイが作成したもので、誕生時から18歳の頃までの写真や手紙などが、添え書きとともに、5冊にまとめられているものです。

Scrapbooks Chronicling Ernest Hemingway’s Childhood Made Available for First Time by JFK Library(JFK Presidential Library and Museum, 2013/7/21付け)
http://www.jfklibrary.org/About-Us/News-and-Press/Press-Releases/Hemingway-Scrapbooks-Made-Available-to-Public-for-First-Time.aspx

Earnest Hemingway Collection > Audiovisual Materials

ニュージーランド国立図書館、パイロット事業の成果として36点の電子書籍を公開

ニュージーランド国立図書館が、書籍のデジタル化のパイロット事業の成果として、同館として最初となる電子書籍を公開しています。

今回デジタル化されたのは、36タイトル、合計1万2,700ページ分のコンテンツであり、PDFとEPUBで公開されています。デジタル化されたのは、他の事業ではデジタル化されていない資料で、ニュージーランドの本、特にマオリ人や太平洋に関するもの等を取り上げるようにしたとのことです。もっとも古いものは、1857年に刊行された“The rise and progress of Australia, Tasmania and New Zealand”という本となっています。

対象資料には画像を含むものもあり、EPUBファイルについては、当初は最大のもののファイルサイズが90MBにもなっていたとのことです。同館では複数種の画像最適化の方法を試み、最終的に解像度をウェブ用に最適化する方法により、12MB台に抑えたとのことです。

同館では、この成果についてのフィードバックを求めているとのことです。

7/21の地震によりニュージーランド国立図書館ウェリントン館、ウェリントン市図書館等が休館

2013年7月21日にニュージーランドで発生したマグニチュード6.5の地震により、震源に近い首都ウェリントンでは、7月22日、ニュージーランド国立図書館ウェリントン館やウェリントン市図書館が、被害確認のため1日休館すると発表しています。両館とも被害報告は行っていない模様です(日本時間7月22日11時現在)。

また、7月22日に、ニュージーランド図書館協会(LIANZA)は、地震で被害を受けた館の情報収集を行っていると発表し、併せて、既にまとめている防災や資料修復等の文献リスト等の情報も提供しています。

National Library of New Zealand
http://natlib.govt.nz/

Wellington City Libraries
http://www.wcl.govt.nz/

Message Following The Weekend's Earthquakes (LIANZA 2013/7/22付けの記事)
http://www.lianza.org.nz/news/2013/jul/22/message-following-weekends-earthquakes

NZ地震、首都で建物など安全点検進む (CNN.co.jp 2013/7/22付けの記事)

八洲学園大学が図書館司書を目指す方向けのオープンキャンパスを開催へ

八洲学園大学が、2013年8月17日に図書館司書を目指す方向けのオープンキャンパスを開催すると発表しています。高鷲忠美教授による講演や授業体験のほかに、株式会社図書館流通センター(TRC)と丸善株式会社から、「公共図書館/大学図書館で働くとは」というテーマでの講演も行われるとのことです。

なお、参加にあたっては事前に申込みが必要となっています。

夏の2大イベント開催のお知らせ (八洲学園大学 2013/7/17付けの記事)
http://www.yashima.ac.jp/univ/news/2013/07/2.html

「初の試み~図書館司書を目指す方向けのオープンキャンパスを開催~」 (プレスリリースゼロ 2013/7/20付けの記事)
http://pressrelease-zero.jp/archives/36469

7月 19日

農林水産研究情報総合センター、“日本国内図書館OPACリスト”の更新を休止

農林水産研究情報総合センターで管理されてきた「日本国内図書館OPACリスト」が、2013年7月19日の最終更新をもって、更新を休止したとのことです。 「日本国内図書館OPACリスト」は、日本国内でインターネットを通じて公開されているOPACのリストであり、1994年6月より維持されてきたものです。

Jump to Library! (In Japan)
http://ss.cc.affrc.go.jp/ric/opac/opaclist.html

全米人文科学基金、人文学資料の保存とアクセスのための助成プログラムの10年間の成果を検証したレポートを刊行

2013年7月8日、全米人文科学基金(NEH)が、“Humanities Collections and Reference Resources: Evaluation 2000-2010”というレポートを刊行しました。

これは、NEHの資料保存・アクセス部門(Division of Preservation and Access)が実施している助成プログラム“Humanities Collections and Reference Resurces”(HCRR)について、過去10年の成果を評価したものです。資料保存・アクセス部門は、人文学関係資料の保存とそれらへのアクセス保障を目的とした部門であり、HCRRはそのための要となるプログラムと位置付けられています。

レポートでは、図書館や博物館等のHCRRの助成を受けた177のプロジェクトに対して、そのプロジェクトの成果について調査を行っています。

Humanities Collections and Reference Resources: Evaluation 2000–2010 (PDF)
http://www.neh.gov/files/divisions/preservation/hcrr_evaluation_report_2013.pdf

ページ