アーカイブ - 2013年 7月

7月 29日

お茶(ただし本から遠ざけて);図書館員が好きなもの、30項目

BuzzFeedというサイトのBooksのコーナーで、30 Things Librarians Loveという記事がポストされています。

図書館員が好きなもの/ことを列挙したもので、1つめ:リアルな図書館員になるためには修士号が必要だと指摘する、2つめ:メタデータ、3つめ:電子出版の世界では紙資料の価値が増すと主張する、4つめ:ページを折り曲げるかわりにしおりをはさむ、5つめ:お茶(ただし本から遠ざけて)、など、30項目が列挙されています。(画像付き)

30 Things Librarians Love(2013/7/23付け)
http://www.buzzfeed.com/jessicamisener/things-librarians-love

「空港にあったらいいな」の期待に応えるもの? 米国の公共図書館が空港と連携してサービスを提供(記事紹介)

2013年7月26日付けのLibrary Journal(LJ)誌に、空港でのサービスを開始した公共図書館に関する記事“Libraries Partner with Local Airports”が掲載されています。記事では、カンザス州立図書館やフィラデルフィア公共図書館(Free Library of Philadelphia :FLP)の事例などが紹介されています。

カンザス州立図書館の事例は、Books on the Flyキャンペーンというもので、QRコードからアクセスすると同館の電子書籍貸出サービスにつながり、同館の図書館カードを持っている人は、貸出サービスを受けられるというものとのことです。図書館カードを持っていない人は、Project Gutenbergのパブリックドメインのコンテンツへと導かれるようになっているようです。

また、フィラデルフィア公共図書館の事例では、空港でWiFiサービスを提供し、これに接続すると同館のオンラインサービスに接続され、そこから電子情報の提供などを受けられるとのことです。

Libraries Partner with Local Airports(LJ, 2013/7/26)

米国図書館員のおススメの読書を楽しむためのソファー

Library Journal誌に、米国の図書館員が選んだ読書の時間に満足感をもたらすソファーがいくつか紹介されています。各地の図書館のティーン向けのスペース、読書用のエリアなどに導入されているものです。

Librarians’ Picks | Spring 2013(LJ, 2013/7/26)
http://lj.libraryjournal.com/2013/07/buildings/lbd/librarians-picks-spring-2013/

洪水被害にあったカルガリー公共図書館が図書の寄付を募るイベントを開催、約100,000冊の図書が集まる

2013年7月27日、カナダのカルガリー公共図書館が、図書の寄付を募るイベントである"20,000 Books Under the Bow"を開催しました。このイベントで寄付された図書はオンラインで販売され、6月におきた洪水により、約20,000冊の図書を失う被害を受けたカルガリー中央図書館の図書を補充するための資金に使われるとのことです。cbc news7月28日付けの記事によると、今回のイベントにより約100,000冊の図書が寄付されたとのことです。

20,000 Books Under the Bow fundraiser a success, says library (cbc news 2013/7/28)
http://www.cbc.ca/news/canada/calgary/story/2013/07/28/calgary-central-library-books-under-bow-w.html

Book drive underway to replace library materials damaged by the flood (Calgary Herald 2013/7/27)

カナダの公立図書館に寄せられたコレクションに関する異議についての調査、2012年版公表

カナダ図書館協会(CLA)のIntellectual Freedom Advisory Committeeが、2012年に公立図書館に寄せられたコレクションやコレクション構築方針に関する異議についての調査結果を公表しています。この調査は2006年から毎年実施されているものであり、今回は7回目となります。

2012年には、全体で73件の異議が寄せられ、個別の資料に関するものが62件、方針に関するものが11件あったとのことで、5割強が資料をコレクションから外すように求めるものであったとのことです。また、調査を開始して以来はじめて、DVDに対する異議が書籍に対するものを件数において上回ったとのことです。

CLA Annual Survey of Challenges to Canadian Library Resources and Policies
http://www.cla.ca/AM/Template.cfm?Section=Resources&Template=/CM/HTMLDisplay.cfm&ContentID=14046

Challenges to DVDs outnumber those to books in Canadian libraries(CLA、2013/7/27付け)

ミャンマーに初めての移動図書館がオープン

2013年7月27日、アウンサンスーチー氏がミャンマーで初めての移動図書館をオープンさせたとのことです。これを報じた記事によると、移動図書館はドウキンチ―財団(Daw Khin Kyi Foundation、スーチー氏の母の名前にちなむ)が教育省と協力し、国内外からの寄付によって実現したものとのことです。またElevenの記事には、車は日野自動車が同財団に送ったものであることや、宮下夏生氏が日本人の寄付者を代表して述べた言葉も紹介されています。

Nobel laureate Suu Kyi launches Myanmar’s first mobile library (The Hindu Business Line、2013/7/27付け)
http://www.thehindubusinessline.com/news/international/nobel-laureate-suu-kyi-launches-myanmars-first-mobile-library/article4959610.ece

Myanmar opens first mobile library(2013/7/27付け)
http://www.enca.com/myanmar-opens-first-mobile-library

【イベント】第1回マイクロ・ライブラリーサミット(8/24・大阪)

2013年8月24日、第1回マイクロ・ライブラリーサミットが開催されるとのことです。このサミットは、「小さなライブラリーの夢と経験を語り合う、学びあう」をテーマとして、小さな図書館をやっている人たちが、夢や体験を語り合い、共有できる場をつくりたいとの思いから開催するものとのことです。主催はマイクロ・ライブラリーサミット実行委員会、会場はまちライブラリー@大阪府立大学となっています。

【8/24開催】第1回マイクロ・ライブラリーサミット
http://opu.is-library.jp/567/

参考:
【イベント】大阪府立大学学術情報センター図書館・大阪府立中之島図書館共催講演会「蔵書0冊からはじめる私設図書館、まちライブラリーの挑戦」(7/29・大阪) Posted 2013年7月16日
http://current.ndl.go.jp/node/23937

7月 26日

【イベント】国立国会図書館関西館を会場に行われる関西文化学術研究都市6大学連携「市民公開講座2013」の参加申込み開始(9/6,13,20・京都)

国立国会図書館関西館は、開館10周年を迎えた2012年より、同館の立地する関西文化学研都市の6大学(奈良先端科学技術大学院大学、同志社大学、同志社女子大学、大阪電気通信大学、関西外国語大学、大阪国際大学)と共同で、一般市民向けの市民公開講座を開催しています。この市民公開講座について、2013年9月に行われる3回の講座の参加申込みが始まっています。

なお、第3回の講座テーマに関連のある小展示「東南アジア世界遺産の旅」が、8月22日(木)から9月21日(土)まで、総合閲覧室で開催されます。

予定は以下の通りです。

第1回 : 2013年9月6日(金)
関西外国語大学 国際言語学部 教授 山口久和氏 「清代知識人の生活と思想-歴史哲学者・章学誠を事例として-」
大阪国際大学 ビジネス学部 経営デザイン学科 講師 村井康真氏 「地域共生型プロジェクトの可能性-大阪国際大学『けやき市』の事例をもとに-」

第2回 : 2013年9月13日(金)
同志社大学 経済学部 准教授 横井和彦氏 「日中比較から読み解く中国経済のゆくえ-経済の「国際化」と「グローバル化」-」
奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 教授 塩﨑一裕氏 「酵母から学ぶヒト細胞のしくみと病気-iPS細胞だけじゃなかった-」

第3回 : 2013年9月20日(金)

ミシガン大学図書館、古地図をデジタル化して公開

ミシガン大学図書館が、同館所蔵のパブリックドメインの地図資料100点以上をデジタル化してデータベースで公開しています。同館のStephen S. Clark Library for Maps, Government Information and Data Services' map collectionでは、37万件以上の大規模な地図コレクションを有しており、このデータベースは今後随時更新されていくとのことです。

Stephen S. Clark Library maps online(2013/7/25付け)
http://mblog.lib.umich.edu/vrc/archives/2013/07/stephen_s_clark.html

データベース
http://quod.lib.umich.edu/c/clark1ic/

米国コロラド州のLRSが同州の学校図書館に関する統計データを公表、今回からツールを一新

米国コロラド州立図書館の調査部門ライブラリー・リサーチ・サービス(Library Research Service: LRS)が、例年実施している公立学校図書館の調査結果のデータについて2012‐2013年分を追加し公開しています。今回から提供ツールを一新しています。

2012-2013 Colorado School Library Survey data now available(LRS, 2013/7/25付け)
http://www.lrs.org/news/2013/07/25/2012-2013-colorado-school-library-survey-data-now-available/

OCLC Research、研究者名の典拠ファイルに関する取組みについてのフィードバックを求める

OCLC Resaerchが、研究者名を典拠ファイルに登録し、その充実を図っていく取組みの検討“Registering Researchers in Authority Files”を進めています。OCLC Researchはこの取組みの背景説明において、研究者の名前は国の著者名典拠には一部しか収録されていないとの課題、すなわち、雑誌記事の執筆者についても十分にカバーしておらず、また出版はせずデータセットの作成などに貢献している研究者は排除されているといった状況にあるとの課題を提示しています。

この取組みを担うタスクフォースが、“Work in Progress”のサイトを立ち上げ、ユースケースや機能要件など5つドキュメントを公開しています。またこれについてのコメントやフィードバックを求め、さらにオンラインでのディスカッションに関心のある人を募っています。

OCLC Research Registering Researchers in Authority Files Task Group seeks feedback on work in progress(OCLC Research, 2013/7/23)
http://www.oclc.org/research/news/2013/07-24a.html

Work in Progress

Alexander Street Press社が学術ビデオのPDAによる提供を開始、ダンディ大学と合意

米国の学術書や学術ビデオの出版を手掛けるAlexander Street Press社が、スコットランドのダンディ大学(Universtiy of Dundee)と合意し、同社の学術ビデオのコレクション(23,000タイトル以上)のPDA(Patron Driven Acquisition)による提供を開始するとのことです。2013年7月25日付けのプレスリリースで公表しています。

Alexander Street Press Launches Patron-Driven Acquisition(Alexander Street Press, 2013/7/25付け)
http://alexanderstreet.com/press-room/press-releases/2013-07-25/1121

同社のVideo Collections
http://alexanderstreet.com/products/video-collections

First of Its Kind: Alexander Street Press Launches Evidenced-Based Acquisition Program with University of Dundee in Scotland(infoDOCKET,2013/7/25付け)

米国下院司法委員会でイノベーションと著作権に関する公聴会、Library Copyright Alliance等がステートメントを公表

米国下院の司法委員会の小委員会(Subcommittee on Courts, Intellectual Property, and the Internet)で、2013年7月25日、米国におけるイノベーションと著作権の役割に関する公聴会が行われました。図書館著作権同盟(Library Copyright Alliance:LCA)やComputer & Communications Industry Association(CCIA)のステートメントが公表されています。

Hearing Information(US House of Representatives Committee on the Judiciary)
http://judiciary.house.gov/hearings/113th/hear_07252013.html

LCAのステートメント(Statement of the Library Copyright Alliance, 2013/7/24付け)
http://www.librarycopyrightalliance.org/bm~doc/LCA-House-Copyright-Innovation-24-July-2013.pdf

infoDOCKETがピックアップする、IFLA年次大会(シンガポール)の発表原稿

Library Journal誌と提携するinfoDOCKETが、2013年8月にシンガポールで開催される世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会の発表原稿をピックアップして紹介しています。これらの原稿は新しく立ち上がったIFLAのレポジトリ“IFLA Library”においてフルテキストが共有されているものであり、IFLAの7月22日付けのリリースによるとその時点で160本以上がアップされているとのことです。

これまでにinfoDOCKETにピックアップされているのは、MOOCに関するものやソーシャルメディアに関するものなど、以下の5本です。

Study on Emerging Technologies Librarians: How a new Library Position and its Competencies are Evolving to Meet the Technology and Information Needs of Libraries and Their Patrons

米国歴史学協会、電子版博士論文エンバーゴ期間に関する声明に関しQ&Aを公開

米国歴史学協会が、2013年7月22日に発表した、歴史学の電子版博士論文のエンバーゴ期間を6年間とするよう求めた声明に関し、7月24日、その声明に関するQ&Aを公開しました。Twitterやブログ、AHAに寄せられたコメント等で共通して指摘された事項に対し、協会の回答を示したものとのことです。AHAはこの問題についてさらなる議論を求めています。

Q&A on the AHA’s Statement on Embargoing of History Dissertations (AHA Today 2013/7/24付けの記事)
http://blog.historians.org/2013/07/qa-on-the-ahas-statement-on-embargoing-of-history-dissertations/

Embargoes for Dissertations? (Inside Higher Ed 2013/7/24付けの記事)
http://www.insidehighered.com/news/2013/07/24/historians-association-faces-criticism-proposal-embargo-dissertations

ビーチライブラリー、イスラエルやブルガリアにも(記事紹介)

イスラエルのテルアビブやブルガリアの黒海沿岸など、欧州や中東のビーチに登場している図書館について、各国の新聞が紹介しています。

テルアビブのビーチライブラリーは、リヤカーのような車を使い、5か国語523冊の資料を貸し出しており、ブルガリア北東部アルベナのビーチに登場した図書館は、ビーチに巨大な書架を設置して、10か国語以上約2,500冊の資料を納めているとのことです。

Tel Aviv inaugurates beach library (The Jerusalem Post 2013/7/9付けの記事)
http://www.jpost.com/National-News/Tel-Aviv-inaugurates-beach-library-319293

Find Your Perfect Summer Read at Tel Aviv's Beach Library (Jaunted 2013/7/11付けの記事)

DataCiteメタデータスキーマver.3.0が公開

2013年7月25日、研究データへのアクセスや再利用等に関する取組みを行っている国際コンソーシアムDataCiteが、DataCiteメタデータスキーマのver.3.0を公開しました。

Announcing DataCite Metadata Version 3.0 (DataCite 2013/7/25付けの記事)
http://www.datacite.org/node/92

参考:
研究データに関する「DataCiteメタデータスキーム」のバージョン2が公開
http://current.ndl.go.jp/node/17567

7月 25日

スイス国立図書館のデータベース“HelveticArchives”の検索インターフェースが4言語対応、同館のデータベースでは4つ目

スイス国立図書館が、同館のデータベースであるHelveticArchivesが4言語(ドイツ語、フランス語、イタリア語、英語)に対応したと発表しています。同館のデータベースとしてはこのレベルの4言語対応は、4つ目の事例となるようです。

このデータベースでは、同館のSwiss Literary Archivesのコレクションなどが検索できるようです。

HelveticArchives search interface now in four languages(スイス国立図書館、2013/7/22付け)
http://www.nb.admin.ch/aktuelles/03147/04266/04380/index.html?lang=en

HelveticArchives
https://www.helveticarchives.ch/suchinfo.aspx
※検索画面

静岡県立中央図書館、企画展「電子書籍・電子図書館の現在」を開催中

静岡県立中央図書館が、2013年7月18日から8月4日にかけて、企画展「電子書籍・電子図書館の現在」を開催しています。タブレット端末、電子書籍専用端末等での電子書籍体験や、電子書籍を取り巻く話題、TRC-ADEAC、同館のデジタルライブラリーの紹介が行われているとのことです。

企画展「電子書籍・電子図書館の現在」を開催(静岡県立中央図書館)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/course/2013/event_0718.html

参考:
堺市立図書館が『堺市史』の第7巻をウェブ公開 TRC-ADEAC社のシステムを利用 Posted 2013年4月1日
http://current.ndl.go.jp/node/23231

大阪府立中之島図書館、同館におけるビジネス支援サービスの利活用状況調査の結果(平成25年度版)を公表

大阪府立中之島図書館が、同館におけるビジネス支援サービスの利用状況についての調査結果(平成25年度版)を公表していました。前回同様(1)閲覧者(量)調査、(2)オンラインデータベース利用状況調査、(3)レファレンス(調査相談)サービスアンケートに分けて報告されていますが、耐震工事に伴う閲覧室の変更があったことなどにより、これまでの調査とは単純比較はできないようです。

平成25年度 大阪府立中之島図書館 ビジネス資料室 アンケート等調査結果(pdf, 11ページ)
http://www.library.pref.osaka.jp/nakato/busi/2013_kekka.pdf

参考:
大阪府立中之島図書館、同館におけるビジネス支援サービスの利活用状況調査の結果を公表 Posted 2012年7月18日
http://current.ndl.go.jp/node/21377

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