アーカイブ - 2013年 7月 3日

英国学士院、人文・社会科学分野におけるオープンアクセス出版の課題を論じた“Debating Open Access”をオープンアクセスで公開

2013年7月1日、英国学士院(British Academy)は、人文・社会科学分野のオープンアクセス出版の課題について論じる8つの論考を収録した“Debating Open Access”をオープンアクセスで公開しました。

Debating Open Access
http://www.britac.ac.uk/openaccess/debatingopenaccess.cfm

Newly published essays debate future of open access (British Academy 2013/7/1付けの記事)
http://www.britac.ac.uk/news/news.cfm/newsid/950

インプレスビジネスメディア、2012年度の日本の電子書籍市場は729億円で、2017年度には2,400億円程度になると予測

株式会社インプレスビジネスメディアが、『電子書籍ビジネス調査報告書2013』の発行を発表していました。同社のインターネットメディア総合研究所が動向を調査し、電子書籍に関する市場規模を推計したもので、その結果の一部が公表されています。2011年度の日本の電子書籍市場規模は729億円で、前年度から100億円(15.9%)増加しているとの推計が示され、また2017年度には2012年度の3.3倍の2,390億円程度になる予想が示されています。また、電子書籍市場は、新プラットフォーム向け電子書籍市場が担うようになるとの予測を示し、2017年度には2,310億円が新プラットフォーム向けと予想しています。

【電子書籍ビジネス調査報告書2013発行】2012年度の新プラットフォーム向け電子書籍市場規模は368億円でケータイ向けを逆転(2013/6/27付け)
http://www.impressbm.co.jp/release/2013/06/27

電子出版ビジネスの現状と、電子書籍の未来は?~OnDeck編集長 井芹 昌信氏に聞く (Internet Watch, 2013/7/2付け)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/ebook2013/20130702_605822.html

参考:

音楽についてオンラインで調査するための情報源(記事紹介)

“C&RL News”の2013年7月号(vol. 74, no.7)に、“Learning about music on the Web”という記事が掲載されています。執筆者はロングアイランド大学図書館のAlexandra Janvey氏です。

記事では、音楽に関するオンラインでの調査に役立つ情報源がまとめられており、音楽理論、米国の音楽関係の組織、楽譜等をデジタル化公開している図書館やウェブサイト等があります。

Learning about music on the Web: Online resources (CRL News 2013/7)
http://crln.acrl.org/content/74/7/370.short

旅行者1万人に聞きました「空港にあったらいいなと思うもの」 図書館は第3位にランクイン

2013年7月1日、航空券の検索サイトSkyscannerが、世界の1万人以上の旅行者を対象に、空港に欲しいと思うものを尋ねた調査結果を発表しています。

それによると、1位は映画館(49%)、2位は仮眠用ポッド(36%)、そして3位に図書館(32%)がランクインしています。

International survey reveals travellers' dream airport (skyscanner 2013/7/1付けの記事)
http://www.skyscanner.net/news/international-survey-reveals-travellers-dream-airport

Cinema tops list of most wanted airport features Skyscanner reveals what travellers want in their ‘dream airport’ (Travel Daily News 2013/7/3付けの記事)
http://www.traveldailynews.asia/news/article/52750/cinema-tops-list-of-most

参考:
E1094 - オランダ・アムステルダムに開館した世界初の「空港図書館」

凸版印刷、電子出版を読みやすくするオリジナル書体を開発

2013年7月1日、凸版印刷株式会社は、同社のオリジナル書体である『凸版明朝体』および『凸版ゴシック体』をもとに、電子出版コンテンツを読みやすくする新書体の開発に着手したと発表しました。

まずは本文用の明朝体について、2013年秋から提供を開始し、今後は2016年春までに本文用の新しいゴシック体や見出し用の文字など、計5書体の提供開始を目指すとしています。

凸版印刷、電子出版コンテンツを読みやすくする
日本語オリジナル新書体で「本文用明朝体」を提供開始 (凸版印刷 2013/7/1付けのプレスリリース)
http://www.toppan.co.jp/news/2013/07/newsrelease130701_1.html

"Global Impact Study"の最終報告書公開

2007年から2012年にかけて実施されてきた、ICTへのパブリックアクセスに関する調査研究“The Global Impact Study of Public Access to Information & Communication Technologies”の最終報告書が公表されています。

この調査研究は、ICTへのパブリックアクセスの規模や性質、インパクトについてのエビデンスを得ることを目指し実施されてきたもので、図書館やテレセンター、サイバーカフェに着目し、コミュニケーションと余暇、文化と言語、教育、雇用と収入、統治、健康などの領域へのインパクトを調査してきたものとのことです。調査対象となった国は、バングラデシュ、ボツワナ、ブラジル、チリ、ガーナ、リトアニア、フィリピン、南アフリカの8カ国です。

なお、調査のデータ等もウェブに公開されています。また、この調査研究では7つの発展的な調査(in-depth study)も行われておりこれらの報告書は、今後2,3カ月のうちにすべてが公開されるとのことです。

Global Impact Study: Final report & findings released(2013/7/2付け)

図書館の優れたPR資料を表彰する“Best of Show Awards”の受賞作発表、Flickrにも画像掲載

2013年度の“Best of Show Awards”の受賞作が公表されています。この賞は、米国図書館協会(ALA)の図書館リーダーシップ及び経営協会(LLAMA)によるもので、前年度に公表された図書館の年報、利用促進やファンドレイジング、読書プログラム等のためのPR資料などのうち、内容やデザインなどの優れたものに対して分野別に贈られるものです。受賞作の画像をFlickr上で見ることができるようになっています。

なお、ボストン公共図書館が、戦略プラン、パンフレット、ニュースレターにより、3部門で受賞しています。

CURRENT AND PREVIOUS BEST OF SHOW WINNERS
http://www.ala.org/llama/awards/prxchange_winners
※リスト

2013 Best of Show Awards - slideshow
http://www.flickr.com/photos/97060948@N06/sets/72157634331166636/
※画像(年報等は表紙のみ)

LLAMA/PRMS "Best of Show Awards"
http://www.ala.org/llama/awards/prxchange_bestofshow

米国国立医学図書館、医学の歴史に関する貴重な資料を紹介する新ブログ“Circulating Now”を開始

米国国立医学図書館(NLM)の医学史課(History of Medicine Division)が、同館所蔵の医学史に関する貴重資料を紹介するブログを開始しています。

NLM’s History of Medicine Division Launches "Circulating Now," a New Blog Featuring the Historical Collections of the World’s Largest Biomedical Library(NLM、2013/7/1付け)
http://www.nlm.nih.gov/news/circulating_now_blog.html

ブログ "Circulating Now"
http://circulatingnow.nlm.nih.gov/

電子書籍の普及が進む中で、ダグラス郡図書館のラルー館長が取り組んできたこと(記事紹介)

米国の州・地方政府関係者向けのメディア“Governing”に、コロラド州ダグラス郡図書館ラルー(Jamie LaRue)館長による電子書籍への取り組みについての記事が掲載されています。ラルー館長は、図書館における電子書籍の先進的な導入方法として注目されている「ダグラス郡モデル」を牽引した人物です。

記事にはラルー館長の考えや現在までの成果について、以下のような記述があります。
・ラルー館長は、小規模な出版や自費出版に着目し、図書館を、ベストセラーを見つける場所から、地域のインキュベーターとして地元で育つ書き手を育成する場所へと変えたいと望んだ
・ダグラス郡図書館はこれまでに900の小規模出版社、数百もの個々の作家から電子書籍を購入し、そのタイトル数は電子書籍の目録に登録された35,000タイトルのうち21,000にのぼる
・ダグラス郡図書館の電子書籍貸出の中心はメインストリームのタイトルでそれらが全体の65%を占めるが、自費出版等のコンテンツへのニーズは明らかに高まっている
・ラルー館長は、同館の持つ直接購入事業のためのコンテンツマネジメントシステムを自費出版ポータルにしていくのは容易だと考え、図書館の出版者としての役割に目を向けている

国立国会図書館、デジタル化資料の図書館送信に係る送信対象候補資料リストを掲載

国立国会図書館が、デジタル化資料の図書館送信に係る送信対象候補資料リストを掲載しました。このリストは、「国立国会図書館のデジタル化資料の図書館等への限定送信に関する合意事項」の 2(3)②に基づき、図書館等への送信対象候補資料の一覧(図書、雑誌、博士論文)をあらかじめ公表するものです。送信対象候補資料となった資料については、除外基準のいずれかに該当する場合には、候補から除外する旨を国立国会図書館に対し、申し出ることが可能となっています。

デジタル化資料の図書館送信に伴う手続
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digi_distribution.html
※送信対象候補資料リスト、除外基準、事前除外手続、デジタル化資料の図書館送信に関する出版社向け説明会の資料等掲載