アーカイブ - 2013年 7月 25日

スイス国立図書館のデータベース“HelveticArchives”の検索インターフェースが4言語対応、同館のデータベースでは4つ目

スイス国立図書館が、同館のデータベースであるHelveticArchivesが4言語(ドイツ語、フランス語、イタリア語、英語)に対応したと発表しています。同館のデータベースとしてはこのレベルの4言語対応は、4つ目の事例となるようです。

このデータベースでは、同館のSwiss Literary Archivesのコレクションなどが検索できるようです。

HelveticArchives search interface now in four languages(スイス国立図書館、2013/7/22付け)
http://www.nb.admin.ch/aktuelles/03147/04266/04380/index.html?lang=en

HelveticArchives
https://www.helveticarchives.ch/suchinfo.aspx
※検索画面

静岡県立中央図書館、企画展「電子書籍・電子図書館の現在」を開催中

静岡県立中央図書館が、2013年7月18日から8月4日にかけて、企画展「電子書籍・電子図書館の現在」を開催しています。タブレット端末、電子書籍専用端末等での電子書籍体験や、電子書籍を取り巻く話題、TRC-ADEAC、同館のデジタルライブラリーの紹介が行われているとのことです。

企画展「電子書籍・電子図書館の現在」を開催(静岡県立中央図書館)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/course/2013/event_0718.html

参考:
堺市立図書館が『堺市史』の第7巻をウェブ公開 TRC-ADEAC社のシステムを利用 Posted 2013年4月1日
http://current.ndl.go.jp/node/23231

大阪府立中之島図書館、同館におけるビジネス支援サービスの利活用状況調査の結果(平成25年度版)を公表

大阪府立中之島図書館が、同館におけるビジネス支援サービスの利用状況についての調査結果(平成25年度版)を公表していました。前回同様(1)閲覧者(量)調査、(2)オンラインデータベース利用状況調査、(3)レファレンス(調査相談)サービスアンケートに分けて報告されていますが、耐震工事に伴う閲覧室の変更があったことなどにより、これまでの調査とは単純比較はできないようです。

平成25年度 大阪府立中之島図書館 ビジネス資料室 アンケート等調査結果(pdf, 11ページ)
http://www.library.pref.osaka.jp/nakato/busi/2013_kekka.pdf

参考:
大阪府立中之島図書館、同館におけるビジネス支援サービスの利活用状況調査の結果を公表 Posted 2012年7月18日
http://current.ndl.go.jp/node/21377

OCLC WorldShare Management Services、オーストラリア14図書館が新たに参加

2013年7月24日、オーストラリアの図書館14館が、OCLCのクラウドベースの図書館業務管理システムOCLC WorldShare Management Servicesの運用を開始したことを、OCLCが発表しました。

Libraries in Australia now live with OCLC WorldShare Management Services (OCLC 2013/7/24)
http://www.oclc.org/news/releases/2013/201336dublin1.en.html

E1453 - アンニョリさんの眼に日本はどう映ったか:インタビュー前編

アントネッラ・アンニョリさんが(CA1783参照),『知の広場―図書館と自由―』(萱野有美訳,みすず書房,2011年)の邦訳出版をきっかけとして,初めて来日した。2013年5月23日から約3週間をかけて,全国各地の図書館を見学し,講演会や対談,読書推進活動を進めている様々な団体との意見交換を行った。滞在を終えたアンニョリさんに,来日ツアーの感想を伺った。前編と後編に分けてお伝えする。...

スウェーデン王立図書館から盗まれた貴重書が返却される

2013年7月24日、米国の連邦捜査局(FBI)が、1990年代にスウェーデン王立図書館から盗まれた貴重書2冊を同図書館に返却したことを発表しました。同図書館では1995年から2004年の間に少なくとも56冊の貴重書等が盗まれており、今回返却されたのはそのうちの2冊とのことです。盗難品と知らずに購入し、所蔵していた米国の貴重書店が、FBIからの連絡を受け、返却に同意したとのことです。

United States Returns Stolen Antique Books to the National Library of Sweden (FBI 2013/7/24)
http://www.fbi.gov/newyork/press-releases/2013/united-states-returns-stolen-antique-books-to-the-national-library-of-sweden

「レイトン教授」が案内役 福岡市がまち歩きアプリ「福岡歴史なび」をリリース

2013年7月23日、福岡市経済観光文化局は、福岡の歴史・文化財に触れるまち歩き用スマートフォンアプリ「福岡歴史なび」をリリースしました。

アプリでは、福岡市に拠点を構える株式会社レベルファイブの協力により、同社のゲーム『レイトン教授』シリーズからレイトン教授とその仲間たちが、まち歩きの案内役として登場するとのことです。第一弾では、博多駅を起点に、承天寺・聖福寺・東長寺・櫛田神社といった寺社などをめぐる「中世博多の繁栄」ルートを公開しているとのことです。

なお、アプリは、Android用とiPhone用にそれぞれが用意されており、無料とのことです。

福岡歴史なび
http://bunkazai.city.fukuoka.lg.jp/courses/

文化財を巡るスマートフォンアプリ「福岡歴史なび」が運用開始します (福岡市の文化財 2013/7/23付けの記事)
http://bunkazai.city.fukuoka.lg.jp/news/detail/22

レイトン教授のキャラクターが登場! 福岡市制作のまち歩きアプリ「福岡歴史なび」明日より配信開始!(レベルファイブ 2013/7/23付けの記事)
http://www.level5.co.jp/news/20130723/popup.html

参考:

国家デジタル管理連盟(NDSA)、“National Agenda for Digital Stewardship 2014”を公表(米国)

国家デジタル管理連盟(National Digital Stewardship Alliance;NDSA)が、2013年7月23日から開催されているDigital Preservation 2013 Meetingにあわせて、“National Agenda for Digital Stewardship 2014”を公表したとのことです。

このアジェンダでは、国全体として取り組むべきデジタル保存活動に関する課題を、以下の4つの領域に分けて説明しているとのことです。
・組織の役割、政策、実践
・デジタルコンテンツの分野(特に不安のある領域として、研究データやソーシャルメディア、動画や録音データなどを指摘)
・技術基盤の開発
・研究のプライオリティ

なお、米国議会図書館(LC)のブログThe Signalによると、このアジェンダについて今後数か月にわたりコメントや議論が起こることが期待されており、Digital Preservation 2013 Meetingでの議論のほか、ウェブセミナーの実施も予定されているとのことです。

NDSA National Agenda for Digital Stewardship
http://www.digitalpreservation.gov/ndsa/nationalagenda/index.html

E1458 - 歴史学者の画像利用傾向とそこから得られる教訓<文献紹介>

近年,図書館や文書館等の多くの機関が,所蔵資料のデジタル化を通じて様々な資料画像をインターネット上に公開している。だが,それらの画像はどう利用され,どのような影響を与えているのだろうか。ここで紹介するハリスらの論文は,画像の入手環境の劇的な変化が,特に歴史研究者の研究活動にどのような影響を与えたのかを検証したものである。...

E1457 - 図書館員,自転車で快走:Cycling for Libraries

この夏も,図書館員が,各地で自転車を使った様々なイベントを開催している。例えば米国のシアトル公共図書館では地域のイベントに本やサービスを届ける“Books on Bikes”というプログラムを実施している。6月に新しい中央図書館のデザインを発表したフィンランドのヘルシンキ公共図書館では,専用のトレーラーを付けた自転車6台が,街を走る企画を行っている。新しい時代の図書館を市民に印象づけるものとなったようだ。またポーランドでも,“バイシクールライブラリー(Bicycool Library)”というイベントが国内各地で開催されている。これは図書館利用者の参加するサイクリングを企画し,読書振興のプログラムなどを提供するもので,2010年以来実施されている。昨年は延べ100回ほど開催され参加者は3,500人にのぼったという。...

E1456 - 図書館と博物館における早期学習への取り組み

2013年6月,米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が,“Growing Young Minds: How Museums and Libraries Create Lifelong Learners”と題する,米国における図書館と博物館のサービスに関する資料を発表した。この資料は,図書館等による早期学習の支援活動を紹介し,地域社会に図書館等を重要なパートナーとすることを呼びかけるものである。米国では,早期学習の重要性は理解されつつあるにもかかわらず,その機会は多くの子ども達に充分に届いているわけではないとの意識の下,作成されている。...

E1455 - 障害者のアクセス権と著作権の調和をはかるマラケシュ条約

2013年6月にモロッコのマラケシュで開催された世界知的所有権機関(WIPO)の外交会議で,「盲人,視覚障害者及び読字障害者の出版物へのアクセス促進のためのマラケシュ条約(Marrakesh Treaty to Facilitate Access to Published Works for Persons who are Blind, Visually Impaired, or otherwise Print Disabled,訳はWIPO日本事務所による)」が日本を含む186の全加盟国の合意を得て成立した(公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会が同条約草案の日本語仮訳をウェブサイトに掲載している)。この新条約により,国際障害者年(1981年)の前後から始まった障害者の知識アクセスを保障するための著作権法のありかたを巡る30年余にわたる国際的な議論は,新しい段階に進むことになった。...

E1454 - 非常時に図書館には何ができるのか?米国の3事例の紹介

2013年6月28日,米国の都市図書館協議会(ULC)が“2013 Top Innovators”を公表した。これは,革新的なプログラムを提供する公共図書館を分野別に10館選び称えるもので,今回は140件以上のエントリーがあった。選ばれたのは,図書館に看護師を置くピマ郡図書館(アリゾナ州)の図書館ナースプログラム(健康・安全分野),空港でのサービスや展示に取組むフィラデルフィア図書館(ペンシルバニア州)の“Flying High”プログラム(図書館設置分野),コミュニティの菜園作りと図書館サービスを結び付けて実施するサクラメント公共図書館(カリフォルニア州)の“Read and Feed”プログラム(サステナビリティ分野)などで,いずれも注目しておきたいプログラムである。...

図書館による出版活動を進める大学図書館のイニシアティブ“Library Publishing Coalition”、ウェブサイトを公開

北米研究図書館協会(ARL)の加盟館など50以上の大学図書館が参加し、2年計画で進められているイニシアティブ“Library Publishing Coalition”が、ウェブサイトを立ち上げました。

このイニシアティブでは、図書館による出版活動など、学術的著作物の出版と配信のサービスにおける共同や知識の共有等を進めるとしていますが、ウェブサイトの立ち上げを報じたARLのプレスリリースによると、LPCは現在、“Shared Documentation Portal”の構築や、図書館出版サービスのディレクトリの作成、2014年3月に開催するフォーラムの計画立案などの活動を行っているとのことです。

Library Publishing Coalition
http://www.librarypublishing.org/

Library Publishing Coalition Debuts New Website(ARL, 2013/7/24付け)
http://www.arl.org/news/community-updates/2836-library-publishing-coalition-debuts-new-website

参加機関

文化情報資源政策研究会シンポジウム「文化情報資源政策の確立を求めて:利活用に関わる課題を中心に」の記録公開

2013年3月30日に早稲田大学大隈会館において開催された文化情報資源政策研究会シンポジウム「文化情報資源政策の確立を求めて:利活用に関わる課題を中心に」の記録が公開されています。このシンポジウムは同研究会の立ち上げ1年を記念して開催されたものです。

竹本幹夫氏(早稲田大学 坪内博士記念演劇博物館館長)の基調講演、同会幹事の柳与志夫氏(国立国会図書館)及び同事務局長の渡邉太郎氏(国立国会図書館)の基調報告、パネルディスカッションの記録が収められています。

PDF(47ページ)
http://bunkasigen.files.wordpress.com/2013/05/20130330bunkasigen_sympo.pdf

掲載ページ
http://bunkasigen.wordpress.com/

『カレントアウェアネス-E』241号発行