アーカイブ - 2013年 7月 19日

農林水産研究情報総合センター、“日本国内図書館OPACリスト”の更新を休止

農林水産研究情報総合センターで管理されてきた「日本国内図書館OPACリスト」が、2013年7月19日の最終更新をもって、更新を休止したとのことです。 「日本国内図書館OPACリスト」は、日本国内でインターネットを通じて公開されているOPACのリストであり、1994年6月より維持されてきたものです。

Jump to Library! (In Japan)
http://ss.cc.affrc.go.jp/ric/opac/opaclist.html

全米人文科学基金、人文学資料の保存とアクセスのための助成プログラムの10年間の成果を検証したレポートを刊行

2013年7月8日、全米人文科学基金(NEH)が、“Humanities Collections and Reference Resources: Evaluation 2000-2010”というレポートを刊行しました。

これは、NEHの資料保存・アクセス部門(Division of Preservation and Access)が実施している助成プログラム“Humanities Collections and Reference Resurces”(HCRR)について、過去10年の成果を評価したものです。資料保存・アクセス部門は、人文学関係資料の保存とそれらへのアクセス保障を目的とした部門であり、HCRRはそのための要となるプログラムと位置付けられています。

レポートでは、図書館や博物館等のHCRRの助成を受けた177のプロジェクトに対して、そのプロジェクトの成果について調査を行っています。

Humanities Collections and Reference Resources: Evaluation 2000–2010 (PDF)
http://www.neh.gov/files/divisions/preservation/hcrr_evaluation_report_2013.pdf

軍事文書等1万点の機密解除とアクセスを求め歴史研究者ら300名が政府等へ要望(スペイン)

世界17か国、300名以上の歴史研究者らが、スペイン政府および議員等に対し、歴史的な外交文書への即時アクセスと、1936年から1968年の軍事文書約1万点の機密解除を求める要望を提出したと、スペイン各紙が報じています。

歴史的な外交文書は2010年に、軍事文書1万点については2011年10月にも解除される予定でしたが、国家安全上等の理由から機密解除が見送られていたものです。要望は、H-Spainというスペイン現代史研究者向けのメーリングリストを通じて各国の研究者に呼びかけられ作成されたものとのことです。

H-Spainから送付された要望書の内容
http://h-net.msu.edu/cgi-bin/logbrowse.pl?trx=vx&list=H-Spain&month=1306&week=a&msg=/KcikoRWJ7xz2UOMS4BHaA

300 historiadores exigen al Gobierno que libere 10.000 documentos del franquismo (laverdad.es 2013/7/12付けの記事)

グーグル・グラスのテスターに図書館員も?

メガネ型のウェアラブルコンピュータ「グーグル・グラス」(Google Glass)については、Googleがテスターを募集していましたが、このテスターとなった図書館員がいたようです。図書館員は、インディアナ州のセントジョセフ郡公共図書館の音楽や動画等を担当するマネージャーMarianne Kruppa氏で、地元紙がウェブサイトで取り上げています。

記事ではグーグル・グラスを図書館サービスに活用したという内容の記述はありませんが、図書館員には利用者から様々な検索が依頼されるとして、そんな時には、彼女は“OK, Glass. Google (name of movie)”と言えばいい、と紹介しています。

Area woman exploring use of Google Glass(2013/7/17付け)
http://www.southbendtribune.com/news/local/article_f8f9ac80-eecb-11e2-8612-001a4bcf6878.html
※動画あり

米グーグル、メガネ型機器のテスター募集を開始(South Bend, AFPBB News、2013/2/21付け)

TwitterやRSSを使って国立国会図書館の最新情報にアクセスしよう!

ただいま国立国会図書館のホームページの「スポットライト」のコーナーでは、当館のTwitterやRSSによる情報発信を取り上げています。

当館では、図書館の最新情報をお伝えする当サイト「カレントアウェアネス・ポータル」をはじめ、公共図書館の 総合目録である「ゆにかねっと」、「れはっち」が人気の「レファレンス協同データベース」など、 TwitterやRSSを活用した情報を発信を行っています。一覧表をご確認のうえ、ぜひご活用ください。

国立国会図書館のホームページ
http://www.ndl.go.jp/

フランス国立公文書館、Wikimédia Franceとのパートナーシップを締結

フランス国立公文書館は、2013年6月24日に、Wikimédia Franceとのパートナーシップ締結を発表しました。Wikipediaへのフランスの文化遺産に関する項目の追加と維持を行い、フランス文化に関する情報の普及に努めるのが狙いのようです。

Pierrefitte-sur-SeineSignature de la convention de partenariat entre les Archives nationales et Wikimedia (France) (Archives Nationales 2013/6/24付けの記事)
http://www.archivesnationales.culture.gouv.fr/chan/chan/signature-archives-nationales-wikimedia.html

ケベック州の列車脱線事故の火災で図書館が全焼 復興に向けた支援も

2013年7月6日にカナダのケベック州ラックメガンティックで起きた原油輸送列車の脱線事故に関連し、事故で生じた火災によって地元の唯一の公共図書館が全焼したと、各紙が報じています。また、同館は町の歴史資料を多数所蔵していたことから、その多くが焼失した模様です。一方で、すでに復興に向けて、作家や出版社等から新図書館のための図書の寄贈等の支援が寄せられているとのことです。

Communiques de presse(PDF)
http://www2.ville.lac-megantic.qc.ca/fileadmin/Documents/ville-lac-megantic/Explosions_Lac-Megantic/16_juillet_-_Bibliotheque_municipale.pdf

Don de livres a la bibliotheque de Lac-Megantic. (Facebook)
https://www.facebook.com/DonDeLivresALaBibliothequeDeLacMegantic

Lac-Megantic’s archives, the heart of the region’s history, are gone (The Gazette montreal 2013/7/10付けの記事)

「反転授業」とは何か? ACRLの“Keeping Up With...”第4号刊行

2013年7月18日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、“Keeping Up With...”第4号を刊行しています。テーマは「反転授業(Flipped Classrooms)」で、反転授業の定義や「反転」させる理由、反転授業への図書館の関わり等が紹介され、末尾には参考資料がまとめられています。

Keeping Up With...Flipped Classrooms (ACRL)
http://www.ala.org/acrl/publications/keeping_up_with/flipped_classrooms

第54回BCS賞に金沢海みらい図書館、東京工業大学附属図書館等が選ばれる

2013年7月18日、一般社団法人日本建設業連合会が、国内の優秀な建築作品を表彰する第54回BCS賞を発表しました。応募作品65件のなかから受賞作品として17件(うち特別賞1件)が選ばれ、図書館関係では金沢海みらい図書館及び、東京工業大学附属図書館が選ばれています。また、特別賞は香川県の豊島美術館が受賞したとのことです。

「第54回BCS賞」受賞作品決まる -「金沢 海みらい図書館」を含む17件- (社団法人日本建設業連合会 2013/7/18)
http://www.nikkenren.com/activity/bcs/result_year.html?y=2013

参考:
第53回BCS賞に高崎市立中央図書館等が選ばれる
http://current.ndl.go.jp/node/21455

英バイジィ文化相、公共図書館における電子書籍等貸出を公貸権の対象にすることを英国著作家協会に通知

2013年7月9日、英国著作家協会(The Society of Authors)は、同国のEd Vaizey文化相が協会に対し、政府として、公共図書館による電子書籍とオーディオブックの貸出を、公貸権の枠組みを拡大させその中に位置づけるようにすることを約束したと発表しました。

協会のウェブサイトでは協会に送られた文化相の文書が公開されており、それによると、2014年7月から試験的に開始するとあります。

Ed Vaizey文化相による通知文書(PDF)
http://www.societyofauthors.org/sites/default/files/Ed%20Vaizey%20letter%209%20July%2013.pdf

科学技術振興機構、「研究者による科学コミュニケーション活動に関するアンケート調査報告書」を公表

2013年7月18日、科学技術振興機構は、「研究者による科学コミュニケーション活動に関するアンケート調査報告書」を公表しました。

これは、8,964名の研究者に対して科学コミュニケーションに関するアンケート調査を実施したもので、研究者による科学コミュニケーション活動は、その必要性について研究者自身に自覚され、広がりをみせているとのことです。また、その目的は社会的責任を果たすことだけでなく、研究分野に対する自身の多面的理解を深めるためであると考えられていることが示唆されている一方で、主に時間・体制・資金・評価の点で障壁があり、研究者の活動として根付いているとは言えないことがわかったとされています。

研究者による科学コミュニケーション活動に関するアンケート調査報告書
http://csc.jst.go.jp/material/csc_fy2013_01.pdf

Omekaプラグインソフトウェア“Neatline”ver.2.0.0 正式リリース

2013年7月9日、米国バージニア大学図書館のScholars' Labが開発しているOmekaプラグインソフトウェアの“Neatline”が、ver.2.0.0として正式リリースされました。

Announcing Neatline 2.0.0! A stable, production-ready release (Neatline 2013/7/9付けの記事)
http://neatline.org/2013/07/09/announcing-neatline-2-0-0-a-stable-production-ready-release/

参考:
米バージニア大学図書館Scholars' Lab、Omekaプラグインソフトウェア“Neatline”のver.2.0(α版)をリリース
http://current.ndl.go.jp/node/23492

Europeana、“Europeana Data Model”への移行を発表

2013年7月16日、Europeanaは、協力機関との2年以上にわたる検討を経て、このほど、EuropeanaのデータモデルをESE(Europeana Semantic Elements)から、EDM(Europeana Data Model)へと移行すると発表しました。

EDMを採用することにより、例えばある百科事典の異なる巻号を結びつけたり、あるいはコンテンツとそのコンテンツのおかれた文脈(関連する地理情報等)との結び付け等が可能になるようです。

またEuropeanaは、これに関連して、United Ingestion Managerという新ツールも発表しています。

EDMへの移行を発表するブログ記事には、各種のドキュメントが掲載されています。

英国の電気通信の歴史のデジタルアーカイブ“The BT Digital Archives”公開

ブリティッシュテレコム(BT)により保存されてきた英国の電気通信に関する歴史的資料がデジタル化され、公開されたとのことです。公開された資料は、1864年以降の写真やレポートなどおよそ50万点とのことです。

なおこのデジタルアーカイブ構築事業は、JISCの資金提供により、コヴェントリー大学、BT、英国国立公文書館(TNA)がデジタル化を実施したもので、100万ポンド規模のものであったとのことです。

The BT Digital Archives
http://calmarenabt.axiell.com/

UK's telecoms heritage now online(The National Archives, 2013/7/18付け)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/860.htm

トロント大学図書館、2013-18年の戦略プランのドラフト版を公開

カナダ最大の研究図書館であるトロント大学図書館が2013年から2018年の戦略プランのドラフト版を公開しています。このドラフト版の作成にあたっては、2012年から2013年にかけて、トロント大学の大学の教員、学生、職員、図書館員等からの意見収集を大規模に行っていたようです。ドラフト版をウェブに公開し、フィードバックを求めています。

内容は、知識の発見と新しいアイデアの開発を通じて、トロント大学の世界クラスの研究者のパートナーとなることを目指すとして、蔵書の強化や、スペースの改装、関係者との関係の強化等に取組んでいくことを示すものとなっています。

Strategic Plan 2013 - 2018 DRAFT Strategic Plan 2013 - 2018 ready for review
http://onesearch.library.utoronto.ca/strategic-plan/strategic-plan-2013-2018

ドラフト版(pdf,12ページ)
http://onesearch.library.utoronto.ca/sites/default/files/strategic_planning/DRAFT%20UTL%20strategic%20plan%2C%20July%202013.pdf

参考

米国のIT企業等が政府の監視活動に関し透明性の向上を求める書簡を送付、米国図書館協会も参加

2013年7月18日、Microsoft、Apple、Google、Facebook, Twitter等のIT企業やNPOなど60機関以上が、オバマ大統領などに宛て、政府による個人情報収集に透明性を求める書簡を送付し、これを公開しています。米国図書館協会(ALA)もこれに参加しており、あわせてニュースリリースを出しています。

ニュースリリースでは、ALA会長Barbara Stripling氏の、ALAは政府の透明性とアカウンタビリティの向上に尽力するとのコメントが掲載されています。

American Library Association joins Apple, Microsoft in demanding transparency around government surveillance(ALA, 2013/7/18付け)
http://www.ala.org/news/press-releases/2013/07/american-library-association-joins-apple-microsoft-demanding-transparency

書簡本文(pdf, 3p)
https://www.cdt.org/files/pdfs/weneedtoknow-transparency-letter.pdf