アーカイブ - 2013年 6月

6月 20日

ALA、2011-2012年の年次報告書を公表

2013年6月19日、米国図書館協会(ALA)が、2011-2012年の年次報告を公表しました。プレスリリースでは、年次報告に掲載されている内容のうち、以下のようなトピック等について言及されています。

・ALA前会長Molly Raphael氏の主要な取り組み
・人種的、民族的に様々なバックグラウンドを持つ学生が図書館員になることを支援するSpectrum Scholarship programを介した、図書館分野への助成
・米国学校図書館協会(AASL)会長Carl Harvey氏が作成した学校図書館プログラムへの支持を介した、学校図書館を代表する活動
・図書館の電子書籍利用に関するALAの姿勢
・利用者のプライバシーのためにALAが行った活動
・ALA会員の専門的能力の向上のための活動

American Library Association (ALA) 2011-12 Annual Report highlights initiatives, milestones (ALA 2013年6月19日)
http://www.ala.org/news/press-releases/2013/06/american-library-association-ala-2011-12-annual-report-highlights-initiatives

6月 19日

小学校に公共図書館を設置するウースター市の“One City, One Library”プログラム(米国)

米国マサチューセッツ州ウースター市が、市内の4つの小学校に公共図書館の分館を設置するとTelegram紙が報じています。

これは、“One City, One Library”というプログラムによるもので、パイロット校としてTatnuck Magnet School等4校が選ばれています。その4つのパイロット校には、市の予算と寄附をもとに図書館資料等が設置され、公共図書館職員が常駐することになります。また、日中の授業時間帯は生徒と教職員のみがその分館を利用でき、放課後や休み期間中は地域に開放されるようです。

Four city elementary schools, library in literacy partnership(Telegram 2013/6/16付けの記事)
http://www.telegram.com/article/20130616/NEWS/106169728/1246

英国国立公文書館の次期電子保存インフラの開発経緯と課題等について(資料紹介)

英国国立公文書館(TNA)が2013年内のサービス開始を予定している次期電子保存インフラ“Digital Records Infrastructure (DRI)”について、その開発に携わっているRob Walpole氏が、DRI開発の課題やそのプロセス、カタログサービス等について、6月15-16日に開催されたイベントXML Londonで報告を行っています。

このほど、TNAのウェブサイトでその講演ペーパーが公開されています。

The National Archives Digital Records Infrastructure Catalogue:
First Steps to Creating a Semantic Digital Archive (PDF)
http://www.nationalarchives.gov.uk/documents/information-management/xml-london-tna-rw.pdf

震災で休館中の漁業歴史資料館よう・そろーが7月に再開 震災記録コーナーも新設

茨城県北茨城市にある、東日本大震災で被災し休館していた漁業歴史資料館よう・そろーが、2013年7月13日にリニューアルオープンします。これに際し、震災の被害や市民の体験談をまとめた震災記録コーナーを新設しているとのことです。

漁業歴史資料館よう・そろーがリニューアルオープンします。 (北茨城市)
http://www.city-kitaibaraki.jp/modules/info/index.php?content_id=671

PLOS、掲載論文のArticle-Level Metricsを確認できるレポートサイトを開設

2013年6月18日、オープンアクセス誌PLOSが、掲載されている各論文の論文単位の評価指標である“Article-Level Metrics(ALMs)”を分析・表示できるウェブサイト“ALM Reports”を開設しました。ALM Reportsでは、著者名やタイトル等で論文を検索し、その検索結果のリストから確認したい論文をリストアップすることで、閲覧数やソーシャルメディアでの投稿数等が数字またはグラフで見ることができるようです。

ALM Reports
http://almreports.plos.org/

Announcing ALM Reports - a new tool for analyzing Article Impact (PLOS 2013/6/18付けの記事)
http://blogs.plos.org/plos/2013/06/announcing-alm-reports-a-new-tool-for-analyzing-article-impact/

参考:
オープンアクセス誌PLoS、各掲載論文の統計情報を取得できる“Article-Level Metrics API”を公開
http://current.ndl.go.jp/node/18779

図書館の廃棄図書を題材とした写真作品(記事紹介)

2013年6月17日、ニューヨークタイムズ紙の写真ブログである"LENS"において、"Discarded Books, Recovered Nostalgia"と題する記事が掲載されています。記事では、図書館の廃棄図書を題材としたKerry Mansfield氏による一連の作品である、図書の擦り切れた角、破れたカバー、ブックポケット等の写真が紹介されています。

Discarded Books, Recovered Nostalgia (New York Times 2013年6月17日付けブログ記事)
http://lens.blogs.nytimes.com/2013/06/17/discarded-books-recovered-nostalgia/

滋賀県立図書館、電子書籍貸出のための実証実験へ

滋賀県立図書館が電子書籍貸出の実証実験を開始すべく、そのモニターを募集を行っています。この実証実験では、同館が期間限定で提供する電子書籍(和文500タイトル、欧文2,800タイトル)が閲覧できるとのことです。

第1回電子図書実証実験モニター募集中 (PDF)
http://www.shiga-pref-library.jp/newslink/ebook1.pdf

第一回電子図書館実証実験 (滋賀県立図書館)
http://www.shiga-pref-library.jp/newslink/201306ebooks.html

米国デジタル公共図書館(DPLA)とHathiTrustが連携を発表

2013年6月18日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、HathiTrustとのパートナーシップ締結を発表しました。これにより、HathiTrustに登録されているパブリックドメインの資料や公開コンテンツが今後DPLAで検索・利用可能になります。

HathiTrust to partner with DPLA (DPLA 2013/6/18付けの記事)
http://dp.la/info/2013/06/18/hathitrust-to-partner-with-dpla/

参考:
E1429 - 米国デジタル公共図書館(DPLA)が公開される
http://current.ndl.go.jp/e1429

6月 18日

DCMIが情報科学技術協会(ASIS&T)とパートナーシップ締結、ASIS&Tのプロジェクトに

米国情報科学技術協会(ASIS&T)のプレスリリースにおいて、ASIS&TとDublin Core Metadata Initiative(DCMI)がパートナーシップを結んだことが公表されました。DCMIは2008年からシンガポールに本部を置くNPO法人として活動してきましたが、2013年6月30日で法人としての活動を終え、その後はASIS&Tのプロジェクトの一つとなります。

プレスリリースによれば、このパートナーシップはDCMI側の、その使命やゴールは維持しつつ、より柔軟で進歩的な組織体制を実現したいという意向を受けて実現したものであるとされています。

ASIS&T Announces Management Partnership with DCMI(ASIS&T)
https://www.asis.org/news/DCMI_announcement.html

ASIS&T Announces Management Partnership with DCMI(Library Technology Guides、2013/6/15付け)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=18029

参考:
DCMI、2008年からシンガポールを本部に

SF作家レイ・ブラッドベリ氏の蔵書が米イリノイ州ウォーキガン公共図書館へ

『華氏451度』などのSF作品で知られ、2012年に亡くなった作家レイ・ブラッドベリ氏の蔵書が、米イリノイ州のウォーキガン公共図書館(Waukegan Public Library)に寄贈され、受け入れの準備が進められていると報じられています。

1920年にウォーキガンで生まれたブラッドベリ氏は、1934年にロサンゼルスに引っ越してからは生涯を米西海岸で過ごしたものの、ウォーキガンを愛し続け、蔵書の遺贈に至ったとのことです。

コレクションの中には貴重な初版本やサイン入り本も含まれるほか、ブラッドベリが所有していた4つのタイプライターのうちの1つなども含まれています。ウォーキガン公共図書館の職員らはこれらのコレクションを用い、ブラッドベリ氏に関する永続的な展示を行うことを計画しているそうです。

Ray Bradbury book collection going to Waukegan library(Daily Herald紙の記事、2013/6/17付け)
http://www.dailyherald.com/article/20130617/news/706179846

国際調査報道ジャーナリスト連合、"ICIJ Offshore Leaks Database "を公開

国際調査報道ジャーナリスト連合(International Consortium of Investigative Journalists: ICIJ)が、英領バージン諸島やケイマン諸島などのタックス・ヘイブン(租税回避地)におかれた企業やファンド等のデータを検索可能とするデータベース"ICIJ Offshore Leaks Database "を公開しています。10万件以上のデータが公開されているとのことです。

ICIJ Database Cracks Open Secret World(ICIJ、2013/6/14付け)
http://www.icij.org/blog/2013/06/icij-database-cracks-open-secret-world

ICIJ Releases Offshore Leaks Database Revealing Names Behind Secret Companies, Trusts
http://www.icij.org/offshore/icij-releases-offshore-leaks-database-revealing-names-behind-secret-companies-trusts(ICIJ、2013/6/14付け)

ICIJ Offshore Leaks Database

米国国立衛生研究所、栄養補助食品のラベルのデータベースを公開

2013年6月17日、米国国立衛生研究所(NIH)が、米国内で販売されている栄養補助食品のラベルのデータベースを公開しました。このデータベースはOffice of Dietary Supplements(ODS)と米国国立医学図書館(NLM)とが共同し、連邦政府の栄養補助食品ワーキンググループに加わる関係者等からの情報提供により、作成されたもので、約17,000の栄養補助食品のラベルに記載されている内容物、添加物、使用方法、注意事項等の情報が登録されているとのことです。

Dietary Supplement Label Database (DSLD)
http://www.dsld.nlm.nih.gov/dsld/

NIH launches Dietary Supplement Label Database (NIH 2013年6月17日)
http://www.nih.gov/news/health/jun2013/nlm-17.htm

Open Data Institute、オープンデータの検索と利用を促進する“Open Data Certificates”(ベータ版)を開始

Open Data Institute(ODI)が、“Open Data Certificates”をベータ版として開始しています。これは、オープンデータの発見、理解、利用を助けるものであり、証明書をオンラインで無料で作成するというものとのことです。ODIではこの証明書を決めるためこの半年ほど関連機関と共同してきたとのことで、6月15日には、G8サミットのイベント“Open for Growth”で、ODIのCEOであるGavin Starks氏がアナウンスしていたようです。

New certificates launched to help everyone discover, understand, and use open data(Open Data Institute, 2013/6/17last updated)
http://www.theodi.org/news/new-certificates-launched-help-everyone-discover-understand-and-use-open-data

Open Data Certificates
https://certificates.theodi.org/

ODI Open Data Certificate (YouTube動画)

ORCIDが大学・学会に対して登録支援プログラムを開始 スローン財団から助成を得て

2013年6月14日、世界中の研究者に識別子を与える国際組織ORCIDが、アルフレッド・P・スローン財団から助成を得て、研究大学や研究所、科学・社会科学学会等に対し、ORCIDへの登録を支援するプログラムを開始すると発表しました。

RFP 2013-06: ORCID iD Adoption and Integration Program
https://orcid.org/content/rfp-2013-06-orcid-id-adoption-and-integration-program

ORCID awarded grant from Alfred P. Sloan Foundation to support university and professional society integration of persistent identifiers (ORCID 2013/6/14付けの記事)
http://orcid.org/blog/2013/06/13/orcid-awarded-grant-alfred-p-sloan-foundation-support-university-and-professional

参考:
世界中の研究者にIDを与えるORCID、研究者情報データベースへの登録を受付開始

米デューク大学がチベットのボン教の写本資料をデジタル化 英国図書館による危機に瀕した資料保存のプログラムで

2013年6月17日、米国のデューク大学が、チベットのボン教の写本資料をデジタル化を行うと発表しました。ボン教とは、チベットに仏教以前から存在する宗教とのことです。

このデジタル化プロジェクトは、失われる危険性のある資料をデジタル化して保存する英国図書館(BL)の“Endangered Archives Programme”の助成を得て行われるものです。

デジタル化される写本は、北インドにあるメンリ僧院が所蔵するもので、その大部分の資料は文化大革命の際にチベットから移されたものとのことです。デジタル化後は、BLを通じてオンラインで無料公開される予定となっています。

British Library Grant Helps Duke Preserve Tibetan Manuscripts (Duke University Librarie 2013/6/17付けの記事)
http://blogs.library.duke.edu/blog/2013/06/17/british-library-grant-helps-duke-preserve-tibetan-manuscripts/

Endangered Archives (Blitish Library)
http://eap.bl.uk/

参考:

島根県の学校図書館への司書配置率が100%に

2013年6月18日、島根県が、県内の公立小中高校と特別支援学校全362校の学校図書館への司書の配置を、4月に終えたことが報じられています。配置率100%の達成は全国でも初めてとのことです。

学校図書館へ司書配置100%(中国新聞 2013年6月18日付け記事)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201306180008.html

参考:
島根県の学校図書館における調べ学習への取組(記事紹介)
Posted 2012年5月7日
http://current.ndl.go.jp/node/20788

島根県の小中学校の学校司書等配置率が98%に
Posted 2010年3月16日
http://current.ndl.go.jp/node/15934

EIFL、視聴覚的実演に関する北京条約と図書館についての無料ウェビナーを開催(9/10)

EIFLが、2013年9月10日に、視聴覚的実演に関する北京条約と図書館との関わりについて、基礎入門の無料ウェビナーを開催するとのことです。参加人数には制限が設けられているようです。

The Beijing Treaty and libraries - an EIFL webinar Event date: 10 Sep 2013
http://www.eifl.net/events/beijing-treaty-and-libraries-eifl-webinar

「視聴覚的実演に関する北京条約(仮称)」の採択について(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/publish/bunkachou_geppou/2012_12/special_05/special_05.html#no03

文化審議会著作権分科会 国際小委員会(第2回)議事録
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/kokusai/h24_02/gijishidai_120907.html
※資料1‐1に仮訳掲載

【プレスリリース】視聴覚的実演に関するWIPO北京条約が成立
http://www.wipo.int/about-wipo/ja/offices/japan/news/2012/news_0038.html

6月 17日

欧州の電子インフラ推進プロジェクト"CHAIN-REDS"とラテンアメリカのOA推進のための国際組織“LA Referencia”が提携

2013年6月12日、欧州議会のFP7プロジェクトの一つとして、様々な学問領域にまたがる電子インフラの構築を推進する“CHAIN-REDS”が、ラテンアメリカのオープンアクセス化を目指す国際組織“LA Referencia”との提携を発表しました。これにより、LA Referenciaに参加しているアルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、メキシコ、ペルー、ベネズエラのオープンアクセスリポジトリが、CHAIN-REDSのナレッジベースで検索できるようになったとのことで、今後CHAIN-REDSからリポジトリ登録資料の検索が可能となるようです。

ケルン市立図書館に音楽作成環境や3Dプリンタ等を備えたメイカースペースが誕生

2013年6月15日、ケルン市立図書館4階に、iPadで音楽を楽しんだりポッドキャストを作成したり、あるいはエレキギターで音楽のレコーディング等を行うメディア環境や、3Dプリンタでの作成環境等を提供するメイカースペースがオープンしました。

Die 4 (Stadtbibliothek Koln)
http://www.stadt-koeln.de/5/stadtbibliothek/bibliotheken-archive/zentralbibliothek/die4/

Samstag, 15.06.: Musik, Medien, Makerspace ? Eroffnung der "4" (Die Stadtbibliothek Kol Bloggt 2013/6/13付けの記事)
http://stadtbibliothekkoeln.wordpress.com/2013/06/13/samstag-15-juni-musik-medien-makerspace/

Neues Medienlabor in der Stadtbibliothek Koln (Berufsverband Information Bibliothek e.V 2013/6/17付けの記事)

東京大学史関係資料が重要文化財に

2013年6月13日、東京大学は、東京大学史史料室と総合図書館において保管されている「東京大学史関係資料」1,093点が、大学史の歴史資料としては初めて重要文化財に指定されることになったと発表しています。

東京大学史関係資料が重要文化財に指定されます(広報室) (東京大学 2013/6/13付けの記事)
http://www.u-tokyo.ac.jp/ja/news/topics/605/

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