アーカイブ - 2013年 6月

6月 28日

オーストリア国立図書館、18-19世紀のデジタル化新聞資料のフルテキストデータベースを公開

オーストリア国立図書館が、1704年から1872年までのデジタル化新聞資料のフルテキストデータベースを公開しています。

ANNO-Suche (1704-1872) - Beta-Version
http://anno.onb.ac.at/anno-suche/

ONB releases newspaper fulltext search on ANNO using OCRed images created through @eurnews, http://anno.onb.ac.at/anno-suche/ (公開を紹介しているEuropeanaのTwitter)
https://twitter.com/eurnews/status/350525812707049472

【イベント】金沢大学附属図書館、公開シンポジウム「里山×里海×文学」(7/20・金沢)

金沢大学附属図書館が、金沢大学里山里海プロジェクトと共催で、〈環境学コレクション〉公開シンポジウム「里山×里海×文学」を開催するとのことです。

このシンポジウムは里山・里海という言葉と環境について考えるものであり、文学、記述、映像における里山・里海の表象に目を向け、里山・里海言説の襞に分け入り、里山・里海とよぶ世界をめぐる言葉と環境の関係に迫るとのことです。

金沢大学附属図書館〈環境学コレクション〉公開シンポジウム 里山×里海×文学(金沢大学附属図書館、2013/6/28付け)
http://library.kanazawa-u.ac.jp/nstlib/?page_id=25

金沢大学里山里海プロジェクト
http://www.adm.kanazawa-u.ac.jp/satoyama/

W3C Government Linked Data Working GroupがLinked Dataに関する用語集を公開

W3CのGovernment Linked Data Working Groupが、2013年6月27日、Linked Dataに関する用語集“Linked Data Glossary”を公表しています。

Linked Data Glossary W3C Working Group Note 27 June 2013
http://www.w3.org/TR/2013/NOTE-ld-glossary-20130627/

ボストン公共図書館、特に重要なコレクション“Collections of Distinction”を決定

ボストン公共図書館の戦略プラン“COMPASS”の中で、特別な扱いをすることを明記していた“Collections of Distinction”(特色あるコレクション)について、最初の指定となる18のコレクションを公表しています。指定にあたっては、同館の主題専門家が特別コレクション委員会とともに基準を作成し、これらのコレクションを選んだとのことです。COMPASSにおいては、これらのコレクションには財政的・人的資源を充てること、またこれらに焦点を当てたデジタル化計画を進めることなどが示されています。

指定の18つのコレクションは、中世及び初期ルネサンスの手稿、インキュナブラ、シェークスピアやジョン・アダムスに関するコレクションなど、以下のとおりとなっています。

American Civil War 20th Massachusetts Regiment
American Revolutionary War Era Maps
Anti-slavery
Boston and New England Maps
Boston Theater
Colonial and Revolutionary Boston
Dwiggins and Graphic Design
Fine and Historic Bookbindings
Incunabula

国立国会図書館、オンライン資料収集制度(eデポ)を7月1日から開始

2013年7月1日に改正国立国会図書館法が施行され、オンライン資料収集制度(愛称:eデポ)が始まります。これにより、民間で出版された、無償かつDRM(技術的制限手段)のないオンライン資料(電子書籍、電子雑誌等)を国立国会図書館に納入することが義務付けられます。7月1日には、国立国会図書館ホームページに納入受付ページが開設され、電子データの納入の受付が開始されます。

詳しくは、国立国会図書館のプレスリリースに記されています。

7月1日からPDF形式等の資料(報告書、論文、雑誌等)について、国立国会図書館への納入が義務付けられます(付・プレスリリース)(国立国会図書館、2013/6/27付け)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2013/1201505_1828.html

プレスリリース
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2013/__icsFiles/afieldfile/2013/06/26/pr130627.pdf

オンライン資料収集制度(eデポ)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/online_data.html

参考:
オンライン資料の収集等に関する国立国会図書館法の一部改正が成立 Posted 2012年6月18日

デジタルキュレーションに求められるコンピテンシー(文献紹介)

International Journal of Digital Curation誌の最新号(Volume 8, Issue 1, 2013)に、デジタルキュレーションの担当者に求められるコンピテンシーについての査読論文が掲載されています。2011年10月から2012年4月の間に北米で出された173件の求人公告を対象に、求められる経験や知識・技能等の内容を分析したものとのことです。なお、この分析は、ノーステキサス大学のデジタルキュレーションに関するカリキュラム構築プロジェクト(Information: Curate, Archive, Manage, and Preserve(iCAMP))の一環として行われたものとのことで、このプロジェクトは、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成を受けているもののようです。

Competencies Required for Digital Curation: An Analysis of Job Advertisements(International Journal of Digital Curation,)
http://www.ijdc.net/index.php/ijdc/article/view/8.1.66/317

2013年IFLA年次大会開催地シンガポールの図書館の歴史といま(文献紹介)

IFLA Journal の2013年6月号において、2013年8月に世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会が開催されるシンガポールの図書館に関する記事が掲載されています。シンガポールの図書館の歴史と、近年のデジタルサービス等の動きなどを紹介する記事となっています。また、同号の巻頭には、"All Change: From Helsinki to Singapore"と題する記事も掲載されています。

IFLA Journal vol.39, no.2 (2013年6月号)
http://www.ifla.org/files/assets/hq/publications/ifla-journal/ifla-journal-39-2_2013.pdf
シンガポールの図書館に関する記事“Singapore libraries: From bricks and mortar to information anytime anywhere”

米国図書館情報資源振興財団、美術館による、パブリックドメインのコレクションの画像使用に関する報告書を発表

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が、"Images of Works of Art in Museum Collections: The Experience of Open Access"と題する報告書を発表しました。米国と英国の11の美術館における、パブリックドメインになっている美術館所蔵コレクションの画像使用に関する試みについての調査報告となっています。この報告書は、これらの機関が行った思考の過程と手法を提示することで、コレクション画像のオープンアクセス化について考えている他の美術館へ情報提供することを目的としているとのことです。

報告書に掲載されている美術館は以下の11館です。

大英博物館(British Museum), London
Indianapolis Museum of Art, Indianapolis
J. Paul Getty Museum, Los Angeles
Los Angeles County Museum of Art, Los Angeles
メトロポリタン美術館(Metropolitan Museum of Art), New York
Morgan Library and Museum, New York
National Gallery of Art, Washington, D.C.

某アイドルのシステムを取り入れた購読雑誌選抜総選挙、仁愛女子短大附属図書館で開催中

仁愛女子短期大学附属図書館では、2013年6月24日から7月26日まで、「仁短雑誌総選挙」を開催しています。この「総選挙」は、図書館で購入しているファッション雑誌及び娯楽系雑誌を、利用者である学生の投票で見直し、結果によっては新規購入するという企画です。

この企画は、2012年度に仁愛大学附属図書館において、名前だけでなくシステムも某アイドルの方法を取り入れて実施された「雑誌☆選抜☆総選挙」を参考にしたとのことで、資料貸出1回につき、1枚の投票用シールを渡して、館内に掲示されている希望雑誌の投票欄に貼り付けていくというものとのことです。そして最終的に、得票数の多かった雑誌を10月から新規購入するようです。

「仁短雑誌総選挙」開催中です。 (仁愛女子短期大学 2013/6/26付けの記事)
http://www.jin-ai.ac.jp/lib/news/2013/06/001611.html

文部科学省、「学校や地域の取組から学ぶ学校図書館を活用した取組事例集(平成23年度)」を公開

2013年6月3日に、文部科学省は「学校や地域の取組から学ぶ学校図書館を活用した取組事例集(平成23年度)」をウェブサイトで公開していました。

学校や地域の取組から学ぶ学校図書館を活用した取組事例集(平成23年度) (PDF)
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2013/06/14/1317831_9.pdf

学校や地域の取組から学ぶ学校図書館を活用した取組事例集(平成23年度)を掲載しました。(文部科学省 2013/6/3付けの記事)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/index.htm

6月 27日

『カレントアウェアネス』316号掲載

CA1797 - 動向レビュー:米国および日本におけるグリーンライブラリーの事例紹介 / 岩見祥男

1972年にストックホルムで開催された国際連合人間環境会議に代表されるように、環境問題は国際社会において取り上げられて久しく、政治、経済、産業、社会など、あらゆる局面において議論されている。それは図書館界においても例外ではなく、国際図書館連盟の年次総会において、環境問題や持続可能な社会などがテーマとして頻繁に取り上げられている(1)。...

CA1796 - 動向レビュー:次世代DAISY規格と電子書籍規格EPUB3 / 濱田麻邑

読みたいときに読みたい本を、その場で検索して購入し、すぐに読める時代になっている。電子書籍に、読み上げツールですぐにアクセスできるとしたら、これまで読めなかった人々にとって、世界は変わる。...

三浦綾子記念文学館が小学館とともに「電子書籍展」を開催 文学館では全国初

2013年7月7日から21日まで、北海道旭川市にある三浦綾子記念文学館において、「三浦綾子記念文学館開館15周年記念事業『三浦綾子電子全集』完結記念 電子書籍展」が開催されます。この展示会は小学館との共催によるもので、同館によると全国の文学館の中で「電子書籍展」が開催されるのは初とのことです。

展示では、三浦綾子電子全集の紹介の他に、電子書籍端末を実際に手にとって電子書籍を利用できるようです。

全国初の電子書籍展、三浦文学館で開催! (三浦綾子記念文学館 2013/6/11付けの記事)
http://www.hyouten.com/?p=5503

CA1795 - 動向レビュー:大学図書館における学生協働について-学生協働まっぷの事例から- / 八木澤ちひろ

本稿は、国内各地で活発になっている大学図書館における学生協働の活動形態や動向を明らかにすることを目的としている。学生協働とは、「図書館業務の一端を、職員とともに、利用者でもある学生が担う活動」と定義する。各活動によって、内容も組織形態もさまざまであるが、「自発的・自律的に学習支援に関与し、図書館スタッフの一員としての働きをする学生スタッフ」(1)が、学生アシスタントや学生サポーターなど様々な名称で呼ばれている。ここではそうした学生協働に関与する学生を、総称して学生スタッフと呼ぶ。...

DSpaceコミッターチームの新メンバーに鈴木敬二氏

2013年6月24日、DSpace Committers Groupが、鈴木敬二氏がDSpaceコミッター(DSpace committer)に加わったことを公表しています。公表の記事では、DSpaceの日本語対応など鈴木氏のDSpaceへの貢献や、現在独立コンサルタントであり、過去には大学図書館等で勤務していたことなど、経歴も紹介されています。

DSpaceコミッターはDSpaceのソースコードリポジトリへのアクセス・更新権限を持ちます。2013年6月24日現在DSpaceコミッターは、鈴木氏を含め、世界で23人います。

Welcome to the latest DSpace committer: Keiji Suzuki(DuraSpace.org、2013/6/24付け)
http://duraspace.org/welcome-latest-dspace-committer-keiji-suzuki

DSpaceContributors(DuraSpace Wiki、2013/6/20付け)
https://wiki.duraspace.org/display/DSPACE/DSpaceContributors

参考:
リポジトリ用ソフト“DSpace”の使用機関が全世界で1000機関を突破

CA1794 - 地方議会図書室に明日はあるか―都道府県議会図書室を例に― / 塚田洋

 本誌の読者は、地元の議会図書室を訪れたことがあるだろうか。先頃、国立国会図書館(NDL)主催イベントで行われた北川正恭氏(早稲田大学大学院教授、元三重県知事)の講演(1)を聴いて、初めて議会図書室に関心を持った方もいるかもしれない。講演の中で北川氏は、知事時代に行った県議会図書室の改革(2)を例に、図書館関係者のミッションをとらえ直す必要性について指摘した。住民自治への貢献を、広く図書館関係者全体のミッションと位置付ければ、全国の議会図書室の活性化は劇的に進み、そして、このような取組こそが「社会を創る図書館の力」であると述べた。改革できない理由を探す「他責文化」から脱し、図書館の明日につながる一歩を踏み出してほしいとの激励も印象的であった。...

【イベント】日本電子出版協会、セミナー「電子書籍をめぐる10の神話」を開催(7/11・東京)

日本電子出版協会が、2013年7月11日に、セミナー「電子書籍をめぐる10の神話」を開催するとのことです。米国等海外の事例、内外の基本データを踏まえて、電子出版が「神話」から「現実」へと脱皮する道筋を展望するものとのことで、講師は朝日新聞社デジタル事業本部の林智彦氏です。

案内に掲載されている10の神話は以下の通りです。

神話の1)「出版は10年以上不況であり、今後も不況が続く」
神話の2)「120万点以上の電子書籍が、米国の電子書籍普及の基礎となった。日本でも100万点ないと電子書籍は普及しない」
神話の3)「電子書籍は紙の書籍といつか置き換わる」
神話の4)「電子出版は『出版』の一種であり、『出版』のノウハウが活きる」
神話の5)「電子書籍でも紙の書籍と同様、価格は出版社が決めるべき」
神話の6)「図書館は電子書籍の敵である」
神話の7)「『自炊』は出版の敵であり、電子書籍の敵である」
神話の8)「ノンDRMは海賊版を増やす」
神話の9)「今後のフォーマットはEPUBしかありえない」
神話の10)「電子書籍なんか要らない。メルマガで十分」
おまけ)「電子出版権、著作隣接権の法制化で電子化が進む」

7月11日 電子書籍をめぐる10の神話(日本電子出版協会、セミナー情報、2013/6/18日付け)

オープンソースの次世代OPAC“VuFind”のバージョン2.0が公開

米国のヴィラノヴァ大学図書館が開発しているオープンソースの次世代OPAC“VuFind”が、2013年6月24日に正式に公開されました。

Press Release: Villanova University [June 24, 2013] VuFind 2.0 Released
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=18080

VuFind
http://vufind.org/

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