アーカイブ - 2013年 5月

5月 29日

CrossRef、研究論文の助成金情報を収集・提供する“FundRef”を公開

CrossRefが、FundfRefを公開しています。2012年3月から2013年2月までの一年間試行を経て、2013年3月にCrossRef理事会がリリースを承認していたものです。データ量はまだ限定的なようです。

CrossRef's FundRef launches: Publishers and funders track scholarly output(CrossRef Blog、2013/5/22付け)
http://www.crossref.org/crweblog/2013/05/crossrefs_fundref_launches_pub.html

検索画面
http://search.crossref.org/fundref

総務省が統計におけるオープンデータの高度化に向けた取組み内容を発表

2013年5月28日、総務省は、政府統計データについてより高度な利用を可能とする取組みについてまとめた資料を公開しました。それによると、総務省は独立行政法人統計センターと協力し、以下の3つの取組みを進めているとのことです。

(1)API機能による統計データの高度利用環境の構築
(2)統計GIS機能の強化
(3)オンデマンドによる統計作成機能・方策の研究

そして、(1)については6月上旬から、(2)については今年秋を目途に試行運用を開始する予定とのことです。

統計におけるオープンデータの高度化 (PDF)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000227564.pdf

一橋大学附属図書館が『一橋大学附属図書館研究開発室年報』を創刊 

2013年5月29日、一橋大学附属図書館が『一橋大学附属図書館研究開発室年報』を創刊しました。

巻頭には、同館の江夏由樹図書館長による「一橋大学附属図書館の将来像を探る:研究開発室開発の意義」があり、論文には杉岳志「東京高商の修学旅行とその報告書」等の3篇が、また報告には、大場高志. 「川﨑操:一橋大学附属図書館伝説の事務長」、武部真子ほか.「一橋大学附属図書館における電子機器貸出サービスの実施報告」、阪口幸治ほか「一橋大学附属図書館におけるタブレットおよびスマートフォン向け図書館利用者用コンテンツの開発」等7編の論文が掲載されています。

なお、年報の本文はPDFとiBooksの2つの形式で提供されています。

『一橋大学附属図書館研究開発室年報』を創刊しました (一橋大学附属図書館 2013/5/29付けの記事)
http://www.lib.hit-u.ac.jp/blog/20130529/

『世界最先端IT国家創造』宣言(案)に関する意見募集、実施中

IT総合戦略本部が、『世界最先端IT国家創造』宣言(案)」に関する意見募集を実施しています。同案には、取り組みとして、公共データの民間開放(オープンデータ)の推進などが含まれています。

また、IT総合戦略本部は、「電子行政オープンデータ推進のためのロードマップ(案)」及び「二次利用の促進のための府省のデータ公開に関する基本的考え方(ガイドライン)(案)」についても意見募集を実施しています。

ともに、受付締切日は2013年6月7日となっています。

『世界最先端IT国家創造』宣言(案)に関するパブリックコメントの募集について (首相官邸, 2013/5/24付け)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/info/h250524-public.html

「『世界最先端IT国家創造』宣言(案)」に関する意見募集について(e-Gov, 2013/5/24公示)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=060130518&Mode=0

「世界最先端IT国家創造」宣言 ~第二次安倍内閣の新たなIT戦略~
(案)

米国議会調査局、大災害及び緊急事態への対応に関する議会向け概要説明資料(CRSレポート)を公開

米国議会調査局(Congressional Research Service:CRS)が、2013年5月24日付けで作成したCRSレポート“Congressional Primer on Responding to Major Disasters and Emergencies”が公開されています。大災害時の連邦政府及び州政府等の対応の枠組みを概説し、さらに対応プロセスにおける議員の情報提供や配信の役割についても言及しています。

Congressional Primer on Responding to Major Disasters and Emergencies(CRS, 2013/5/24付け)
http://www.fas.org/sgp/crs/homesec/R41981.pdf

米国アーキビスト協会、“Describing Archives: A Content Standard”の第2版をウェブ公開

米国アーキビスト協会(Society of American Archivists)から、“Describing Archives: A Content Standard(DACS)”の第2版がウェブに公開されていました。印刷版は2013年6月に刊行されるとのことです。

Describing Archives: A Content Standard, Second Edition (DACS)
http://www2.archivists.org/standards/describing-archives-a-content-standard-second-edition-dacs?

DACS Second Edition: Now Available
http://www2.archivists.org/

DACS Second Edition (2013) PDF, 209ページ
http://files.archivists.org/pubs/DACS2E-2013.pdf

DACS (2010) PDF, 304ページ
http://files.archivists.org/pubs/DACS-2007.pdf

via.

EBSCO Discovery ServiceからGaleのデータベースが検索可能に

2013年5月28日、EBSCO社と、Cengage Learning傘下のGale社が、GaleのデータベースやアーカイブをEBSCO Discovery Serviceから検索可能とすることに合意したとのプレスリリースが出ています。今回の合意の対象には、Gale Virtual Reference Libraryなど、Galeの多くのデータベースがリストアップされています。

New Agreement Between EBSCO Information Services and Cengage Learning Provides Gale Metadata in EBSCO Discovery Service(EBSCO, 2013/5/28付け)
http://www2.ebsco.com/EN-US/NEWSCENTER/Pages/ViewArticle.aspx?QSID=667

New Agreement Between EBSCO Information Services and Cengage Learning Provides Gale Metadata in EBSCO Discovery Service™(Cengage Learning, 2013/5/28付け)

高精細デジタル画像を無料提供するアムステルダム国立美術館の“Rijksstudio”とその他のデジタルアーカイブ(記事紹介)

2013年5月28日のニューヨークタイムズにオランダのアムステルダム国立美術館の“Rijksstudio”が取り上げられています。

“Rijksstudio”では、2012年10月より所蔵作品の高精細デジタル画像12万5,000件を公開するとともに、利用者がこれらのデータをダウンロードしTシャツにプリントする、といったことができるようにしています。記事は、これについて取り上げ、同館が年間4万件の画像の追加を目標としていることや、これまでにおよそ20万人が画像のダウンロードを行ったことなどを紹介しています。またあわせて、英国のナショナル・ギャラリーや、米国のスミソニアンの画像ダウンロードに関するポリシーを簡単に紹介しています。

Masterworks for One and All(The New York Times, 2013/5/28付け)
http://www.nytimes.com/2013/05/29/arts/design/museums-mull-public-use-of-online-art-images.html?_r=0

Rijksstudio
https://www.rijksmuseum.nl/en/rijksstudio

参考:

デジタル展示のためのオープンソースツール(記事紹介)

2013年5月28日、ブログ“iLibrarian”で、デジタル展示を行うためのオープンソースツールを紹介する記事が掲載されています。紹介されているのは、Omeka、Collective Access、CollectionSpace、Open Exhibits、Pachydermの5つです。それぞれのツールの特徴等がまとめられています。

5 Free and Open Source Tools for Creating Digital Exhibitions(iLibrarian 2013/5/28付け記事)
http://oedb.org/ilibrarian/5-free-and-open-source-tools-for-creating-digital-exhibitions/

Omeka
http://omeka.org/

国際出版連合(IPA)がオープン教育リソースについてポジションペーパーを公表

国際出版連合(IPA)が、2013年5月28日付けでプレスリリースを出し、オープン教育リソース(Open Education Resources: OER)についてIPAの立場を表明する文書“IPA Position Paper: Publishers and Open Educational Resources can work together”を公表しています。OERについてその価値を認めたうえで、持続可能性、品質、効果について課題があることを指摘しています。また、教育資料の提供において考慮すべき問いを複数列挙しています。

Free Content Comes at a High Price: IPA Raises Questions about Open Educational Resources(2013/5/28付け)
http://www.internationalpublishers.org/images/stories/EducationalPublishing/IPA%20OER%20position%20statement%20Press%20Release.pdf

IPA Position Paper: Publishers and Open Educational Resources can work together

5月 28日

紙の教科書でも電子教科書でもテストの点数は変わらない?(米国)

紙の教科書を利用しても、電子教科書を利用しても、テストの点数に差は出ないとする研究結果を米国インディアナ州立大学が報じています。

この研究は同大学Jim Johnson氏が行ったものです。2013年5月6日付けの同大学のニュースによれば、200人以上の学生を紙の教科書を持ち込むグループとiPad2に入れた同じ教科書の電子版を持ち込むグループの2つに分けてテストを行い、その点数を比較したとのことです。

結果から、紙の教科書を持ち込んだグループと電子版を持ち込んだグループでは点数に統計的に有意な差はなく、過去のタブレット端末の利用経験とテストの点数の間にも有意な関係はなかったとされています。

Research shows students perform well regardless of reading print or digital books(ISU Newsroom, 2013/5/6付け)
http://www.indstate.edu/news/news.php?newsid=3564

Students Reading E-books Learn Equally as those Reading Printed Books(Headlines & Global News, 2013/5/26付け)

米Yahoo!によるTumblr買収への図書館員の反応(米国)

2013年5月20日に正式発表された米Yahoo!によるブログサービスTumblrの買収について、Tumblrを利用している図書館員の反応が2013年5月24日付けのLibrary Journal誌の記事に掲載されています。

サービス改善につながるだろうと楽観視する声も、戸惑いの声も聞かれたとのことですが、多くの図書館員はどのような影響があるかはまだわからないと考え、静観しているとのことです。

Time Will Tell: Librarians on Yahoo’s Acquisition of Tumblr(Library Journal、2013/5/24付け)
http://reviews.libraryjournal.com/2013/05/in-the-bookroom/post/time-will-tell-librarians-on-yahoos-acquisition-of-tumblr/

トンブクトゥの歴史的文書保護のため、クラウドファンディングによる資金調達が開始

紛争を避けるためマリのトンブクトゥから運び出された歴史的文書約30万点を保護するため、クラウドファンディングにより資金調達を行う取組みが開始されています。資料がもともと存在した乾燥地帯よりも湿度の高い地域で保管されており、保存用のケースに入れるなどの活動が必要となっているようです。

Timbuktu Libraries in Exile
http://www.indiegogo.com/projects/timbuktu-libraries-in-exile

May 20, 2013 marks the launch of global fund-raiser
T160K: Timbuktu Libraries in Exile
http://us5.campaign-archive2.com/?u=0167637e48dda955968a7046e&id=5e7ee029f0

Timbuktu: Ancient Manuscripts in Danger of Extinction(カナダMacGill大学のThe Islamic Studies Library Blog, 2013/5/20付け)

カイロ・ゲニザ文書の照合プロジェクト(記事紹介)

イスラエル、Tel Aviv Universityにある高性能コンピュータによる、カイロ・ゲニザ(Cairo genizah)の照合プロジェクトについて各紙で報じられています。

1896年にカイロのBen Ezra シナゴーグ内のゲニザと呼ばれる文書保管室で発見された、カイロ・ゲニザは、9世紀から19世紀にかけて収集された、地中海沿岸でのユダヤの人々の生活の詳細を明らかにする32万ものページやページの断片からなる文書です。記事によると、この文書は世界中の67の図書館や美術館等に散逸しており、1世紀以上の調査で約4000のみの照合がされている状態とのことです。

今回の照合プロジェクトは、現存するほぼ全てのカイロ・ゲニザの断片をスキャンし、ウェブサイトにアップロードした、Friedberg Genizah Projectの努力によって可能となったとのことです。照合プロジェクトの経過報告レポートによると、5月16日に開始された照合作業の予定終了日は6月26日とのことです。

9th century, meet 21st: Supercomputer revolutionizes Cairo Geniza research(Times of Izrael 2013/5/27付け記事)

若者のソーシャルメディア利用とプライバシー意識:Pew Research Centerの調査結果より(米国)

2013年5月21日、米国調査機関Pew Research CenterのPew Internet & American Life Projectとハーバード大学Berkman Center for Internet and Societyによるレポート”Teens, Social Media, and Privacy”が公表されていました。これはPew Internet & American Life Projectが2012年7月26日から9月30日にかけて、米国の12-17歳の若者802人とその両親に対して行った電話調査と、Berkman Center for Internet and Societyが2013年2月から行っていた米国の11-19歳の学生を対象とする24回のフォーカスグループインタビューの結果等をまとめたものです。

ソーシャルメディアの利用について明らかになった主な点は以下の通りで、2006年に行った同様の調査よりもソーシャルメディアで自身の情報を共有する若者が増えているとのことです。

・91%の若者が自分の写真をソーシャルメディアに投稿している(2006年は79%)。
・71%が学校名を公開している(2006年は49%)。
・71%が住んでいる街の名前を公開している(2006年は61%)。

ウガンダにおける著作権制度改革の取組み(記事紹介)

EIFLから、ウガンダの著作権制度改革に関するケーススタディが報告されています。EIFLの著作権と図書館に関するプログラム“EIFL-IP”で実施している7つのプロジェクトの5番目のケーススタディとして出されたものです。ケーススタディは、これまでにアルメニア(2013年3月)、ポーランド(2013年3月)、エストニア(2013年4月)、ウズベキスタン(2013年4月)のものが公開されています。

Uganda: easing the strain on access to learning materials(EIFL、2013/5/27付け)
http://www.eifl.net/news/uganda-easing-strain-access-learning-material

映画やテレビの中の美しい図書館20選

Flavorwireに、映画やテレビの中の美しい図書館20館が紹介されています。「モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本」、「ハリーポッター」シリーズ、「デイ・アフター・トゥモロー」などに登場した図書館が紹介されています。

The 20 Most Beautiful Libraries on Film and TV (FLAVORWIRE、2013/5/21付け)
http://flavorwire.com/392753/the-20-most-beautiful-libraries-on-film-and-tv

LRS、Colorado Talking Book Libraryの満足度調査(2012年版)を公表

米国コロラド州立図書館の調査部門ライブラリー・リサーチ・サービス(Library Research Service: LRS)が、コロラド州にあるColorado Talking Book Library(CTBL)の2012年の満足度調査の結果を公表していました。CTBLは、視覚障害や学習障害等により印刷資料を読むことができない人へのサービスを行っている図書館で利用者は約6,000人とのことです。調査では549人から回答を得、回答者の99%が同館のサービスについて「すばらしい」「よい」と評価したとのことです。

なお、質問紙調査では点字やオーディオ形式も併用しているとのことです。

Pleased Patrons: CTBL Maintains Excellent Service Record(LRS2013/5/21付け)
http://www.lrs.org/news/2013/05/21/pleased-patrons-ctbl-maintains-excellent-service-record/

本文(pdf, 24ページ)
http://www.lrs.org/documents/closer_look/CTBL_2012_Closer_Look.pdf

FactSheet

【イベント】第74回私立大学図書館協会総会・研究大会、「大学図書館の存在意義とその役割を再考する」をテーマに開催(8/29~30、名古屋)

第74回(2013年度)私立大学図書館協会総会・研究大会が、「大学図書館の存在意義とその役割を再考する」をテーマに開催されるとのことです。

2013年度 総会・研究大会(私立大学図書館協会、2013/5/27付け)
http://www.jaspul.org/collegium/cat/
※開催通知あり。

5月 27日

「種、貸します 返却は花が咲き再びタネになったら」愛知教育大学附属図書館「種」プロジェクトを開始

愛知教育大学附属図書館が、「種」プロジェクトを開始したとのことです。

本の貸出・返却になぞらえて種を貸出すもので、花が咲き、再びタネになったらその一部を図書館に返却して下さい、とのことです。種の種類は、アサガオ、ひまわり、サルビア、デージー、コスモス、風船かずら、なでしこなどで、1人3袋まで自由に持ち帰ってよいとのことです。

なお返却期限は、2014年1月10日までとなっています。

図書館『種』プロジェクトのお知らせ(愛知教育大学附属図書館)
http://www.auelib.aichi-edu.ac.jp/lib/osirase/osirase.html##o263

「種」プロジェクト始めました(エコキャンパス事業×愛知教育大学附属図書館)
http://www.auelib.aichi-edu.ac.jp/lib/dokushoannnai/tane.pdf

愛知教育大学附属図書館 WWWページ更新情報
http://www.auelib.aichi-edu.ac.jp/lib/osirase/renew.html
※2013年5月27日付け「お知らせに「図書館『種』プロジェクトのお知らせ」を掲載しました。」

参考:
E1398 - 公共図書館で“種,貸します” カレントアウェアネス-E
No.232 2013.02.21

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