スイスのバーゼルに本部をおくオープンアクセスジャーナルプラットフォーム“MDPI(Multidisciplinary Digital Publishing Institute)”が、“Publications”という学術出版をテーマとしたオープンアクセス誌を創刊し、その創刊号の一部の論文を既に公開しています。
米国のデューク大学図書館が、新しい部署“Duke Collaboratory for Classics Computing(DC3)”を創設すると発表しています。DC3は、デジタル技術を用いて同館の古典籍資料等の分析を担うもので、アンドリュー・メロン財団から50万ドルの助成を受け、同大学の古典研究者であるJoshua D. Sosin准教授が、役職を兼務し、DC3を率いることになる予定とのことです。DC3は2013年7月に正式にデューク大学図書館内に設置されます。
Duke Todayに掲載されたDeborah Jakubs氏のコメントによると、同大学では、図書館員はこれまで大学の様々な学部にエンベディッドされてきたものの、図書館が教職員を図書館に受け入れることは初めてであり、この兼務は、教職員と図書館との新しい関係構築にむけた大きな一歩であるとのことです。