アーカイブ - 2013年 5月 7日

世界中のオープンアクセスの電子学位論文を検索できる“Open Access Theses and Dissertations”

世界中のオープンアクセスの電子学位論文を検索できるウェブサイト“Open Access Theses and Dissertations”が公開されています。現在のところ600以上の大学・研究機関の150万件の学位論文を検索できるようです。

これを紹介したInformation Todayの記事によると、同サイトは2013年4月初めに公開されたもので、このサイトのプロジェクトはWake Forest UniversityのZ.Smith Reynolds図書館の技術責任者Thomas Dowling氏が行っているようです。同記事では、Dowling氏へ行った電話インタビューの内容もまとめられています。

Open Access Theses and Dissertations
http://www.oatd.org/

「一番の喜びは若者たちを読書や生涯学習につなぐこと」 学校図書館員や若者・子ども向けサービスを担当する公共図書館員の職業満足度調査(米国)

2013年5月6日付のSchool Library Journal誌の記事で、同誌が2012年10月に実施した、学校図書館員や公共図書館で若者・子ども向けのサービスを担当する職員の職業満足度調査の結果が報じられています。

この調査は現在の職業に対する満足度や最も満足している点、最も不満を感じる点、仕事の上で直面している課題、賃金や雇用の安定の度合いなどを尋ねたもので、米国の713人の学校図書館員と294人の公共図書館員が回答しました。

学校図書館員の70%、公共図書館員の69%が現在の職業に「非常に満足している」もしくは「満足している」と回答し、特に満足している点としては学校図書館員・公共図書館員とも「若者たちを読書や生涯学習につなぐ」職業であることを挙げた者が最も多かったとのことです。一方、不満を感じる点は、学校図書館員は「尊敬・正しい評価を得られないこと」と「図書館の予算が不十分であること」、公共図書館員は「賃金が低いこと」を挙げる者が最も多かったそうです。また、賃金の中央値は公共図書館員よりも学校図書館員の方が高く、学校図書館員の中でも図書館情報学の修士号(MLS)を持っている者の方が持っていない回答者よりも有意に賃金が高かったとのことです。

大英博物館と4大学が英国MOOCプラットフォーム “FutureLearn”に参加

2013年5月3日、英国の大学等によるMOOCプラットフォーム“FutureLearn”に、大英博物館、ラフバラ大学、シェフィールド大学、グラスゴー大学、ストラスクライド大学が新たに加わりました。これにより、FutureLearnへの参加機関は24機関となりました。

British Museum and four more universities join the FutureLearn revolution (FutureLearn 2013/5/3付けの記事)
http://futurelearn.com/news/british-museum-and-four-more-universities-join-the-futurelearn-revolution/

PLOS、Google、ウェルカム財団らが科学の加速を表彰するプログラムを創設、ノミネートの締切は2013年6月15日

2013年5月1日付のPLOS公式ブログで、科学の加速を表彰するプログラムAccelerating Science Award Program(“科学の加速賞”プログラム:ASAP)の創設と、ノミネートの受付開始が公表されていました。この賞はオープンアクセスな研究成果を利用、応用あるいは再編集することでなんらかのイノベーションを起こした個人らを表彰するものです。

上位3位にはそれぞれ賞金3万ドルが渡されるほか、2013年10月のオープンアクセスウィーク中にワシントンD.C.で開催されるSPARC・世界銀行共催イベントに招待されます。

2013年5月1日から2013年6月15日まで、ASAPのサイトを通じて自薦・他薦問わずノミネート可能です。そのほかの規定についても同サイトにて公表されています。

なお、同賞のスポンサーには米国大学・研究図書館協会(ACRL)やCreative Commonsをはじめとする24の企業・団体が名を連ねており、その中でも主な出資者はPLOS、Google、ウェルカム財団であるとのことです。

PLOS Announces Accelerating Science Award Program(The Official PLOS Blog、2013/5/1付け)

2012年のカナダの書籍市場、15%は電子書籍

カナダのBooknet Canadaが、販売情報のデータ“SalesData”に基づき、書籍市場の概況を報じています。これによると、2012年のカナダの書籍市場において、およそ15%は電子書籍が占めていたとのことです。また、四半期ごとに見ていくと、電子書籍の販売は第1四半期が最も多く、その後逓減して第4四半期に最も少なくなったのに対し、逆に印刷版の書籍の販売は、第4四半期に最も多かったとのことです。

2012 Annual Market Snapshot(Booknet Canada, 2013/4/30付け)
http://www.booknetcanada.ca/press-room/2013/4/30/2012-annual-market-snapshot.html

SalesData
http://www.booknetcanada.ca/salesdata/

IFLA、第11回国際マーケティング賞の受賞図書館を発表

IFLA(国際図書館連盟)が2013年の国際マーケティング賞(IFLA International Marketing Award)の受賞館を発表しています。第1位には、視覚障害のある学生にニーズに応えるサービスを提供するタルトゥ大学図書館(エストニア)が選ばれています。第2位にはSaskatoon Public Library(カナダ)、第3位にはKhakas Republican Children's Library(ロシア)が選ばれています。

IFLA 2013 International Marketing Award winners !(IFLA, 2013/5/3付け)
http://www.ifla.org/node/7679

PRESS RELEASE – 11th IFLA International Marketing Award
http://www.ifla.org/files/assets/management-and-marketing/marketing-award/award2013/11th-award-press-release.pdf

University of Tartu Library

ルクセンブルク国立図書館、"Libraries and publications of the future"を公表

2013年4月29日、ルクセンブルク国立図書館が、"Libraries and publications of the future"と題して、電子出版物への取組みや課題をまとめたガイドを公表しています。電子図書館の現状として、ルクセンブルク国立図書館等によるコンソーシアムが運営しているfindit.luのコンテンツや利用の概況、課題がまとめられています。またオープンアクセスやデジタル人文学についても触れられています。

Présentation du document de réflexion "Libraries and publications of the future" (Bibliothèque numérique au Luxembourg, 2013/4/29付け)
http://www.bnl.public.lu/fr/actualites/communiques/2013/04/whitepaper/index.html

Libraries and publications of the future

図書館振興財団、『平成24年度図書館の活性化―調査研究事業―「被災図書館への復旧支援のアクション・プラン策定」』を公開

図書館振興財団が、2013年5月7日付けで、『平成24年度図書館の活性化―調査研究事業―「被災図書館への復旧支援のアクション・プラン策定」』を公開しています。

調査研究事業(図書館振興財団)
http://www.toshokan.or.jp/chosa.php

平成24年度 図書館の活性化―調査研究事業― 「被災図書館への復旧支援のアクション・プラン策定」 (2013/5/7付け、PDF,9ページ)
http://www.toshokan.or.jp/jigyou/cyosa_action.pdf

東北学院大学による震災アーカイブ「東日本大震災の記録 Remembering 3.11」 5月15日に一般公開へ

2013年5月2日、東北学院大学は、現在進行中の「東北学院東日本大震災アーカイブプロジェクト」において学内の教職員等から収集したデータ・資料を電子化し、学校法人東北学院デジタルアーカイブ『東日本大震災の記録 Remembering 3.11』として、5月15日に一般公開すると発表しました。

学校法人東北学院デジタルアーカイブ『東日本大震災の記録 Remembering 3.11』公開のご案内 (東北学院大学 2013/5/2付けの記事)
http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/volunteer/?p=9214

全史料協会誌『記録と史料』第23号、「自治体職員のみた資料レスキュー」を特集

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)が発行している会誌『記録と史料』が、その最新号である第23号(2013年3月刊行)で、「自治体職員のみた資料レスキュー」と題した特集を組み、以下の論文を掲載しています。

・特集にあたって  広報・広聴委員会
・陸前高田市における被災公文書救出の受け入れについて
陸前高田市総務部総務課 高橋 良明
・東日本大震災・村田町における宮城歴史資料保全ネットワークの受け入れと文化財レスキュー
村田町教育委員会生涯学習課 石黒伸一朗
・福島県国見町における被災文化財の取り組みについて
国見町教育委員会生涯学習課 大栗 行貴
・東日本大震災に遭った鹿嶋市龍蔵院の文化財-文化財レスキューの活動に救われて-
鹿嶋市教育委員会教育総務課 糸川  崇
・佐倉市における被災資料への取り組みについて-地元歴史研究学会との協働-
佐倉市総務部総務課市史編さん担当 土佐 博文
・国文学研究資料館の資料レスキューに参加して
飯能市郷土館 金子 聡子

また、2013年3月刊行の会報は、第38回広島大会特集号となっており、「東日本大震災における仙台市博物館の資料レスキュー活動」等の報告が掲載されています。

会誌『記録と史料』 (全国歴史資料保存利用機関連絡協議会)