アーカイブ - 2013年 5月 28日

紙の教科書でも電子教科書でもテストの点数は変わらない?(米国)

紙の教科書を利用しても、電子教科書を利用しても、テストの点数に差は出ないとする研究結果を米国インディアナ州立大学が報じています。

この研究は同大学Jim Johnson氏が行ったものです。2013年5月6日付けの同大学のニュースによれば、200人以上の学生を紙の教科書を持ち込むグループとiPad2に入れた同じ教科書の電子版を持ち込むグループの2つに分けてテストを行い、その点数を比較したとのことです。

結果から、紙の教科書を持ち込んだグループと電子版を持ち込んだグループでは点数に統計的に有意な差はなく、過去のタブレット端末の利用経験とテストの点数の間にも有意な関係はなかったとされています。

Research shows students perform well regardless of reading print or digital books(ISU Newsroom, 2013/5/6付け)
http://www.indstate.edu/news/news.php?newsid=3564

Students Reading E-books Learn Equally as those Reading Printed Books(Headlines & Global News, 2013/5/26付け)

米Yahoo!によるTumblr買収への図書館員の反応(米国)

2013年5月20日に正式発表された米Yahoo!によるブログサービスTumblrの買収について、Tumblrを利用している図書館員の反応が2013年5月24日付けのLibrary Journal誌の記事に掲載されています。

サービス改善につながるだろうと楽観視する声も、戸惑いの声も聞かれたとのことですが、多くの図書館員はどのような影響があるかはまだわからないと考え、静観しているとのことです。

Time Will Tell: Librarians on Yahoo’s Acquisition of Tumblr(Library Journal、2013/5/24付け)
http://reviews.libraryjournal.com/2013/05/in-the-bookroom/post/time-will-tell-librarians-on-yahoos-acquisition-of-tumblr/

トンブクトゥの歴史的文書保護のため、クラウドファンディングによる資金調達が開始

紛争を避けるためマリのトンブクトゥから運び出された歴史的文書約30万点を保護するため、クラウドファンディングにより資金調達を行う取組みが開始されています。資料がもともと存在した乾燥地帯よりも湿度の高い地域で保管されており、保存用のケースに入れるなどの活動が必要となっているようです。

Timbuktu Libraries in Exile
http://www.indiegogo.com/projects/timbuktu-libraries-in-exile

May 20, 2013 marks the launch of global fund-raiser
T160K: Timbuktu Libraries in Exile
http://us5.campaign-archive2.com/?u=0167637e48dda955968a7046e&id=5e7ee029f0

Timbuktu: Ancient Manuscripts in Danger of Extinction(カナダMacGill大学のThe Islamic Studies Library Blog, 2013/5/20付け)

カイロ・ゲニザ文書の照合プロジェクト(記事紹介)

イスラエル、Tel Aviv Universityにある高性能コンピュータによる、カイロ・ゲニザ(Cairo genizah)の照合プロジェクトについて各紙で報じられています。

1896年にカイロのBen Ezra シナゴーグ内のゲニザと呼ばれる文書保管室で発見された、カイロ・ゲニザは、9世紀から19世紀にかけて収集された、地中海沿岸でのユダヤの人々の生活の詳細を明らかにする32万ものページやページの断片からなる文書です。記事によると、この文書は世界中の67の図書館や美術館等に散逸しており、1世紀以上の調査で約4000のみの照合がされている状態とのことです。

今回の照合プロジェクトは、現存するほぼ全てのカイロ・ゲニザの断片をスキャンし、ウェブサイトにアップロードした、Friedberg Genizah Projectの努力によって可能となったとのことです。照合プロジェクトの経過報告レポートによると、5月16日に開始された照合作業の予定終了日は6月26日とのことです。

9th century, meet 21st: Supercomputer revolutionizes Cairo Geniza research(Times of Izrael 2013/5/27付け記事)

若者のソーシャルメディア利用とプライバシー意識:Pew Research Centerの調査結果より(米国)

2013年5月21日、米国調査機関Pew Research CenterのPew Internet & American Life Projectとハーバード大学Berkman Center for Internet and Societyによるレポート”Teens, Social Media, and Privacy”が公表されていました。これはPew Internet & American Life Projectが2012年7月26日から9月30日にかけて、米国の12-17歳の若者802人とその両親に対して行った電話調査と、Berkman Center for Internet and Societyが2013年2月から行っていた米国の11-19歳の学生を対象とする24回のフォーカスグループインタビューの結果等をまとめたものです。

ソーシャルメディアの利用について明らかになった主な点は以下の通りで、2006年に行った同様の調査よりもソーシャルメディアで自身の情報を共有する若者が増えているとのことです。

・91%の若者が自分の写真をソーシャルメディアに投稿している(2006年は79%)。
・71%が学校名を公開している(2006年は49%)。
・71%が住んでいる街の名前を公開している(2006年は61%)。

ウガンダにおける著作権制度改革の取組み(記事紹介)

EIFLから、ウガンダの著作権制度改革に関するケーススタディが報告されています。EIFLの著作権と図書館に関するプログラム“EIFL-IP”で実施している7つのプロジェクトの5番目のケーススタディとして出されたものです。ケーススタディは、これまでにアルメニア(2013年3月)、ポーランド(2013年3月)、エストニア(2013年4月)、ウズベキスタン(2013年4月)のものが公開されています。

Uganda: easing the strain on access to learning materials(EIFL、2013/5/27付け)
http://www.eifl.net/news/uganda-easing-strain-access-learning-material

映画やテレビの中の美しい図書館20選

Flavorwireに、映画やテレビの中の美しい図書館20館が紹介されています。「モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本」、「ハリーポッター」シリーズ、「デイ・アフター・トゥモロー」などに登場した図書館が紹介されています。

The 20 Most Beautiful Libraries on Film and TV (FLAVORWIRE、2013/5/21付け)
http://flavorwire.com/392753/the-20-most-beautiful-libraries-on-film-and-tv

LRS、Colorado Talking Book Libraryの満足度調査(2012年版)を公表

米国コロラド州立図書館の調査部門ライブラリー・リサーチ・サービス(Library Research Service: LRS)が、コロラド州にあるColorado Talking Book Library(CTBL)の2012年の満足度調査の結果を公表していました。CTBLは、視覚障害や学習障害等により印刷資料を読むことができない人へのサービスを行っている図書館で利用者は約6,000人とのことです。調査では549人から回答を得、回答者の99%が同館のサービスについて「すばらしい」「よい」と評価したとのことです。

なお、質問紙調査では点字やオーディオ形式も併用しているとのことです。

Pleased Patrons: CTBL Maintains Excellent Service Record(LRS2013/5/21付け)
http://www.lrs.org/news/2013/05/21/pleased-patrons-ctbl-maintains-excellent-service-record/

本文(pdf, 24ページ)
http://www.lrs.org/documents/closer_look/CTBL_2012_Closer_Look.pdf

FactSheet

【イベント】第74回私立大学図書館協会総会・研究大会、「大学図書館の存在意義とその役割を再考する」をテーマに開催(8/29~30、名古屋)

第74回(2013年度)私立大学図書館協会総会・研究大会が、「大学図書館の存在意義とその役割を再考する」をテーマに開催されるとのことです。

2013年度 総会・研究大会(私立大学図書館協会、2013/5/27付け)
http://www.jaspul.org/collegium/cat/
※開催通知あり。