アーカイブ - 2013年 5月 22日

Wiley社、Altmetricをジャーナル6誌に試験導入

2013年5月20日、Wiley社が、Altmetricをジャーナル6誌に対して6カ月間試験的に導入したことを発表しています。導入されたのは、Advanced Materials、Angewandte Chemie、BJU International、Brain and Behavior、Methods in Ecology and Evolution、EMBO Molecular Medicineの6誌とのことです。

Wiley Trial Alternative Metrics on Subscription and Open Access Articles(Wiley、2013/5/20付け)
http://as.wiley.com/WileyCDA/PressRelease/pressReleaseId-108763.html

About Altmetric and the Altmetric score
http://altmetric.uservoice.com/knowledgebase/articles/84649-about-altmetric-and-the-altmetric-score

キヤノン、京都文化協会との文化財未来継承プロジェクトで、天球院 方丈障壁画8面の高精細複製品の寄贈を発表

2013年5月21日、キヤノン株式会社は京都文化協会と共同で取り組んでいる綴プロジェクト(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)の一環として、天球院方丈障壁画8面の複製品を臨済宗妙心寺派 天球院へ寄贈することを発表しました。

綴プロジェクトのウェブサイトによると、綴プロジェクトは、2007年から開始された、屏風や襖絵などの文化財の高精細な複製品を制作し、オリジナルの文化財をより良い環境下で劣化を防ぎながら保存することを可能にするプロジェクトとのことです。文化財をキヤノンのデジタル一眼レフカメラで撮影し、高精度なカラーマッチングを行った上で、大判プリンターで出力し、必要に応じて金箔や表装など京都伝統の技を加えて、オリジナルに限りなく近い複製品を完成させるとのことです。

綴プロジェクトでは第6期2作品目までに俵屋宗達の風神雷神図屏風や狩野永徳の洛中洛外図屏風等の複製品を製作しています。第6期3作品目として、天球院方丈障壁画のうち金地着色襖全56面の複製品を4年間で製作することを予定しており、今回、その最初の作品として、狩野山楽・山雪筆の「竹に虎図襖」4面と「籬に草花図襖のうち朝顔図襖」4面の複製品を完成させました。

なお、5月25日から6月9日まで行われる天球院の一般公開で、8面の複製品と、オリジナル文化財の両方を鑑賞できるとのことです。

学術研究懇談会(RU11)、「日本の国際競争力強化に研究大学が貢献するために(提言)」を発表

2013年5月22日、学術研究懇談会(RU11)は、日本の国際競争力強化に今後も研究大学が貢献するための提言「日本の国際競争力強化に研究大学が貢献するために(提言)」を発表しました。

RU11は、日本の国際競争力強化に今後も研究大学が貢献するために、少なくとも以下の2つの取り組みが必要としています。
・競争的資金を含む、国の全ての研究・教育補助金・委託費における間接経費率の最低30%の実現
・基盤的経費(国立大学法人運営費交付金・私立大学等経常費補助金)の削減停止・充実

日本の国際競争力強化に研究大学が貢献するために(提言) (RU11 2013/5/22付けの記事)
http://www.ru11.jp/blog/2013/05/22/539/

参考:
国内11大学からなる学術研究懇談会(RU11)、世界大学ランキング評価方法の改訂を求める声明を発表
http://current.ndl.go.jp/node/18978

DOAJが開始から10年を迎える

2013年5月12日、オープンアクセスジャーナルのディレクトリであるDOAJ(Directory of Open Access Journals)が、開始から10周年を迎え、それを記念する記事を公開しています。

DOAJは、2003年2月にスウェーデンのルンド大学図書館が、Open Society InstituteとSPARCの支援を受けて始めたものです。記事では、10年前と比較してオープンアクセスのモデルが大きく変わったことを指摘し、DOAJのウェブサイトが、オープンアクセスの学術コンテンツの中心に位置するようになったと述べられています。

DOAJ celebrates 10 years at the heart of Open Access (DOAJ 2013/5/12付けの記事)
http://www.doaj.org/doaj?func=news&nId=300&uiLanguage=en

京都府立総合資料館、京都の歴史や文化等に関する雑誌記事・論文を検索できる「雑誌論文記事検索」を公開

2013年5月14日、京都府立総合資料館が、京都の歴史・地誌・文化財・建築・文化等に関する雑誌記事・論文を探すことのできる「雑誌論文記事検索」を公開しました。

雑誌論文記事検索
http://www3.library.pref.kyoto.jp/infolib/meta_pub/G0000021kyotoz

京都府立総合資料館 (2013/5/14付けの新着情報に上記の記事があります)
http://www.pref.kyoto.jp/shiryokan/

北米研究図書館協会(ARL)、“Research Library Issues”280号を刊行:オープン教育リソース、電子書籍など

北米研究図書館協会(ARL)の“Research Library Issues”280号がリリースされています。オープン教育リソース(Open Educational Resources: OERs)の概要・展望等についての記事、電子書籍のライセンス契約・価格交渉等についての記事のほか、研究図書館の20年ほどの動向をARLの統計データに基づいてまとめた記事が掲載されています。なお、OERについての記事は2013年初めに出版前の版が公開されていたようです。

ARL Releases RLI 280 on OERs, E-Book Licensing, Research Library Trends(ARL, 2013/5/21付け)
http://www.arl.org/news/arl-news/2738-arl-releases-rli-280-on-oers-ebook-licensing-research-library-trends

Open Educational Resources as Learning Materials: Prospects and Strategies for University Libraries
http://publications.arl.org/rli280/2

米ハーバード大学の学術コミュニケーション室長にPeter Suber氏が就任

2013年5月21日、米国のハーバード大学図書館及びバークマンセンター(Berkman Center for Internet & Society)は、同大学の学術コミュニケーション室(Office for Scholarly Communication)の室長に、Peter Suber氏をあてる人事を発表しました。就任は7月1日となっています。学術コミュニケーション室は、同大学における学術成果のオープン化や共有化、保存に全学的に取り組む部署とのことです。

Suber氏はオープンアクセス運動の中心的な人物として知られており、室長就任後も、現在のハーバード大学オープンアクセスプロジェクトの担当や、SPARCでのシニア研究者、Earlham大学での哲学教員も引き続き担当するとのことです。

Peter Suber to Direct Harvard’s Office for Scholarly Communication
Succeeds Founding Director Stuart Shieber (Berkman Center for Internet & Society 2013/5/21付けの記事)
http://cyber.law.harvard.edu/node/8322

参考:

Internet Archive、ナイト財団から100万ドルの資金提供を受け、テレビのニュース番組検索サービスを拡張(米国)

2013年5月21日、Internet Archiveが、ナイト財団(John S. and James L. Knight Foundation)から資金提供を受けて“TV News Search & Borrow”サービスを拡張すると発表しています。

“TV News Search & Borrow”は、字幕テキストの検索機能と30秒ほどのビデオをオンラインで視聴できるサービスを提供するとともに、有料で貸出も行っています。同サービスは先の大統領選挙に際して2012年9月に開始したサービスであり、現在までに2009年6月以降の40万件のニュースが利用可能となっているとのことですが、今回の資金提供により、大規模なコンテンツの追加を行うとのことです。

Knight Foundation Strengthens Support for Television News Research Service(2013/5/21付け)
http://blog.archive.org/2013/05/21/knight-foundation-strengthens-support-for-television-news-research-service/

The blog of the John S. & James L. Knight Foundation

京都大学が日本で初めてMOOCコンソーシアムedXに参加

2013年5月21日、京都大学は、ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学によるMOOCコンソーシアム“edX”に、日本で最初に参加したと発表しました。今回、edXには世界から15の大学等が参加し、全部で27の機関となりました。特にアジアからの参加が初めてとのことで、京都大学の他に、香港大学、香港科技大学、北京大学、ソウル大学校、清華大学が参加を表明しています。

京都大学からedXへ配信する最初の講義は、上杉志成 物質-細胞統合システム拠点および化学研究所教授の「生命の化学: Chemistry of Life」で、今夏からの受講募集、2014年春の配信を予定しているとのことです。

日本で最初にedXのコンソーシアムに参加しました。(2013年5月21日) (京都大学 2013/5/21付けの記事)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2013/130521_1.htm

EdX Expands xConsortium to Asia and Doubles in Size with Addition of 15 New Global Institutions (edX 2013/5/21付けのプレスリリース)