2013年5月1日、出版大手のHachette Book Groupは、5月8日から、新刊書を含め同社の電子書籍について、米国の公共・学校図書館向けに提供を開始すると発表しました。Hachette Book Groupは、発行直後の電子書籍の価格を印刷版の3倍に設定し、1度に1ユーザーのみの利用とする条件を設定しています。また、この電子書籍の価格は発行から1年が経過すると印刷版の1.5倍にまで下がるようです。同日、OverDriveや3M等がHachette Book Groupの電子書籍の提供について発表しています。
なお、今回、Hachette Book Groupが加わったことで、“ビッグ6”と呼ばれる米国の出版大手6社の全ての電子書籍が同国の公共図書館で利用できるようになるとのことです。
HACHETTE BOOK GROUP TO OFFER FULL EBOOK CATALOG TO LIBRARIES: MORE THAN 5,000 TITLES, INCLUDING NEW RELEASES (Word) (Hachette Book Group 2013/5/1付けのプレスリリース)
2013年5月1日、米調査機関Pew Research CenterのPew Internet & American Life Projectが、“Parents, Children, Libraries, and Reading”と題するレポートを公表しました。これは2012年10月15日から11月10日にかけて16歳以上の米国人2,252に対して行われた調査の結果をまとめたものです。
米国印刷局(GPO)の政府刊行物提供サイトであるFederal Digital System(FDsys)の利用件数(コンテンツを閲覧、ダウンロードした件数)について、5億件に達したとのプレスリリースが出ています。FDsysは2009年1月に開始したもので、現在80万点が検索可能なコンテンツとなっているとのことです。