2013年5月10日、米国のジョージメイソン大学歴史とニューメディアセンターが運営する学術情報発信プラットフォームPressFowardが、“Survey of Scholarship Available on Scholarly Association and Community Websites”というレポートを刊行しました。これは、自然科学と人文科学の12の学協会・学術コミュニティのウェブサイトにおける学術コミュニケーションの現状を評価したものです。
2013年5月14日、Sky & Telescope誌に、米ハーバード大学のDigital Access to a Sky Century @ Harvard (DASCH)プロジェクトについての記事が掲載されています。米国ハーバード大学のハーバード大学天文台は、1885年から1993年の間に様々な屈折望遠鏡で撮られた500,000枚以上の天文学の写真乾板を所蔵しています。このDASCHプロジェクトは、これらの写真乾板をスキャンし、デジタル保存するプロジェクトとのことです。記事によると、5月初旬に最初のデータセットが公開されたとのことです。
College & Research Libraries誌が“Student Involvement for Student Success: Student Staff in the Learning Commons ”という論文のプレプリントを公開しました(2013年4月受理、2014年9月出版予定)。著者は、ともにカナダにあるブリティッシュコロンビア大学のJulie Mitchell氏およびクイーンズ大学のNathalie Soini氏です。
米国のIthaka S+Rと英国JISC、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、英国の研究者の研究行動等を調査したレポート“Survey of Academics 2012”を刊行しました。レポートでは、研究活動における情報発見や学部学生への教育活動、研究テーマ選択の実態や成果発表のチャンネル、学会や大学図書館及びそのコレクションに対する考え方等を調査してます。
2013年5月9日、米国議会図書館のデジタル保存をテーマとしたブログThe Signalに、“Fifty Digital Preservation Activities You Can Do”という記事が掲載されています。記事では、来年のPreservation Weekまでデジタル保存活動を継続していくための、50(+1)項目が提案されています。
オーストリア・リンツで開催される電子芸術の祭典「アルスエレクトロニカ」(Prix Ars Electronica)のコンペティションにおいて、首都大学東京の渡邉英徳准教授らの研究グループによる「東日本大震災アーカイブ」および震災ビッグデータに関する一連の活動が、Digital Communities部門の栄誉賞(Honorary Mention)を受賞しました。なお、ニコニコ学会βも同賞を受賞しています。