アーカイブ - 2013年 4月

4月 12日

公開間近の「米国デジタル公共図書館(DPLA)」 コンテンツ協力が続々発表

2013年4月18日に公開予定の「米国デジタル公共図書館(DPLA)」に対し、デジタルコンテンツを提供する機関のニュースが、3月末以来次々と発表されています。

3月28日には、DPLAとARTstorとの提携により、米国内の6つのミュージアムから1万点以上のコンテンツの提供が発表されました。

4月4日には、ニューヨーク公共図書館(NYPL)との提携が発表され、これにより米国建国期のコレクション“The Thomas Addis Emmet Collection”と植民地時代の北米地図資料等のコレクション“The Lawrence H. Slaughter collection”がDPLAを通じて提供されるようです。

4月9日には、生物多様性遺産図書館(Biodiversity Heritage Library)から11万点以上のコンテンツが提供されるとの発表があり、4月11日には、バージニア大学図書館から、19世紀末~20世紀初頭の写真コレクション“Holsinger Studio Collection”の提供について発表がありました。

University of Virginia Library to Join Digital Public Library of America (UVA Today 2013/4/10付けの記事)

米国議会図書館、資料デジタル化を無償で行なってくれる協力機関を募集

2013年4月8日、米国議会図書館(LC)のブログ“The Signal Digital Preservation”が、所蔵資料のデジタル化事業への無償協力を呼び掛ける記事を掲載しています。営利/非営利を問わず、デジタルコンテンツ業界(電子出版社、配信業者、教育機関、図書館等)に対し呼び掛けています。

このような呼びかけの背景にはデジタル化に係るコストの増加への対応があり、LCとしては、この無償デジタル化で協力機関とLC双方の利益になるものとしたいとしています。

Library of Congress Third-Party Digitization Agreements
http://www.loc.gov/about/business/thirdpartydig/

Opportunity Knocks: Library of Congress Invites No-cost Digitization Proposals (Library of Congress The Signal Digital Preservation 2013/4/8付けの記事)

フランス国立図書館(BnF)、貴重書の装丁データベースを公開

2013年4月11日、フランス国立図書館(BnF)が、貴重書の装丁データベース“reliures.bnf.fr”を公開しました。

これは、電子図書館“Gallica”に登載されている、16世紀初頭から19世紀初頭までの装丁約200点をまとめたもので、今後も継続的に資料の追加が行われるようです。

reliures.bnf.fr
http://reliures.bnf.fr/

Actualités professionnelles  (2013/4/11付けで、“La base reliures.bnf.fr est en ligne”とあります)
http://www.bnf.fr/fr/professionnels/pro_actualites.html

「市立米沢図書館デジタルライブラリー」が公開 藩校興譲館伝来の資料等100点を提供

2013年3月28日、山形県の市立米沢図書館が、「市立米沢図書館デジタルライブラリー」を公開しました。

これは、同館の所蔵する郷土資料の中から、学術的に貴重な古典籍や米沢に関わる古典籍・古文書をデジタル画像で提供するものです。米沢藩の藩校興譲館由来の貴重書等約100点の画像が公開されているようです。

市立米沢図書館デジタルライブラリー
http://www.library.yonezawa.yamagata.jp/dg/index.html

市立米沢図書館
http://www.library.yonezawa.yamagata.jp/

図書館振興財団、旧高速道路交流推進財団の「日本の道の歴史」情報検索システムを引き継いで公開

2013年4月1日、図書館振興財団が、「日本の道の歴史」情報検索システムを公開しました。

これは、旧財団法人高速道路交流推進財団が構築した日本の道に関するデータベースで、「図書館を使った調べる学習コンクール」の調べる対象の一つとして振興財団が引き継いだものとのことです。

「日本の道の歴史」情報検索システム
http://jroad.majestic.jp/nmr-120725-http/

「日本の道の歴史」情報検索システムを公開しました。(図書館振興財団 2013/4/1付けの記事)
http://www.toshokan.or.jp/topics_detail.php?recid=59

総務省、「教育分野におけるICT利活用推進のための情報通信技術面に関するガイドライン(手引書)2013」小・中・特別支援学校版を公開

2013年4月12日、総務省が、「教育分野におけるICT利活用推進のための情報通信技術面に関するガイドライン(手引書)2013(小学校版及び中学校・特別支援学校版)」を公開しました。

これまでの「フューチャースクール推進事業」の成果を踏まえ、学校現場におけるICT環境の構築や運用、利活用の際の情報通信技術面に関わるポイントや留意点について、教育関係者の具体的な取組や地方自治体の導入の参考となるとともに、導入のきっかけとなるものとして作成されたものとのことです。

ガイドライン(手引書)2013(小学校版)(PDF)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000218505.pdf

ガイドライン(手引書)2013(中学校・特別支援学校版)(PDF)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000218507.pdf

ガイドライン(手引書)2013の概要
http://www.soumu.go.jp/main_content/000218299.pdf

「教育分野におけるICT利活用推進のための情報通信技術面に関するガイドライン(手引書)2013(小学校版及び中学校・特別支援学校版)」の公表 (総務省 2013/4/12付けの記事)

タグ付けをゲームにしてクラウドソーシング化するソフトウェア開発プロジェクト“Metadata Games”(記事紹介)

2013年4月3日、米国議会図書館のブログThe Signal Digital Preservationが、フリーのオープンソースソフトウェア開発プロジェクト“Metadata Games”の担当者Mary Flanagan氏のインタビュー記事を掲載しています。

“Metadata Games”は、デジタル化した後の資料等へのタグ付けをゲームにして、クラウドソーシングで行なえるようにするソフトウェアです。インタビュー記事では“Metadata Games”を使った実際のプロジェクトやソフトウェア開発の裏側、図書館員や文書館員等からの反応等が紹介されています。

The Metadata Games Crowdsourcing Toolset for Libraries & Archives: An Interview with Mary Flanagan (Library of Congress The Signal Digital Preservation 2013/4/3付けの記事)

山口県文書館による中学校新課程用教科書とリンクした所蔵資料解説「アーカイブズガイド」 『研究紀要』第40号で第3集を公開

2013年4月7日、山口県文書館が、『山口県文書館研究紀要』第40号を公開しました。この号には、「山口県文書館所蔵アーカイブズガイド―学校教育編(3)―」が掲載されています。

「山口県文書館所蔵アーカイブズガイド―学校教育編―」とは、学校教育現場での同館所蔵資料の活用の便を図るため、館蔵資料の中から授業等で活用しやすい資料をピックアップし解説したものです。各トピックは、中学校新課程用教科書の内容とリンクしており、小・中・高の年間授業計画の中に位置づけることができるようになっています。

これまで同館の『研究紀要』の第38号(2011年)と第39号(2012年)で掲載されており、今回はその続編にあたるとのことです。

山口県文書館 研究紀要
http://ymonjo.ysn21.jp/index/page/id/413

アーカイブズガイド(学校教育編) (山口県文書館)
http://ymonjo.ysn21.jp/index/page/id/420

NBC、40万時間にのぼるスポーツのビデオをデジタル化へ(米国)

米国のNBCが、昔のスポーツ中継などのビデオのデジタル化に取り組むようです。

デジタル化は、Deluxe Entertainment Services社のセクションDeluxe MediaRecallが行うとのことで、同社より2013年4月4日付けでプレスリリースがでています。これによると、このビデオコレクションには、40万時間にのぼるスポーツ番組が含まれており、1964年の東京オリンピックのテレビ放送や、1967年の最初のスーパーボールの映像などが含まれているとのことです。

Deluxe MediaRecall to Digitize 400,000 Hours for NBS Sports (TVTechnology, 2013/4/3付け)
http://www.tvtechnology.com/feature-box/0124/deluxe-mediarecall-to-digitize--hours-for-nbs-sports-/218782

NBC Sports Group Selects Deluxe MediaRecall for Massive 400,000-hour Sports Film and Video Digital Migration Project(Deluxe Media Recall, 2013/4/4付け)

ACRLが図書館員向けカレントアウェアネスジャーナル“Keeping Up With..”を創刊 初号は「デジタル人文学」がテーマ

2013年4月10日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、“Keeping Up With...”という電子ジャーナルを創刊しました。研究・大学図書館員や高等教育の最新事情をコンパクトにまとめたカレントアウェアネスサービスとしての刊行物になります。

各号ではトピックを一つ取り上げ、それに関する重要なポイントを要約するものとなっており、創刊号では、デジタル人文学(Digital Humanities)がテーマとなっています。

Keeping Up With…
http://www.ala.org/acrl/publications/keeping_up_with/

Keeping Up With…Digital Humanities (ACRL 2013/4/10付けの記事)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/7051

"世界最強のライブラリアン"、本を出す

“世界最強のライブラリアン”というタイトルのブログを運営しているJosh Hanagarne氏は、身長が2メートルある大柄の男性で、300ポンドのベンチプレスを持ちあげたり、大きな石を持ち上げたりします。そして、ソルトレイクシティ公共図書館(米国)の中央館でフルタイムで働く図書館員でもあります。

このHanagarne氏が、“The World's Strongest Librarian: A Memoir of Tourette's, Faith, Strength, and the Power of Family”というタイトルの本を出版するそうです。

Hanagarne氏は、少年期にトゥレット症候群を発症したとのことで、それにまつわる経験など、現在に至るまでの回想録となっているようです。現在の彼は、雄弁に、パワフルに図書館の社会における役割や将来の可能性について考えているとのことで、SerlfAwarenessに、本の紹介と本人へのインタビュー記事が掲載されています。

Maximum Shelf: The World's Strongest Librarian(2013/4/9付け)
http://www.shelf-awareness.com/max-issue.html?issue=46#m95

4月 11日

都立多摩図書館、特別支援学校での読み聞かせガイドブックを作成

2013年4月9日、東京都の都立多摩図書館は、特別支援学校及び特別支援学級を有する小中学校での読み聞かせを支援するためのガイドブックを作成しました。

これは、同館が2005年度から都立特別支援学校との連携事業の一環として実施してきた、図書館員の学校訪問による児童・生徒への絵本読み聞かせ等の実践を踏まえてまとめられたものとのことです。

東京都の発表によると、公共図書館では全国初とのことです。ガイドブックは都内の対象となる小中学校へ配布されており、ウェブサイトでは抜粋のみが公開されているようです。

特別支援学校での読み聞かせ(抜粋)(PDF)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/04/DATA/20n49200.pdf

三重県の絵地図を活用した町歩き支援アプリ「ちずぶらり」シリーズ 四日市・伊賀・三重の3バージョンが続々リリース

三重県は、2013年3月25日に、iOSおよびアンドロイド端末用アプリ「四日市ぶらり」と「伊賀ぶらり」を、27日に「三重ぶらり」を無料公開しました。

これらは、タブレット端末やスマートフォンに表示された、県内各地が描かれた絵地図等を端末の電子地図と切り替え、さらにはGPS機能により絵古地図上に現在地を表示させることにより、過去と現在を見比べながら町歩きや歴史文化を知ることができるアプリとのことです。アプリでは、古地図や鳥瞰図等を使用し、画面上のアイコンを選択すると、昔の絵葉書や浮世絵、文化資産や各種見学施設等の概要を閲覧できるとのことです。

なお、同じシリーズとして「伊勢ぶらり」が既にリリースされています。

ちずぶらり
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/burari/

絵地図等に現在地を表示して町歩きを支援するアプリ「三重ぶらり」を提供開始します。 (三重の文化 2014/3/28付けの記事)
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/app/details/index.asp?cd=2013030450&ctr=new

絵地図等に現在地を表示して町歩きを支援するアプリ「四日市ぶらり」「伊賀ぶらり」を提供開始します。 (三重の文化 2014/3/26付けの記事)

Pew Research Centerによる図書館研究結果の10大重要事項(資料紹介)

米調査機関Pew Research Centerが、同機関がこれまで行なってきた図書館研究の調査結果のうち、重要な10のポイントをまとめた資料を公開しています。

この資料は、2013年4月8日から10日にかけてワシントンD.Cで開催された“Computers in Libraries 2013”でのセッション“Innovative & Awesome Tech”でのプレゼンテーション資料で、同機関のInternet & American Life ProjectのディレクターLee Rainieが作成したものです。

The 10 Most Important Insights from Pew Internet’s Library Research (Pew Research Center's Internet & American life Project 2013/4/9付けの記事)
http://www.pewinternet.org/Presentations/2013/Apr/Greatest-Hits-from-Pew-Internets-Library-Research.aspx

参考:
Pew Research Centerによる図書館関係調査レポートの結果をまとめたスライド

“世界で最も魅力的な図書館建築選挙に投票を”

図書館関連情報ブログLISNewsに、「Library World Records」で行われている“世界で最も魅力的な図書館建築選挙”への協力を求めるメッセージが掲載されています。

この選挙は今回で3回目になり、前回まではメールでの投票でしたが、今回はオンラインフォームでの投票になっています。投票は「国立図書館」「大学図書館」「公共図書館」「専門図書館」の4つのカテゴリーに分けて行われ、結果は近刊予定の「Library World Records」第3版で発表されるそうです。

Vote for the Most Fascinating Library Buildings in the World(LISNews、2013/4/7付け)
http://lisnews.org/vote_for_the_most_fascinating_library_buildings_in_the_world

岩手県立図書館、被災地の材木を活用した新しいコンシェルジュデスクをお披露目

岩手県立図書館のコンシェルジュサービス(本の案内)用のデスクとして、被災地の木材を活用したデスクが導入されたのことです。

東日本大震災時の山火事により打撃を受けた地域の林業の復興に貢献するため、被災地木材で復興住宅を建築するプロジェクトである「森の貯金箱」の建材を利用したデスクとなっているとのことです。

岩手県立図書館を指定管理者として受託運営する株式会社図書館流通センター(TRC)から出ているプレスリリースでは、「コンシェルジュサービスの充実を図ると共に、被災地の木材の活用について、全国にPRしたい」との企画の意図が紹介されています。

被災地の林業復興に貢献 被災地の木材を活用したコンシェルジュデスク @ 岩手県立図書館 (図書館流通センター(TRC) 2013/4/1付けプレスリリース)
http://www.trc.co.jp/information/pdf/20130401_iwate.pdf

岩手県立図書館に被災地木材使用デスク-コンシェルジュコーナーに(2013/4/11付け 盛岡経済新聞)
http://morioka.keizai.biz/headline/1315/

地域住宅生産者グループ「森の貯金箱」復興住宅プロジェクト

「生物多様性の本棚~みんなが生きものとつながる100冊~」:国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)がリストを公表

国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)が、UNDB-J推薦「子供向け図書」、愛称「生物多様性の本箱」~みんなが生きものとつながる100冊~を選定し、ウェブサイトに公表しています。生物多様性の理解や普及啓発、環境学習にも資する資料がリストアップされているとのことで、リストには対象年齢(幼児向け、小学校低学年向け、小学校高学年向、中学生向け)の区分も付されています。

選定にあたっては、外部専門家として日本児童図書出版協会、一般財団法人 出版文化産業振興財団および公益社団法人 日本環境教育フォーラムが協力しているとのことです。また、掲載されている資料は、地球環境パートナーシッププラザ(東京)や環境省自然環境局生物多様性センター(山梨)で閲覧することができるようです。

UNDB-J推薦「子供向け図書」の選定について 「生物多様性の本箱」~みんなが生きものとつながる100冊~
http://undb.jp/activity/books.html

国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)の構成
http://undb.jp/about/organization.html

「生物多様性を理解する本100冊」発表。で、生物多様性って、ナニ?(小学館ファミリーネット 2013/4/2付け)

E1420 - 東日本大震災アーカイブ公開記念シンポジウム<報告>

2013年3月26日,国立国会図書館(NDL)東京本館新館講堂において「東日本大震災アーカイブ公開記念シンポジウム『東日本大震災の記録をのこす意志,つたえる努力』」と題するシンポジウムが,総務省とNDLの主催によって開催され,約230名の参加があった。...

E1419 - 2013年CEAL年次大会・NCC公開会議・AAS年次大会<報告>

2013年3月18日から3月21日にかけて,米国サンディエゴにおいて東亜図書館協会(CEAL)年次大会と北米日本研究資料調整協議会(NCC)公開会議が開催され(E775E1181参照),続いて3月22日から3月24日まで,アジア学会(AAS)の年次大会が開催された。...

E1418 - 博士論文のインターネット公表:学位規則改正

学位の授与等について定めた学位規則(昭和28年文部省令第9号)の一部がこのほど改正され,2013年4月1日以降に授与された博士の学位に係る論文(博士論文)は,原則として従来の印刷公表に代えて,インターネットを利用して公表されることになった。この改正により,基本的には2013年4月1日以降の学位授与に係る国内の全ての博士論文へのオープンアクセスが実現することになる。今回の学位規則改正は,大学における教育研究の成果である博士論文の流通促進に大きく貢献するものと言えるだろう。...

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