国際図書館連盟(IFLA)の“特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会”(Library Services to People with Special Needs)が2012年8月に開催したサテライトミーティング「ホームレスと図書館」について、そのプレゼン資料の内容がLibrary Review誌の2013年春号で出版されるとのことで、Earlyciteとして既にウェブで公開されています。
2013年4月15日、米国図書館協会(ALA)が、米国図書館界の概況をまとめた報告書“State Of America's Libraries Report”の2013年版を公表しています。要約部分では、求職者や起業家へのサービス等の図書館のコミュニティにおける役割、財政難による学校図書館の悲観的な見通し、電子書籍の増加に伴う図書館でのデジタルコンテンツ利用に関する論争などについて書かれています。本編では、「公共図書館」「電子書籍と著作権問題」「学校図書館」「大学図書館」「ソーシャルネットワーキング」などのテーマごとに状況がまとめられています。
2013年4月12日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)刊行の学術雑誌"College & Research Libraries" (C&RL)が、創刊号から全てオンラインで無料利用可能になったことが発表されました。同誌は1939年に創刊され、2011年4月からオンライン版がオープンアクセスになっていました。また、2014年1月からはオンライン版のみの刊行になることが予定されています。
Library Journal誌のinfoDOCKETで、2002年から2010年までの米国の大学図書館における電子書籍の冊数の統計が、ビジュアルデータで見ることができるようになっています。データソースは、米国教育省の全米教育統計センター(National Center for Education Statistics:NCES)であり、州別ランキング、機関別ランキング等でも見ることができるようになっています。
米国リテラシー教育センター(the National Center for Literacy Education :NCLE )が2013年3月19日付けで"Remodeling Literacy Learning: Making Room for What Works"と題する調査レポートを公表していました。
2013年4月11日、米国出版社協会(Association of American Publishers:AAP)は2012年12月のAAP月次報告"StatShot"を公表し、米国での2012年商業出版社純収益が前年比6.2%増であると発表しました。AAPの統計によると、純収益において電子書籍が占める割合は、2009年の3.17%から2011年の16.98%、そして2012年の22.55%へと急激に増加しているとのことです。