アーカイブ - 2013年 4月

4月 25日

E1425 - 農家の生活向上を支援する各国の公共図書館サービス5事例

農業が基幹産業である地域にとって,農家の生活や所得の向上は重要な課題である。農業発展への取組みのパートナーとして,公共図書館に着目する動きがある。国際NGOであるEIFL(Electronic Information for Libraries)の公共図書館イノベーションプログラム(PLIP)では,ICTを活用して農業支援プログラムに取り組む各国の図書館に着目し,複数の革新的なプログラムに対し資金提供をするなどして,支援している。2011年から2012年にかけて行われたEIFLから1万5,000米ドルの助成金が提供された5つの事例について,それらが農家の生活・所得向上に貢献したことが報告されている。その中には,ベーシックなICTの利活用の研修プログラムから,日本にはあまり見られない実践も含まれており,興味深い。...

E1424 - デジタル教科書の最前線:東京書籍にインタビュー

教科書出版を手掛ける東京書籍株式会社は,2013年3月25日に高等学校のiPad向けデジタル教科書をリリースした。今回,東京書籍ICT事業本部制作部の長谷部直人さんにお話を伺った。...

E1423 - 図書館の現場につなぐ:図書館就職のためのMULUのセミナー

みちのく図書館員連合(MULU)では,図書館への就職を希望する人たちのためのセミナーを2012年から開催している。MULUとは2009年7月7日に発足した,東北地方の図書館員を中心とした“顔が見える”コミュニティである。メンバー数は約150名であり,主にメーリングリストによる情報交換と月に一度の茶話会を開催している。最近では,図書館員の日常業務と東日本大震災の教訓を体操にした「図書館体操第一」でよく話題となる。...

E1422 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2013/4/24現在)

東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,本誌での既報に続き,2013年3月中旬から4月中旬にかけての主な情報をまとめた(E1403ほか参照)。...

ベネッセ教育研究開発センター、「大学生の学習・生活実態調査」(第2回)を公表

ベネッセ教育研究開発センターが、2012年11月に実施した「大学生の学習・生活実態調査」の結果を公表していました。この調査は、大学生の学習・生活全般にわたる意識や実態をとらえることを目的に実施しているものとのことで、2008年に第1回に続いて今回が2回目となります。サンプル数は4,911名です。

このうち第2章第4節の「大学への適応と満足度」において、通っている大学の「施設・設備(図書館やインターネットの利用など)」の満足度が尋ねられています。これについては、2008年が「とても満足している」26.1%、「まあ満足している」49.9%であったのに対し、2012年はそれぞれ17.5%、50.3%となり、満足度が減少している結果となっています。

「大学生の学習・生活実態調査」(ベネッセ教育研究開発センター)
http://benesse.jp/berd/center/open/report/daigaku_jittai/2012/hon/index.html

米アマゾンが「全米で最も本を読む都市」トップ20を発表 1位はバージニア州アレクサンドリア

米国のAmazon.com社が「全米で最も本を読む都市」トップ20を公開しました。同社が2011年から毎年公開しているもので、人口10万人以上の都市が対象です。同社の図書・雑誌・新聞(紙、デジタルとも対象)の売上データに基づき、人口一人あたりの販売量を集計しています。今回は2012年6月1日からの売上データを集計したものとのことです。今年のトップ20は以下の都市です。

1. アレクサンドリア(バージニア州)
2. ノックスビル(テネシー州)
3. マイアミ(フロリダ州)
4. ケンブリッジ(マサチューセッツ州)
5. オーランド(フロリダ州)
6. アナーバー(ミシガン州)
7. バークレー(カリフォルニア州)
8. シンシナティ(オハイオ州)
9. コロンビア(サウスカロライナ州)
10. ピッツバーグ(ペンシルバニア州)
11. セントルイス(ミズーリ州)
12. ソルトレイクシティ(ユタ州)
13. シアトル(ワシントン州)
14. バンクーバー(ワシントン州)
15. ゲインズビル(フロリダ州)
16. アトランタ(ジョージア州)
17. デイトン(オハイオ州)
18. リッチモンド(バージニア州)
19. クリアウォーター(フロリダ州)
20. タラハシー(フロリダ州)

4月 24日

ニューヨークタイムズ、オンラインビデオを無料化:すべての利用者が回数制限なくアクセス可能に

ニューヨークタイムズが、2013年4月23日、オンラインビデオへの無料のアクセスの範囲を、すべての利用者に無制限とするとのプレスリリースを出しています。

プレスリリースでは、この実現にあたっては、本田技研工業の米国の高級車部門アキュラと、マイクロソフト社が支援したとされています。

The New York Times to Offer Free Unlimited Access to Online Video: All NYTimes.com Users Will Have Free Access to Video on NYTimes.com and on Mobile Apps Courtesy of Acura and Microsoft (NYTプレスリリース, 2013/4/23付け)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=105317&p=irol-newsArticle&ID=1809766&highlight=

The New York Times makes its online videos available to all users for free(The Next Web, 2013/4/23付け)

スコットランド国立図書館でウィキメディアン・イン・レジデンス募集

スコットランド国立図書館とウィキメディアが共同して、“ウィキメディアン・イン・レジデンス”(Wikimedian in Residence)を募集するとのことです。業務としては、同館の資料を用いてウィキペディア等の充実が図りうる領域を特定したり、同館のデジタル資料のウィキメディア・コモンズへの追加を検討したり、ウィキメディア編集の研修や成功事例ガイダンスを行うことなどが求められています。

募集の締め切りは、2013年5月6日とのことです。

なおBBCの記事によると、スコットランドの機関とウィキメディアとの大規模なパートナーシップは初めてのようです。

Wikimedian Fixed Term April (National Library of Scotland)
http://www.nls.engageats.co.uk/ViewVacancy.aspx?enc=mEgrBL4XQK0+ld8aNkwYmCBPBc57qv+lWVkXQdZzWXU6IJ6fkvkFda0iW+OkTKUJmvOpd9kE52JA90zNxhPq2q2Hr1AtkMDXvq4v/racQqSv7mP9n9M3alaETSHr4zdn

National Library of Scotland
http://www.nls.uk/

カナダ予算庁、政府支出のデータベースを公開

カナダ予算庁が、2013年4月22日、政府支出のデータベース「Expenditure Database」を公開したとのプレスリリースをだしています。このオンラインデータベースは、2012年6月に出された、議会の監視機能の強化を目指したレポート「Report of the Standing Committee on Government Operations and Estimates」に記載された提言に沿ったものとのことです。

Searchable Information on Government Spending is now Just a Click Away(Treasury Board of Canada Secretariat, 2013/4/22付け)
http://www.tbs-sct.gc.ca/media/nr-cp/2013/0422-eng.asp

Welcome to the Expenditure Database.
http://www.tbs-sct.gc.ca/ems-sgd/edb-bdd/index-eng.html

Report of the Standing Committee on Government Operations and Estimates

学研、「楽天いどうとしょかん」の電子書籍端末で有料コンテンツを無償提供

2013年4月23日、学研ホールディングス及び学研教育出版社は、福島県内を巡回している「楽天いどうとしょかん」の貸出用電子ブックリーダー「kobo Touch」向けに有料デジタルコンテンツを無償提供したと発表しました。

提供するコンテンツは、学研が提供するデジタルコンテンツの中で子供たちに人気が高く、学習効果も期待されるもの7点で、4月25日の運行より貸出を開始するとのことです。

学研、楽天の 「楽天いどうとしょかん」 貸出用電子ブックリーダー向けに有料デジタルコンテンツの無償貸出を開始 (楽天株式会社 2013/4/23付けの記事)
http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2013/0422.html

学研、楽天の 「楽天いどうとしょかん」 貸出用電子ブックリーダー向けに有料デジタルコンテンツの無償貸出を開始 (学研ホールディングス 2013/4/23付けの記事)
http://ghd.gakken.co.jp/news/hd/201304/20130423.html

学研、「楽天いどうとしょかん」に子ども向けデジタルコンテンツを無償提供 (リセマム 2013/4/23付けの記事)
http://resemom.jp/article/2013/04/23/13218.html

参考:

Thomson Reuters社、文献管理ツールEndNoteの無料・オンライン版を提供開始

Thomson Reuters社が、文献管理ツールEndNote Basicを公開しています。EndNote Basicはオンラインで無料で利用できるもので、5万件までの文献リストを管理でき、また2GB分のファイルのストレージを提供するものとなっているようです。

MarketWatchに掲載された情報によると、2013年2月にリリースされたiPad版も、EndNote Basicに合わせてアップデートされるとのことです。

Thomson Reuters Ups Ante for Mendeley Customers Seeking Free Alternative(MarketWatch, 2013/4/23付け)
http://www.marketwatch.com/story/thomson-reuters-ups-ante-for-mendeley-customers-seeking-free-alternative-2013-04-23

EndNote Basic
http://endnote.com/basic

“Migrating your library from Mendeley”
http://endnote.com/sites/en/files/media/basic/mendeley2endnote.pdf

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、全米博物館・図書館サービスメダル2013を発表

2013年4月23日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、全米博物館・図書館サービスメダル2013(2013 National Medal for Museum and Library Service)の受賞館を発表しました。同賞は、市民や教育、経済、環境そして社会に対して著しい貢献を果たした博物館・図書館に贈られる全米規模の賞です。2013年の受賞館は以下の通りです。

Boston Children’s Museum (Boston, Mass.)
Columbus Museum of Art (Columbus, Ohio)
Delta Blues Museum (Clarksdale, Miss.)
Discovery Science Center (Santa Ana, Calif.)
Marshalltown Public Library (Marshalltown, Iowa)
National Czech & Slovak Museum & Library (Cedar Rapids, Iowa)
Pierce County Library System (Tacoma, Wash.)
Public Library of Cincinnati and Hamilton County ( Cincinnati, Ohio)

国立女性教育会館、「日本女性のミニコミデータベース」を公開

国立女性教育会館が、「日本女性のミニコミデータベース」を、埼玉県地域共同リポジトリSUCRAで公開したとのことです。

女性教育情報センターでは、所蔵するミニコミ誌について、平成24年度に、主に国連婦人の10年(1976年~1985年)までに刊行が開始されたものから目録を整備してきました。今回公開されたのは45タイトルで、このうち許諾が得られたものは、デジタル化され公開されているとのことです。

欠号のものについては、寄贈が呼び掛けられています。

「日本女性のミニコミデータベース」
http://www.nwec.jp/jp/center/page19.html
※「平成24年度掲載タイトル一覧」あり

SUCRA(埼玉県地域共同リポジトリ)
http://sucra.saitama-u.ac.jp/modules/xoonips/listitem.php?index_id=22973

4月 23日

ルクセンブルク大学、全構成員に研究成果のリポジトリ登録を義務化、あわせて新リポジトリを公開

2013年4月15日、ルクセンブルク大学が全構成員に対し、研究成果のリポジトリ登録を義務化する方針を発表しました。対象は2009年1月1日以降に構成員が公表した出版物で、査読論文・会議録掲載論文については全文の登録が、それ以外については書誌情報の登録が求められます。2014年1月1日以降には、リポジトリに登録されていない情報を学内での業績評価等に用いないことも表明されました。

あわせて4月22日には同大学の新リポジトリORBiluも公開されています。ORBiluはリエージュ大学(ベルギー)との協同により構築されたもので、リポジトリと業績評価を結び付ける方針も、リエージュ大学で成果を挙げたものがORBiluでも採用されています。

The University of Luxembourg announces its Open Access deposit mandate(ルクセンブルク大学図書館, 2013/4/15付け)
http://orbilu.uni.lu/

Open Repository and Bibliography ORBilu(ルクセンブルク大学図書館, 2013/4/22付け)
http://orbilu.uni.lu/

ORBilu: Background(ルクセンブルク大学図書館)

科研費「情報環境の変化に適切に対応する目録規則の在り方に関する研究」の最終報告書が公開

2013年3月付けで、科学研究費基盤研究(C)「情報環境の変化に適切に対応する目録規則の在り方に関する研究」(研究代表:渡邊隆弘氏(帝塚山学院大学))の最終報告書が、同研究のウェブサイトで公開されています。

渡邊隆弘編『情報環境の変化に適切に対応する目録規則の在り方に関する研究:研究成果報告書:科学研究費基盤研究(C) 課題番号:22500223』堺, 渡邊隆弘, 2013.3. 286p.
http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/libsci/kaken2010.html#report

情報環境の変化に適切に対応する目録規則の在り方に関する研究 (KAKEN)
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/22500223.en.html

科学技術振興機構、「オープンアクセスに関するJSTの方針」を公表

科学技術振興機構(JST)が「オープンアクセスに関するJSTの方針」を公表しました(2013年4月付)。

オープンアクセスに関する JST の方針 (PDF)
http://www.jst.go.jp/pr/intro/pdf/policy_openaccess.pdf

JST、「オープンアクセスに関するJSTの方針」を発表 (STI Updates 2013/4/22付けの記事)
http://johokanri.jp/stiupdates/policy/2013/04/008443.html

HathiTrustが一新 データマイニング・分析ツールもリリース

2013年4月22日、HathiTrustは、サイトデザインを一新し、アクセシビリティに配慮するとともに、閲覧環境のインターフェイス等も改善したと発表しました。また、同日HathiTrust Research Centerは、HathiTrustのデジタルアーカイブのデータマイニングと分析用ツールをリリースしたと発表しています。

HathiTrust's New Look (HathiTrust 2013/4/22付けの記事)
http://www.hathitrust.org/hathitrust_new_look

世界の遊び心のある図書館15選

2013年4月21日付けのFlavorwireに、世界の遊び心のある図書館15館が紹介されています。

木製滑り台のある図書館(韓国)や、鳥かごのようなスペースのある図書館(タイ)などが紹介されています。また、11番目には日本から武蔵野美術大学美術館・図書館が紹介されています。

The Most Playful Libraries in the World(FLAVORWIRE, 2013/4/21付け)
http://flavorwire.com/386005/the-most-playful-libraries-in-the-world/1

武蔵野美術大学美術館・図書館
http://flavorwire.com/386005/the-most-playful-libraries-in-the-world/11

国立国会図書館、国立国会図書館サーチとの連携に関する「WebAPIによるシステム連携ガイドライン」を公開

2013年4月18日、国立国会図書館は、国立国会図書館サーチとの連携を希望される機関の方向けのガイドライン「WebAPIによるシステム連携ガイドライン」を公開しました。国立国会図書館サーチが外部機関のデータベースからデータを収集する場合に用いるWebAPIの仕様について解説しています。

連携を希望される機関の方へ (国立国会図書館サーチ)
http://iss.ndl.go.jp/information/renkei/

国立国会図書館サーチとの連携を希望される機関の方向けのガイドラインを公開しました(2013年4月18日) (国立国会図書館サーチ 2013/4/18付けの記事)
http://iss.ndl.go.jp/information/2013/04/18_announce-02/

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