アーカイブ - 2013年 4月 9日

IFLA/PACアジア地域センター、IFLAの「災害リスク削減に向けた図書館関連活動及び紛争・危機・自然災害時の図書館関連活動に対するIFLAの関与の原則」の日本語訳を公開

国際図書館連盟(IFLA)の理事会が、2012年4月に承認した"Principles of Engagement in library-related activities in times of crisis, conflict or disaster"について、IFLA/PACアジア地域センター(国立国会図書館)が日本語訳「災害リスク削減に向けた図書館関連活動及び紛争・危機・自然災害時の図書館関連活動に対するIFLAの関与の原則」を公開しました。

IFLAは、シリアやマリなどにおける紛争、ハイチ地震や東日本大震災といった自然災害等による文化遺産の喪失を憂慮して、5つの重点目標(Key Initiatives)の4番目に「文化遺産災害復興プログラム」(文化は必要不可欠なものであり、地域社会は文化遺産を糧に育つ。文化遺産がなければ、地域社会は死ぬ。)を掲げています。

IFLAの関与の原則は、このプログラムの下、IFLAが災害時等に文化遺産の保護に関連する活動に関与する際の指針として作成されたものです。

災害リスク削減に向けた図書館関連活動及び紛争・危機・自然災害時の図書館関連活動に対するIFLAの関与の原則
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/iflapac/risk_reduction.html

総務省の広報誌(2013年4月号)に特集「教えて!東日本大震災アーカイブ」掲載

総務省の広報誌の2013年4月号に東日本大震災アーカイブに関する特集記事「教えて!東日本大震災アーカイブ」が掲載されています。

国立国会図書館の「ひなぎく」の公開とその概要、総務省の運用モデルプロジェクトの概要、連携しているアーカイブ一覧などがまとめられており、また、今後の方針として「ひなぎく」に接続する連携先や検索情報を増やし充実を図ることが示されています。

総務省 広報誌 平成25年4月号
http://www.soumu.go.jp/menu_news/kouhoushi/1304.html

PDF(13ページ、特集は3-5ページ)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000215993.pdf

IFLA インターネットガバナンスフォーラムにおけるワークショップの動画を公開

2012年11月にアゼルバイジャンの首都バクーで開催された、インターネットガバナンスについて話し合うフォーラム“Internet Governance Forum (IGF)” において、国際図書館連盟(IFLA)チームが行ったワークショップの動画が公開されています。

動画が公開されたワークショップは以下の4点です。各ワークショップの概説や記録も公開されています。

Workshop 130: Digital Inclusion and Public Access to the Internet: What Policymakers Need and How Libraries and other Community Services can Deliver (Tuesday 6th November, Room 7, 14.30pm Baku Time)

Workshop 146: Intellectual Property Rights and the Freedom to Share: are the Two Compatible? (Thursday 8th November, Room 4, 11am Baku Time)

クラウドベースで中小規模文化機関のデジタルリソースをEuropeanaに提供するプロジェクト“LoCloud”が始動

2013年4月8日、Europeana Professionalのブログで、3月19日と20日にノルウェー国立公文書館で開催された“LoCloud”というプロジェクトの開催イベントが紹介されています。

このLoCloudは、中小規模のローカルな図書館等の文化機関が、クラウドコンピューティングの技術とサービスを開発して、デジタルリソースをアグリゲートし、Europeanaで利用できるようにするプロジェクトです。

考古学・建築遺産に関するリポジトリベースのアグリゲータ構築プロジェクトCARARE(2010-2013)と、Europeana Local(2008-2011)の2つをベースにしたプロジェクトとして、2013年3月1日から3年間続けられます。

LoCloud
http://www.mdrpartners.com/projects/locloud/

Local content in a Europeana cloud: LoCloud project launch in Oslo (Europeana Professional 2013/4/8付けの記事)
http://pro.europeana.eu/pro-blog/-/blogs/1635124

LoCloud (Arkivverket 2013/3/18付けの記事)

【イベント】国際子ども図書館、「絵本で知る世界の国々―IFLAからのおくりもの」を開催:約30の国や地域の絵本を展示(5/9-6/9、東京)

国立国会図書館国際子ども図書館で、2013年5月9日(木)から6月9日(日)まで展示会「絵本で知る世界の国々―IFLAからのおくりもの」を開催します。この展示会では、国際図書館連盟(IFLA)の「絵本で世界を知ろうプロジェクト」により集められ、国際子ども図書館に寄贈された、約30の国や地域の絵本約230冊を展示します。

「絵本で世界を知ろうプロジェクト」とは、出版国の言語、文化、絵本の質を伝える国際的絵本リストを、各国の図書館員の推薦により作成するプロジェクトです。

日本からは「だるまちゃんとてんぐちゃん」「ぐりとぐら」等の10冊の絵本が選定されています。

絵本で知る世界の国々―IFLAからのおくりもの(国際子ども図書館 2013/4/9付け)
http://www.kodomo.go.jp/event/exhibition/tenji2013-02.html

米NMC、ホライズンK12プロジェクトの暫定的結果を公表

米国のニューメディア・コンソーシアム(NMC)が、“2013 Horizon.K12 Project”について、“暫定的”結果を公表しています。

これは同プロジェクトの諮問委員会が可決したもので、今後5年程度の機関に世界のK-12の教育に影響を及ぼすと考えられる12の新しいテクノロジー、10のトレンドや課題がまとめられています。これらは最終報告に向けて半分に絞られるとのことです。

12のテクノロジーについては、以下のものがあげられています。

1年以内:BYOD、クラウドコンピューティング、モバイルラーニング、オンラインラーニング
2年から3年:適応学習ネットワーク/個人学習ネットワーク、電子出版、学習分析、オープンコンテンツ
4年から5年:3Dプリンティング、拡張現実、バーチャルラボ、ウェアラブル技術

2013 Horizon.K12: The Interim Results(2013/4/3付け)
www.intgovforum.org/cms/component/content/article/121-preparatory-process/1261-igf-2013

NMC Horizon Project Short List
2013 K-12 Edition(PDF、18ページ)

【イベント】オープンアクセス・サミット2013(6/6-6/7・東京)

2013年6月6日と7日に、国立情報学研究所(NII)の学術機関リポジトリ構築連携支援事業が「オープンアクセス・サミット2013」を学術総合センター一橋講堂および中会議室で開催します。

JAIRO Cloud活用事例報告や博士論文のオープンアクセスに関するワークショップ、第1回SPARC Japanセミナー2013等が開催されます。なお、参加費は無料となっています。

オープンアクセス・サミット2013の開催について (学術機関リポジトリ構築連携支援事業 2013/4/5付けの記事)
http://www.nii.ac.jp/irp/2013/04/25csi-20130405.html

米NISOの季刊誌“Information Standards Quarterly”、2012年の標準化の進展をレビュー

米国情報標準化機構(NISO)が発行している季刊誌“Information Standards Quarterly”の2013年春号(25巻1号)が、NISO及びISO/TC46(国際標準化機構/情報とドキュメンテーション専門委員会)における、2012年の標準化の動向についてのレビューを掲載しています。2012年8月にNISOの新しい標準規格となったJournal Article Tag Suite (JATS)、推奨指針が公表された“COUNTER-SUSHI Implementation Profile”、推奨指針の改定があったSERU(Shared E-Resource Understanding)など、それぞれ端的に紹介されています。

JATSについてはスポットライト記事も掲載されています。

NISO Publishes Annual Year in Review Issue of Information Standards Quarterly(NISO、2013/4/8付け)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=a6b4f3e25d3663a1ec8bc4df03f0d22d23bb7817

Information Standards Quarterly (ISQ) 2013年

ElsevierがMendeleyを買収

2013年4月9日、Elsevier社が文献管理ツールを手掛けるMendeley社の買収を発表しました。買収額は6,900万ドルから1億ドル(Financial Timesでは4,500万ポンド)と報じられています。

これに関し、同日付でMendeleyが発表したQ&Aによると、Mendeleyは今後も無料版の提供を行うこと、無料版ユーザーのストレージをこれまでの1GBから2GBへ増やし、他のプランを利用しているユーザーのストレージもそれぞれ拡大させること、SciVerse、Scopus、ScienceDirectの利用者はMendeleyへのエクスポートをこれまでよりも容易にできるようにすること、Mendeleyに登録しているデータはこれまでと同様に利用できること等が書かれています。またElsevierの発表では、Mendeley機関版も継続するとあります。

Elsevier welcomes Mendeley (2013/4/8付けの記事)
http://elsevierconnect.com/elsevier-welcomes-mendeley/

Team Mendeley is joining Elsevier. Good things are about to happen! (Mendeley Blog 2013/4/9付けの記事)