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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2013年4月8日、米国のITHAKA S+Rが、教職員の情報行動の変化について3年ごとに実施している定期調査について、2012年に実施された調査の結果を公表しています。
これについてLibrary Journal誌において、図書館との関係についてのポイントをまとめた記事が掲載されています。ここでは、
・これまでの調査において指摘されていた図書館の目録の役割の低下についての認識がやや反転しており、これは特に人文学の教職員の間で起きていること ・調査のスターティングポイント、あるいは、ゲートウェイとしての機能が2003年の調査以来初めて復活してきていること ・図書館のデータベースや蔵書構築を重要とする回答が依然として多かったこと
などが紹介されています。
Faculty Survey 2012 US(ITHAKA S+R、2013/4/8付け)※レポートPDF掲載http://www.sr.ithaka.org/research-publications/faculty-survey-2012-us
The Ithaka S+R 2012 US Faculty Survey is Now Available
English Wikipediaのオンライン週間紙の"The Signpost"において、特に主要言語と英語のウィキペディアのページビューとの関係にについて分析・紹介した記事が掲載されています。
インターネットユーザあたりの英語のウィキペディアの利用件数は、ネイティブスピーカーがマジョリティである主要6カ国(米国、英国、カナダ、オーストラリア、アイルランド、ニュージーランド)よりも、それ以外の国のほうが多い、などの分析が紹介されています。
なお、最新の統計では、英語のウィキペディアはページビューの47%を占めており、続いてスペイン語や日本語が7%、ロシア語6%、ドイツ語5.4%、フランス語4.2%となっているようです。
Who reads which Wikipedia? The WMF's surprising statshttp://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:Wikipedia_Signpost/2013-04-01/Special_report
Wikimedia Traffic Analysis Report - Wikipedia Page Views Per Country - Overview
IFLAより、書誌レコードの機能要件(FRBR)のアラビア語バージョンが公開されたとのリリースが出ています。
Now available: FRBR in Arabic(IFLA、2013年4月6日付け)http://www.ifla.org/node/7626
2013年3月29日、大阪市史編纂所が「明治前期大阪編年史綱文データベース」を公開しました。
これは、1901年(明治34年)に『大阪市史』編纂の一環として幸田成友が行なった、太古から市制が施行される1889年(明治22年)までの「大阪編年史」の編纂で、史実一つずつの内容を要約した「綱文」のデータベースです。
幸田は綱文とともに、それに対応する史料を配列、筆記していましたが、この度公開されたデータベースは、まずは綱文のみを先行公開したとのことです。
明治前期大阪編年史綱文データベースhttp://www.oml.city.osaka.jp/hensansho/db/meiji_hennenshi/index.htm
2013年4月1日、東京大学経済学図書館・経済学部資料室は「西洋古典籍デジタルアーカイブ」を正式公開しました。
「西洋古典籍デジタルアーカイブ」には、アダム・スミス文庫(214点)、メンガー文庫(80点)、古典籍(貴重図書、193点)があり、このうちメンガー文庫は学内限定公開となっています。
西洋古典籍デジタルアーカイブhttp://www.lib.e.u-tokyo.ac.jp/?page_id=3760
西洋古典籍デジタルアーカイブの正式公開 (東京大学経済学図書館・経済学部資料室 2013/4/1付けの記事)http://www.lib.e.u-tokyo.ac.jp/?p=3708
宮城県図書館がデポジットライブラリー事業の運用を開始したと発表しています。
これは、学校や行政機関で不要になった地域資料を同館が収集し、東日本大震災で被災した県内図書館等に提供して、再整備を支援するというものです。なお、運用開始にあたって、金剛株式会社から資料を配架するための書架の寄贈を受け、また、Project Next-Lの支援により管理システムの構築を行ったとのことです。
デポジットライブラリー事業の運用を開始しました。 (宮城県図書館)http://www.library.pref.miyagi.jp/oshirase/index.html#9
2013年4月8日、近江八幡市はiOS用アプリ「VR安土城タイムスコープ」を無料公開しました。
このアプリは、安土城が存在した風景をiPhoneあるいはiPadを通じて眺めることができるもので、安土城大手門前で利用すると、かつてその場所から見えた当時の城郭がフルCGパノラマで再現されるとのことです。
VR安土城(iTunes)https://itunes.apple.com/us/app/vr-an-tu-cheng/id626839608
VR安土城タイムスコープの無料アプリリリースの完了について (近江八幡市 2013/4/8付けの記事)http://www.city.omihachiman.shiga.jp/contents_detail.php?co=new&frmId=7070
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