アーカイブ - 2013年 4月 30日

サウスカロライナ大学図書館、F・スコット・フィッツジェラルドの直筆台帳を公開

「グレート・ギャツビー」等の作品で知られる米国小説家、F・スコット・フィッツジェラルドが残した直筆の会計台帳が、サウスカロライナ大学図書館の研究者によりデジタル化され公開されました。

台帳は5つのセクションに分けられており、“Record of Published Fiction”と“Published Miscelani”にはフィッツジェラルドの全作品の出版履歴の表、“Money Earned by Writing since Leaving Army”には1919年から1937年までの収入、“Zelda’s Earnings”には妻ゼルダの作品からの収入が記録され、“Outline Chart of my Life”は自伝的なセクションとなっているとのことです。

F. Scott Fitzgerald's handwritten ledger online (AP 2013/4/28付け記事)
http://bigstory.ap.org/article/f-scott-fitzgeralds-handwritten-ledger-online

F. Scott Fitzgerald’s Ledger 1919–1938 (University of South Carolina)

コネチカット州の図書館統計をビジュアル化:Tableau Publicを活用

WebJunction のオンラインコミュニティの1つであるWebJunction Conneticutのブログで、州内の図書館の貸出冊数や利用者数、イベントの参加者数などの各種の統計データを視覚化し提供する試みが紹介されています。無料のデータ視覚化ツールTableau Publicを用いたとのことで、インタラクティブなグラフやマップを提供しています。

Data Visualization with CT Library Statistics(2013/4/29付け)
http://webjunctionworks.org/ct/blog/index.php/2013/04/29/data-visualization-with-ct-library-statistics/

ウェールズ国立図書館で火事、コレクションの一部が水害

2013年4月26日、ウェールズ国立図書館の最上部において火災が発生しました。火災による被害を受けたのは、主にオフィススペースや新しく受入れた資料のためのスペースとして使用されている場所であり、職員・利用者は避難し全員無事であったとのことです。しかしながら、消火の際、水が5階、6階部分に漏れ、コレクションの一部が被害を受けたようです。被害を受けた資料は救出チームによりオックスフォードに運ばれているとのことです。

ウェールズ国立図書館は4月29日まで閉館し、30日には開館する予定となっています。

ウェールズ国立図書館からのリリース
Fire Damage(2013/4/26付け)
http://www.llgc.org.uk/index.php?id=1514&no_cache=1&tx_ttnews[tt_news]=5311

27/04/2013 Fire Update(2013/4/27付け)

米ジョージア州立大学図書館の電子リザーブ訴訟、LCAが法廷助言書を提出

2008年より続く米国ジョージア州立大学の電子リザーブ訴訟について、2013年4月25日、Library Copyright Alliance(LCA)が、ジョージア州立大学を支持する法廷助言書を提出しました。LCAは助言書の中で、ジョージア州立大学の電子リザーブの方針は、大学図書館・研究図書館でのフェアユースの一般的で確立したベストプラクティスと整合性のあるものであり、学問に負の影響を与えるものではないと主張しているとのことです。

LCAは、米国図書館協会(ALA)、北米研究図書館協会(ARL)、大学・研究図書館協会(ACRL)から構成される団体です。

Library Copyright Alliance Supports Georgia State University in Amicus Brief(2013/4/26付け)
http://www.arl.org/news/arl-news/2689-library-copyright-alliance-supports-georgia-state-university-in-amicus-brief

法定助言書(2013/4/25付け)
http://www.librarycopyrightalliance.org/bm~doc/announce-gsu-amicus-26apr13.pdf

Pew Research Center、市民のネット上での政治活動に関する調査結果を公表(米国)

2013年4月25日、米調査機関Pew Research CenterのPew Internet & American Life Projectが、“Civic Engagement in the Digital Age ”と題するレポートを公表しました。2012年7月16日から8月7日にかけて18歳以上の米国人に対して行われた電話調査をまとめたものです。これによると、大統領選のあった2012年において、米国人の39%がSNS上で何らかの政治的活動に参加していた、とのことです。

2008年時にはSNSの利用者はインターネットユーザの33%であったのに対し、2012年には69%に増加しており、2012年に、政治に関する記事等へのリンクをSNS上にポストしたのは成人の17%(SNSユーザの28%)、SNS上で候補者や政治家をフォローしたりしたのは成人の12%(SNSユーザの20%)であったとのことです。

オーストリア国立図書館、Googleとの提携によるデジタル化事業、最初の10万冊分のデータをネット公開

オーストリア国立図書館がGoogleとの提携により進めているデジタル化事業について、10万冊分のデータが、オンラインでアクセス可能になっています。
オーストリア国立図書館では、この事業において16世紀以降の資料60万冊のデジタル化を進めていますが、その最初の10万冊分であるとのことです。専用のビューアが用意されており、またTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアボタンも用意されており、表示画面を直接投稿などすることも可能となっています。

Österreichische Nationalbibliothek stellt die ersten 100.000 Bücher ins Netz - Pressemeldung(2013/4/29)
http://www.onb.ac.at/services/presse.htm

FAQ
http://www.onb.ac.at/austrianbooksonline/faq.htm

参考:
オーストリア国立図書館でのGoogleとの提携によるデジタル化事業についての報告(文献)Posted 2012年2月10日
http://current.ndl.go.jp/node/20150

カリフォルニア州議会に、州の助成を受けた研究のパブリックアクセス義務化を求める法案提出

カリフォルニア州議会に、州の助成を受けた研究のパブリックアクセスの義務化を求める法案(The California Taxpayer Access to Publicly Funded Research Legislation: AB 609)が提出されました。この法案は州議会議員のBrian Nestande氏が提出したもので、州の助成を受けた研究者に対し、成果の電子版を公的にアクセス可能なオンラインデータベースに提供することを求めるものとなっています。研究成果を、出版後6ヶ月以内に、カリフォルニア州立図書館を通じて無料で利用可能とすることが目指されているようです。

米SPARCでは、カリフォルニア州の住民に対し、法案を支持する意見を州議会議員に送るよう求めています。

Call to Action: Support the California Taxpayer Access to Publicly Funded Research Act (AB 609)(米SPARCによるAB609の紹介ページ, 2013/4/17付け)
http://www.sparc.arl.org/media/california-considers-state-level-public-access-pol.shtml