2013年4月11日、米国出版社協会(Association of American Publishers:AAP)は2012年12月のAAP月次報告"StatShot"を公表し、米国での2012年商業出版社純収益が前年比6.2%増であると発表しました。AAPの統計によると、純収益において電子書籍が占める割合は、2009年の3.17%から2011年の16.98%、そして2012年の22.55%へと急激に増加しているとのことです。
4月4日には、ニューヨーク公共図書館(NYPL)との提携が発表され、これにより米国建国期のコレクション“The Thomas Addis Emmet Collection”と植民地時代の北米地図資料等のコレクション“The Lawrence H. Slaughter collection”がDPLAを通じて提供されるようです。
4月9日には、生物多様性遺産図書館(Biodiversity Heritage Library)から11万点以上のコンテンツが提供されるとの発表があり、4月11日には、バージニア大学図書館から、19世紀末~20世紀初頭の写真コレクション“Holsinger Studio Collection”の提供について発表がありました。
University of Virginia Library to Join Digital Public Library of America (UVA Today 2013/4/10付けの記事)
2013年4月8日、米国議会図書館(LC)のブログ“The Signal Digital Preservation”が、所蔵資料のデジタル化事業への無償協力を呼び掛ける記事を掲載しています。営利/非営利を問わず、デジタルコンテンツ業界(電子出版社、配信業者、教育機関、図書館等)に対し呼び掛けています。
The Metadata Games Crowdsourcing Toolset for Libraries & Archives: An Interview with Mary Flanagan (Library of Congress The Signal Digital Preservation 2013/4/3付けの記事)
デジタル化は、Deluxe Entertainment Services社のセクションDeluxe MediaRecallが行うとのことで、同社より2013年4月4日付けでプレスリリースがでています。これによると、このビデオコレクションには、40万時間にのぼるスポーツ番組が含まれており、1964年の東京オリンピックのテレビ放送や、1967年の最初のスーパーボールの映像などが含まれているとのことです。