アーカイブ - 2013年 3月

3月 14日

Google Readerが7月でサービス終了

Googleが、2005年から提供しているRSSリーダー“Google Reader”を、2013年7月1日でサービス終了すると発表しました。Google Readerには根強いファンもいるものの、年々利用が減ってきているというのがその理由のようです。データのエクスポート方法が案内されています。

その他、いくつかの機能・サービスの提供停止も併せて発表されています。

A second spring of cleaning(Google Official Blog 2013/3/13付け記事)
http://googleblog.blogspot.jp/2013/03/a-second-spring-of-cleaning.html

Powering Down Google Reader(Official Google Reader Blog 2013/3/13付け記事)
http://googlereader.blogspot.jp/2013/03/powering-down-google-reader.html

Google リーダーのデータをダウンロードする方法(Google リーダー)
http://support.google.com/reader/answer/3028851

3月 13日

エストニアの視覚障害者向け録音図書ダウンロードサービス“Veebiraamatukogu”

エストニアには視覚障害者等が録音図書をダウンロードやストリーミングして聞くことのできる“Veebiraamatukogu”というウェブサービスがあるそうです。

これは、エストニア視覚障害者図書館(Estonian Library for the Blind)が、エストニア文化省の支援を受け、同国のIT企業Iceit Teenusedと共同で開発したものです。2010年9月に開発が始まり、2010年12月にはテスト版サイトが公開、2011年中の改善を経て、2012年4月2日にサービスが開始されました。2012年10月にはエストニア視覚障害者連盟(Estonian Federation of the Blind)による “Deed of the Year 2012”賞を、2013年2月にはエストニア図書館員協会の“Deed of the Year of Special Library”賞を受賞しています。2013年3月現在では、2,200点近くの録音図書、新聞、雑誌が利用可能で、その言語は、エストニア語、ロシア語、フィンランド語、英語、ドイツ語、アイスランド語に渡っているそうです。

Veebiraamatukoguの利用には、エストニア視覚障害者図書館への登録が必要ということです。

日本でも同様のサービスとして「サピエ図書館」があります。

年間500ドルの図書館ウェブサイトホスティングサービス“Prefab”

図書館のユーザエクスペリエンスを専門とするコンサルティング会社のInflux社が、図書館ウェブサイトのホスティングサービス“Prefab”を開始したようです。同社がこれまでの利用者調査に基づいて設計したデザインがあらかじめ用意されており、そこにカスタマイズを加えることでそれぞれの図書館のウェブサイトを簡単に立ち上げられるというものです。WordPressベースで、モバイル対応、ロゴやCSSのカスタマイズが可能といった機能があります。コストは初期費用1,500ドル、年間費用500ドルとなっています。デモサイトが公開されています。

Prefab(Influx Library User Experience)
http://weareinflux.com/prefab

デモサイト
http://helloprefab.com/

Influx Introduces Prefab: A Ready-to-Launch Website Designed for Libraries by Librarians(LJ INFOdocket 2013/3/11付け記事)

国際出版連合(IPA)がEPUB 3を国際標準として支持

INFOdocketの2013年3月12日付け記事によると、国際出版連合(International Publishers Assocation:IPA)が、電子書籍フォーマットEPUB 3を国際的な標準として支持する旨のプレスリリースを出した模様です。プレスリリースでIPAは、出版社や各国の出版社協会に対してEPUB 3に精通し、その機能を最大限活用できるようになることを推奨しています。

International Publishers Association Endorses EPUB 3 as Global Standard(DAISY Consortium 2013/3/12付けニュース)
http://www.daisy.org/news-detail/1236

Europeana、2013年ビジネスプランを発表

2013年3月6日、Europeanaが2013年のビジネスプランを発表しました。

これによると、Europeana財団およびEuropeanaのネットワークの2013年の重点領域として次の3点が設定されています。一つ目は、Europeanaが一つの"生態系"として機能する必要があること、二つ目はEuropeanaは文化遺産機関にとってのコアサービスプラットフォームとなること、三つ目はデータ公開の価値を発信し続けていくこと、です。文書では以上の3点を4つの戦略トラック(Aggregate、Facilitate、Distribute、Engage) から解説しているようです。

Europeana Business Plan 2013 published (Europeana Professional 2013/3/6付けの記事)
http://pro.europeana.eu/web/guest/pro-blog/-/blogs/europeana-business-plan-2013-published

米国国立公文書館、米国デジタル公共図書館(DPLA)のパイロットプロジェクト“Digital Hubs”へ協力

米国国立公文書館(NARA)が、米国デジタル公共図書館(DPLA)の2年間のパイロットプロジェクト“Digital Hubs Pilot Project”への協力を発表しました。NARAからは、文書、写真、ポスターなどのデジタルコピー120万点が提供されます。2013年4月18日・19日にDPLAのプロトタイプ版システムの完成を記念するイベントがボストンで開かれ、そこでDigital Hubs Pilot Projectが正式に開始される予定です。

National Archives to Help Launch the Digital Public Library of America’s Pilot Project(NARA 2013/3/12付けプレスリリース)
http://www.archives.gov/press/press-releases/2013/nr13-72.html

National Archives to Help Launch the Digital Public Library of America’s Pilot Project(DPLA 2013/3/12付けブログ記事)

米国デジタル公共図書館(DPLA)初代事務局長Dan Cohen氏インタビュー(記事紹介)

2013年3月12日付けのDigital Shiftに、米国デジタル公共図書館(DPLA)の初代事務局長に就任することが決定したDan Cohen氏のインタビュー記事が掲載されています。

記事では、これまでのジョージ・メイソン大学ロイ・ローゼンツヴァイク歴史・ニューメディアセンター長からDPLAに移ることを決心した理由や既存の公共図書館や大学図書館との関わり方、そして現在図書館界の問題となっている著作権法に対するDPLAの果たす役割等について、Cohen氏の考えが披瀝されています。

東京国立博物館、被災した陸前高田市立博物館の所蔵美術作品の本格修復へ

東京国立博物館が、東日本大震災で被災した岩手県の陸前高田市立博物館の所蔵美術作品の本格修復に向けて被災状況の調査を開始したことが、2013年3月12日付けの岩手日報で報じられています。

陸前高田の被災美術品修復へ 東京国立博物館(岩手日報 2013/3/12付け記事)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130312_12

参考:
全国美術館会議、東日本大震災復興対策支援事業に採択された13件の事業を発表
http://current.ndl.go.jp/node/21149

全国美術館会議、岩手県陸前高田市立博物館の被災美術作品等救援活動に関する中間報告を公表
http://current.ndl.go.jp/node/19038

【イベント】文化情報資源政策研究会シンポジウム「文化情報資源政策の確立を求めて:利活用に関わる課題を中心に」(3/30・東京)

2013年3月30日、早稲田大学大隈会館において、文化情報資源政策研究会シンポジウム「文化情報資源政策の確立を求めて:利活用に関わる課題を中心に」が開催されます。早稲田大学坪内博士記念演劇博物館の共催によるものです。

シンポジウム前半では、演劇資料の利活用に関する基調講演と、同研究会の活動報告が行われます。後半では、文化情報資源の利活用に関わる課題について、法制度や経済の観点を中心としたディスカッションが行われます。ディスカッションのパネリストは、太下義之氏、後藤和子氏、福井健策氏、吉見俊哉氏、赤松健氏の5名です。

文化情報資源政策研究会シンポジウム(早稲田大学坪内博士記念演劇博物館)
http://www.waseda.jp/enpaku/news/2012/2013-0330.html

米ニューヨーク州がオープンデータポータル“open.ny.gov”を公開

2013年3月11日、米国のニューヨーク州が、オープンデータポータルサイト“open.ny.gov”を公開しました。このウェブサイトでは、州機関や、州内の地方自治体のデータを一括して利用することが可能で、例えば“library”と検索することで公共図書館統計のようなデータも見つけることができます。

Open.ny.gov
http://open.ny.gov/

Governor Cuomo Launches Open.NY.Gov Providing Public Unprecedented User-Friendly Access to Federal, State and Local Data(Governor Andrew M. Cuomo 2013/3/11付けプレスリリース)
http://www.governor.ny.gov/press/03112013open-data

参考:
ドイツ政府機関のオープンデータポータルサイト“GovData”が公開
http://current.ndl.go.jp/node/22977

インド政府機関のオープンデータポータルサイト“data.gov.in”のベータ版が公開
http://current.ndl.go.jp/node/21757

NCC、若手の日本研究図書館員を対象とした研修の資料・動画を公開

北米日本研究資料調整協議会(NCC)のウェブサイトで、“Junior Japanese Studies Librarian Training Workshop”という研修の講義資料や動画が公開されています。この研修は、国際交流基金の支援のもと、2012年3月12日と13日にカナダのトロント大学図書館で開催されたもので、北米、英国、スイス、オランダから24人の若手図書館員が受講しました。レファレンス資料、蔵書構築、目録、情報リテラシー、アーカイブ資料の利用、NCCの取組など、全部で9つのセッションが行われました。日本からも渋沢栄一記念財団実業史研究情報センターの小出いずみ氏や、国立国会図書館の福士輝美氏が講師として参加しています。

Librarian Professional Development Working Group (LPDWG)
http://guides.nccjapan.org/lpdwg
※“JJSLT Training Materials”タブをクリック。

Junior Japanese Studies Librarian Training Workshop materials available online!(eastlib 2013/3/11付けメール)

OCLCの新ILLシステム“WorldShare Interlibrary Loan”が米国内で提供開始

OCLCの新しいILLシステム“WorldShare Interlibrary Loan”の提供が米国内で開始されました。今後、6月には米国外の参加館も利用が可能になり、2013年末には現行システム“WorldCat Resource Sharing”の提供が終了する予定です。

OCLC's new ILL service now available for U.S. libraries(OCLC 2013/3/12付けニュース)
http://www.oclc.org/news/announcements/2013/new-ill-service-available-in-us.en.html

WorldShare Interlibrary Loan(OCLC)
http://www.oclc.org/migrate-worldshare-ill/

図書館におけるメイカースペース設置検討のためのリソース(記事紹介)

ブログ“iLibrarian”が、図書館におけるメイカースペース設置検討に役立つ資料をまとめた記事を掲載しています。ブログ記事等12件、イベント情報源1件、メイカースペースのマップやイベント情報のダイレクトリを3件、計16件の資料となっています。

A Librarian’s Guide to Makerspaces: 16 Resources (iLibrarian 2013/3/12付けの記事)
http://oedb.org/blogs/ilibrarian/2013/a-librarians-guide-to-makerspaces/

参考:
E1378 - 様々な創作活動を育む場所―メイカースペースを公共図書館に
http://current.ndl.go.jp/e1378

徳島大学附属図書館と徳島市立図書館が連携協力―ILL、展示、移動図書館

徳島大学附属図書館と徳島市立図書館が連携協力に関する協定を結んだと報じられています。協定に基づき、図書の相互貸借や、展示・行事などの共同開催を行うほか、市の移動図書館車が徳島大学常三島および蔵本キャンパスを巡回するようになるとのことです。

徳島大学コーナー開設 連携協定結び、相互貸し出し推進(徳島新聞 2013/3/12付け記事)
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2013/03/2013_13630503099773.html

徳島大と市立図書館 連携協定を締結(MSN産経ニュース 2013/3/13付け記事)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130313/tks13031302120000-n1.htm

徳島市立図書館と連携協力に関する協定を締結しました(徳島大学附属図書館 2013/3/13付けニュース)
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/news/news12/2013031301.html

徳島大学附属図書館と連携協力の協定を締結しました(徳島市立図書館 2013/3/13付けニュース)

3月 12日

「東日本大震災2周年に当たって」 文化庁長官が声明を発表

2013年3月11日、文化庁は、近藤誠一文化庁長官による「東日本大震災2周年に当たって」と題した声明文を同庁のウェブサイトで発表しました。声明に併せて、被災地の文化財・文化施設の被害対策や、文化芸術面で復興支援を進める上での文化庁の2年間の活動実績をまとめた文書も公開されています。

東日本大震災2周年に当たって (文化庁 2013/3/11付け)
http://www.bunka.go.jp/bunkazai/tohokujishin_kanren/chokan_message_6.html

東日本大震災からの復旧・復興に向けた対応 <<文化庁のこれまでの取組>> (PDF)
http://www.bunka.go.jp/bunkazai/tohokujishin_kanren/pdf/jisseki_130311.pdf

東北大「みちのく震録伝」が検索システムβ1.0を試験公開

東北大学の東日本大震災アーカイブ「みちのく震録伝」が、検索システムβ1.0を試験公開しています。

東日本大震災アーカイブβ1.0
http://search.shinrokuden.irides.tohoku.ac.jp/shinrokuden/?1

みちのく震録伝 検索システムβ1.0試験公開 (みちのく震録伝)
http://shinrokuden.irides.tohoku.ac.jp/archives/2917

大阪市立中央図書館も街コンを支援―“図書コンin堀江”が開催へ

2013年4月6日に、大阪市堀江で「図書コンin堀江」という街コンのイベントが開催されます。街コンとは、イベントを手掛ける街コンジャパンによると、「街を盛り上げる合コンと言う意味で、参加者・店舗・主催者が一体化して飲食店等の販促、出会いの場の創出、地域の活性化を目的に、地域に密着して開催する大規模な合コンイベント」とのことです。

「図書コンin堀江」は、映画『舟を編む』の公開記念イベントとして開催されるもので、堀江で街コンを楽しんだ後に、閉館後の大阪市立中央図書館で書庫見学ツアー等の特別イベントが行なわれるとのことです。なお、参加にあたっては参加費や参加条件等があります。

図書コンin堀江
http://tosyocon.osakacon.info/

街コンジャパン(街コンの定義について)
http://machicon.jp/aboutmachicon

日・米・欧における孤児著作物をめぐる取組みと課題(記事紹介)

2013年3月12日付けのINTERNET Watchに、福井健策弁護士による「そろそろ本気で『孤児作品』問題を考えよう」という記事が掲載されています。孤児著作物(orphan works)がなぜ問題なのか、その問題に日本やEU、米国はどのように対応しているのか、そして、孤児作品を増やさないために何ができるのか、を論じた内容となっています。

そろそろ本気で「孤児作品」問題を考えよう (INTERNET Watch 2013/3/12付けの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/fukui/20130312_591351.html

参考:
CA1771 - 動向レビュー:EUにおける孤児著作物への対応 / 今村哲也
http://current.ndl.go.jp/ca1771

【イベント】シンポジウム「大学図書館電子学術書共同利用実験プロジェクト」(3/25・東京)

慶應義塾大学メディアセンターに事務局を置く、大学図書館電子学術書共同利用実験プロジェクトが、2013年3月25日に、「共同実験の意義とその先にあるもの」をテーマとした公開シンポジウムを開催します。

シンポジウム前半では、共同実験参加大学による2012年度の活動内容と成果報告等が行われます。後半では、大学図書館と専門出版社が登壇し、現時点で専門出版社が考える電子学術書サービスの検討や実現に向けた課題の洗い出しを行い、今後にどのように結び付けていくかについて議論する討論会が開催されるとのことです。

シンポジウム会場は慶應義塾大学三田キャンパス東館6階で、参加費は無料(懇親会は有料)、参加にあたっては事前の申込が必要となっています。

シンポジウムプログラム(PDF)
http://project.lib.keio.ac.jp/ebookp/attachment/20130325.pdf

北米日本研究資料調整協議会(NCC)、「日本研究のためのMLAアクセスガイド」第2版を公開

2013年3月11日、北米日本研究資料調整協議会(North American Coordinating Council on Japanese Library Resources;NCC)が、「日本研究のためのMLAアクセスガイド」第2版を公開しました。

昨年公開された第1版に50機関の情報が追加されたことで、この第2版では100機関の情報が掲載されているとのことです。また、今回新たに地図で収録機関を検索できる機能が追加されています。

なお、このMLAアクセスガイドは、東日本大震災を記念して第1版が公開された2012年以来、毎年3月11日に版を重ねることになっているようです。

日本研究のためのMLAアクセスガイド
http://guides.nccjapan.org/researchaccess

NCC Published the 2nd Edition of it Research Access Guides
In Commemoration of the 2nd Anniversary of
Japan’s Triple Disasters of 2011 (NCCのListserv 2013/3/11付け)
http://lists.unc.edu/read/messages?id=6521867

参考:

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