これは、エストニア視覚障害者図書館(Estonian Library for the Blind)が、エストニア文化省の支援を受け、同国のIT企業Iceit Teenusedと共同で開発したものです。2010年9月に開発が始まり、2010年12月にはテスト版サイトが公開、2011年中の改善を経て、2012年4月2日にサービスが開始されました。2012年10月にはエストニア視覚障害者連盟(Estonian Federation of the Blind)による “Deed of the Year 2012”賞を、2013年2月にはエストニア図書館員協会の“Deed of the Year of Special Library”賞を受賞しています。2013年3月現在では、2,200点近くの録音図書、新聞、雑誌が利用可能で、その言語は、エストニア語、ロシア語、フィンランド語、英語、ドイツ語、アイスランド語に渡っているそうです。
米国国立公文書館(NARA)が、米国デジタル公共図書館(DPLA)の2年間のパイロットプロジェクト“Digital Hubs Pilot Project”への協力を発表しました。NARAからは、文書、写真、ポスターなどのデジタルコピー120万点が提供されます。2013年4月18日・19日にDPLAのプロトタイプ版システムの完成を記念するイベントがボストンで開かれ、そこでDigital Hubs Pilot Projectが正式に開始される予定です。
Governor Cuomo Launches Open.NY.Gov Providing Public Unprecedented User-Friendly Access to Federal, State and Local Data(Governor Andrew M. Cuomo 2013/3/11付けプレスリリース) http://www.governor.ny.gov/press/03112013open-data
北米日本研究資料調整協議会(NCC)のウェブサイトで、“Junior Japanese Studies Librarian Training Workshop”という研修の講義資料や動画が公開されています。この研修は、国際交流基金の支援のもと、2012年3月12日と13日にカナダのトロント大学図書館で開催されたもので、北米、英国、スイス、オランダから24人の若手図書館員が受講しました。レファレンス資料、蔵書構築、目録、情報リテラシー、アーカイブ資料の利用、NCCの取組など、全部で9つのセッションが行われました。日本からも渋沢栄一記念財団実業史研究情報センターの小出いずみ氏や、国立国会図書館の福士輝美氏が講師として参加しています。
NCC Published the 2nd Edition of it Research Access Guides
In Commemoration of the 2nd Anniversary of
Japan’s Triple Disasters of 2011 (NCCのListserv 2013/3/11付け) http://lists.unc.edu/read/messages?id=6521867