アーカイブ - 2013年 3月

3月 18日

ニューヨーク公共図書館、2012年度年報をインフォグラフィクスと動画とともに公開

ニューヨーク公共図書館が2012年の年報(PDF)と、その内容をまとめたインフォグラフィクスと動画を公開しています。来館者数は1,800万人(2008年度から12%増)、展示来館者は約78万人で87%増、資料貸出点数は2,800万件(2008年度から44%増)等と全体的に利用は好調だったとのことです。年報にはその他にも同館が実施した様々なプログラムについてまとめられています。

2012 Annual Report (NYPLのウェブサイト)
http://www.nypl.org/help/about-nypl/annual-report

IFLA図書館協会マネジメント(MLAS)委員会と英CILIPとの共同セミナー「図書館における電子書籍」のプレゼン資料が公開

2013年2月21日に英国ロンドンで開催された、国際図書館連盟(IFLA)の図書館協会マネジメント(Management of Library Associations;MLAS) 委員会と英国のCILIPの共同セミナー“E-books in libraries: A global question of survival?”のプレゼン資料が公開されています。

このセミナーは、①図書館における電子書籍の国際的な動向と②各国(スウェーデン・米国・欧州・英国等)の図書館協会による取組み、そして③それらの取組みに対するIFLAの対応の3つのパートに分かれており、①の中には井上靖代教授(獨協大学)による「日本の電子出版の動向と図書館」についての資料も含まれています。

Presentations (CILIPのウェブサイト)
http://www.cilip.org.uk/ifla-mlas-seminar2013/pages/presentations.aspx

Presentations of IFLA-CILIP E-Book Seminar now available (NAPLE Blog 2013/3/14付けの記事)

3月 15日

NII、学位規則改正に伴うメタデータフォーマットjunii2の改訂案に対して意見募集

国立情報学研究所(NII)が策定している機関リポジトリ用メタデータフォーマット“junii2”の改訂案について、2013年3月27日まで意見募集が行われます。改訂内容には、学位規則改正に伴う項目の追加や、ジャパンリンクセンターのDOI、NIIの論文ID、医中誌データベースの論文IDの追加が含まれています。

「メタデータ・フォーマット junii2(バージョン3.0)案」への意見募集について(次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業 2013/3/15付けニュース)
http://www.nii.ac.jp/content/2013/03/content24-0315.html

アーロン・シュワルツ氏にALAのジェームズ・マディソン賞が与えられる

米国図書館協会(ALA)が、2013年のジェームズ・マディソン賞が、アーロン・シュワルツ(Aaron Swartz)氏に授賞することになったようです。

著名なプログラマとして知られるシュワルツ氏は、マサチューセッツ工科大学(MIT)で起こった電子ジャーナル大量ダウンロード事件の容疑者として2011年に逮捕・起訴され、その後2013年1月に享年26歳で自殺しました。

同賞は、マディスン大統領にちなみ1986年に始まったもので、毎年一回、彼の誕生日である3月16日に、政府情報へのアクセスや国民の知る権利に関して功績を残した人物やグループを表彰する賞です。

ALA Will Posthumously Award Aaron Swartz With James Madison Award(LJ INFOdocket 2013/3/14付け記事)
http://www.infodocket.com/2013/03/14/ala-will-posthumously-award-aaron-swartz-with-james-madison-award/

James Madison Award(ALA)
http://www.ala.org/awardsgrants/james-madison-award

参考:

EDUCAUSEおよびInternet2、2013年秋に全米規模のデジタル教科書プロジェクトを実施

米国のEDUCAUSEとInternet2が、2013年秋に大学でのデジタル教科書の利用に関する全米規模のパイロットプロジェクトを実施すると発表しています。これは、2012年春にCourseload社およびMcGraw-Hill社の協力のもとコーネル大学等の5大学で実施された実験に続くもので、前回よりも参加出版社が50以上に増加しているほか、デジタル教科書のレンタルを手掛けるCourseSmart社も加わっています。

今回のパイロットプロジェクトの目的として、次の2点が挙げられています。

・オンライン資料が紙の教科書の持っている効率性、アクセシビリティ、経済性といった利点を実現し、上回るためにはなにが必要なのかを理解すること。

・デジタル教材へ利用が高等教育機関と出版社の双方にとって、さらに柔軟、経済的、効率的、シンプルなものになるような、革新的なビジネスモデルや契約条件を探ること。

現在、参加大学を募っているようです。

EDUCAUSE and Internet2 to Launch Etextbook Pilot(Information Today 2013/3/14付け記事)

国立国会図書館、「歴史的音源」専用ページ(れきおん)を公開

2013年3月15日、国立国会図書館が「歴史的音源」専用ページ(れきおん)を公開しました。「国立国会図書館デジタル化資料」で提供されている歴史的音源を、邦楽、流行歌・歌謡曲、落語・漫才・浪曲・講談といったジャンル別に探しやすくし、テーマに沿った解説を読むことができる「音源紹介」を掲載するなどしたものです。

歴史的音源
http://rekion.dl.ndl.go.jp/

2013年3月のお知らせ(国立国会図書館デジタル化資料)
http://dl.ndl.go.jp/information

参考:
E1366 - 「歴史的音源」,国立国会図書館からの図書館送信の嚆矢
http://current.ndl.go.jp/e1366

図書館“体操”1987(動画紹介)

やや古い記事になりますが、1987年ごろの米アリゾナ州立大学図書館で、司書たちがキャビネットやブックトラックを使って運動(workout)を行っている映像が、YouTubeにアップされていると紹介されていました。

Retro Weird: Librarians' Workout Video from 1987(Neatorama 2013/2/13付け記事)
http://www.neatorama.com/2013/02/13/Retro-Weird-Librarians-Workout-Video-from-1987/

参考:
図書館体操第一(動画紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/22403

DOAJで検索可能なオープンアクセス論文が100万件を突破

2013年3月12日、オープンアクセスジャーナルのディレクトリであるDOAJ(Directory of Open Access Journals)が、論文単位で検索可能なジャーナルの割合が初めて50%を超え、論文数にして100万件を突破したと発表しました。なお、DOAJは3月8日にサイトリニューアルを発表しています。

DOAJ hits the 1 MILLION mark!(DOAJ 2013/3/12付けニュース)
http://doaj.org/doaj?func=news&nId=44&uiLanguage=en

DOAJ has a new site, with new features(DOAJ 2013/3/8付けニュース)
http://www.doaj.org/doaj?func=news&nId=43&uiLanguage=en

【イベント】日本アーカイブズ学会2013年度大会(4/20-21・東京)

2013年4月20日と21日に、学習院大学で、日本アーカイブズ学会2013年度大会が開催されます。20日は総会に続き、金河元氏(韓国釜山・民主主義社会研究所所長)の講演「韓国民主化運動史の叙述における史料のあり方」が行われます。翌21日には、研究発表会として8本の発表と、企画研究会「放射線データアーカイブズの構築に向けて」として次の3本の発表が行われます。

・松本保(国立国会図書館電子情報部主任司書、予定)「国立国会図書館における東日本大震災アーカイブ構築の取組」(仮)
・松尾美里(学習院大学大学院アーカイブズ学専攻博士後期課程)「アーカイブズ学から考える科学資料のアーカイビング」
・伊藤好孝(名古屋大学太陽地球環境研究所教授)「福島放射線測定データの現状とメタデータベース作り」

2013年度大会を開催します(日本アーカイブズ学会 2013/3/14付けニュース)
http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=128

文部科学省、「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画(第三次)(案)」へのパブリックコメントを実施

2013年3月13日から4月12日まで、文部科学省が、「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画(第三次)(案)」への意見募集を実施しています。

「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画(第三次)(案)」の意見募集(e-Gov)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185000632&Mode=0

「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画(第三次)(案)」の意見募集(全国学校図書館協議会)
http://www.j-sla.or.jp/slanews/post-101.html

福島県立図書館アクションプランが了承、避難自治体への支援を最優先

福島県立図書館協議会で、2013年度~2017年度の「県立図書館アクションプラン(行動計画)」(第2次)が了承されたと報じられています。東日本大震災および福島第一原発事故の影響を受けた避難自治体への支援を最優先させ、避難先の仮設図書館や移動図書館に対する図書の貸出や、被災した郷土資料の保存・デジタル化に対する助言などを行うということです。

避難自治体の支援最優先 県立図書館協議会行動計画を了承(福島民報 2013/3/15付け記事)
http://www.minpo.jp/news/detail/201303157199

図書館協議会(福島県立図書館)
http://www.library.fks.ed.jp/ippan/riyoannai/kanriunei/kyogikai/kyogikai.html

3月 14日

オランダ王立図書館は著作権保護期間内の雑誌をデジタル化して公開するのにオプトアウト方式を選択(記事紹介)

2013年2月にオランダ王立図書館(KB)が、1850年から1940年に発行された80タイトルの雑誌をデジタル化し、オンラインで公開しました。その著作権処理について、Joris Pekel氏がOpenGLAMのブログで紹介しています。

それによると、デジタル化対象の記事のなかには著作権が切れていないものもあったそうです。しかし、著者や遺族をすべて探し出して著作権処理を行うには5年もの時間と多額の費用(それを使えば更なるデジタル化が行える)が必要になると試算されました。そこでKBは、オプトアウト方式を選び、著者や遺族に対して公開に問題があった場合は連絡してほしいと求めることにしたそうです。

Dutch National Library gives full access to in copyright material(OpenGLAM 2013/3/11付け記事)
http://openglam.org/2013/03/11/dutch-national-library-gives-full-access-to-in-copyright-material/

Tijdschriften 1850 - 1940
http://tijdschriften.kb.nl/

参考:
オランダ王立図書館、1850年から1940年までの雑誌80誌をデジタル化公開

CrossRef、研究論文の助成金情報を収集・提供する“FundRef”を5月にリリース

CrossRefが、2013年5月に“FundRef”を正式に提供開始すると発表しています。2012年3月から2013年2月までの一年間試行が行われていたもので、このたびCrossRef理事会によってリリースが承認されたようです。試行プロジェクトの報告書(2013年3月付け)も公開されています。FundRefは、学術出版社や助成機関と連携して開発していたもので、研究論文の助成金情報を収集・公開するというシステムです。

CrossRef Board of Directors Approves FundRef Tracking Service(CrossRef 2013/3/12付けブログ記事)
http://www.crossref.org/crweblog/2013/03/crossref_board_of_directors_ap.html

FundRef Pilot Project Final Report(PDF:13ページ)
http://www.crossref.org/fundref/FundRef_Pilot_Project_Report.pdf

FundRef
http://www.crossref.org/fundref/index.html

Emerald社、IFLAとのパートナーシップに基づき図書館情報学分野の論文32本を新たにオープンアクセス化

Emerald社が、国際図書館連盟(IFLA)とのパートナーシップに基づき、図書館情報学分野のジャーナルに掲載された論文を新たにオープンアクセスにしました。

このパートナーシップは2009年8月に発表されたもので、IFLAの年次大会やプロジェクトに関連した論文が、出版から9か月以降にオープンアクセスとなるという内容です。今回は、Library ManagementやInterlending & Document Supplyなど6タイトルのジャーナルに掲載された32本の論文が対象となっています。そのなかには、日本大学の小山憲司氏らがNACSIS-ILLのログ分析を行なった“How the digital era has transformed ILL services in Japanese university libraries: a comprehensive analysis of NACSIS-ILL transaction records from 1994 to 2008”も含まれています。

これまでにこのパートナーシップを通じて、50本近くの論文がオープンアクセスになっているということです。

北米研究図書館センター、アフリカで発行されている新聞のオンライン率を調査した結果を発表

北米研究図書館センター(CRL)が、アフリカで発行されている新聞がオンラインで利用できるかどうかの状況を調査し、その結果をレポートとタイトルリストのかたちで公表しました。アフリカで流通していると推定される約1,300タイトルとの新聞のうち、オンラインで確認できたのは484タイトルだったとしています。また、PDFなどの形式で印刷体新聞のコピーを提供しているのは、そのうち30%のみだったということです。タイトルリストでは、FactivaやLexisNexisといったデータベースで利用できるかどうかも記されています。他地域に比べて、アフリカの新聞の収録率は低いという結果でした。

African Newspapers Online – a survey of current coverage(PDF:15ページ)
http://www.crl.edu/sites/default/files/attachments/tg/African_online_newspapers_study_2013.pdf

タイトルリスト(Excel)
http://www.crl.edu/sites/default/files/attachments/tg/Africa%20-%20online%20newspapers%202013-01-25.xlsx

文部科学省、「学位規則の一部を改正する省令」の施行に関するページを開設

2013年3月13日、文部科学省は、「学位規則の一部を改正する省令の施行について」のページを開設しました。改正の趣旨や概要、その他の関係資料等がまとめられています。

学位規則の一部を改正する省令の施行について (文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/daigakuin/detail/1331790.htm

参考:
「学位規則の一部を改正する省令」が公布される
http://current.ndl.go.jp/node/23058

国立国会図書館、国内博士論文の収集方法説明ページを公開
http://current.ndl.go.jp/node/23061

英国図書館とEurope PubMedによる若手研究者向け科学コミュニケーション賞“理解へのアクセス2013” 結果発表

2013年3月11日、英国図書館(BL)とEurope PubMedによる、若手研究者を対象にした科学コミュニケーション賞“理解へのアクセス賞2013(Access to Understanding 2013)”の結果が発表されました。

これは、博士課程の学生およびPh.D.取得後6年以内のポストドクターを対象にしたもので、研究の前提知識がない読み手に対して、自分の論文の内容とそれがなぜ重要なのかを800単語以内で解説した文章を競うというものです。この賞は、一般市民へ研究成果を分かりやすく伝えることの重要性を研究者に対して喚起することに加え、研究への理解促進と若手研究者のコミュニケーションスキルの習得を目的としているとのことです。

最終選考の結果、ケンブリッジ大学で材料科学を専攻する博士課程の学生Emma Pewsey氏の“Hip, hip, hooray!”が最優秀賞として選ばれたとのことで、その研究テーマは、加齢によって股関節部分の骨折が起こる原因を調査したものとのことです。

Access to understanding (Europe PubMed Central)
http://europepmc.org/ScienceWritingCompetition

フランスにおける障害者向け電子書籍等提供プロジェクト(記事紹介)

2013年3月13日、フランス国立図書館(BNF)ラボがブログで、“Accessibilité : Panorama de l’offre de livres numériques”という記事を掲載しています。記事では、フランスにおける障害者向けの電子書籍提供プロジェクトを6点紹介しています。

Accessibilité : Panorama de l’offre de livres numériques  (Le Blog du LABO BnF 2013/3/13付けの記事)
http://labobnf.blogspot.jp/2013/03/accessibilite-panorama-de-loffre-de.html

IFLAの図書館理論・研究(LTR)分科会がブログを開設

2013年3月12日、国際図書館連盟(IFLA)の図書館理論・研究分科会(Library Theory and Research (LTR) Section)が新ブログを開設したと発表しました。図書館史や本の歴史も含め、情報・図書館学の研究および理論に関する最新情報を提供することを目的としているとのことです。

Library Theory and Research (LTR) Blog
http://blogs.ifla.org/library-theory-research/

A new Blog for Library Theory and Research (LTR) Section (IFLA 2013/3/12付けの記事)
http://www.ifla.org/news/a-new-blog-for-library-theory-and-research-ltr-section

東洋文庫、市民講座「東洋文庫アカデミア」を開講へ

財団法人東洋文庫が、「東洋文庫アカデミア」という市民講座を開講すると発表しました。これは、同文庫の約100万点に及ぶ資料やこれまでの研究成果を還元すべく、世界各地の歴史、語学、文化・芸術、資料購読、書物にまつわる技術など幅広い内容の講座を提供するものです。

2013年3月1日からは、4月~6月期の講座募集が開始されており、「探検!書物の森」や「江戸の書物 和漢書誌学入門」、「原書で読む『イエズス会士書簡集』」等の講座が予定されているようです。なお、講座は有料で、受講申込の前に「東洋文庫友の会」に入会する必要があります。

東洋文庫アカデミア (チラシPDF)
http://www.toyo-bunko.or.jp/academia/academia/top_files/academia-leaflet.pdf

ページ