アーカイブ - 2013年 3月

3月 21日

東京都立川市に3万冊の漫画を所蔵する有料施設「立川まんがぱーく」がオープン

2013年3月20日、東京都立川市の子ども未来センター内に約3万冊の漫画を所蔵する有料施設「立川まんがぱーく」がオープンしました。貸出は行わず、館内閲覧のみです。入場料は小中学生200円、15歳以上400円で、未就学児は無料で、開館時間は平日が午前10時から午後7時まで(土曜・休日は午後8時まで)となっています。館内は全体が畳敷きになっており、押し入れをイメージしたという空間もあるようです。また、カフェも併設され、飲食をしながら漫画を読むことも可能ということです。今後は蔵書を約5万冊まで増加させる予定とのことです。

立川市子ども未来センター(立川まんがぱーく)
http://www.city.tachikawa.lg.jp/cms-sypher/www/info/detail.jsp?id=10024

立川市の旧庁舎活用 「立川まんがぱーく」内覧会(TOKYO MX NEWS 2013/3/18付け動画付き記事)
http://www.mxtv.co.jp/mxnews/news/201303187.html

立川旧市庁舎跡に「まんがぱーく」-観光拠点としてのにぎわい創出目指す(立川経済新聞 2013/3/19付け記事)
http://tachikawa.keizai.biz/headline/1409/

3月 19日

Taylor & Francis、1万5千人の著者から回答を得たオープンアクセス意識調査のレポートを公表

Taylor & Francisが、2013年3月付けで“Open Access Survey: Exploring the views of Taylor & Francis and Routledge authors”と題した調査レポートを公表しました。同社の出版物の著者に対して、オープンアクセスに関する意識や行動について尋ねた結果をまとめたもので、計14,769人から回答があったということです。主な調査結果として以下の3点が挙げられています。

・79%が、自身の研究成果がオープンアクセスで出版されるとき、必ずまたはほとんどの場合において、従来の厳格な査読が必要だと回答した。
・68%が、自身の研究成果が非商用目的で再利用されることを歓迎すると回答した。
・70%が、一般の人々が自身の研究成果にアクセスして読めることを重要だと回答した。

Open Access Survey: Exploring the views of Taylor & Francis and Routledge authors(PDF:47ページ)
http://www.tandf.co.uk/journals/pdf/open-access-survey-march2013.pdf

国立国会図書館、「平成24年度アジア情報研修」の研修資料を公開

国立国会図書館が2013年2月7日~8日に開催した「平成24年度アジア情報研修」の研修資料を公開しました。研修科目のうち、「中国情報の調べ方」、「コリア情報の調べ方」の資料を公開しています。

アジア情報研修: 平成24年度アジア情報研修 (国立国会図書館)
http://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/asia-workshop24.php

【イベント】国立歴史民俗博物館特集展示「東日本大震災と気仙沼の生活文化」(3/19-9/23)

2013年3月19日から9月23日まで、国立歴史民俗博物館で第4展示室特集展示・人間文化研究機構連携展示「東日本大震災と気仙沼の生活文化」が開催されます。

この展示では、東日本大震災で被災した気仙沼市の旧家尾形家住宅の一部を再現展示するとともに、被災地における歴史民族博物館の取組みの紹介とその取組みから見えてきた気仙沼の人びとの生き方、生活文化に迫る内容となっているとのことです。

第4展示室特集展示・人間文化研究機構連携展示「東日本大震災と気仙沼の生活文化」 (国立歴史民俗博物館)
http://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/project/special_04.html

Yahoo!の論文検索サービスが終了

2013年3月19日、CiNiiのデータ提供で運営されていたヤフー株式会社の「Yahoo!検索 論文検索」がサービス終了となりました。

Yahoo!検索(論文) サービス終了のお知らせ (Yahoo!検索)
http://ronbun.search.yahoo.co.jp/

Yahoo!検索 論文検索がサービスを終了されました (2013年3月19日) (CiNii 2013/3/19付けの記事)
http://ci.nii.ac.jp/info/ja/index_2013.html#20130319

参考:
CiNiiの国内学術論文が「Yahoo!検索 論文検索」から検索可能に
http://current.ndl.go.jp/node/17087

東京都立図書館、TwitterとFacebookの運用ポリシーを公開

2013年3月15日に、東京都立図書館がTwitterアカウントポリシーとFacebookページ運用ポリシーを公開しました。

都立図書館Twitterアカウントポリシー、都立図書館Facebookページ運用ポリシーを掲載しました。 (東京都立図書館 2013/3/15付けの記事)
http://www.library.metro.tokyo.jp/home/news/tabid/2287/Default.aspx?itemid=604

参考:
岡山県立図書館、Facebook・Twitter用ソーシャルメディアポリシーを公表
http://current.ndl.go.jp/node/21728

アーリントン郡図書館が人形貸出プログラムを開始―地域の歴史教育も視野に

米国アーリントン郡図書館(Arlington County library)が、“American Girl”というブランドの人形貸出プログラムを開始したようです。American Girlとは、米国の歴史上の女の子をイメージして造られたもので、その時代の歴史的な背景も伝えるキャラクターとして作成されたもののようです。

このプログラムを紹介しているWashington Postの記事によると、同館のプログラムはこれに先立って開始されたニューヨーク市図書館の同様の取組みを模倣して始められたもので、アーリントン郡図書館では、Josefina (1824年)、Marie-GraceとCecile(1853年)、Addy(1864年)、Rebecca(1914)、Molly(1944年)、JulieとIvy(1974年)の8体の人形を貸出しているとのことです。同館では、これらの人形とともに、それぞれの人形をテーマとした図書(American Girl book)と、その人形の時代のアーリントンの歴史をまとめたカード等も一緒に貸出しているとのことです。

American Girl Lending Program (Arlington County libraryのウェブサイト)
http://library.arlingtonva.us/american-girl/

「図書館員がMOOCsについて知っておくべきこと」「DSpaceのモバイルインタフェース」(文献紹介)

オープンアクセス誌“D-Lib Magazine”の2013年3・4月号が刊行されました。「図書館員はMOOCsについて何を知っておかなくてはいけない?(What do Librarians Need to Know About MOOCs?)」や「DSpaceのモバイルインタフェース(A Mobile Interface for DSpace)」などの8本の記事が掲載されています。後者の記事では、マイアミ大学図書館で機関リポジトリ用ソフトウェアDSpaceのモバイル版画面を開発・実装した事例が報告されています。

What do Librarians Need to Know About MOOCs?
http://www.dlib.org/dlib/march13/wright/03wright.html

Serials Solutions社、メジャーアップデートしたディスカバリサービス“Summon 2.0”を発表

2013年3月18日、Serials Solutions社が、ウェブスケールディスカバリサービス“Summon”をメジャーアップデートした“Summon 2.0”を発表しました。6月にリリース予定です。インタフェースが刷新され、レスポンシブウェブデザインによるモバイル対応が行われます。新機能として、検索結果画面に関連する百科事典の項目やサブジェクトライブラリアンなどを表示する“Topic Explorer”、同じく関連する研究者の情報を表示する“Scholar Profiles”(300万件のデータを収録したProQuest社の研究者データベースScholar Universeによる)などが紹介されています。

Summon 2.0(Serials Solutions)
http://www.serialssolutions.com/en/services/summon/summon-2.0

Serials Solutions Advances Library Discovery with Summon 2.0(Serials Solutions 2013/3/18付けプレスリリース)

欧州の図書館における新聞デジタル化の現状は? Europeana Newspapersプロジェクトが調査結果を公表

欧州のデジタル化新聞コンテンツを集約してEuropeanaへ提供する“Europeana Newspapers”プロジェクトが、2013年3月15日に、欧州の図書館における新聞デジタル化の現状を調査した結果について公表しました。

それによると、デジタル化新聞へのアクセスは47の回答館中少なくとも40館(80%)がほぼ無料で提供しているものの、20世紀コンテンツへのアクセスには著作権関係で依然課題があること、デジタル化新聞は36%(47館中17館)がOCRを利用していないためコンテンツの検索ができない状況にある等、コンテンツ利用にはまだなされるべき取組みがあると指摘されています。

The extent of Newspaper Digitisation in European Libraries (PDF) (Europeana Newspapers 2013/3/15付けの記事)
www.europeana-newspapers.eu/wp-content/uploads/2013/03/ENP-2nd-Press-Release.pdf

The extent of Newspaper Digitisation in European Libraries (LIBER 2013/3/15付けの記事)

ニューヨーク公共図書館に児童室を設置したアン・キャロル・ムーアを描いた絵本(記事紹介)

2013年3月16日付けのDeseret Newsが、ニューヨーク公共図書館に児童室を設置した、児童図書館の先駆者アン・キャロル・ムーア(Anne Carroll Moore)を描いた絵本“Miss Moore Thought Otherwise: How Anne Carroll Created Libraries for Children”について紹介しています。絵本の紹介サイトでは、著者のJan Pinbough氏が、子どもに対して独自の、他人とは異なる考え(otherwise-thinking)をもつこと、日常的な、しかし不可欠な公共図書館について考えるきっかけにしてほしいと、絵本の意図について語っています。

Miss Moore Thought Otherwise
http://www.missmoorethoughtotherwise.com/

New picture books explores how children's book rooms were established in libraries (Deseret News 2013/3/16付けの記事)

せんだいメディアテークや多摩美術大学図書館で知られる建築家・伊東豊雄氏がプリツカー賞を受賞

せんだいメディアテークや多摩美術大学図書館、東日本大震災で被災した人たちの集会所「みんなの家」などで知られる建築家の伊東豊雄氏が、2013年の米プリツカー賞を受賞しました。同賞は“建築のノーベル賞”と呼ばれています。

なお、プリツカー賞を2010年に授賞した建築ユニットSANAA(妹島和世氏+西沢立衛氏)は、スイス連邦工科大学ローザンヌ校の「ロレックスラーニングセンター」の設計を手掛けており、妹島氏は現在、東京都小平市立仲町公民館・仲町図書館のリニューアルを担当しています(2014年度オープン予定)。

Toyo Ito(The Pritzker Architecture Prize)
http://www.pritzkerprize.com/laureates/2013

建築家・伊東豊雄が米プリツカー賞を受賞 - 6人目の日本人受賞者に(マイナビニュース 2013/3/18付け記事)
http://news.mynavi.jp/news/2013/03/18/072/

「建築界のノーベル賞」プリツカー賞、建築家の伊東豊雄さん選出(FNNニュース 2013/3/18付け記事)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00242400.html

『図書館雑誌』2013年3月号が「東日本大震災から2年」特集

『図書館雑誌』2013年3月号が「東日本大震災から2年」という特集を組み、以下の9本の記事を掲載しています。震災特集は2011年8月の「東日本大震災と図書館」、2012年3月の「東日本大震災から1年」に続き、3回目となります。

東日本大震災対策委員会Help-Toshokanの支援活動、司書が問われているとき
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I024309019-00

2年も経つのに何もできないのか… : ほんの2、3日の避難のつもりが‥
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I024309059-00

浪江in福島ライブラリーきぼう
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I024309086-00

東日本大震災・原子力災害からの思い
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I024309110-00

「本」をとおして心の癒し作戦
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I024309133-00

沿岸被災地を走り続けて : 岩手の公共図書館と書店とともに

3月 18日

Ex Libris社、中国語検索性能向上のためBASIS Technology社の形態素解析システムを採用

Ex Libris社が、ディスカバリサービスPrimoの中国語検索性能の向上のために、BASIS Technology社の形態素解析システムRosetteを採用したと発表しました。

Ex Libris Selects Basis Technology for Chinese Analysis(Ex Libris 2013/3/13付けプレスリリース)
http://www.exlibrisgroup.com/?catid=%7B916AFF5B-CA4A-48FD-AD54-9AD2ADADEB88%7D&itemid=%7B3E8D0DA0-4CAD-4AC7-8828-6FF393C5F47C%7D

Rosette 形態素解析
http://www.basistech.jp/base-linguistics/

SirsiDynix社、スマートフォンで貸出・返却や蔵書点検などが可能になる“MobileCirc”を今夏リリース

図書館システムベンダの米SirsiDynix社が、図書館員向けのモバイルサービス“MobileCirc”を2013年夏にリリース予定と発表しました。iOS/Androidアプリまたはブラウザベースのウェブアプリとして提供される予定です。このサービスにより、同社の図書館システムであるHorizonまたはSymphonyを導入している図書館では、例えばスマートフォンを使って、貸出、返却、更新、利用者登録、蔵書点検(Bluetoothでバーコードスキャナと接続)、除籍作業などの作業ができるようになります。

SirsiDynix reveals new mobile circulation client at COSUGI 2013(SirsiDynix.com 2013/3/15付けプレスリリース)
http://www.sirsidynix.com/press/sirsidynix-reveals-new-mobile-circulation-client-at-cosugi-2013

継続資料の取扱いのためにFRBRooを拡張した“PRESSoo”のバージョン0.1が公開

ISSN国際センターおよびフランス国立図書館(BNF)のメンバーから成るワーキンググループによって作成された“PRESSoo”のバージョン0.1(2013年3月付け)が公開されました。

PRESSooは、逐次刊行物などの継続資料(continuing resources)の書誌情報に関する形式オントロジーで、「書誌レコードの機能要件(FRBR)」のオブジェクト指向(object-oriented)版であるFRBRooを拡張したものです。FRBRooでの継続資料の扱いは非常に大まかなレベルで、より詳細なものが必要となるということです。文書では、PRESSooのクラスとプロパティについて、それらの階層構造や定義が記されています。

PRESSoo Version 0.1(PDF:48ページ)
https://listes.services.cnrs.fr/wws/d_read/ontologie-patrimoine/PRESSoo_01.pdf

FRBR for Serials(Catalogablog 2013/3/18付け記事)
http://catalogablog.blogspot.jp/2013/03/frbr-for-serials.html

参考:
CA1713 - 動向レビュー:目録に関わる原則と概念モデル策定の動向 / 和中幹雄

秋田県立図書館、小松左京『日本沈没』の直筆原稿を電子書籍として提供へ

2013年5月2日より、秋田県立図書館が、故・小松左京氏の『日本沈没』(1973年)の直筆原稿などを電子書籍として提供すると発表しました。同氏の著作を管理するイオ・小松左京事務所、及び遺族との間での協議に基づくもので、「全国に先駆け」たものであるとしています。提供される内容は以下の通りです。

・『日本沈没』直筆原稿(1,225枚中現存している1,196枚)
・『日本沈没』創作メモ(9枚)
・『大震災95』直筆原稿

作家・小松左京直筆未公開資料の電子書籍による公開について(秋田県立図書館 2013/3/18付けニュース)
http://www.apl.pref.akita.jp/news/2012/20130318komatsu.html

「日本沈没」生原稿を電子書籍化(大分合同新聞 2013/3/18付け記事)
http://www.oita-press.co.jp/worldMain/2013/03/2013031701001842.html

小松左京さん「日本沈没」生原稿やメモを電子書籍化(スポニチ 2013/3/18付け記事)
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/03/17/kiji/K20130317005420290.html

参考:

東北大学附属図書館が震災ライブラリーオンライン版を公開

2013年3月18日、東北大学附属図書館が、収集した東日本大震災関連の資料のうち、作成者の許諾が取れたもののインターネット公開を開始しました。チラシ、パンフレット、広報誌等が含まれています。

震災ライブラリーオンライン版
http://dbr.library.tohoku.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000002shinsai

震災関連資料のインターネット公開を開始しました(東北大学附属図書館 2013/3/18付けニュース)
http://tul.library.tohoku.ac.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=568

京大地域研究統合情報センターが教員の海外調査資料を提供する「フィールド・データベース」を公開 研究書出版と連携して

2013年3月15日、京都大学地域研究統合情報センターが、「フィールド・データベース」の一つとして、「布野修司・世界建築データベース」を公開しました。

これは、京都大学地域研究統合情報センターの地域情報学プロジェクト研究グループが、京都大学学術出版会と連携し、同大学教員が海外の調査研究で集積してきた様々な資料をデータベース化して一般公開するというものです。

この度公開された「布野修司・世界建築データベース」は、2013年3月に刊行される布野修司、ヒメネス・ベルデホ著『グリッド都市』に関連したもので、『グリッド都市』に掲載されているデータを先行公開しているとのことです。

フィールド・データベース
http://www.cias.kyoto-u.ac.jp/database/category/61

2013/03/15 布野修司 世界建築データベースを公開しました (京都大学地域研究統合情報センター 2013/3/15付けの記事)
http://www.cias.kyoto-u.ac.jp/news/?p=731

2013/03/15 出版と提携した京大フィールド・データベースの公開 について柳澤准教授が記者説明を行いました (京都大学地域研究統合情報センター 2013/3/15付けの記事)

イラク戦争下の資料救出とその後の復興(記事紹介)

2013年3月17日に、Al Arabiyaが“Iraqi librarian saved 30,000 books during 2003 invasion”という記事を掲載しています。

記事は、10年前の2003年に始まったイラク戦争の際、英国軍が都市バサラに進攻する直前に、イラクの図書館員Alia Baqer氏がバサラ中央図書館から約3万点の資料を運び出し、自宅等で保管していたことを紹介しています。3万点の資料が救出されたものの、なお5万点以上あった資料は図書館の建物と共に戦火で失われたとのことです。また記事では、その後米英を含む様々な国からの支援を得て、2004年10月に図書館が再建されたことも紹介しています。

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