アーカイブ - 2013年 3月

3月 25日

中国国家図書館とトロント大学図書館が協力関係を締結

2013年3月25日に中国国家図書館とカナダ・トロント大学図書館が学術的な協力関係を締結することになりました。両館は従来も資料交換などを行ってきましたが、今回の協力では、資料保存、貴重資料のデジタル化、職員の相互派遣、研修プログラム、資源共有などが含まれているということです。

ブダペストオープンアクセス運動による次の10年に向けた提言(BOAI10)の日本語訳が公開

ブダペスト・オープンアクセス運動(Budapest Open Access Initiative:BOAI)によって2012年9月に発表された、これからの10年に向けた指針を示す提言(BOAI10)の日本語訳が公開されました。

ブダペスト・オープンアクセス・イニシアティヴから10年:デフォルト値を「オープン」に(BOAI)
http://www.opensocietyfoundations.org/openaccess/boai-10-translations/japanese-translation-1

参考:
E1360 - ブダペストオープンアクセス運動が次の10年に向けた提言
http://current.ndl.go.jp/e1360

米国議会図書館、将来にわたり保存すべき録音資料として2012年はピンク・フロイド『狂気』など25作品を追加

米国議会図書館(LC)が、将来にわたって保存すべき米国の録音資料を登録している“National Recording Registry”に新たに加わった25作品を発表しました。今回追加された作品には、マリオン・ハリス『君去りしのち(After You've Gone)』(1918年)にはじまり、ジミー・デイヴィスの『ユー・アー・マイ・サンシャイン』(1940年)、サイモン&ガーファンクル『サウンド・オブ・サイレンス』(1966年)、チャビー・チェッカー『ザ・ツイスト』(1960年)、ピンク・フロイド『狂気(The Dark Side of the Moon)』(1973年)、ラモーンズ『ラモーンズ』(1976年)などが含まれています。これにより、登録作品数は375となっています。

New National Recording Registry Entries(Library of Congress 2013/3/21付けプレスリリース)
http://www.loc.gov/today/pr/2013/13-044.html

The National Recording Registry 2012
http://www.loc.gov/rr/record/nrpb/registry/nrpb-2012reg.html

富山駅前にこども図書館と子育て支援施設が一体となった「とやまこどもプラザ」がオープン

2013年3月23日、富山県の富山駅前のビル内に、こども図書館と子育て支援施設の複合施設「とやまこどもプラザ」がオープンしました。同じフロアには、同日開館のとやま駅南図書館「ぶらり」も併設されています。

とやまこどもプラザは「こども図書館」「子育て支援センター(子育てほっとステーション)」「こどもひろば」「ファミリー・サポート・センター」から構成されています。そのうち、こども図書館には、「えほんコーナー」「児童図書コーナー」「育児書コーナー」「まんがコーナー」「おはなしのへや」「ゲームコーナー」の6つのコーナーがあります。蔵書冊数は、2千冊のマンガを含めた1万4千冊で、そのうち1万冊はほくほくフィナンシャルグループからの寄贈ということです。開館時間は10時から18時までとなっています。

3月23日(土)OPEN!とやまこどもプラザ(広報とやま)
http://www.city.toyama.toyama.jp/etc/pr/mag/130305/pages/1.html

~まちなか子育て交流施設~ とやまこどもプラザが、オープンします。(富山市)
http://www.city.toyama.toyama.jp/fukushihokenbu/kodomofukushika/kodomoplaza_open.html

岡山大学附属図書館、三浦家文書デジタルギャラリーを公開

2013年3月25日、岡山大学附属図書館が、図書館振興財団の助成を受けて構築した、「三浦家文書デジタルギャラリー」を公開しました。三浦家文書は、旧勝山藩主三浦家から移管を受けた藩政史料群で、総史料点数は417点、その大半は藩政の重要事項を記した「日録」258冊であるということです。今回は「日録」のうち104点が公開されています(うち4点については翻刻あり)。

三浦家文書デジタルギャラリー
http://miurake.lib.okayama-u.ac.jp/gallery4/gallery.html

三浦家文書デジタルギャラリーの公開について(岡山大学附属図書館 2013/3/25付けニュース)
http://www.lib.okayama-u.ac.jp/news/news_id2319.html

3月 22日

Europeanaの新プロジェクト“Europeana Cloud”がキックオフ

2013年3月4日~5日にEuropeanaの新しいプロジェクト“Europeana Cloud”のキックオフミーティングが開催されました。その様子がLIBERやEuropeana Professionalのブログで紹介されています。Europeana Cloudは、2013年から2015年までの3か年のプロジェクトで、図書館や出版社、研究インフラに関わる機関など35のパートナーが参加し、Europeanaのデジタル化コンテンツを用いた研究を行うためのプラットフォームなどを構築するというもののようです。

Europeana Cloud kicks-off!(LIBER 2013/3/19付け記事)
http://www.libereurope.eu/blog/europeana-cloud-kicks-off

Europeana Cloud Kicks Off Under Clear Skies(Europeana Professional 2013/3/18付けブログ記事)
http://pro.europeana.eu/web/guest/pro-blog/-/blogs/europeana-cloud-kicks-off-under-clear-skies

Europeana Cloud

海外向け電子マンガ配信サービスのJMangaが5月末でサービス終了

日本のマンガを英訳版電子書籍を海外に対し配信する“JManga”が2013年5月30日でサービス終了すると発表されています。JMangaは、2011年8月にジェイマンガ株式会社によって開設されたものです。

JManga.com Retail/Viewing Service Termination and Refund Notice(JManga)
http://www.jmanga.com/urgent-message

海外向けの漫画電子配信「JManga」が終了(ITmedia ニュース 2013/3/19付け記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1303/19/news119.html

過去の全ツイートをダウンロードする機能が日本でも利用可能に

Twitter社が2012年12月に発表した「全ツイート履歴」機能が日本のユーザでも利用できるようになったそうです。自分の過去のすべてのツイートをダウンロードし、月単位で見ることができるものです。

日本の皆さんにも「全ツイート履歴」が使えるようになりました(Twitterブログ 2013/3/22付け記事)
http://blog.jp.twitter.com/2013/03/blog-post_22.html

参考:
Twitter、過去の全ツイートアーカイブをダウンロードできる機能を提供開始
http://current.ndl.go.jp/node/22562

RDFクエリ言語SPARQL 1.1がW3C勧告に

2013年3月21日、RDFクエリ言語のSPARQL(SPARQL Protocol and RDF Query Language)のバージョン1.1が、W3C勧告(W3C recommendation)となりました。2008年にW3C勧告となったSPARQL 1.0を拡張したもので、“SPARQL 1.1 Overview”など11の文書から構成されています。

SPARQL 1.1 Overview
http://www.w3.org/TR/2013/REC-sparql11-overview-20130321/
※冒頭の“Set of Documents”に11の文書が列挙されています。

Eleven SPARQL 1.1 Specifications are W3C Recommendations(W3C 2013/3/21付けニュース)
http://www.w3.org/News/2013#entry-9766

参考:
CA1746 - 動向レビュー:Linked Dataの動向 / 武田英明
http://current.ndl.go.jp/ca1746

CA1598 - 動向レビュー:ウェブ・オントロジーの可能性と図書館 / 神崎正英
http://current.ndl.go.jp/ca1598

Google Art Projectに大阪市立美術館など日本の美術館3館が参加

2013年3月22日、博物館・美術館の所蔵作品や館内の様子をウェブサイトで公開するGoogle Art Projectに、新たに日本の美術館が3館加わりました。大阪市立美術館、MOA美術館(静岡県)、山種美術館(東京都)の3館の所蔵する、国宝3点、重要文化財53点を含む190点の作品が閲覧できるようになりました。

Google Art Projectは2011年2月に公開され、2012年4月には足立美術館、大原美術館、国立西洋美術館、サントリー美術館、東京国立博物館、ブリヂストン美術館の6館が日本から参加しました。現在、世界40か国以上の200を超えるパートナーが参加しています。

Google アートプロジェクトに日本の美術館が新たに加わりました(Google Japan Blog 2013/3/22付け記事)
http://googlejapan.blogspot.jp/2013/03/google_22.html

参考:
美術館内部のバーチャルツアーと作品鑑賞ができる“Google Art Project”が大幅に拡大、東京国立博物館も対象に
http://current.ndl.go.jp/node/20545

Google Art Projectに新たに14か国の29機関が参加、公開作品数は35,000点超に

文化庁、「著作権テキスト」平成25年度版を公開

文化庁のウェブサイトで、「著作権テキスト」の平成25年度版が公開されています。

著作権テキスト~初めて学ぶ人のために~平成25年度版 (PDF)
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/text/pdf/h25_text.pdf

著作権に関する教材,資料等 (文化庁のウェブサイト)
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/index_4.html

佐賀県立図書館、「佐賀の昔話」をデジタル化公開

2013年3月19日、佐賀県立図書館が文字と挿絵、そして朗読付きの昔話をウェブサイト上で公開しました。

今回公開された「佐賀の昔話」は20話の構成となっており、今後2016年度までに100話が公開される予定となっています。挿絵は佐賀県立佐賀北高等学校美術部の生徒が担当し、YouTubeのアノテーション機能を用いて方言等の説明が付けられています。

佐賀の昔話
http://www.tosyo-saga.jp/kentosyo/web-mukashibanashi/index.html

ウェブサイトで貴重な伝承遺産「佐賀の昔話」を公開します (佐賀県 2013/3/12付けの記事)
http://www.pref.saga.lg.jp/web/kisha/_69158/_69656.html

国立国会図書館調査局の『レファレンス』No.746で小特集「震災からの復興―現地調査を踏まえて―」

国立国会図書館調査及び立法考査局が、刊行物『レファレンス』No.746(2013年3月)で小特集「震災からの復興―現地調査を踏まえて―」を組み、以下の4本の記事を掲載しています。

・震災からの雇用の復興―被災者自身の手による雇用創出と被災者向け職業訓練に注目して―
・被災自治体における復旧と復興の財政制度―阪神・淡路大震災の被災地への訪問を踏まえて―(現地調査報告)
・福島県における除染の現状と課題(現地調査報告)
・定住自立圏構想の現状と課題―中海圏域と東備西播圏域の取組を中心に―(現地調査報告)

レファレンス
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/2013/index.html

参考:
国立国会図書館調査局、東日本大震災特集の『レファレンス』No.728を刊行
http://current.ndl.go.jp/node/19128

3月 21日

米最高裁が「国外で合法に印刷された図書にもファーストセールドクトリンが適用される」と判決

2013年3月19日、米国連邦最高裁判所が、Kirtsaeng v. John Wiley & Sons裁判に関して、原告のWiley社の訴えを退ける判決を下したようです。

同裁判は、Wiley社が、同社の教科書の廉価なアジア版を米国に輸入して販売していたタイ人男性を著作権侵害で訴えていたものです。ここでは、国外で印刷された図書にファーストセールドクトリン(合法的に入手したものは著作権者の許諾なく販売・貸出できる)が適用されるかどうかが争点となり、その行方は図書館の貸出サービスにも影響が出るとされ、注目されていました。今回、最高裁からはファーストセールドクトリンが適用されるという判断がなされました。

判決に関して図書館界、出版界の双方からコメントが出ており、例えばLibrary Copyright Allianceは、「図書館と利用者にとっての完全勝利」だとしています。

Supreme Court Rules in Kirtsaeng v. Wiley: “First Sale Doctrine Applies to Copies of Copyrighted Work Lawfully Made Abroad”(LJ INFOdocket 2013/3/19付け記事)

司書が著した文芸作品たち(記事紹介)

オンライン書店AbeBooksのサイトで、図書館員によって執筆された小説などの文芸作品のリストが掲載されています。

Literature from Librarians: Great Reads Written by the Experts(AbeBooks)
http://www.abebooks.com/blog/index.php/2013/03/18/literature-from-librarians-great-reads-written-by-the-experts/

ノルウェーの図書館コンソーシアムBIBSYSがEx Libris社のPrimoおよびPrimo Centralを導入へ

ノルウェーの図書館コンソーシアムBIBSYSが、Ex Libris社のディスカバリサービスPrimoと、その統合書誌インデクスPrimo Centralを導入することになったと発表されています。BIBSYSには、ノルウェー国立図書館や高等教育機関など100以上の機関が参加しています。

BIBSYS Consortium Selects Ex Libris Primo(Ex Libris 2013/3/19付けプレスリリース)
http://www.exlibrisgroup.com/de/default.asp?catid=%7B916AFF5B-CA4A-48FD-AD54-9AD2ADADEB88%7D&details_type=1&itemid=%7B9072CE99-E9DA-4824-813F-D977F1E35F5F%7D

参考:

盛岡大学、陸前高田市の高校図書室の津波被災資料の救済作業を開始

津波で壊滅的被害を受けた岩手県陸前高田市にある高田高等学校図書室の被災資料の救済作業が、2013年3月18日に始まったと岩手日報で報じられています。いわて高等教育コンソーシアムの被災図書館支援活動の一環として、盛岡大学の図書館司書・学芸員課程の学生などにより、生徒会誌や学校新聞など約千点の水洗いや乾燥が行われるということです。遠野文化研究センターが技術指導に加わっているようです。

高田高の被災資料を応急処置 盛岡大、生徒会誌など(岩手日報 2013/3/19付け記事)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130319_7

いわて高等教育コンソーシアム
http://www.ihatov-u.jp/

岩手県立高田高等学校
http://www2.iwate-ed.jp/tak-h/

参考:
E1210 - 被災地支援活動紹介(2)遠野文化研究センター
http://current.ndl.go.jp/e1210

『図書館雑誌』2013年3月号が「東日本大震災から2年」特集
http://current.ndl.go.jp/node/23112

【イベント】シンポジウム「東日本大震災の検証と来るべき震災の備えへの提言」(3/16-17・岩手)

国立国会図書館デジタル化資料にプランゲ文庫が追加―約3,400点の図書を館内提供

2013年3月21日、国立国会図書館が、「国立国会図書館デジタル化資料」でプランゲ文庫を新規公開しました。プランゲ文庫は、第二次世界大戦後にGHQが検閲のために集めた日本国内出版物で、現在は米国メリーランド大学によって所蔵されています。今回、プランゲ文庫のうち、デジタル化して収集された約3,400点の図書が館内限定で公開されます。

プランゲ文庫(国立国会図書館デジタル化資料)
http://dl.ndl.go.jp/#prange

2013年3月のお知らせ(国立国会図書館デジタル化資料)
http://dl.ndl.go.jp/information?targetInformationMonth=2013-03

オックスフォード大の図書館内での“ハーレム・シェイク”で図書館員が解雇に(英国)

2013年3月19日および20日に、BBC等各メディアが、オックスフォード大学のカレッジの一つであるSt Hilda's College図書館で行われた“ハーレム・シェイク(Harlem Shake)”が原因で、同館の図書館員が解雇されたと報じています。

“ハーレム・シェイク”とは、2月上旬からYouTubeでシリーズ化している、踊り狂った様子を映している一連の動画です。それがこのほど約30名の学生によって、St Hilda's College図書館内で行われ、その様子がYouTubeで公開されました。結果、同館での実施を阻止できなかったとして、職員のCalypso Nash氏が解雇されたとのことです。

学生らは、このハーレム・シェイクが日曜の深夜11時30分に行なわれたものであり他の学生の勉強の妨げにならなかったこと、7分程度と短いものであったこと等から、Nash氏の復職を求めています。

St Hilda's Librarian Calypso Nash Sacked After Oxford Students' Harlem Shake (Huffington Post 2013/3/19付けの記事)

徳島市立図書館、プロサッカークラブ「徳島ヴォルティス選手のおススメ本」を公開

2013年3月19日、徳島市立図書館が、地元のプロサッカークラブである徳島ヴォルティスの選手12人がおススメする本の紹介冊子「徳島ヴォルティス選手のおススメ本」を公開しました。

徳島ヴォルティス選手のおススメ本 (PDF)
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/toshokan/topics/topics/data/20130319_01.pdf

徳島ヴォルティス選手のオススメ本を作成しました (徳島市立図書館 2013/3/19付けの記事)
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/toshokan/topics/topics/20130319.html

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