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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
電子書籍ベンダのebrary社が新しい契約モデルである「3ユーザモデル」を発表しました。従来は電子書籍に同時アクセスできるユーザ数に応じて「1ユーザモデル」と「ユーザ無制限モデル」が用意されていましたが、今回の「3ユーザモデル」の導入によってより柔軟な選択ができるようになります。同社によると、購入可能な電子書籍のうち68%で「ユーザ無制限モデル」ないし「3ユーザモデル」が利用できるということです。
ebrary Launches Three-User License to Provide New Flexibility in Strategic E-book Acquisition(PDF:1ページ)http://www.ebrary.com/corp/newspdf/ebrary_three-user.pdf
オーストラリア国立図書館(NLA)が、デジタル化した楽譜約1万3千点を無料iPadアプリ“Forte”をリリースしました。1800年代から1950年代までのものが含まれているということです。ForteのソースコードはBSDライセンスで公開されています。
Forte(iTunes Store)https://itunes.apple.com/us/app/forte/id598850264?mt=8
New NLA music app hits the right note(NLA 2013/3/25付けプレスリリース)http://www.nla.gov.au/media-releases/2013/03/25/new-nla-music-app-hits-the-right-note
2013年3月27日、米国情報標準化機構(NISO)が、電子ジャーナルの表示・識別に関する推奨指針“PIE-J: Presentation & Identification of E-Journals”を公表しました。電子ジャーナルのタイトルや出版社が変更された際のアクセシビリティを保証するため、出版社やプラットフォーム提供者に対して、タイトルや引用情報の表示、変遷タイトルの扱い、ISSNの正確な利用などについての指針を示すものです。付録Aでは、スクリーンショットを用いて模範例が紹介されています。
PIE-J: Presentation & Identification of E-Journals(PDF:67ページ)http://www.niso.org/apps/group_public/download.php/10368/rp-16-2013_pie-j.pdf
2013年3月26日、Public Knowledge Project(PKP)が、単行書の出版を行うことのできるオープンソースのオンラインプラットフォーム“Open Monograph Press”のバージョン1.0をリリースしました。2012年9月にベータ版が発表されていたものです。
Public Knowledge Project announces the 1.0 release of Open Monograph Press(Public Knowledge Project 2013/3/26付け情報)http://pkp.sfu.ca/node/6225
参考: オープンソースの単行書出版プラットフォームOpen Monograph Pressの初期導入機関が発表http://current.ndl.go.jp/node/22191
2013年3月6日に国立国会図書館東京本館において開催された講演会「電子情報の収集とメタデータ:電子納本に関するドイツ国立図書館の戦略」のレポートが、ウェブサイト“HH News & Reports”に掲載されています。
セミナーレポート:ドイツ国立図書館の電子書籍収集戦略(HH News & Reports 2013/3/28付け記事)http://www.hummingheads.co.jp/reports/seminar/s0110.html
電子情報の収集とメタデータ:電子納本に関するドイツ国立図書館の戦略http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/20130306lecture.html
2013年3月28日、国土地理院が「地理空間情報ライブラリー」を公開しました。国土地理院の地図・空中写真及び国・地方公共団体が整備した図面等の地理空間情報を検索、利用することができます。地理空間情報の活用は、災害発災前の減災及び防災や被災後の復興の取組みにも有効であるとしています。
地理空間情報ライブラリーhttp://geolib.gsi.go.jp/
地理空間情報ライブラリーサイトの公開について(国土地理院 2013/3/28付け情報)http://www.gsi.go.jp/gyoumu/gyoumu61002.html
日本学術会議が、2013年3月28日、提言「東日本大震災に係る学術調査―課題と今後について―」を発表しました。同会議幹事会の下に設置された「東日本大震災に係る学術調査検討委員会」が、東日本大震災に関する学術調査について協力学術研究団体を対象に調査を行い、その結果をまとめ、6項目の提言を述べたものです。
提言「東日本大震災に係る学術調査―課題と今後について―」http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-t170-1.pdf
参考: 日本学術会議、「「ひと」と「コミュニティ」の力を生かした復興まちづくりのプラットフォーム形成の緊急提言」を発表http://current.ndl.go.jp/node/22457
日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所の刊行している『アジ研ワールド・トレンド』誌が2013年3月号(No.210)で「災害と図書館」特集を組んでいます。以下の記事が掲載されています。
・巻頭エッセイ 図書館と防災準備 / 井村 進 ・特集にあたって —災害と図書館— / 二階 宏之 ・震災以降のファシリティマネジメント—東北大学附属図書館本館の事例— / 米澤 誠 ・国立国会図書館における東日本大震災アーカイブの取組み / 河合 美穂 ・災害と資料保存—アジア経済研究所図書館の経験から— / 石井 美千子 ・四川大地震と図書館 / 狩野 修二 ・2011年タイ大洪水とタマサート大学図書館 / チューマン・ティラキット、シーチャン・チャンチーワ ・ミャンマー—サイクロン被災と図書館— / 小林 磨理恵 ・ジャワ島中部地震—地域社会と図書館— / 東川 繁 ・人道的危機における文化と情報の救済—大地震後のハイチ復興支援— / ブクエ・キストマーカー ・人のつながりを再興する—スマトラ沖地震による大津波のタイ被災地における図書館事業の実践から— / 松尾 久美 ・情報拠点の被災と復興—2004年インド洋地震・津波後のインドネシア・アチェ州の事例から— / 西 芳実 ・津波と図書館—スマトラ島沖地震とスリランカ— / 東川 繁
2013年3月28日、国立情報学研究所(NII)が、機関リポジトリ用メタデータフォーマット“junii2”のバージョン3.0を公開しました。4月1日付け施行の学位規則改正に伴う改訂が行われています。
メタデータ・フォーマット junii2(バージョン3.0) 公開しました(NII 2013/03/28付けお知らせ)http://www.nii.ac.jp/irp/2013/03/24csi-0328.html
参考: NII、学位規則改正に伴うメタデータフォーマットjunii2の改訂案に対して意見募集http://current.ndl.go.jp/node/23102
2013年3月11日、岩手県大船渡市に「大船渡津波伝承館」が仮オープンしました。当面、同市のさいとう製菓中井工場の「七郷ホール」の空き時間を利用して開館し、今後寄附を募って別の場所に本施設を建設する予定とのことです。
この「大船渡津波伝承館」の内容は、震災時の映像や画像を利用して、被災した人が語りを行うというものです。ホールには、震災前後や震災津波が大船渡を襲う様子等がパネル展示されているとのことです。なお、利用にあたっては事前の予約が必要とのことです。
大船渡津波伝承館http://ofunato-tunami-denshokan.jimdo.com/
大船渡津波伝承館Facebookページでの仮オープンを知らせる記事http://www.facebook.com/photo.php?fbid=522636384445563&set=a.503457676363434.112599.500551643320704&type=1
「大船渡津波伝承館」プロジェクト本格始動及びプレスプレビュー開催のお知らせ (一般社団法人大船渡津波博物館 2013/2/27付けのプレスリリース)
2013年3月18日、国土交通省東北地方整備局が「震災伝承館」というウェブサイトを開設しました。
これは、東日本大震災の被災経験・教訓を活かすための記録として整備局および被災した市町村等から提供された、約1万点の写真・映像を掲載するものです。なお、このウェブサイトの写真、映像等の各種資料は二次利用を想定したものとなっており、自由に資料へ添付等することが可能とのことです。
東北地方整備局 震災伝承館http://infra-archive311.jp/
「東北地方整備局震災伝承館」を開設~約1万点の写真が利用可能~ (PDF)(東北地方整備局 2013/3/18付けのプレスリリース)http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/kisya/kisyah/images/45106_1.pdf
カナダのカルガリー公共図書館が、幼児のリテラシー育成に役立つアプリ“Grow a Reader”を提供しています。指遊びや子守唄などのビデオ27本、お薦めの本(同館のOPACへのリンク付き)などが収められているとのことです。
アプリ:Grow a Reader By Calgary Public Libraryhttps://itunes.apple.com/us/app/grow-a-reader/id594398910?ls=1&mt=8
国立国会図書館の調査及び立法考査局が刊行する『外国の立法』(2013年3月号)において、各国議会による行政監視の現状に関する特集が組まれています。欧州議会と、米、英、独、仏、露、韓国、中国、豪が取り上げられています。
外国の立法http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/legis/2013/index.html
特集にあたってhttp://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8111644_po_02550002.pdf?contentNo=1
『カレントアウェアネス-E』234号を発行しました。
□目次□■E1410■ つながるLibGuides:パスファインダーを超えて■E1411■ 子どもたちに出版文化を伝える―デジタルえほんミュージアム■E1412■ 多様化する大学院生のための新たな研究図書館サービス■E1413■ 国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)の公開■E1414■ 子どもの読書活動の推進に向けたウェブでの情報発信<報告>■E1415■ 豪州の大学生の日常情報探索とニュースメディア<文献紹介>
E1415 - 豪州の大学生の日常情報探索とニュースメディア<文献紹介>
最近の若者はどのように情報やニュースに接しているのだろう?...
E1414 - 子どもの読書活動の推進に向けたウェブでの情報発信<報告>
3年目の今回が最終年度となる国際子ども図書館の「児童サービス協力フォーラム」が,2013年3月4日に「ウェブを活用した情報発信~子どもの読書活動の推進に向けて~」をテーマとして開催された。参加者は全国の公立図書館員(都道府県立図書館,市区町立図書館)約60名を含め,私立図書館員,学校図書館員,大学教員,関連企業社員等計75名であった。...
E1413 - 国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)の公開
国立国会図書館と総務省は,2013年3月7日に,「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ」(愛称:ひなぎく)を正式公開した。本サービスでは,東日本大震災に関するあらゆる記録・教訓を次の世代へ伝え,被災地の復旧・復興事業や,今後の防災・減災対策に役立てるため,大震災に関する記録を一元的に検索可能とする。愛称を「ひなぎく」と名付けたのは,その花言葉「未来」「希望」「あなたと同じ気持ちです」に,復興支援という事業の趣旨を込めたからである。...
E1412 - 多様化する大学院生のための新たな研究図書館サービス
米国の大学院生数は急激に増加し,研究大学は,院生の専門能力の向上や新たなキャリアルートを重視した総合的なプログラムの構築につとめている。さらに,教育だけではなく,院生のライフスタイル,研究の学際性,学術コミュニケーションの形式なども変化している。こうした大学レベルの動向を背景として,研究図書館のコミュニティでは2007年ごろから院生に特化したサービスや図書館スペースについての議論を行い,ニーズを調査し,サービスの改善に役立ててきた。...
E1411 - 子どもたちに出版文化を伝える―デジタルえほんミュージアム
「『デジタルえほん』は,これからの出版文化を支え得る足掛かりだ。」担当者はそう語る。子どもという未来の可能性に,出版文化に身近でいてもらうことが,未来の出版文化を守ることにつながるはずだ,と。...
E1410 - つながるLibGuides:パスファインダーを超えて
海外の大学図書館のウェブサイトで,タブや四角いボックスが特徴的な,ときおり図書館員の顔写真が載っていたりする,そんなパスファインダーを見かけたことがないだろうか?どの大学でもデザインが似ているのは,米国Springshare社のLibGuidesという同じサービスを利用して作られているからである。...
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調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
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