アーカイブ - 2013年 3月 8日

石川県立図書館が『石川県史』(第2編、第3編)を公開 TRC-ADEAC社のシステムを利用

2013年3月4日、石川県立図書館は、ウェブ上で『石川県史第二編』および『第三編』(日置謙著)の本文の検索と閲覧ができるサービスを開始しました。これは同日に公開されたTRC-ADEAC株式会社の自治体史・歴史資料検索閲覧システム“TRC-ADEAC”を利用したもので、同社のプレスリリースによると、任意のキーワードと関連する本文や人物の系譜、年表などをピンポイントで検索でき、PCやタブレット端末で閲覧できるということです。

『石川県史』 検索・閲覧 (TRC-ADEAC: 自治体史・歴史資料検索閲覧システム)
https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/1700105100

石川県立図書館 (2013/3/4付けのお知らせに「デジタル版『石川県史』・「延宝金沢図」をホームページからご覧いただけるようになりました。」とあります)
http://www.library.pref.ishikawa.jp/

巨大な城下絵図「延宝金沢図」も掌のなかで高精細に: TRC-ADEAC(アデアック)公開 (PDF) (図書館流通センター 2013/3/4付けのプレスリリース)
http://www.trc.co.jp/information/pdf/20130304_adeac.pdf

科学技術振興機構(JST)、東日本大震災に関する情報の体系的整理による新たな情報流通モデルの開発へ

2013年3月8日、科学技術振興機構(JST)が、平成25年度(2013年度)から東日本大震災に関する画像、動画等のマルチメディアデータを体系的に整理し、専門家が利用できる形に整理する新たな取組みを開始すると発表しました。

この取組みは、分野ごとにデータの形式・種類がバラバラで、利活用が困難な情報を整理し共有することにより、分野を超えた知見を見いだす環境構築の第一歩となるものであり、第4期科学技術基本計画に記載された「知識インフラ」の構築につながるものとされています。また、今後は、震災復興や防災・減災に役立つデータなどのさまざまな情報を循環型につなぐ、新たな情報流通モデルの開発を目指すとのことです。

JSTが震災復興をテーマに情報循環型のモデル開発に着手~東日本大震災に関する情報を体系的に利用できる形に整理~ (JST 2013/3/8付けの記事)
http://www.jst.go.jp/pr/info/info937/index.html

「図書館の『いま』を届ける『カレントアウェアネス』」(『LISN』第150号)を掲載しました

カレントアウェアネス・ポータルに、「図書館の『いま』を届ける『カレントアウェアネス』」を掲載しました。これは、2011年12月に情報誌 『LISN』第150号(キハラ株式会社発行)に寄稿した記事を、同社の許諾を得て転載したものです。

なお、同号では「編集者が語る私たちとこれからの図書館」特集として、図書館系メディアの編集者13人がそれぞれの媒体について紹介しています。

どうぞご覧ください。

図書館の「いま」を届ける「カレントアウェアネス」 / 田中敏
http://current.ndl.go.jp/lisn150

『LISN』第150号目次(PDF:1ページ)
http://www.kihara-lib.co.jp/image/lisn/150lisn.pdf

ケータイが圏外になる地下鉄での“空白の10分”に何をする? 学生発案のプロジェクト(米国)

2013年3月5日、米CBCのブログで、Miami Ad Schoolの学生グループの発案による“The Underground Library”というプロジェクトが紹介されています。

このプロジェクトは、地下鉄ではスマートフォンやタブレット端末のインターネット接続が切れてしまい、地上に出るまでの“空白の10分間”に手持無沙汰になってしまう人をターゲットにしたものです。具体的には、ニューヨークの地下鉄車内のポスターをスマートフォンで読みとると、現在ベストセラーとなっている小説等の冒頭10ページを読むことができるというもので、利用者が読み終えて地上に出ると、続きが気になるその図書を借りることができる現在地近くのニューヨーク公共図書館を調べることができるようになっています。

スキマ時間の読書環境の提供とその後の図書館利用に誘導するこのプロジェクトはまだコンセプト段階とのことですが、すでに多くの関心が寄せられているとのことです。

Digital Subway Libraries (Trend Hunter)
http://www.trendhunter.com/trends/subway-library

Subway library encourages commuters to read (CBC 2013/3/5付けの記事)

OCLCのクラウド型図書館業務システムの導入館が100館に

OCLCのクラウド型図書館業務システム“WorldShare Management Services”の実稼働館が100を数えたそうです。2011年7月の提供開始からこれまでに北米、オーストラリア、欧州で導入され、その100館目は米国のネブラスカ大学オマハ校でした。また現在65館が導入準備中とのことです。

University of Nebraska Omaha is 100th OCLC WorldShare Management Services user in production(OCLC 2013/3/6付けニュース)
https://www.oclc.org/en-US/news/releases/2013/201316dublin.html

参考:
E1394 - 米国情報標準化機構ISQ誌の「未来の図書館システム」特集
http://current.ndl.go.jp/e1394

「本を買って図書館を支えて」 トロント公共図書館がアフィリエイトプログラムを開始

2013年3月6日、カナダのトロント公共図書館がアフィリエイトプログラムを開始しました。“buy now”オプションとして、オンラインカタログから書籍を購入することができるようになっています。現在は大手書店チェーンのIndigoを通じた購入になっていますが、今後他の業者も追加される予定です。購入によって同館にもたらされた報酬は、コレクションやサービスの充実に用いられます。

Buy a Book and Support the Library via torontopubliclibrary.ca(Toronto Public Library 2013/3/6付けニュースリリース)
http://torontopubliclibrary.typepad.com/news_releases/2013/03/buy-a-book-and-support-the-library-via-torontopubliclibraryca-.html

Retail Affiliate Program and Privacy(Toronto Public Library)

Linked Open Data チャレンジ Japan 2012の結果が発表、ビジュアライゼーション部門最優秀賞に「東日本大震災アーカイブ」

2013年3月7日、LODチャレンジ実行委員会が「Linked Open Data チャレンジ Japan 2012」の結果発表が行われました。アプリケーション部門、データセット部門、アイデア部門、ビジュアライゼーション部門の最優秀賞及び優秀賞のほか、CiNii賞やgoo賞等の賞が発表されたそうです。

ビジュアライゼーション部門最優秀賞には渡邉英徳氏の「東日本大震災アーカイブ」が選ばれています。また、CiNii賞には、snowy氏の「作家の歩み」(国立国会図書館のWeb NDL Authoritiesを利用)、学生奨励賞には、落合香織氏の「青空文庫 Linked Open Data」、大規模長期間対話データ賞には中村聡史氏の「国会会議録データセット(対話コーパス)」が選ばれています。

Linked Open Data チャレンジ Japan 2012 受賞作品発表のお知らせ (Linked Open Data チャレンジ Japan 2012 2013/3/7付けの記事)
http://lod.sfc.keio.ac.jp/blog/?p=1071

参考:
CA1768 - 多元的デジタルアーカイブズのVR-ARインターフェイスデザイン手法 / 渡邉英徳
http://current.ndl.go.jp/ca1768

W3Cのワーキンググループ、Linked Data Platform 1.0のドラフトを公開

2013年3月7日、W3CのLinked Data Platformワーキンググループが“Linked Data Platform 1.0”のドラフトを公開しました。Linked Dataの取扱いに関するベストプラクティスやアプローチをまとめたものということです。

Linked Data Platform 1.0
http://www.w3.org/TR/2013/WD-ldp-20130307/

Linked Data Platform 1.0 Draft Published (W3C 2013/3/7付けニュース)
http://www.w3.org/News/2013.html#entry-9749

参考:
CA1746 - 動向レビュー:Linked Dataの動向 / 武田英明
http://current.ndl.go.jp/ca1746

サービス終了したWebcat風インタフェースの“CiNiiBooksLite”

2013年3月8日にサービス終了した国立情報学研究所(NII)の“Webcat”のインタフェースを模した“CiNiiBooksLite”が有志によって公開されています。CiNii BooksのAPIを利用したものです。

※追記
Project Next-Lの田辺浩介氏が“We6cat”を公開しています。

CiNiiBooksLite
http://cibookslite.appspot.com/

We6cat
http://we6cat.next-l.jp/

参考:
国立情報学研究所(NII)の“Webcat”がサービス終了
http://current.ndl.go.jp/node/23041

【イベント】文部科学省東日本大震災復興支援イベント~教育・研究機関としてできること、そしてこれから~(3/11・東京)

2013年3月11日に、文部科学省で、「文部科学省東日本大震災復興支援イベント~教育・研究機関としてできること、そしてこれから~」として、「東日本大震災復興支援フォーラム」と「東日本大震災復興支援映像・パネル展」が行われます。文部科学省、文化庁、国立大学、大学共同利用機関法人、独立行政法人、関連機関から多数の機関が参加し、各機関の復興支援活動について報告が行われます。

文部科学省 東日本大震災復興支援イベント~教育・研究機関としてできること、そしてこれから~(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/03/1331555.htm

図書館アプリ成功のカギは“学生用端末の空き状況が分かること”-カリフォルニア大サンディエゴ校

2013年3月1日、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)図書館が、秋学期に提供を開始したモバイルアプリが好評だとする記事を掲載しています。

このアプリは、大学内のコンピューターラボや図書館、学生センター等に設置されている500台近くの端末の利用状況をリアルタイム表示する機能があるとのことで、これまで端末を求めて学内をさまよっていた利用者に好評とのことです。利用状況はアプリだけでなくモバイルサイトでも閲覧可能で、モバイルサイトの“PC Availability”をクリックすると、図書館等のどのエリアの端末があと何台空いているかが表示される仕組みになっています。

カリフォルニア大学サンディエゴ校図書館のモバイルサイト
http://libraries.ucsd.edu/m/

国立情報学研究所(NII)の“Webcat”がサービス終了

2013年3月8日、国立情報学研究所(NII)の“Webcat”がサービス終了しました。2011年6月にアナウンスされていたものです。

Webcatは、全国の大学図書館等の書誌・所蔵データを登録した総合目録データベース(NACSIS-CAT)を検索するウェブサービスとして、NIIの前身である学術情報センター(NACSIS)によって開発されました。図書館員や研究者に限らない一般利用者が、利用制限なく、簡単な方法で、24時間検索できるという点が特徴でした。1997年4月に試行提供が始まり、その後、機能改修やバグフィックスを経て、1998年4月に正式提供が開始されていました。

今後は後継サービスとして“CiNii Books”が提供されます。

<サービス>Webcat終了日時について(NII 2012/5/24付けニュース)
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/2012/05/webcat_3.html

総合目録データベースWWW検索サービス(Webcat)試行サービスの開始(学術情報センターニュース. 1997.6, 40.)
http://www.nii.ac.jp/CNEWS/N40/09.html

Webcat(総合目録データベースWWW検索サービス)本運用開始(学術情報センターニュース. 1998.6, 44.)

国土地理院が「明治前期の低湿地データ」を公表、液状化対策への活用も

2013年3月7日、国土地理院が、「明治前期の低湿地データ」を公表しました。明治13(1880)年~23(1890)年に国が作成した地図にもとづいて、河川、湖沼、水田、湿地、葦の群生地など、水に関係する、「土地の液状化」との関連が深いと考えられる区域を抽出したものです。

このデータは、東日本大震災時に関東地方でも発生した液状化の発生に関わる条件のうち、「地下水位が高いこと」と「地盤の締まりが緩いこと」の2つを判断するために活用できるとしています。

明治前期の低湿地データ(国土地理院)
http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/lc_meiji.html

「明治前期の低湿地データ」を公表(国土地理院 2013/3/7付けプレスリリース)
http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/bousaichiri60016.html

文化庁eBooksプロジェクトが終了、配信した電子書籍のダウンロード数を発表

文化庁が、2013年2月1日から3月3日にかけて実施していた電子書籍の配信実験「文化庁eBooksプロジェクト」の、配信結果(ダウンロード数)を発表しました。13タイトル中、最もダウンロード数が多かったのは、酒井潔『エロエロ草紙』で、11,749件でした。なお、プロジェクトの結果は報告書としてまとめられ、2013年4月以降に公表される予定です。

「文化庁eBooksプロジェクト」について
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/jikken/ebooks.html

参考:
文化庁が電子書籍の配信実験「文化庁eBooksプロジェクト」を開始
http://current.ndl.go.jp/node/22811