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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
中国の上海図書館では例年春節に利用者に対して新年の挨拶メールを送っているとのことですが、このたび、そのメールのなかに、利用者が昨年一年間で借りた本の明細書を含めるという新しいサービスを開始しました。ニュースによるとこのサービスは発案から実現まで同館の若手スタッフらによるもので、同館は今後も、利用者の個人情報を保護しつつ、大量のデータを用いたサービスを開発していく意向のようです。
上海図書館からの新春のあいさつ「読書明細書」(上海図書館 2013/2/28付けニュース)http://www.library.sh.cn/Web/www/shtsg/201334/n32421906.html
参考: 静岡県島田市立島田図書館が「読書通帳」導入、公共図書館として全国4例目http://current.ndl.go.jp/node/21780
熊本大学附属図書館が、2013年2月28日付けで「これからの附属図書館 ―中央館改修後の基本的な運用計画―」を策定し、公開しました。2012年度末にかけて実施している同館中央館の改修を機に、同大学の「総合情報環構想2010」に沿って、現在及び将来の図書館に何が求められているかを検討し、附属図書館の基本的な運用計画をまとめたものです。章立ては以下のようになっており、なかでもラーニングコモンズを含めた学習支援機能について分量が割かれています。
(1)「学習支援」機能 (2)「研究支援」機能 (3)「蓄(アーカイブ)」機能 (4)「市民・地域へのサービス」機能 (5)その他
これからの附属図書館― 中央館改修後の基本的な運用計画 ―(PDF:7ページ)http://www.lib.kumamoto-u.ac.jp/sites/default/files/images/kaishu/relibrary_2013.pdf
2013年3月4日、Googleが、警戒区域に指定されている福島県双葉郡浪江町内のストリートビューの撮影を開始しました。同町は、現在、その半分が福島第一原子力発電所から20キロ圏内の「警戒区域」に、残り半分が「計画的避難区域」に指定されています。
浪江町内をストリートビューで撮影します(Google Japan Blog 2013/3/4付け記事)http://googlejapan.blogspot.jp/2013/03/blog-post.html
参考: Google、震災被災施設をストリートビュー技術で撮影した「震災遺構デジタルアーカイブプロジェクト」を公開http://current.ndl.go.jp/node/22452
米国政府印刷局(GPO)が、Internet Archiveのサービス“Archive-It”を利用したウェブアーカイビングを本格化させるようです。その経緯や現状、今後の予定について、同局の担当する連邦政府刊行物寄託図書館制度(FDLP)のニュースレター“FDLP Connection”の3巻1号(2013年3月1日)で紹介しています。
それによると、ウェブ上に存在する連邦政府機関の情報の収集・保存は1996年から行われていたそうです。その後、ウェブサイトは単なるファイル置き場ではなく、フォーマットの多様化やコンテンツの複雑化が進み、その量も増加していきました。GPOは2011年後半には、Archive-Itを用いた収集の実験を開始しました。10のウェブサイトを対象に、クローラによる収集や、MARCレコードの生成(Archive-ItのDublin Coreレコードを変換)を行い、その性能を確認していきました。実験は成功に終わり、今後ウェブアーカイビングチームを立ち上げ、本格的な実施に向けた計画を策定することなどが決定されたということです。
Web Harvesting Pilot Project(FDLP 2013/3/1付け記事)
Googleがブログで、視覚障害者に配慮したサービスのアクセシビリティ向上への取組みについて記事を書いています。これは、2013年2月25日から3月2日まで米国で開催された第28回技術と視覚障害者に関する国際会議における報告内容の一部を紹介するものです。例えば、以下のような事項が挙げられています。
・Chrome OSの高性能テキスト読み上げ機能(英語)、拡大鏡、ハイコントラストモード ・GMailのHTML5 ARIA(Accessible Rich Internet Applications)への対応 ・Google Driveのキーボードショートカット ・ChromeのWeb Speech APIへの対応 ・Android 4.1の外部点字デバイスやジェスチャーモードへの対応
DAISYコンソーシアムのサイトでもニュースとして取り上げられています。
Making the cloud more accessible with Chrome and Android(Google Official Blog 2013/2/28付け記事)http://googleblog.blogspot.jp/2013/02/making-cloud-more-accessible-with.html
2013年3月16日と17日に、岩手県盛岡市で、いわて高等教育コンソーシアム主催のシンポジウム「東日本大震災の検証と来るべき震災の備えへの提言」が開催されます。以下のように3部構成になっています。
・3/16:第1部「文化財・資料」の保存と救済の連携はどうあるべきか-国・地方公共団体・民間ネットワーク-」 ・3/17午前:第2部「公文書保存のあり方」 ・3/17午後:第3部「震災に際しての図書館」
大学等における地域復興のためのセンター的機能整備事業シンポジウム「東日本大震災の検証と来るべき震災の備えへの提言-資料保存と救済のあり方から」開催のご案内(いわて高等教育コンソーシアム)http://www.ihatov-u.jp/cgi-bin/topics/topics_shosai.cgi?sno=152
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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