アーカイブ - 2013年 3月 14日

オランダ王立図書館は著作権保護期間内の雑誌をデジタル化して公開するのにオプトアウト方式を選択(記事紹介)

2013年2月にオランダ王立図書館(KB)が、1850年から1940年に発行された80タイトルの雑誌をデジタル化し、オンラインで公開しました。その著作権処理について、Joris Pekel氏がOpenGLAMのブログで紹介しています。

それによると、デジタル化対象の記事のなかには著作権が切れていないものもあったそうです。しかし、著者や遺族をすべて探し出して著作権処理を行うには5年もの時間と多額の費用(それを使えば更なるデジタル化が行える)が必要になると試算されました。そこでKBは、オプトアウト方式を選び、著者や遺族に対して公開に問題があった場合は連絡してほしいと求めることにしたそうです。

Dutch National Library gives full access to in copyright material(OpenGLAM 2013/3/11付け記事)
http://openglam.org/2013/03/11/dutch-national-library-gives-full-access-to-in-copyright-material/

Tijdschriften 1850 - 1940
http://tijdschriften.kb.nl/

参考:
オランダ王立図書館、1850年から1940年までの雑誌80誌をデジタル化公開

CrossRef、研究論文の助成金情報を収集・提供する“FundRef”を5月にリリース

CrossRefが、2013年5月に“FundRef”を正式に提供開始すると発表しています。2012年3月から2013年2月までの一年間試行が行われていたもので、このたびCrossRef理事会によってリリースが承認されたようです。試行プロジェクトの報告書(2013年3月付け)も公開されています。FundRefは、学術出版社や助成機関と連携して開発していたもので、研究論文の助成金情報を収集・公開するというシステムです。

CrossRef Board of Directors Approves FundRef Tracking Service(CrossRef 2013/3/12付けブログ記事)
http://www.crossref.org/crweblog/2013/03/crossref_board_of_directors_ap.html

FundRef Pilot Project Final Report(PDF:13ページ)
http://www.crossref.org/fundref/FundRef_Pilot_Project_Report.pdf

FundRef
http://www.crossref.org/fundref/index.html

Emerald社、IFLAとのパートナーシップに基づき図書館情報学分野の論文32本を新たにオープンアクセス化

Emerald社が、国際図書館連盟(IFLA)とのパートナーシップに基づき、図書館情報学分野のジャーナルに掲載された論文を新たにオープンアクセスにしました。

このパートナーシップは2009年8月に発表されたもので、IFLAの年次大会やプロジェクトに関連した論文が、出版から9か月以降にオープンアクセスとなるという内容です。今回は、Library ManagementやInterlending & Document Supplyなど6タイトルのジャーナルに掲載された32本の論文が対象となっています。そのなかには、日本大学の小山憲司氏らがNACSIS-ILLのログ分析を行なった“How the digital era has transformed ILL services in Japanese university libraries: a comprehensive analysis of NACSIS-ILL transaction records from 1994 to 2008”も含まれています。

これまでにこのパートナーシップを通じて、50本近くの論文がオープンアクセスになっているということです。

北米研究図書館センター、アフリカで発行されている新聞のオンライン率を調査した結果を発表

北米研究図書館センター(CRL)が、アフリカで発行されている新聞がオンラインで利用できるかどうかの状況を調査し、その結果をレポートとタイトルリストのかたちで公表しました。アフリカで流通していると推定される約1,300タイトルとの新聞のうち、オンラインで確認できたのは484タイトルだったとしています。また、PDFなどの形式で印刷体新聞のコピーを提供しているのは、そのうち30%のみだったということです。タイトルリストでは、FactivaやLexisNexisといったデータベースで利用できるかどうかも記されています。他地域に比べて、アフリカの新聞の収録率は低いという結果でした。

African Newspapers Online – a survey of current coverage(PDF:15ページ)
http://www.crl.edu/sites/default/files/attachments/tg/African_online_newspapers_study_2013.pdf

タイトルリスト(Excel)
http://www.crl.edu/sites/default/files/attachments/tg/Africa%20-%20online%20newspapers%202013-01-25.xlsx

文部科学省、「学位規則の一部を改正する省令」の施行に関するページを開設

2013年3月13日、文部科学省は、「学位規則の一部を改正する省令の施行について」のページを開設しました。改正の趣旨や概要、その他の関係資料等がまとめられています。

学位規則の一部を改正する省令の施行について (文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/daigakuin/detail/1331790.htm

参考:
「学位規則の一部を改正する省令」が公布される
http://current.ndl.go.jp/node/23058

国立国会図書館、国内博士論文の収集方法説明ページを公開
http://current.ndl.go.jp/node/23061

英国図書館とEurope PubMedによる若手研究者向け科学コミュニケーション賞“理解へのアクセス2013” 結果発表

2013年3月11日、英国図書館(BL)とEurope PubMedによる、若手研究者を対象にした科学コミュニケーション賞“理解へのアクセス賞2013(Access to Understanding 2013)”の結果が発表されました。

これは、博士課程の学生およびPh.D.取得後6年以内のポストドクターを対象にしたもので、研究の前提知識がない読み手に対して、自分の論文の内容とそれがなぜ重要なのかを800単語以内で解説した文章を競うというものです。この賞は、一般市民へ研究成果を分かりやすく伝えることの重要性を研究者に対して喚起することに加え、研究への理解促進と若手研究者のコミュニケーションスキルの習得を目的としているとのことです。

最終選考の結果、ケンブリッジ大学で材料科学を専攻する博士課程の学生Emma Pewsey氏の“Hip, hip, hooray!”が最優秀賞として選ばれたとのことで、その研究テーマは、加齢によって股関節部分の骨折が起こる原因を調査したものとのことです。

Access to understanding (Europe PubMed Central)
http://europepmc.org/ScienceWritingCompetition

フランスにおける障害者向け電子書籍等提供プロジェクト(記事紹介)

2013年3月13日、フランス国立図書館(BNF)ラボがブログで、“Accessibilité : Panorama de l’offre de livres numériques”という記事を掲載しています。記事では、フランスにおける障害者向けの電子書籍提供プロジェクトを6点紹介しています。

Accessibilité : Panorama de l’offre de livres numériques  (Le Blog du LABO BnF 2013/3/13付けの記事)
http://labobnf.blogspot.jp/2013/03/accessibilite-panorama-de-loffre-de.html

IFLAの図書館理論・研究(LTR)分科会がブログを開設

2013年3月12日、国際図書館連盟(IFLA)の図書館理論・研究分科会(Library Theory and Research (LTR) Section)が新ブログを開設したと発表しました。図書館史や本の歴史も含め、情報・図書館学の研究および理論に関する最新情報を提供することを目的としているとのことです。

Library Theory and Research (LTR) Blog
http://blogs.ifla.org/library-theory-research/

A new Blog for Library Theory and Research (LTR) Section (IFLA 2013/3/12付けの記事)
http://www.ifla.org/news/a-new-blog-for-library-theory-and-research-ltr-section

東洋文庫、市民講座「東洋文庫アカデミア」を開講へ

財団法人東洋文庫が、「東洋文庫アカデミア」という市民講座を開講すると発表しました。これは、同文庫の約100万点に及ぶ資料やこれまでの研究成果を還元すべく、世界各地の歴史、語学、文化・芸術、資料購読、書物にまつわる技術など幅広い内容の講座を提供するものです。

2013年3月1日からは、4月~6月期の講座募集が開始されており、「探検!書物の森」や「江戸の書物 和漢書誌学入門」、「原書で読む『イエズス会士書簡集』」等の講座が予定されているようです。なお、講座は有料で、受講申込の前に「東洋文庫友の会」に入会する必要があります。

東洋文庫アカデミア (チラシPDF)
http://www.toyo-bunko.or.jp/academia/academia/top_files/academia-leaflet.pdf

Google Readerが7月でサービス終了

Googleが、2005年から提供しているRSSリーダー“Google Reader”を、2013年7月1日でサービス終了すると発表しました。Google Readerには根強いファンもいるものの、年々利用が減ってきているというのがその理由のようです。データのエクスポート方法が案内されています。

その他、いくつかの機能・サービスの提供停止も併せて発表されています。

A second spring of cleaning(Google Official Blog 2013/3/13付け記事)
http://googleblog.blogspot.jp/2013/03/a-second-spring-of-cleaning.html

Powering Down Google Reader(Official Google Reader Blog 2013/3/13付け記事)
http://googlereader.blogspot.jp/2013/03/powering-down-google-reader.html

Google リーダーのデータをダウンロードする方法(Google リーダー)
http://support.google.com/reader/answer/3028851