アーカイブ - 2013年 3月 13日

エストニアの視覚障害者向け録音図書ダウンロードサービス“Veebiraamatukogu”

エストニアには視覚障害者等が録音図書をダウンロードやストリーミングして聞くことのできる“Veebiraamatukogu”というウェブサービスがあるそうです。

これは、エストニア視覚障害者図書館(Estonian Library for the Blind)が、エストニア文化省の支援を受け、同国のIT企業Iceit Teenusedと共同で開発したものです。2010年9月に開発が始まり、2010年12月にはテスト版サイトが公開、2011年中の改善を経て、2012年4月2日にサービスが開始されました。2012年10月にはエストニア視覚障害者連盟(Estonian Federation of the Blind)による “Deed of the Year 2012”賞を、2013年2月にはエストニア図書館員協会の“Deed of the Year of Special Library”賞を受賞しています。2013年3月現在では、2,200点近くの録音図書、新聞、雑誌が利用可能で、その言語は、エストニア語、ロシア語、フィンランド語、英語、ドイツ語、アイスランド語に渡っているそうです。

Veebiraamatukoguの利用には、エストニア視覚障害者図書館への登録が必要ということです。

日本でも同様のサービスとして「サピエ図書館」があります。

年間500ドルの図書館ウェブサイトホスティングサービス“Prefab”

図書館のユーザエクスペリエンスを専門とするコンサルティング会社のInflux社が、図書館ウェブサイトのホスティングサービス“Prefab”を開始したようです。同社がこれまでの利用者調査に基づいて設計したデザインがあらかじめ用意されており、そこにカスタマイズを加えることでそれぞれの図書館のウェブサイトを簡単に立ち上げられるというものです。WordPressベースで、モバイル対応、ロゴやCSSのカスタマイズが可能といった機能があります。コストは初期費用1,500ドル、年間費用500ドルとなっています。デモサイトが公開されています。

Prefab(Influx Library User Experience)
http://weareinflux.com/prefab

デモサイト
http://helloprefab.com/

Influx Introduces Prefab: A Ready-to-Launch Website Designed for Libraries by Librarians(LJ INFOdocket 2013/3/11付け記事)

国際出版連合(IPA)がEPUB 3を国際標準として支持

INFOdocketの2013年3月12日付け記事によると、国際出版連合(International Publishers Assocation:IPA)が、電子書籍フォーマットEPUB 3を国際的な標準として支持する旨のプレスリリースを出した模様です。プレスリリースでIPAは、出版社や各国の出版社協会に対してEPUB 3に精通し、その機能を最大限活用できるようになることを推奨しています。

International Publishers Association Endorses EPUB 3 as Global Standard(DAISY Consortium 2013/3/12付けニュース)
http://www.daisy.org/news-detail/1236

Europeana、2013年ビジネスプランを発表

2013年3月6日、Europeanaが2013年のビジネスプランを発表しました。

これによると、Europeana財団およびEuropeanaのネットワークの2013年の重点領域として次の3点が設定されています。一つ目は、Europeanaが一つの"生態系"として機能する必要があること、二つ目はEuropeanaは文化遺産機関にとってのコアサービスプラットフォームとなること、三つ目はデータ公開の価値を発信し続けていくこと、です。文書では以上の3点を4つの戦略トラック(Aggregate、Facilitate、Distribute、Engage) から解説しているようです。

Europeana Business Plan 2013 published (Europeana Professional 2013/3/6付けの記事)
http://pro.europeana.eu/web/guest/pro-blog/-/blogs/europeana-business-plan-2013-published

米国国立公文書館、米国デジタル公共図書館(DPLA)のパイロットプロジェクト“Digital Hubs”へ協力

米国国立公文書館(NARA)が、米国デジタル公共図書館(DPLA)の2年間のパイロットプロジェクト“Digital Hubs Pilot Project”への協力を発表しました。NARAからは、文書、写真、ポスターなどのデジタルコピー120万点が提供されます。2013年4月18日・19日にDPLAのプロトタイプ版システムの完成を記念するイベントがボストンで開かれ、そこでDigital Hubs Pilot Projectが正式に開始される予定です。

National Archives to Help Launch the Digital Public Library of America’s Pilot Project(NARA 2013/3/12付けプレスリリース)
http://www.archives.gov/press/press-releases/2013/nr13-72.html

National Archives to Help Launch the Digital Public Library of America’s Pilot Project(DPLA 2013/3/12付けブログ記事)

米国デジタル公共図書館(DPLA)初代事務局長Dan Cohen氏インタビュー(記事紹介)

2013年3月12日付けのDigital Shiftに、米国デジタル公共図書館(DPLA)の初代事務局長に就任することが決定したDan Cohen氏のインタビュー記事が掲載されています。

記事では、これまでのジョージ・メイソン大学ロイ・ローゼンツヴァイク歴史・ニューメディアセンター長からDPLAに移ることを決心した理由や既存の公共図書館や大学図書館との関わり方、そして現在図書館界の問題となっている著作権法に対するDPLAの果たす役割等について、Cohen氏の考えが披瀝されています。

東京国立博物館、被災した陸前高田市立博物館の所蔵美術作品の本格修復へ

東京国立博物館が、東日本大震災で被災した岩手県の陸前高田市立博物館の所蔵美術作品の本格修復に向けて被災状況の調査を開始したことが、2013年3月12日付けの岩手日報で報じられています。

陸前高田の被災美術品修復へ 東京国立博物館(岩手日報 2013/3/12付け記事)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130312_12

参考:
全国美術館会議、東日本大震災復興対策支援事業に採択された13件の事業を発表
http://current.ndl.go.jp/node/21149

全国美術館会議、岩手県陸前高田市立博物館の被災美術作品等救援活動に関する中間報告を公表
http://current.ndl.go.jp/node/19038

【イベント】文化情報資源政策研究会シンポジウム「文化情報資源政策の確立を求めて:利活用に関わる課題を中心に」(3/30・東京)

2013年3月30日、早稲田大学大隈会館において、文化情報資源政策研究会シンポジウム「文化情報資源政策の確立を求めて:利活用に関わる課題を中心に」が開催されます。早稲田大学坪内博士記念演劇博物館の共催によるものです。

シンポジウム前半では、演劇資料の利活用に関する基調講演と、同研究会の活動報告が行われます。後半では、文化情報資源の利活用に関わる課題について、法制度や経済の観点を中心としたディスカッションが行われます。ディスカッションのパネリストは、太下義之氏、後藤和子氏、福井健策氏、吉見俊哉氏、赤松健氏の5名です。

文化情報資源政策研究会シンポジウム(早稲田大学坪内博士記念演劇博物館)
http://www.waseda.jp/enpaku/news/2012/2013-0330.html

米ニューヨーク州がオープンデータポータル“open.ny.gov”を公開

2013年3月11日、米国のニューヨーク州が、オープンデータポータルサイト“open.ny.gov”を公開しました。このウェブサイトでは、州機関や、州内の地方自治体のデータを一括して利用することが可能で、例えば“library”と検索することで公共図書館統計のようなデータも見つけることができます。

Open.ny.gov
http://open.ny.gov/

Governor Cuomo Launches Open.NY.Gov Providing Public Unprecedented User-Friendly Access to Federal, State and Local Data(Governor Andrew M. Cuomo 2013/3/11付けプレスリリース)
http://www.governor.ny.gov/press/03112013open-data

参考:
ドイツ政府機関のオープンデータポータルサイト“GovData”が公開
http://current.ndl.go.jp/node/22977

インド政府機関のオープンデータポータルサイト“data.gov.in”のベータ版が公開
http://current.ndl.go.jp/node/21757

NCC、若手の日本研究図書館員を対象とした研修の資料・動画を公開

北米日本研究資料調整協議会(NCC)のウェブサイトで、“Junior Japanese Studies Librarian Training Workshop”という研修の講義資料や動画が公開されています。この研修は、国際交流基金の支援のもと、2012年3月12日と13日にカナダのトロント大学図書館で開催されたもので、北米、英国、スイス、オランダから24人の若手図書館員が受講しました。レファレンス資料、蔵書構築、目録、情報リテラシー、アーカイブ資料の利用、NCCの取組など、全部で9つのセッションが行われました。日本からも渋沢栄一記念財団実業史研究情報センターの小出いずみ氏や、国立国会図書館の福士輝美氏が講師として参加しています。

Librarian Professional Development Working Group (LPDWG)
http://guides.nccjapan.org/lpdwg
※“JJSLT Training Materials”タブをクリック。

Junior Japanese Studies Librarian Training Workshop materials available online!(eastlib 2013/3/11付けメール)

OCLCの新ILLシステム“WorldShare Interlibrary Loan”が米国内で提供開始

OCLCの新しいILLシステム“WorldShare Interlibrary Loan”の提供が米国内で開始されました。今後、6月には米国外の参加館も利用が可能になり、2013年末には現行システム“WorldCat Resource Sharing”の提供が終了する予定です。

OCLC's new ILL service now available for U.S. libraries(OCLC 2013/3/12付けニュース)
http://www.oclc.org/news/announcements/2013/new-ill-service-available-in-us.en.html

WorldShare Interlibrary Loan(OCLC)
http://www.oclc.org/migrate-worldshare-ill/

図書館におけるメイカースペース設置検討のためのリソース(記事紹介)

ブログ“iLibrarian”が、図書館におけるメイカースペース設置検討に役立つ資料をまとめた記事を掲載しています。ブログ記事等12件、イベント情報源1件、メイカースペースのマップやイベント情報のダイレクトリを3件、計16件の資料となっています。

A Librarian’s Guide to Makerspaces: 16 Resources (iLibrarian 2013/3/12付けの記事)
http://oedb.org/blogs/ilibrarian/2013/a-librarians-guide-to-makerspaces/

参考:
E1378 - 様々な創作活動を育む場所―メイカースペースを公共図書館に
http://current.ndl.go.jp/e1378

徳島大学附属図書館と徳島市立図書館が連携協力―ILL、展示、移動図書館

徳島大学附属図書館と徳島市立図書館が連携協力に関する協定を結んだと報じられています。協定に基づき、図書の相互貸借や、展示・行事などの共同開催を行うほか、市の移動図書館車が徳島大学常三島および蔵本キャンパスを巡回するようになるとのことです。

徳島大学コーナー開設 連携協定結び、相互貸し出し推進(徳島新聞 2013/3/12付け記事)
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2013/03/2013_13630503099773.html

徳島大と市立図書館 連携協定を締結(MSN産経ニュース 2013/3/13付け記事)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130313/tks13031302120000-n1.htm

徳島市立図書館と連携協力に関する協定を締結しました(徳島大学附属図書館 2013/3/13付けニュース)
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/news/news12/2013031301.html

徳島大学附属図書館と連携協力の協定を締結しました(徳島市立図書館 2013/3/13付けニュース)