アーカイブ - 2013年 2月

2月 15日

欧州委員会が特定する、2014年末までにデジタル経済を更に活性化させるための7つの重点分野

国立国会図書館調査及び立法考査局が、2012年12月18日に欧州委員会が採択した政策文書“COMMUNICATION FROM THE COMMISSION TO THE EUROPEAN PARLIAMENT, THE COUNCIL, THE EUROPEAN ECONOMIC AND SOCIAL COMMITTEE AND THE COMMITTEE OF THE REGIONS”を紹介する「【EU】 欧州デジタルアジェンダ:2013~2014 年の重点分野」を『外国の立法』(2013年2月)に掲載しています。

欧州のデジタル経済を更に活性化させるための7つの重点分野が示されています。

【EU】 欧州デジタルアジェンダ:2013~2014 年の重点分野
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_7544684_po_02540203.pdf?contentNo=1

“ACCESS: YouTube”―視覚障害や学習障害を持った人たちのためのYouTubeが公開

2013年2月14日、英国のHenshaws Collegeが、JISCの助成を受けて、視覚障害や学習障害を持った人たちでもYouTubeのコンテンツを利用できるようにアクセシビリティに配慮した“ACCESS: YouTube”というウェブサイトを開発し、公開しました。

ACCESS: YouTube
http://accessyoutube.org.uk/

Henshaws College and Jisc launch an accessible YouTube website(JISC 2013/2/14付けニュース)
http://www.jisc.ac.uk/news/stories/2013/02/access-youtube.aspx

DataCite、2013年1月のデータセット“アクセス”ランキングを公表

研究データセットにDOIを付与する国際的な活動“DataCite”では、統計ページ“DataCite Statistics”を公開しています。

そのなかに“Resolutions per month”という機能があります。ある月に、それぞれのデータセットのDOIが“解決”された回数を表示するものです。ここで、DOIの“解決”とは、DOI(http://dx.doi.org/****)から元のコンテンツのURLへと変換することを指します。

この機能を利用して、2013年1月に多く“解決”されたデータセットのランキングが発表されています。なお、1月には合計で約50万回のDOI解決が行われたということです。

DataCite statistics - 10 most popular datasets in January(DataCite 2013/2/13付け情報)
http://www.datacite.org/node/76

米国国立医学図書館(NLM)、ソーシャルメディアの利用分析のため見積要求

米国国立医学図書館(NLM)が、ソーシャルメディアのデータマイニングに取組むようです。政府調達に使用するポータルFedBizOpps.govに、Twitter、Facebook、ブログ、ニュースサイトなどのデータをマイニングするシステムの見積要求が掲載されています。

掲載された情報によると、プライバシーを尊重しつつ、西ナイルウィルスの発生時や災害時など健康に関する非常事態がNLM資料の利用にどのような影響を与えるのかを調べたり、NLMが情報配信のためにソーシャルメディアを使用することの効果を調べたりするようです。

National Library of Medicine Seeks User Data from Social Media(2013/2/13)
http://www.nextgov.com/health/2013/02/national-library-medicine-seeks-user-data-social-media/61264/

Social Media and Engagement Tool Software: Evaluating On-line Resources of the National Library of Medicine by Mining Social Media(2013/2/11)

【イベント】東日本大震災アーカイブ公開記念シンポジウム「東日本大震災の記録をのこす意志、つたえる努力」(3/26・NDL東京本館)

2013年3月26日に、国立国会図書館(NDL)東京本館で、東日本大震災アーカイブ公開記念シンポジウム「東日本大震災の記録をのこす意志、つたえる努力」が開催されます。NDL関西館へのテレビ中継のほか、インターネット(USTREAM)での中継も行われます。

このシンポジウムは、NDLが2013年3月上旬に予定している東日本大震災アーカイブの正式公開を記念したものです。宗教学者・山折哲雄氏による基調講演「記憶の刻印と風化」に続き、東日本大震災アーカイブの紹介、記録収集・保存等の事例報告、ジャーナリストの津田大介氏をコーディネーターとしたパネルディスカッションが行われます。

3月20日まで参加申込を受け付けています。

東日本大震災アーカイブ公開記念シンポジウム「東日本大震災の記録をのこす意志、つたえる努力」(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/archive-sympo.html

ハリケーン「サンディ」による被害で閉館中の図書館の前に“ミニ図書館”設置(米国)

ニューヨークを襲ったハリケーン「サンディ」で閉館中の図書館の外に“ミニ図書館”が設置されたとのことです。

これは“Urban Librarians Unite”という団体が設置したもので、オレンジ色のボックスに100冊程度の本を入れ、提供しています。貸出にこだわるものではなく、本が戻ってくることは期待していない、とのことです。

The Mini Libraries(Urban Librarians Unite 2013/2/8)
http://urbanlibrariansunite.org/2013/02/08/the-mini-libraries/

富山大学附属図書館、「ろくろ首」を含む小泉八雲の草稿をデジタル化公開

2013年2月15日、富山大学附属図書館が、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の手書き原稿(草稿)をデジタル化公開したと発表しました。

デジタル化公開された資料は、封筒1枚と原稿10枚で、この中には「ろくろ首」の手書き原稿の断片や、夢を食べる動物とされる漠のことを書いた断片(『骨董』所収の「夢を食うもの」とは異なるとのこと)、『怪談』所収の「おしどり」の冒頭部分等があるとのことです。

なお、この手書き原稿は同大学が所蔵している蔵書「ヘルン文庫」に含まれていたものではない、とのことで、同館は内容が不明の部分もあるので、識者の協力を求めています。

(Semi).Illustrations. I.Haru-zemi. II.Shinne-Shinne. III.Aburazemi. IV.Higirashi. V.Miminzemi. VI.Tsuku-tsuku-boshi. VII.Mugikari-zemi. VIII.Tsurigane-semi. XI.The phantom.[封筒の表紙書き,中身の内容は別]
http://hdl.handle.net/10110/10799

スペイン・サラマンカ大が電子書籍貸出用プラットフォームを公開

2013年2月14日、スペインのサラマンカ大学が、“CIELO”(Contenidos Informativos Electro'nicos, Libros y Objetos digitales)という電子書籍貸出用プラットフォームを公開しました。大学のプレスリリースでは「紙はないが本のある図書館」と紹介されています。

これは大学構成員向けに開発されたもので、大学の購入している電子書籍を検索し、そのまま貸出が可能になっています。現在のところ約1,000タイトルが登録されており、PDFあるいはEPUB形式での提供となっているようです。今後、同大学の出版サービスが刊行している電子書籍も貸出の対象となるとのことです。

CIELO
http://cielo.usal.es/

La Universidad de Salamanca presenta la primera plataforma de pre'stamo bibliotecario de libros electro'nicos de la universidad espan~ola (La Universidad de Salamanca 2013/2/14付けの記事)
http://saladeprensa.usal.es/webusal/node/29183

レファレンス協同データベース事業、写真展「レファレンスサービスのある風景」の応募作品を募集中

レファレンス協同データベース事業では、初めての試みとして、「レファレンスサービスのある風景」をテーマとする写真を募集しています。同テーマのもと、レファレンスツール、レファレンス対応スペース、レファレンスPRグッズなどの写真を募集しています。

写真は、3月21日、22日に国立国会図書館関西館で開催されるフォーラム「社会を創る図書館の力 ― レファレンスサービスの今を知り、未来を語る」の際に展示される予定です。

写真展「レファレンスサービスのある風景」(第9回レファレンス協同データベース事業フォーラム)
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/forum_9.html#photoexibition

【イベント】「社会を創る図書館の力―レファレンスサービスの今を知り、未来を語る」(平成24年度調査研究報告会・第9回レファ協フォーラム)(3/21、22・京都)

国立国会図書館関西館図書館協力課では、2013年3月21日、22日に、「社会を創る図書館の力―レファレンスサービスの今を知り、未来を語る」をテーマとしたイベントを開催いたします。

このフォーラムは、図書館協力課が手掛ける2つの事業、図書館及び図書館情報学に関する調査研究事業とレファレンス協同データベース事業のイベントを連続して開催するものです。

3月21日(木)では、調査研究「日本の図書館におけるレファレンスサービスの課題と展望」の報告を行います。

3月22日(金)では、調査研究を踏まえ、図書館の情報サービス、またレファレンス協同データベース事業を通じてできる社会貢献とは何かを参加者全員で考えてまいります。なお、この22日のイベントは、レファレンス協同データベース事業が例年開催している「レファレンス協同データベース事業フォーラム」の第9回として開催します。

3月21日、22日連続イベント「社会を創る図書館の力―レファレンスサービスの今を知り、未来を語る」
http://www.ndl.go.jp/jp/library/news/1199561_1484.html

「日本の図書館におけるレファレンスサービスの課題と展望」 最終報告会開催のお知らせ(3/21・京都) (更新)Posted 2013年2月15日

「日本の図書館におけるレファレンスサービスの課題と展望」 最終報告会開催のお知らせ(3/21・京都) (更新)

当サイト「カレントアウェアネス・ポータル」を運用している国立国会図書館関西館図書館協力課では、平成24年度の図書館及び図書館情報学に関する調査研究として、「日本の図書館におけるレファレンスサービスの課題と展望」を株式会社シィー・ディー・アイに委託して実施しております。

この調査研究では、基礎調査として国内約5,000の図書館を対象としたアンケート調査を実施いたしました。また、発展調査として、震災ボランティア、若手の研究者、環境問題や地域再生等に取り組む農林水産業従事者等に対するヒアリングを実施しました。

こうして得られた成果につきまして報告し、情報・調査ニーズに応える図書館に向けて何を志向すべきかについて考える最終報告会を、国立国会図書館関西館で開催します。開催日は2013年3月21日(木)です。是非ご参加ください。

2月 14日

IFLAの“Code of Ethics for Librarians and other Information Workers”の日本語訳「IFLA倫理綱領」掲載

2012年8月に国際図書館連盟(IFLA)の情報への自由なアクセスと表現の自由に関する委員会(FAIFE)のサイトに公表され、検討されている“IFLA Code of Ethics for Librarians and other Information Workers”について、同サイトに日本語版(2013年1月付)が掲載されています。訳責は、FAIFE委員の井上靖代氏です。

「IFLA倫理綱領」(日本語版:PDF)
http://www.ifla.org/files/assets/faife/codesofethics/japanesecodeofethicsfull.pdf

ROARMAPにある助成団体のOA化ポリシー グリーンOAが多数派

2013年2月11日、SPARC Europeが、リポジトリへの登録方針をリスト化しているROARMAPにある51の助成団体のポリシーを分析した結果をまとめています。

これは、それらのポリシーがオープンアクセス化の方法をどのように定めているかに従って分類したもので、グリーンOAが36団体、ゴールドOAが1団体、そしてグリーンとゴールドどちらでも可としたのが14団体であったとのことです。結果をまとめた記事には、方針ごとに国および団体名がリスト化されています。

Analysis of funder Open Access policies around the world (SPARC Europe 2013/2/11付けの記事)
http://sparceurope.org/analysis-of-funder-open-access-policies-around-the-world/

Open Knowledge Foundation、“Open Humanities Awards”を発表

2013年2月14日、Open Knowledge Foundationが、Alliance of Digital Humanities Organisationsの刊行している“Digital Humanities Quarterly”の支援の下、Open Humanities Awardsという顕彰プロジェクトを発表しました。

これは、オープンコンテンツやオープンデータ、オープンソースツールを利用した人文学教育や研究を行う3~5年のプロジェクトへの助成プログラムで、授賞者には15,000ユーロが授与されるとのことです。なお、応募はEU市民に限られ、締切は3月12日となっています。

Open Humanities Awards
http://openhumanitiesawards.org/

€15,000 of Prizens on offer for Open Humanities Projects (2013/2/13付けの記事)
http://blog.okfn.org/2013/02/13/e15000-of-prizes-on-offer-for-open-humanities-projects/

Announcing the Open Humanities Awards (ALLC 2013/2/14付けの記事)

米国議会図書館、全米の録音資料の保存計画“The Library of Congress National Recording Preservation Plan”を発表

2013年2月13日、米国議会図書館(LC)が、全米に存在する録音資料の保存計画“The Library of Congress National Recording Preservation Plan”を公表しました。そのなかでは、公的セクターおよび民間セクターに対して、インフラ、保存、アクセス、教育、政策戦略などについての32の提言が示されています。

LCでは、2000年の全米録音資料保存法の制定以降、録音資料の保存に関する取組を行ってきました。2002年の全米録音資料保存委員会(NRPB)設置、2003年の全米録音資料登録簿(National Recording Registry)の開始、2005年から2009年にかけての調査報告書5本の出版、2010年の調査報告書“The State of Recorded Sound Preservation in the United States: A National Legacy at Risk in the Digital Age”の出版。今回発表された計画は、これら10年以上にわたる取組みの集積であるとしています。

The Library of Congress National Recording Preservation Plan(PDF:156ページ)

【イベント】第44回ディジタル図書館ワークショップ(3/14・福岡)

3月14日(木)に第44回ディジタル図書館ワークショップが、九州大学附属図書館で開催されます。今回は、デジタルアーカイブ支援ネットワーク(Digiral Archive Network: DAN)の構築を目指した知識の共有・意見交換のための第2回DANワークショップも同時に開催するとのことです。

プログラム中、セッション2では、震災アーカイブに関する招待講演が予定されており、総務省、東北大学、国立国会図書館、神戸大学附属図書館のデジタルアーカイブの取り組みについて、講演が行われます。

第44回ディジタル図書館ワークショップ参加募集
http://www.dl.slis.tsukuba.ac.jp/DLworkshop/DLW-program.html

特定分野の研究者を対象としたITHAKA S+Rの調査プログラム、歴史学と化学の次は美術史学に

2013年2月12日、米国のITHAKA S+Rが、Research Support Services for Scholarsプログラムの一環として、美術史学研究者を対象とした調査を今冬に実施することを発表しました。美術史研究者の研究活動の実態を探り、図書館などの情報サービス機関がどのように彼らのニーズに対応できるかを理解することが目的とされています。同プログラムでは歴史研究者や化学者に対する調査が行われています。歴史研究者に続き(E1380参照)、化学者についても今月中に報告書が公表される予定ということです。

New Ithaka S+R Research Support Services Project in Art History(Ithaka S+R 2013/2/12付けニュース)
http://www.sr.ithaka.org/blog-individual/new-ithaka-sr-research-support-services-project-art-history

Research Support Services for Scholars(Ithaka S+R)
http://www.sr.ithaka.org/research-publications/research-support-services-scholars

OCLCおよびRLUK、英国とアイルランドにおける特殊コレクションの状況に関する調査報告書を公表

2013年2月13日、OCLCと英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が、“Survey of Special Collections and Archives in the United Kingdom and Ireland”と題したレポートを公表しました。英国およびアイルランドの研究図書館における特殊コレクションの状況について調査と問題の分析を行い、20の提言も含めてまとめあげたものです。レポート本体は259ページと大部ですが、別途12ページのサマリーが作成されています。今回のレポートは、米国およびカナダの状況をまとめた2010年のレポート“Taking Our Pulse: The OCLC Research Survey of Special Collections and Archives”に続くものと位置付けられています。

Survey of Special Collections and Archives in the United Kingdom and Ireland(PDF:259ページ)
http://www.oclc.org/content/dam/research/publications/library/2013/2013-01.pdf

【イベント】石巻市フォーラム2013―震災記録知っておこう・残そう・伝えよ―(3/3・宮城)

2013年3月3日、宮城県石巻市で、「石巻市フォーラム2013―震災記録知っておこう・残そう・伝えよ―」が開催されます。石巻市と独立行政法人防災科学技術研究所の共催です。フォーラムでは、東京大学副学長の吉見俊哉氏、東北大学災害科学国際研究所副所長の今村文彦氏、防災科学技術研究所の長坂俊成氏による基調講演に続き、被災体験談のビデオが上映されます。その他、被災・復興写真のパネル展示も行われます。

石巻市フォーラム2013
http://www.city.ishinomaki.lg.jp/hishokoho/shinsai-forum.jsp

子どもによる子どものための書評サイトDOGObooksがOCLC WorldCatと連携

2013年2月13日、子どもによる子どものための書評サイト“DOGObooks”と、OCLCの総合目録WorldCatとの連携が発表されました。DOGObooksの各書誌レコードからWorldCatの当該ページへのリンクが張られるというものです(WorldCat Search APIによる)。

DOGO Media partnership to help connect children to libraries(OCLC 2013/2/13付けニュース)
http://www.oclc.org/news/releases/2013/20138.htm

DOGO Books
http://www.dogobooks.com/

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