アーカイブ - 2013年 2月

2月 19日

コロンビア大学図書館、人権をテーマとしたウェブアーカイブ“Human Rights Web Archive”を公開

2013年2月14日、米コロンビア大学図書館が、人権をテーマにしたウェブアーカイブ“Human Rights Web Archive”を公開しました。現在はベータ版となっています。アムネスティ・インターナショナルなど、世界中の機関・個人によるウェブサイトが対象となっており、日本語のものも数件含まれています。ウェブサイトの収集は2008年に開始され、現在はおよそ500件のサイト(5,000万以上のウェブページや文書に相当)を搭載しているということです。なお、そのシステムには、Internet Archiveのサービス“Archive-it”が利用されています。

The Columbia University Human Rights Web Archive
http://hrwa.cul.columbia.edu/

世界中の国々の発展のために図書館のできることは IFLAがこの課題に関するウェブページを開設

2013年1月18日、国際図書館連盟(IFLA)が、図書館が世界中の国々の発展をいかに促進できるかという課題に関するウェブページ“IFLA, Libraries and Development”を立ち上げました。世界中には32万以上の公共図書館が存在し、そのうち23万(73%)が発展途上国にあるそうです。このページでは、公共図書館ができること、IFLAの行っている取組み、発展途上国における公共図書館の取組を紹介する地図など、様々な情報が掲載されています。また、関連する取組を行っているものに、公共図書館を通じた経済・社会的発展を目指すプロジェクト“Beyond Access”や、欧州の国際NGO“Electronic Information for Libraries(EIFL)”があると紹介されています。

IFLA, Libraries and Development
http://www.ifla.org/ict4d

非印刷出版物の法定納本に関する規則案が議会に提出される(英国)

英国で2013年1月28日に非印刷出版物の法定納本に関する規則案が議会に提出されたそうです。ウェブサイトlegislation.gov.ukで案が公開されています。なお、それを伝えるケンブリッジ大学図書館は、6館が指定されている英国・アイルランドの法定納本図書館のうちのひとつです。

The Legal Deposit Libraries (Non-Print Works) Regulations 2013
http://www.legislation.gov.uk/ukdsi/2013/9780111533703

Non-Print Legal Deposit regulations laid before parliament(Cambridge University Libraries 2013/2/7付けニュース)
http://www.lib.cam.ac.uk/newspublishing/detail.php?news=388

イギリスにおける2003年法定納本図書館法の制定――デジタル時代への対応――(PDF:23ページ)
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/legis/223/022305.pdf

参考:
非印刷出版物の法定納本に関する規則が2013年4月に導入予定(英国)

ケンブリッジ大学出版局、オープンアクセスジャーナルでCC-BYを選択可能に

2013年2月18日、英ケンブリッジ大学出版局が、同局の刊行するオープンアクセス(OA)ジャーナルに掲載する論文について、クリエイティブコモンズのCC-BYライセンスを選択できるようにすることを発表しました。

同様にハイブリッドOAジャーナルでも、CC-BYを含め、CC-BY-NC-SAやCC-BY-NC-NDなど様々なクリエイティブコモンズライセンスが選択可能になる予定です。また、OAジャーナルでも、複数のライセンスが選択できるようになるとしています。

ケンブリッジ大学出版局は、5タイトルのOAジャーナルと、150タイトル以上のハイブリッドOAジャーナルを刊行しています。

Open Access Creative Commons licences for Cambridge Journals(PDF:2ページ)
http://journals.cambridge.org/images/fileUpload/images/OA_PR_CCBY.pdf

参考:
De Gruyter社、全てのオープンアクセスコンテンツにCC BY-NC-NDを採用
http://current.ndl.go.jp/node/22907

Palgrave Macmillan社、図書およびPalgrave Pivot出版物にオープンアクセスオプションを導入

米国議会図書館、新しい書誌データモデル“BIBFRAME”に関するウェブサイトを公開

米国議会図書館(LC)が、書誌フレームワークの変革への取組に関するウェブサイト“BIBFRAME.ORG”を公開しています。先日草案が公開された新しい書誌データモデル“BIBFRAME”に関する情報を中心にまとめられており、BIBFRAMEモデルに沿って記述された書誌のサンプルデモも公開されています。

BIBFRAME.ORG
http://bibframe.org/

Demos - BIBFRAME.ORG
http://bibframe.org/demos/

参考:
E1386 - ウェブ時代の新しい書誌データモデル“BIBFRAME”
http://current.ndl.go.jp/e1386

E1246 - 米国議会図書館,書誌フレームワークの変革への方針を発表
http://current.ndl.go.jp/e1246

2月 18日

カナダ・ダルハウジー大学図書館が3Dスキャナを導入し、3Dモデリングデータのリポジトリを公開

カナダのダルハウジー大学図書館が、その機関リポジトリのなかで“3D Model Repository”として、3Dスキャナでスキャンした3Dモデリングデータを公開しています。データはSTL形式で公開されており、3Dプリンタを用いて出力することができます。同大学は以前から3Dプリンタを導入しており、このほど3Dスキャナの導入も発表しました。その導入に関わった、大学院生のMichael Groenendyk氏らのチームが、3D Model Repositoryも立ち上げているようです。なお、Library Hi Techの31巻1号に、Groenendyk氏の3Dプリンタ導入の取組をまとめた論文が掲載されています。

3D Printing(Dalhousie University Libraries)
http://libraries.dal.ca/locations_services/services/3d_printing.html

Killam Memorial Library(Dalhousie University Libraries)
http://libraries.dal.ca/locations_services/locations/killam_memorial_library.html

岡山県立図書館、県内小中学校の校歌の動画を電子図書館システムで公開

2013年2月18日、岡山県立図書館が、電子図書館システム「デジタル岡山大百科」で、県内小中学校22校の校歌の動画データを公開しました。

郷土情報ネットワーク(デジタル岡山大百科)
http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/sup/jp/20130218gakkouAB.html

お知らせ(更新履歴)(岡山県立図書館)
http://www.libnet.pref.okayama.jp/koushin.htm

米粉のベーカリーお貸しします:原村図書館(長野)

長野県諏訪郡の原村図書館が、米粉のベーカリーの貸出を開始しています。

原村図書館では、原村や原村こめっこクラブからデータや米粉のベーカリーを借り、図書館の資料とともに、テーマ図書「持続可能な農業生産をめざして」のコーナーを設置したとのこと。米粉のベーカリーは4台あり、貸出期間は1週間。原村図書館の利用者であれば村内在住を問わず借りることができる、とのことです。

なお、原村では米粉米の栽培と消費拡大に取り組んでおり、「生産が増えても消費が拡大しなければ、値段は下がって」しまうとのことから、原村こめっこクラブが米粉のレシピ集の発行にも取組んできたそうです。

テーマ図書「持続可能な農業生産をめざして」(2013/2/6)
http://www.vill.hara.nagano.jp/www/info/detail1.jsp?id=3265&pan=1

世界リポジトリランキングの2013年1月版が公開

スペイン高等科学研究院(CSIC)が作成する世界リポジトリランキングの2013年1月版が公開されています。機関リポジトリのランキング(Top Institutional Repositories)では、独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)のリポジトリが48位、京都大学のリポジトリが54位、九州大学のリポジトリが87位、北海道大学のリポジトリが97位となっています。

Top Institutionals (Ranking Web of Repositories)
http://repositories.webometrics.info/en/top_Inst

NEW: January 2013 Edition (Ranking Web of Repositories)
http://repositories.webometrics.info/en/node/19

ラテンアメリカのOAのための国際組織“LA Referencia”、各国のOA化の取組み等をまとめたレポートを刊行

研究成果のオープンアクセス化を推進するラテンアメリカの国際組織LA Referenciaが、“América Latina pasa la primera página en Acceso Abierto ”(オープンアクセスへの第一歩を踏み出すラテンアメリカ;2013年1月付)というレポートを刊行しました。

レポートでは、LA Referenciaに加盟する9か国における、地域レベルでの研究資料へのアクセスのためのパイロットプログラムの現状や国レベルでの取組み等についてまとめられています。

América Latina pasa la primera página en Acceso Abierto (PDF)
http://lareferencia.redclara.net/rfr/sites/default/files/edicion-especial-referencia.pdf

Edición Especial: América Latina pasa la primera página en Acceso Abierto (LA Referencia 2013/2/6付けの記事)

「ラグビーリーグ・ワールドカップ2013」開催に合わせ、イングランド北部の公共図書館が読書振興プロジェクト“Try Reading”を実施へ

2013年に英国で開催される「ラグビーリーグ・ワールドカップ2013」に合わせ、同国の公共図書館界が読書振興のためのプロジェクトを開始するようです。

これは、2013年2月15日にイングランド芸術評議会(ACE)が発表したもので、イングランド北部のノースウェスト、ヨークシャー、ハンバーの30の図書館サービスが共同で“Try Reading”というプロジェクトを実施するというものです。

2013年4月から11月までの期間中、著者によるトークイベントやライティングワークショップ等150以上のイベントが開催され、図書館はそれらを学校等のほかに、地元のラグビークラブやサポーター団体とも共同で実施するとのことです。イベントの詳細は4月に明らかになるようです。

ビッグデータに関する査読付きオープンアクセス誌“Big Data”が創刊

当初の予定より遅れていましたが、米国のメアリー・アン・リーバート(Mary Ann Liebert)社から、ビッグデータに関する査読付きオープンアクセス誌“Big Data”の創刊号(2013年3月付け)が刊行されました。

Volume 1, Issue 1 | Big Data | Table of Contents
http://online.liebertpub.com/toc/big/1/1

オランダ王立図書館、1850年から1940年までの雑誌80誌をデジタル化公開

2013年2月15日、オランダ王立図書館(KB)がデジタル化した雑誌のオンライン公開を開始しました。

公開された資料は、KB、アムステルダム大学図書館、アムステルダム公共図書館等の所蔵資料で、1850年から1940年までの、文学や宗教、科学、法立、政治等80タイトルとのことです。

Tijdschriften 1850 - 1940
http://tijdschriften.kb.nl/

Eerste tachtig tijdschriften 1850-1940 online (Nationale bibliotheek van Nederland 2013/2/15付けの記事)
http://www.kb.nl/nieuws/nieuwsarchief-2013/eerste-tachtig-tijdschriften-1850-1940-online

KB en rechtenorganisaties werken samen bij toegang cultureel erfgoed: tijdschriften 1850-1940 krijgen digitaal tweede leven (KB 2013/2/15付けの記事)

大学図書館員のブログ記事に出版社が名誉棄損で訴え ARL等が図書館員の支持を表明

2013年2月14日、北米研究図書館協会(ARL)とカナダ研究図書館協会(CARL)が共同で、カナダのMcMaster大学および同大学図書館員のDale Askey氏を擁護する声明を発表しました。

これは、2010年にAskey氏が個人のブログで、出版社であるEdwin Mellen Pressとその刊行物を批判する文章を掲載したことがきっかけとなったもので、その後、2012年6月にEdwin Mellen Press社が2度にわたってAskey氏とMcMaster大学を相手取り、名誉毀損として総額約400万ドルの訴えを起こしたことが、ARLとCARLの声明の背景となっています。

Askey氏らへの擁護の動きは、ARLら2団体だけでなく、カナダのヨーク大学教員組合やカナダ大学教員協会等の様々な団体に広がりを見せており、また、Twitter上でも“#FreeDaleAskey”というハッシュタグで支持が表明されているようです。

ARL-CARL Joint Statement in Support of Dale Askey and McMaster University (PDF)
http://www.arl.org/bm~doc/arl-carl-statement-supporting-askey-mcmaster-final.pdf

内閣府が「平成23年度における公文書等の管理等の状況について」を公表

内閣府が「平成23年度における公文書等の管理等の状況について」を公表しました。2011年4月1日に施行された「公文書等の管理に関する法律」に基づき、同法施行初年度における、行政文書、法人文書、特定歴史公文書等の管理状況を把握するために取りまとめられたものです。大きく、「行政文書の管理の状況」「法人文書の管理の状況」「特定歴史公文書等の保存及び利用の状況」の3部に分かれています。

平成23年度における公文書等の管理等の状況について(PDF:116ページ)
http://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/houkoku/heisei23nendo_houkoku.pdf

公文書等の管理等の状況(内閣府)
http://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/houkoku/houkoku.html

公文書管理制度(内閣府)
http://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/index.html

公文書調査、誤廃棄など181件 国税庁最多で7割超(47NEWS 2013/2/15付け記事)
http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013021501001114.html

社説:【公文書管理】「共有財産」だと再認識を(高知新聞 2013/2/18付け記事)

日本新聞博物館、東北4紙の震災報道を紹介する企画展「再生への道-地元紙が伝える東日本大震災」を開催

神奈川県横浜市の日本新聞博物館で、2013年3月9日から6月16日まで、企画展「再生への道-地元紙が伝える東日本大震災」が開催されます。東日本大震災の発生から2年を機に、東北の地元紙4紙(岩手日報、河北新報、福島民報、福島民友新聞)の震災に関連した紙面や号外、報道写真など約180点を展示するものです。

日本新聞博物館 NEWSPARK
http://newspark.jp/newspark/index.html

地元紙が伝える「大震災2年」=新聞博物館が企画展-横浜(時事ドットコム 2013/2/16付け記事)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013021600196

Z39.50の後継の情報検索プロトコルSRUがOASIS標準に

2013年2月15日付けのOCLCの発表によると、Z39.50(ISO 23950)の次世代規格として開発された情報検索用プロトコル“SRU(Search/Retrieve via URL)”が、OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)標準として批准されたそうです。

SRU/CQL Standardization in OASIS(LC)
http://www.loc.gov/standards/sru/oasis/

SRU: Search/Retrieval via URL -- SRU, CQL and ZeeRex(LC)
http://www.loc.gov/standards/sru/

SRU Approved as OASIS Standard(OCLC 2013/2/15付け記事)
http://www.oclc.org/research/news/2013/02-15.html

OASIS
https://www.oasis-open.org/

参考:
OASIS、情報検索に関するプロトコル“searchRetrieve”の標準化に向けたパブリックレビューを実施中

図書館振興財団、2013年度振興助成事業の助成先8団体を発表

2013年2月12日、図書館振興財団が、2013年度振興助成事業の助成先の決定を発表しました。以下の8団体による、デジタル化や目録遡及、地域資料整備などのプロジェクトが採択されています。

・日仏会館フランス事務所
・大阪大学附属図書館
・愛媛県立図書館
・米沢市
・久留米大学法学部
・京都大学附属図書館
・読谷村立図書館
・天理古典籍ワークショップ実行委員会

参考:
図書館振興財団、2013年度振興助成事業の募集を開始
http://current.ndl.go.jp/node/21908

2月 15日

福島県立図書館、特別企画「忘れない。~東日本大震災から2年~」を開催

福島県立図書館が、2013年2月下旬から4月上旬にかけて、特別企画「忘れない。~東日本大震災から2年~」を開催します。チラシには、企画内容として以下が挙げられています(このうち、3,000点に及ぶ資料を提供する「福島県復興ライブラリー」は以前より設置されているものです)。

・「忘れない。~東日本大震災と救命・救護ルート確保、復旧への記録~」展(2/23~3/24)
・ふくしまを知る講座「忘れない。~東日本大震災から2年~」ギャラリートーク&DVD上映(3/16)
・東日本大震災 福島県復興ライブラリー
・東日本大震災 福島県復興ライブラリー・ブックガイド
・東日本大震災等パネル展、ふくしま・きずな物語展(3/1~3/14)
・ロビー展示 レカンフラワー「癒しの花と絆」(2/23~4/3)

特別企画「忘れない。~東日本大震災から2年~」(PDF:1ページ)
http://www.library.fks.ed.jp/ippan/pdf/wasurenai.pdf

参考:
福島県立図書館、展示「3.11からの8784時間~そして これから~」を開催
http://current.ndl.go.jp/node/20327

福島県立図書館が復興ライブラリー紹介記事や市町村広報誌の震災関連記事一覧等を公開

De Gruyter社、全てのオープンアクセスコンテンツにCC BY-NC-NDを採用

2013年2月14日、De Gruyter社が、同社の全てのオープンアクセスコンテンツに、クリエイティブコモンズのBY-NC-ND(表示-非営利-改変禁止)ライセンスを導入することを発表しました。

De Gruyter publiziert sämtliche Open Access-Inhalte unter liberaler Creative Commons-Lizenz(De Gruyter 2013/2/14付けニュース)
http://www.degruyter.com/dg/newsitem/59/de-gruyter-publiziert-smtliche-open-accessinhalte-unter-liberaler-creative-commonslizenz

De Gruyter opts for CC BY-NC-ND licence for OA - Research Information - http://www.researchinformation.info/news/news_story.php?news_id=1121

参考:
E1372 - 人文・社会科学系研究者のオープンアクセスに対する意識とは
http://current.ndl.go.jp/e1372

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