アーカイブ - 2013年 2月 4日

Google、フランスにおけるデジタル出版基金の設立に対して6,000万ユーロを出資

2013年2月2日、Google社が、フランスの出版業界のイノベーションおよび収益拡大を支援するための2つの取組みを発表しました。同社のエリック・シュミット会長とフランソワ・オランド大統領が共同で発表を行っています。取組みのひとつは、デジタル出版基金“Digital Publishing Innovation Fund”に対して6,000万ユーロの出資を行うこと、もうひとつは、出版社との関係を強化し、同社のオンライン広告技術による収入増加を支援すること、です。

各紙では、いわゆる「リンク税」問題(出版社が、Google Newsの検索結果にニュース記事のタイトルや要約が掲載されることについて、著作権侵害でありライセンス料を支払うよう求めていた問題)を回避するための取組みであると報じられています。

Google creates €60m Digital Publishing Innovation Fund to support transformative French digital publishing initiatives(Official Google Blog 2013/2/2付け記事)
http://googleblog.blogspot.jp/2013/02/google-creates-60m-digital-publishing.html

北米研究図書館協会、ライブラリアンの職務記述書のデータベースを開発

2013年2月1日、北米研究図書館協会(ARL)が、学術・研究図書館のライブラリアンの職務記述書(job description)や職位記述書(position description)のデータベース“ARL Position Description Bank”を立ち上げました。現在出ている求人情報を検索するだけでなく、これらの記述を通して図書館機能やサービスの変遷を調べることのできるアーカイブとしても利用できます(E1388参照)。データベースへのアクセスはARL参加館の許可を受けて登録したユーザに限定されているようです。

ARL Position Description Bank Launches(ARL 2013/2/1付けプレスリリース)
http://www.arl.org/news/pr/ARL-position-description-bank-launches-1feb13.shtml

文献管理ツールEndNoteのiPad版がリリース

Thomson Reuters社が2013年2月1日、文献管理ツールEndNoteのiPadアプリ版をリリースしました。ウェブ版であるEndNote Webのアカウントを持っていれば両者の間でデータを同期させることもできます(PDFファイルの同期にはデスクトップ版であるEndNote X6が必要)。価格は9.99ドルです(現在はセール中で0.99ドル)。詳しい機能については、EndNoteの国内代理店である株式会社ユサコが日本語の資料を作成しています。

EndNote iPad App(Thomson Reuters 2013/2/1付けプレスリリース)
http://thomsonreuters.com/content/press_room/science/thomson_reuters_mobilizes_scientific_research_process_with_new_endnote_ipad_app

EndNote for iPad
https://itunes.apple.com/us/app/endnote-for-ipad/id593994211

EndNote iPadスタートガイド(PDF:11ページ)
http://www.usaco.co.jp/products/isi_rs/manual/eniPad_guide.pdf

福島県飯舘村民の暮らす仮設住宅などを巡る移動図書館車「こあら号」が運行開始へ

福島県飯舘村民の生活する仮設住宅などを巡る移動図書館車「こあら号」のお披露目式が2013年1月31日に開催されました。オーストラリア政府などの支援を受けて購入され、全国から寄贈された約1,300冊の本を積んでいます。車両の整備が済みしだい運行が開始されるとのことです。同村では、福島第一原発事故の影響により全村避難が行われ、公民館内に設置された図書室も利用できない状態にあります。

移動図書館車で避難村民の読書支援 飯舘村(KFB福島放送 2013/2/1付けニュース)
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201302014

参考:
福島県飯舘村で寄贈絵本6万冊の除染作業が開始、10月からの移動図書館サービス開始に向けて
http://current.ndl.go.jp/node/21368

10~13歳のみ入館可能なストックホルムの公共図書館“Tio Tretton”

2013年1月31日付けのIFLAのInternational Literacy and Reading Blogで、スウェーデンのストックホルムにある“Tio Tretton”という公共図書館が紹介されています(オリジナルポストは2012年12月17日付け)。

この図書館は、10歳から13歳までの子どものみ入館可能で、父兄・教師・支援アドバイザー等の大人の入館は不可となっています。また、入館を“許された”大人のスタッフはいますが、それも子どもからの質問に答えるのみで、子ども間のことには立ち入らないこと、子どもが望むことはなんでもさせることとが規則となっているようです。

館内の書架は年齢別ではなくテーマ別に配架されており、子供が「適切」と評価されるような図書ではなく、子ども自身が読みたい本を見つけることができるようにレイアウトされているとのことです。その他にも、館内には、読書だけでなく、映画作製や演奏、料理等のための環境が用意されているとのことです。

Tio Tretton (Kulturhuset)
http://kulturhuset.stockholm.se/TioTretton/

Children-only public library (IFLA blog 2013/1/31付けの記事)