アーカイブ - 2013年 2月 27日

子どもの頃の読書習慣は大人になってからどう影響する? 国立青少年教育振興機構が調査研究報告書を公表

国立青少年教育振興機構が、2013年2月23日付けで、報告書「子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究」を発行しました。

この調査研究は、成人および子ども(特に中高校生)の読書活動の実態や現在の意識・能力を把握することを目的としたものです。子どもの頃の読書活動が成長してからの意識・能力に及ぼす影響や効果などについて調査が行われるのは初とされています。

調査は成人調査と青少年調査の2つに分かれています。成人調査では2012年2月にウェブアンケートによる質問調査を実施し、計5,258人の回答が得られました。青少年調査では、2012年3月に、サンプリングによる学校選定を行なったうえで学校を通した質問紙調査を実施し、高校2年生10,227人(278校)及び中学2年生10,941人(338校)の計21,168人から回答が得られました。

主な調査結果として以下が挙げられています。

<成人調査の結果>
(1)読書が好きな成人は約60%であり、1 か月に1 冊以上本を読んだ成人は約70%である。
(2)子どもの頃に「本を読んだこと」や「絵本を読んだこと」などの読書活動が多い成人や、現在までに「好きな本」や「忘れられない本」があると回答した成人は、1 か月に読む本の冊数や1 日の読書時間が多い。

大規模無料オンライン講義サイト(MOOC)をテーマにした査読誌“MOOCs Forum”が近々創刊

Mary Ann Liebert社が、MOOC(Massive Open Online Courses)をテーマにした査読誌“MOOCs Forum”を近々創刊することを発表しました。MOOCは、大規模な無料のオンライン講義サイトを指すことばとして使われているもので、CourseraやedXなどの例があります。創刊時期は未定ですが、季刊とされています。

MOOCs Forum
http://www.liebertpub.com/mooc

“Research Trends”32号が芸術・人文系雑誌を対象にしたビブリオメトリクスを特集(文献紹介)

このほど刊行されたElsevier社の季刊誌“Research Trends”(32号)が、“New Perspectives on the Arts & Humanities”と題した特集を組んでいます。この特集では、芸術・人文系学術雑誌を対象に、主にScopusを利用したビブリオメトリクスによる分析をテーマとしており、以下の7本の論文が掲載されています。

・Alesia Zuccala. Evaluating the Humanities: Vitalizing ‘the forgotten sciences’.
・Gali Halevi, Judit Bar-Ilan, Trends in Arts & Humanities Funding 2004-2012.
・Wim Meester. Towards a comprehensive citation index for the Arts & Humanities.
・Matthew Richardson. Mapping the multidisciplinarity of the Arts & Humanities.
・Daphne van Weijen. Publication languages in the Arts & Humanities.

宮城県山元町で「みんなの図書館プロジェクト」による簡易図書館が設置

2013年2月23日に宮城県沿岸部の山元町で「みんなの図書館プロジェクト」によって簡易図書館が設置されました。2月27日付けの下野新聞「SOON」で紹介されています。図書館は約10畳ほどで、絵本・漫画・小説などの書籍約5千冊を擁しており、その設置費用約500万円は栃木県の那須野ヶ原青年会議所が半額程度負担したということです。東日本大震災発生後すぐに活動を開始した同プロジェクトでは、これまで計11か所に図書館を設置してきているそうです(プロジェクトのウェブサイトには設置実績として12か所挙げられています)。

被災地に簡易図書館を設置 那須野ヶ原JC(下野新聞「SOON」 2013/2/27付け記事)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20130226/989626

山元町みんなのとしょかん設置完了しました!(みんなのとしょかんプロジェクト 2013/2/24付けブログ記事)
http://www.mintosho.org/archives/1935

設置実績および予定(みんなのとしょかんプロジェクト)
http://www.mintosho.org/activity

みんなのとしょかんプロジェクト
http://www.mintosho.org/

参考:

ドイツ政府機関のオープンデータポータルサイト“GovData”が公開

ドイツ政府機関のオープンデータポータルサイト“GovData”が公開されました。現在数千のデータセットを搭載しているということです。

GovData
https://www.govdata.de/

German National Data Portal Launched(European Public Sector Information Platform 2013/2/20付けニュース)
http://epsiplatform.eu/content/german-national-data-portal-launched

参考:
インド政府機関のオープンデータポータルサイト“data.gov.in”のベータ版が公開
http://current.ndl.go.jp/node/21757

ブラジル政府機関のオープンデータポータルサイト“dados.gov.br”が完成
http://current.ndl.go.jp/node/20863

ポルトガル政府機関のオープンデータポータルサイト“Dados.Gov”(ベータ版)が公開
http://current.ndl.go.jp/node/20019

米国政府がインドと協力して“DATA.gov”のオープンソース化を進行中

スタンフォード大学図書館による第1回「研究図書館イノベーション賞」 結果発表

スタンフォード大学図書館が、今回初めて実施した「研究図書館によるイノベーション賞(Stanford Prize for Innovation in Research Libraries;SPIRL)」の結果が発表されました。

米国を中心に24機関のエントリーがあり、選考の結果、電子図書館“Gallica”とセマンティックウェブのアプローチを活用した検索サービスを提供するフランス国立図書館(BNF)と、スペインのアリカンテ大学に事務局をおく電子図書館プロジェクト“ミゲル・デ・セルバンテスバーチャル図書館(Biblioteca Virtual Miguel de Cervantes)”の2館が選ばれたとのことです。また、功労賞(Commendations of Merit)が、大学の研究成果のポータルサイト“Research Hub”を提供しているオーストラリアのグリフィス大学図書館と、デジタル化資料を用いた各種プロジェクトを行っているNYPL Labを抱えるニューヨーク公共図書館の2館に与えられるとのことです。

2013 SPIRL winners (Stanford University Libraries)

米国及びカナダにおける日本研究に関するダイレクトリーが公開

米国及びカナダにおける日本研究に関する情報のデータベース“Directory of Japanese Studies in the United States and Canada”が公開されました。様々なプログラム、研究者、図書館員、博士号候補生(doctoral candidate)、図書館、博物館、データベースなどの情報を検索できます。掲載されている情報は、国際交流基金がアジア学会(AAS)やカナダ日本研究学会と共同で2011~2012年に実施した調査に基づいています。国際交流基金がこのような調査を行うのは4回目になりますが、これまではその結果は印刷体として出版されており、データベース化されるのは今回が初ということです。

Directory of Japanese Studies
http://japandirectory.socialsciences.hawaii.edu/

New Online Japanese Studies Directory(CEAL News 2013/2/26付け記事)
http://cealnews.blogspot.jp/2013/02/new-online-japanese-studies-directory.html

日本研究調査 > 米州編(国際交流基金)