2013年2月22日、米国大統領府科学技術政策局(OSTP)が、“Memorandum for the heads of executive departments and agencies”と題した文書を公表しました。これは、研究開発予算が年間1億ドルを超す連邦政府機関に対して、政府助成を受けた研究の成果出版物やデータへのパブリックアクセスを促進させるための計画案を、6か月以内に策定するよう命じたものです。文書では、計画に含めるべき内容などについて示されています。この動きについてはこれまで、OSTPからの求めに応じた関係機関からの情報提供や、嘆願ウェブサイト“We the People”上での署名などを紹介してきました。
Gracias a convenio entre BNP y DEVIDA Fortalecerán bibliotecas en zonas cocaleras para su emprendimiento comunitario (Biblioteca Nacional del Peru 2013/2/22付けの記事)
Preservation Of Complex Objects Symposia(POCOS)プロジェクトが、ソフトウェアアート(コンピュータソフトウェアによる芸術作品)の保存をテーマにした論文集を公開しています。
POCOSは、英国のJISCの助成を受けて、画像や文書よりも複雑なかたちをしているデジタル情報の長期保存をテーマとして全3回のシンポジウムを開催するというものです。取り上げられたトピックには、“Visualisations and Simulations”、“Software Art”、“Gaming Environments and Virtual Worlds”があります。各シンポジウムの動画はウェブサイトで公開されています。
2013年2月24日、米国図書館協会(ALA)の児童サービス部会(Association for Library Service to Children;ALSC)のブログに、“Digital Resources on Library Websites for Kids”という記事が掲載されています。
記事はDeschutes Public Libraryに勤務する児童サービス担当Paige Bentley-Flannery氏が執筆したもので、同館で最近作成された、デジタルリソースに関するキッズページについて紹介されています。そのページは、0歳から2歳を対象にしたもので、“Tacky the Punguin”というアプリや新規に購入した電子書籍の紹介等がされています。また、そのほかに、ニューヨーク公共図書館やシアトル公共図書館等その他の公共図書館が提供している子ども向けデジタルコンテンツページについても取り上げられています。