アーカイブ - 2013年 2月 25日

米国政府、公的助成研究成果のパブリックアクセス拡大に向けた計画案の策定を政府機関に指示

2013年2月22日、米国大統領府科学技術政策局(OSTP)が、“Memorandum for the heads of executive departments and agencies”と題した文書を公表しました。これは、研究開発予算が年間1億ドルを超す連邦政府機関に対して、政府助成を受けた研究の成果出版物やデータへのパブリックアクセスを促進させるための計画案を、6か月以内に策定するよう命じたものです。文書では、計画に含めるべき内容などについて示されています。この動きについてはこれまで、OSTPからの求めに応じた関係機関からの情報提供や、嘆願ウェブサイト“We the People”上での署名などを紹介してきました。

Expanding Public Access to the Results of Federally Funded Research(The White House 2013/2/22付け記事)
http://www.whitehouse.gov/blog/2013/02/22/expanding-public-access-results-federally-funded-research

MEMORANDUM FOR THE HEADS OF EXECUTIVE DEPARTMENTS AND AGENCIES(PDF:6ページ)

神奈川県立公文書館、「陸前高田市被災公文書レスキュー報告書」を公表

神奈川県立公文書館が、2013年2月21日に、「陸前高田市被災公文書レスキュー報告書」を公表しました。2011年10月から2012年9月にわたり、1,200簿冊の公文書に対して作業を行なった、同館の被災公文書レスキュー隊の活動についてまとめたものです。本編の他に、修復処置マニュアルも提供されています。

また、同館は神奈川県立図書館と合同で、3月末まで「記録に見る関東大震災・東日本大震災」と題した展示を開催中です。

陸前高田市被災公文書レスキュー報告書(神奈川県 2013/2/21付け掲載)
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f100108/p611747.html

記録に見る関東大震災・東日本大震災:お知らせ(神奈川県立図書館)
http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/yokohama/information/goudouten1302.htm

反ドラッグのための図書館設置 ペルー国立図書館と国家委員会が協力協定を結ぶ

2013年2月22日、ペルー国立図書館(BNP)とDEVIDA(la Comisio'n Nacional para el Desarrollo y Vida sin Drogas;ドラッグのない発展と生活のための国家委員会)が、コカ栽培地域における図書館設置のための協力協定を結んだと発表しました。

これは、BNPが進めている図書館による地域振興キャンペーン「発展のための種」の一つとして位置づけられるものです。この合意により、DEVIDAはドラッグに関する教育・科学的な情報や文書等の保存や提供を実施し、BNPはドラッグに詳しい専門の図書館員を派遣して、学生や研究者への情報サービスにあたることになっています。

Gracias a convenio entre BNP y DEVIDA Fortalecerán bibliotecas en zonas cocaleras para su emprendimiento comunitario (Biblioteca Nacional del Peru 2013/2/22付けの記事)

欧州委員会、電子書籍の付加価値税引き下げに関してフランスとルクセンブルクを提訴へ

2013年2月21日付けの欧州委員会(European Commission:EC)の発表によると、ECは、フランスとルクセンブルクが電子書籍についてEUの定めるより低い税率の付加価値税(VAT)を適用している件について、二国を欧州司法裁判所に提訴することを決定したそうです。

Taxation: Commission refers France and Luxembourg to the Court of Justice over reduced VAT rates on ebooks(EC 2013/2/21付けプレスリリース)
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-13-137_en.htm

EC confirms crackdown on e-book VAT(The Bookseller 2013/2/21付け記事)
http://www.thebookseller.com/news/ec-confirms-crackdown-e-book-vat.html

欧州委員会、電子書籍の付加価値税引き上げ要求に応じないフランス・ルクセンブルクを提訴(ITmedia eBook USER 2013/2/22付け記事)

POCOSプロジェクト、ソフトウェアアートの長期保存をテーマにしたシンポジウムの成果物を公開

Preservation Of Complex Objects Symposia(POCOS)プロジェクトが、ソフトウェアアート(コンピュータソフトウェアによる芸術作品)の保存をテーマにした論文集を公開しています。

POCOSは、英国のJISCの助成を受けて、画像や文書よりも複雑なかたちをしているデジタル情報の長期保存をテーマとして全3回のシンポジウムを開催するというものです。取り上げられたトピックには、“Visualisations and Simulations”、“Software Art”、“Gaming Environments and Virtual Worlds”があります。各シンポジウムの動画はウェブサイトで公開されています。

今回公表された論文集は、2011年10月開催の第2回シンポジウムの成果物です。

The Preservation of Complex Objects: Volume 2, Software Art(PDF:107ページ)
http://www.pocos.org/images/pub_material/books/pocos_vol_2_final_release.pdf

Publications(POCOS)

米国公共図書館の児童向けアプリ・電子書籍提供ページ(記事紹介)

2013年2月24日、米国図書館協会(ALA)の児童サービス部会(Association for Library Service to Children;ALSC)のブログに、“Digital Resources on Library Websites for Kids”という記事が掲載されています。

記事はDeschutes Public Libraryに勤務する児童サービス担当Paige Bentley-Flannery氏が執筆したもので、同館で最近作成された、デジタルリソースに関するキッズページについて紹介されています。そのページは、0歳から2歳を対象にしたもので、“Tacky the Punguin”というアプリや新規に購入した電子書籍の紹介等がされています。また、そのほかに、ニューヨーク公共図書館やシアトル公共図書館等その他の公共図書館が提供している子ども向けデジタルコンテンツページについても取り上げられています。

Apps and Digital Reading (Deschutes Public Library)
http://www.deschuteslibrary.org/kids/digital/