アーカイブ - 2013年 2月 12日

内容分析から探る、図書館員がブログを書く目的(文献紹介)

First Monday誌の2013年2月号(18巻4号)に、米ミズーリ大学准教授のGrace M. Jackson-Brown氏による“Content Analysis Study of Librarian Blogs: Professional Development and Other Uses”という記事が掲載されています。

これは、図書館員の著名なブログを12個選び、その内容分析を通して、ブログがどのように、専門職としての成長、図書館の政治的アドヴォカシー、研究や情報発信などに用いられているかを調査したものです。併せて、ブログの著者に対する非構造化インタビューを行い、彼らが自身のブログの役割をどのように考えているかを探っています。

2013年ALA冬季大会を“Tech”に振りかえるイベントの動画・資料が公開

2013年1月25日~29日に米国のシアトルで米国図書館協会(ALA)冬季大会が開催されました。その内容を、図書館システム、ディスカバリサービス、電子書籍といった観点から振り返るイベントが2月8日に開かれ、Jason Griffey、Marshall Breeding、Sue Polankaの三氏が報告を行いました。その動画と資料が公開されています。また、Polanka氏は、自身のブログで電子書籍関連のニュースをまとめてもいます。

Archive of the 2013 ALA Midwinter Tech Wrapup(ALA TechSource 2013/2/8付け記事)
http://www.alatechsource.org/blog/2013/02/archive-of-the-2013-ala-midwinter-tech-wrapup.html

Register Now for the FREE ALA Midwinter Tech Wrapup(ALA TechSource 2013/2/4付け記事)
http://www.alatechsource.org/blog/2013/02/register-now-for-the-free-ala-midwinter-tech-wrapup.html

IFLA、図書館による電子書籍貸出のための原則を公表

2013年2月8日、国際図書館連盟(IFLA)は、“IFLA Principles for Library eLending”を公表しました。これは、2012年5月に公表された図書館における電子書籍等の貸出をテーマとする背景報告書を踏まえて作成されたもので、2013年2月に開催されたIFLAの理事会で承認されたものとのことです。

この原則では、ダウンロード可能な電子書籍コンテンツの提供を考えている図書館に対して、出版社等とのライセンス契約で交渉する上で考慮すべき点等についてをまとめたガイドになっているとのことです。

IFLA Principles for Library eLending 
http://www.ifla.org/node/7418

IFLA launches principles, research and advice for eLending in Libraries (IFLA 2013/2/8付けの記事)
http://www.ifla.org/news/ifla-launches-principles-research-and-advice-for-elending-in-libraries

参考:
国際図書館連盟(IFLA)、デジタル資料の貸出をテーマとするペーパーを公表

「全英図書館の日」に英国内各地でイベントが開催される

2013年2月9日、英国では第2回目となる「全英図書館の日」(National Libraries Day)を迎え、各地でイベントが開催されました。財政難により18ある図書館のうち10館の閉鎖を検討している英国北部ニューカッスルでは、作家や俳優らが集まり予算削減への抗議活動等が行われたり、作家等の団体がTwitterのハッシュタグ“#LoveLibraries”を利用し、図書館に対するミニラブレターを発信するよう呼び掛ける等の企画があったようです。

National Libraries Day
http://www.nationallibrariesday.org.uk/

National Libraries Day (CILIP 2013/2/11付けの記事)
http://www.cilip.org.uk/news-media/Pages/news130211.aspx

National Libraries Day celebrates beleaguered services (Gurdian 2013/2/9付けの記事)
http://www.guardian.co.uk/books/culture-cuts-blog/2013/feb/09/national-libraries-day-beleaguered-service

国立国会図書館レファレンス協同データベースがリニューアル

2013年2月12日、国立国会図書館のレファレンス協同データベースが新システムへ移行しました。検索レスポンスの向上、ファセット検索機能の導入、「拍手!」ボタンやソーシャルメディアボタンの設置、検索APIの拡充、などが行われています。(※2013/2/12現在、ソーシャルメディアボタンは動作確認中。)

レファレンス協同データベース
http://crd.ndl.go.jp/

システムリプレースについて(2013年2月実施予定)
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/replace_201302.html

参考:
国立国会図書館、2013年2月にレファレンス協同データベースのシステムリプレースを実施予定
http://current.ndl.go.jp/node/22466

米国アーキビスト協会、ウェブアーカイビングに関するラウンドテーブルを設置

米国アーキビスト協会(SAA)が、ウェブアーカイビングに関するラウンドテーブル(Web Archiving Roundtable)を設置し、2013年2月上旬からブログやTwitterで情報発信を開始しています。ラウンドテーブルは1月26日付けで設置された模様で、その目的は、ウェブ情報の選択・評価・収集・管理・保存においてアーキビストが直面する課題についてアドヴォカシーや意識向上を行うこととされています。

Web Archiving Roundtable(SAA)
http://saa.archivists.org/4DCGI/committees/SAATBL-WEBRT.html?Action=Show_Comm_Detail&CommCode=SAA**TBL-WEBRT&

ミシガン州立大学図書館の蔵書5万冊がGoogle Booksでデジタル化へ

米国ミシガン州立大学図書館の約5万冊の図書が、Google Booksプロジェクトによってデジタル化されることが発表されました。これは同大学も参加している五大湖沿岸の大学コンソーシアム“Committee on Institutional Cooperation(CIC)”とGoogleとの間で2007年に交わされた合意に基づくものです。図書の受渡が2013年2月12日に始まり、2014年夏まで続く予定となっています。デジタル化された資料はHathiTrustでも利用可能になります。

Digitization with Google(Michigan State University 2013/2/7付けニュース)
http://msutoday.msu.edu/news/2013/digitization-with-google/

参考:
Google、米12大学のコンソーシアムからの提供資料のデジタル化が100万冊を突破
http://current.ndl.go.jp/node/17571

ミネソタ大学図書館、Googleブックスプロジェクトでの蔵書スキャンを開始へ(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/16145

シカゴ大学など12大学のコンソーシアム、Google Book Searchに参加

OCLC、WorldCatでMARCのタグやフィールドの利用状況を調査するプロジェクト“MARC Usage in WorldCat”を開始

OCLCが、WorldCatでMARCのどのタグやフィールドがどう使われているかを調査するプロジェクト“MARC Usage in WorldCat”の開始を発表しました。この調査により、様々な属性を目録データに記録する価値について検証するためのエビデンスが得られるとしています。その調査結果はウェブサイトで四半期ごとに公開されるということで、現在は2013年1月1日時点のデータが閲覧できるようになっています。

MARC Usage in WorldCat(OCLC)
http://www.oclc.org/research/activities/marcusage.html

MARC Usage in WorldCat(OCLC)
http://experimental.worldcat.org/marcusage/

OCLC Research to Study MARC Tag Usage in WorldCat to Determine Best Use of Data Encoded Using MARC Standard(OCLC 2013/2/8付けニュース)
http://www.oclc.org/research/news/2013/02-08.html

参考:
OCLC、MARCデータの検証報告書を公開

米国音楽図書館協会、RDA及びMARC21による音楽資料の目録作成に関するガイドラインのドラフト版を公表

米国音楽図書館協会(MLA)が、2013年2月11日付けで、“Best Practices for Music Cataloging Using RDA and MARC21”と題したガイドラインのドラフト版を公表しました。MLAの書誌コントロール委員会のタスクフォースが、RDAおよびMARC21によって音楽資料(主に楽譜や録音資料)の目録を作成する際のベストプラクティスをまとめたものです。

Best Practices for Music Cataloging Using RDA and MARC21(PDF:78ページ)
http://bcc.musiclibraryassoc.org/BCC-Historical/BCC2013/RDA_Best_Practices_for_Music_Cataloging.pdf

Music Cataloging using RDA(Catalogablog 2013/2/11付け記事)
http://catalogablog.blogspot.jp/2013/02/music-cataloging-using-rda.html

Music Library Association
http://musiclibraryassoc.org/

参考:
E1159 - 米国音楽図書館協会第80回年次大会<報告>

図書館はMOOCとどう関わっているか? OCLCが3月にイベントを開催

2013年3月18日~19日に、米国のペンシルバニア大学で、OCLCの主催する“MOOCs and Libraries: Massive Opportunity or Overwhelming Challenge?”が開催されます。図書館がMOOC(Massive Open Online Courses)にどう関わっているかをテーマとしたイベントです。当日中継が行われるほか、後日動画が公開される予定です。

正味一日の日程で、ペンシルバニア大学のEd Rock氏の“Why MOOCs, Why Penn, Why now”、OCLC副会長のJim Michalko氏らの“MOOCs and Libraries, An Overview of the Landscape”という講演のほか、「著作権・ライセンシング・オープンアクセス」「製作と教育」「エンベディッドライブラリアン」「受講者はどんな人たちなのか」の各セッションが行われます。

MOOCs and Libraries: Massive Opportunity or Overwhelming Challenge?(OCLC)
http://www.oclc.org/research/events/2013/03-18.html

【イベント】日本図書館情報学会シンポジウム「日本の専門職養成の構造からみた図書館専門職養成の検討」(3/16・東京)

2013年3月16日、東京大学本郷キャンパスで、日本図書館情報学会主催のシンポジウム「日本の専門職養成の構造からみた図書館専門職養成の検討」が開催されます。シンポジウムでは、日本の専門職の構造について全体像を見渡した後、司書、管理栄養士、臨床心理士という3つの資格の成立過程・現状に関する報告が続きます。最後に、「これからの司書資格、および司書養成課程のあり方について」と題した討論が行われます。

シンポジウム「日本の専門職養成の構造からみた図書館専門職養成の検討」(日本図書館情報学会)
http://www.jslis.jp/events/20130316Symp.html