アーカイブ - 2013年 1月

1月 23日

E1384 - タイのミャンマー難民キャンプにおける図書館のいま

E1384 - タイのミャンマー難民キャンプにおける図書館のいま

昨年来,ミャンマーの民主化が加速し,国際的な関心を呼んでいる。日本政府も新年早々に麻生副総理兼財務相を派遣し,500億円規模の円借款再開を約束した。一方,諸外国からの華々しい援助や投資の傍ら,少数民族武装勢力との停戦合意と和平交渉という大きな課題を抱えている。現在も北部のカチン州では戦闘が続き,10万人規模の難民が避難生活を余儀なくされていることは日本でも報じられている。...

大日本印刷、hontoのコンセプトカフェやデジタルえほんミュージアムを備えた体験型ショールームをオープン

2013年1月23日、大日本印刷株式会社(DNP)が、DNPの製品やサービスを生活者に向けて発信する体験型ショールーム「コミュニケーションプラザ ドットDNP」をオープンしました。

この「コミュニケーションプラザ ドットDNP」には、電子書籍と紙の書籍が一つのサイトで購入できるハイブリッド型総合書店「honto」のコンセプトカフェや、デジタルえほんミュージアムが備えられているとのことです。

コミュニケーションプラザ ドットDNP
http://www.dnp.co.jp/dotdnp/

生活者向け情報発信スペース「コミュニケーションプラザ ドットDNP」開設 (大日本印刷株式会社 2013/1/21付けのプレスリリース)
http://www.dnp.co.jp/news/10071123_2482.html

札幌市中央図書館が「さっぽろデジタル絵本」の作品募集 電子図書館実証実験の一環として

2013年1月23日、札幌市中央図書館が、「さっぽろデジタル絵本」の作品募集を発表しています。これは、同館が進めている電子図書館実証実験の一環として、地元発信のコンテンツの充実を図ること、図書館としての電子書籍の収集方法の仕様検討を行うことを目的に実施されるものです。

募集テーマは、さっぽろの魅力(文化、歴史、季節、名所など)をモチーフに、親子で楽しめるデジタル絵本で、応募資格は、札幌市内で設立・活動している団体、出版社等の企業となっています。

応募作品は、2014年度(平成26年度)開始予定の電子書籍貸出サービスの所蔵コンテンツとなるようです。

「さっぽろデジタル絵本」作品募集 (札幌市の図書館 2013/1/23付けの記事)
http://www.city.sapporo.jp/toshokan/elib/d_ehon_20130120.html

Elsevier社にボイコット活動を行った数学者、arXivを利用したオープンアクセスジャーナルの計画を公表

2012年2月にElsevier社へのボイコット活動を行った英ケンブリッジ大学の数学者Tim Gowers氏が、2013年1月16日、自身のブログにおいて、数学者ら自身によるオープンアクセスジャーナルの構築計画を発表しました。

これは、“Episciences Project”と名づけられており、プレプリントサーバーの“arXiv”を利用して査読を経た論文を、商業出版社を介することなく最小限のコストで公開するというもののようです。

Natureの記事によると、このプロジェクトを進めているリーダーである、仏グルノーブル大学の数学者Jean-Pierre Demailly氏は、「数学の伝統的な学術雑誌とは別のものを提供したい」と語っており、フランス政府の助成を背景に、早ければ2013年4月にもプロジェクトを立ち上げるとしているようです。

Why I’ve also joined the good guys (Gowers's Weblog 2013/1/16付けの記事)
http://gowers.wordpress.com/2013/01/16/why-ive-also-joined-the-good-guys/

人文・社会科学系のオープンアクセスメガジャーナルを目指して “Open Library of Humanities”が正式発足

2013年1月18日、PLOSをモデルとした人文・社会科学系のオープンアクセスメガジャーナルを目指す“PLOHSS”が、“Open Library of Humanities”(OLH)の名前で正式にプロジェクトを立ち上げました。

今後は組織体制の確立とウェブサイトの広報、PLOSのアドバイスを元に財政基盤の確立等を目指すとしています。

Launching the Project (Open Library of Humanities 2013/1/18付けの記事)
http://www.openlibhums.org/2013/01/18/test-news-post/

Open Library of Humanitiesのプレスリリース
http://www.openlibhums.org/media/press-release/

米コロンビア大と加トロント大の図書館が両大学のチベット研究支援で連携

2013年1月22日、米コロンビア大学図書館とカナダのトロント大学図書館は、両大学におけるチベット研究コレクションの構築と研究活動の支援について、共同で行うと発表しました。

これは、両大学の教員と学生が2つの大学のチベット研究コレクションと支援サービスをそれぞれ利用できるようにするものです。コロンビア大学図書館の記事によると、同館のチベット研究専門のライブラリアンLauran Hartley博士が、同大学だけでなくトロント大学においても、新規プロジェクトとしてチベット語資料の蔵書構築を進めるとともに、トロント大学の教育及び学生に対しても研究サポートサービスを提供するとのことです。

University of Toronto Libraries Launch Tibetan Studies Partnership with Columbia University (Univestiry of Tronto Library 2013/1/22付けの記事)
http://onesearch.library.utoronto.ca/university-toronto-libraries-launch-tibetan-studies-partnership-columbia-university

ProQuest社、EBLを買収

2013年1月22日、ProQuest社が、大学・研究・企業図書館向けに電子書籍提供サービスを手掛けるオーストラリアのEBL(Ebook Library)を買収することで合意したと発表しています。ProQuest社はすでに2011年1月にebraryを傘下に収めており、これをもとに同社は、ebraryとEBLを一つの包括的な電子書籍プラットフォームで提供することを計画しているようです。

ProQuest Signs Definitive Agreement to Acquire EBL (ProQuest)
http://www.proquest.asia/ja-JP/promos/feature17_pq.shtml

米OverDrive社、図書館・学校向けにストリーミング形式でのビデオとオーディオの提供サービスを発表

2013年1月22日、米OverDrive社は、図書館及び学校向けにストリーミングビデオとオーディオを提供する新サービスを発表しました。実際のサービス提供は2013年後半を予定しており、同社は1月25日から28日に開催される米国図書館協会の冬季会議の会場でデモを行うとしています。

OverDrive Announces Streaming Video and Audio Services for Libraries and Schools (OverDrive 2013/1/22付けの記事)
http://www.overdrive.com/News/OverDrive-Announces-Streaming-Video-and-Audio-Services-for-Libraries-and-Schools

1月 22日

Pew Research Center、デジタル時代における図書館サービスに関するアンケート調査結果を公表

米調査機関Pew Research Centerが、Pew Internet & American Life Projectの新しい調査として、デジタル時代における図書館サービスに関する調査を公表しています。調査は2012年10月15日から11月10日にかけて英語とスペイン語で行われ、米国人2,252人からの回答をまとめたものとのことです。

これによると、本の貸出、レファレンスサービス、無料のインターネットについては、それぞれおよそ80%の回答者が、図書館のとても重要なサービスであると回答しているとのことです。

また、オンラインでの質問回答サービス(ask a librarianなど)については、37%が良く使うと回答し、また36%がまあまあ良く使うと回答していること、またテクノロジーに触れる機会を提供するサービス(techonology "petting zoo")は35%が良く使うと回答し、34%がまあまあ良く使うと回答していることが、明らかになったようです。

このほか、最近利用した図書館サービスについてもデータ等も紹介されています。

Library Services in the Digital Age (Pew 2013/1/22)

図書館のSNS利用に関する法的問題:イリノイ州図書館協会の「Reporter」に記事掲載(米国)

イリノイ州図書館協会が刊行している隔月誌「Reporter」において、“Legal Issues Relating to Online Social Networking”と題する記事が掲載されています。

ソーシャルネットワークサービス(SNS)上に寄せられたコメントの削除行為と言論の自由の関係、SNSにだけ情報発信をすることと平等なアクセスとの関係など、図書館がSNSを活用する際に留意すべき法的問題を簡潔に紹介し、その上で、それを踏まえたポリシーの策定を促すものとなっているようです。

本文(PDF 36ページ)
www.ila.org/Reporter/February%202013/Reporter_0213.pdf

The ILA Reporter のサイト
http://www.ila.org/store/ila-reporter

ミシガン大学の院生が大統領図書館初のウィキペディアン・イン・レジデンスに

米国のジェラルド・R・フォード大統領図書館で、大統領図書館では初となる「ウィキペディアン・イン・レジデンス(Wikipedian in Residence)」が採用されたそうです。このたびインターンシップとしてフォード大統領図書館に所属し、同館に関するウィキペディアの記述を充実させていくことになったのは、ミシガン大学の修士課程の大学院生であるMichael Bareraさんです。フォード大統領図書館はミシガン大学の北部キャンパスの中に位置しており、同大学は米国の大学で初めてウィキペディアンの学生たちのクラブが誕生したところです。Bareraさんはそのクラブのメンバーでもあるということです。

Michigan Student Is First 'Wikipedian in Residence' at a Presidential Library(The Chronicle of Higher Education 2013/1/17付け記事)
https://chronicle.com/blogs/wiredcampus/michigan-student-is-first-wikipedian-in-residence-at-a-presidential-library/41681

【イベント】第6回情報学シンポジウム「日本がリードするビッグデータ新世紀」(2/27・東京)

2013年2月27日に、日本学術会議情報学委員会の主催により、第6回情報学シンポジウム「日本がリードするビッグデータ新世紀」が、日本学術会議講堂で開催されます。

シンポジウムの参加費は無料ですが、2月22日(金)までの事前申込が必要となっています。

第6回情報学シンポジウム「日本がリードするビッグデータ新世紀」
http://www.tkl.iis.u-tokyo.ac.jp/scj/

【イベント】筑波大学、「公共図書館のこれからを考えるワークショップ」を開催(2・22/つくば)

2013年2月22日に、筑波大学において「公共図書館のこれからを考えるワークショップ-知の交流・創造・発信を楽しみ、元気なコミュニティを育む知的広場-」が開催されるとのことです。現在参加申し込み受付中となっています。

このワークショップは、「これからの公共図書館が、知識基盤社会を支える活力あるコミュニティを育む情報拠点としてどのような役割を担い、そのためにどのようなサービスを展開できるのか」をテーマとしています。特に「地域の知の循環を促す情報拠点の在り方」や「デジタル・ネットワーク社会における図書館サービスの在り方」という視点から議論が行われるとのことです。

公共図書館のこれからを考えるワークショップ -知の交流・創造・発信を楽しみ、元気なコミュニティを育む知的広場-
http://kc.tsukuba.ac.jp/symposium/kpw2013.html

公共図書館内への書店設置 バルセロナで計画中

経済不況により老舗書店の閉店が相次ぐスペインのバルセロナで、公共図書館内に書店を設置する計画が進められています。スペイン紙El Pais等の記事によると、市当局は、2013年末を予定している書店祭の開催とともに、公共図書館内に書店を設置させることについても書店組合等と共に検討しているとのことで、これは「地域文化を守るため」とされているようです。

Barcelona proyecta abrir libreri'as en sus bibliotecas para apoyar al sector (El Pais 2013/1/17付けの記事)
http://ccaa.elpais.com/ccaa/2013/01/17/catalunya/1358461026_430089.html

南三陸町に震災後初の恒久的施設「オーストラリア友好学習館」が完成 館内には仮設の図書館も

2013年1月19日に、宮城県南三陸町に震災後初の恒久的施設として「南三陸町オーストラリア友好学習館(コアラ館)」が誕生しました。2月1日に開館するとのことです。

同館は、オーストラリア・ニュージーランド銀行から支援を受け建設されたもので、館内には仮設の図書館が入るようです。

豪の支援、交流つなぐ 南三陸・友好学習館が完成 (河北新報 2013/1/20付けの記事)
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130120t13026.htm

社会貢献活動(オーストラリア・ニュージーランド銀行)
http://www.anz.co.jp/about-us/corporate-responsibility/

1月 21日

世界銀行、健康と栄養と人口に関するウェブサイトを開設

世界銀行が、健康と栄養と人口に関するデータに関するウェブサイトHealthStatsを開設していました。エイズ、予防接種、マラリアや肺炎など、250以上の指標についてのデータが利用できるサイトとなっているとのことです。

New website released on Health, Nutrition and Population
http://data.worldbank.org/news/new-website-on-health-nutrition-population

Health, Nutrition and Population Data and Statistics
http://datatopics.worldbank.org/hnp/

大学院生による文献レビュー:公共図書館とティーンをつなぐテクノロジーの活用(米国)

サンノゼ州立大学図書館情報学が発行する"Student Research Journal"において、公共図書館とティーンをつなぐテクノロジーの活用をテーマとする、大学院生による文献レビューが掲載されています。

図書館のサービスやスペースの計画にティーンを関わらせる必要性を説く文献への言及から始まり、図書館のウェブサイトやソーシャルネットワークを通じてティーンと繋がること、携帯端末や電子書籍リーダーを通じてティーンと繋がること、などに関する文献がレビューされています。

本文
http://scholarworks.sjsu.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1098&context=slissrj

「ランス・アームストロング氏の図書はフィクション棚に移します」!? アルバイト学生の“いたずら”が大問題に

ドーピング違反のためツール・ド・フランス7連覇のタイトルを剥奪された、元自転車ロードレースの選手ランス・アームストロング氏が、2013年1月14日に、米国のテレビ番組のインタビューで薬物使用を認めたことに関連し、オーストラリアのシドニーにあるManly Libraryが大問題になっています。

これは、同館に週末に勤務していたアルバイトの大学生が「いたずら」で、アームストロング氏の図書を現在のノンフィクションの棚からフィクションの棚へ移動させる旨の掲示を館内に設置したことが発端になっています。この掲示を同館の利用者がTwitterに投稿したことで、同館の「正式」な通知と誤解され、英国のDaily Mailや米国のUSA Todayのウェブサイト等で報じられたとのことです。

同館関係者によると、オーストラリアの図書館からの指示がない限り、アームストロング氏の図書を移動させるようなことはできないと語っていますが、同館ではこの件に対する問い合わせ対応で苦慮しているとのことです。

When fact becomes fiction: Manly librarian grabs headlines around the world with Lance Armstrong sign (smh.com.au 2013/1/21付けの記事)

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