アーカイブ - 2013年 1月

1月 25日

徳島市立図書館でセルフ図書消毒機が導入

徳島県の徳島市立図書館で、1分間程度の紫外線照射によって図書を消毒・殺菌することのできる機械「ブックシャワー」が導入されたそうです。子ども用フロアに置かれています。県内では初の導入であると報道されています。

図書館で借りた本を消毒(NNNニュース 2013/1/24付け動画付き記事)
http://news24.jp/nnn/news8671915.html

ブックシャワーをご利用ください(徳島市立図書館 2013/1/10付けお知らせ)
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/toshokan/topics/topics/20130110.html

ブックシャワー(日本NCRビジネスソリューション株式会社)
http://www.ncr-bs.com/information/bookshower.shtml

図書消毒機 Book Master ブックマスター 5冊用(オークラ情報サービス)
http://www.e-okura.co.jp/library/ec001.html

参考:
E083 - 中国の図書館のSARS問題への対応
http://current.ndl.go.jp/e083

図書館はインフルエンザ流行にどう対応すべきか(米国)

1月 24日

イングランド芸術評議会(ACE)等、図書館サービスへの地域社会の関与をテーマとしたレポートを刊行

2013年1月22日、英国のイングランド芸術評議会(ACE)が、Local Government Association (LGA)と共同で、“Community libraries - Learning from experience: guiding principles for local authorities”というレポートを公表しました。イングランドにおける地域社会が図書館サービスにどのように関与しているのか、その実態を調査したものとのことです。

Community libraries research(レポートダウンロードページ)
http://www.artscouncil.org.uk/what-we-do/supporting-libraries/community-libraries-research/

映画に登場する図書館16選(記事紹介)

2013年1月23日付けのHuffington Postのブログ記事が、映画に登場する16の図書館を紹介しています。記事では、『ティファニーで朝食を』(1961年)や『ショーシャンクの空に』(1994年)等に登場する図書館が紹介されています。

16 Great Library Scenes in Film (VIDEO) (HuffPost Books 2013/1/23付けのブログ記事)
http://www.huffingtonpost.com/jeff-oneal/16-great-library-scenes-i_b_2535178.html

参考:
訪れてみたい!物語のなかの10の図書館(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/22741

「種、貸します ご返却は収穫後に」 ベソルト地域図書館が新サービスをスタート(記事紹介)

2013年1月23日のAspen Timesが、米国コロラド州のBasalt Regional Libraryで始められた植物の種の貸出サービス(seed-lending library)について紹介しています。

これは、同地域の園芸家やローカルフードの推進者の発案によるもので、同館のBarbara Milnor氏がこのプロジェクトに賛同した結果、館内の書架に第1世代の種を“配架”することになったというものです。

参加者は、同館の利用者カードを使ってパックに詰められた種を借りることができ、それぞれが育てて収穫した後9か月以内に種を返却するというシステムになっています。なお、参加者は育て方についてのワークショップへの参加が義務付けられているとのことです。

種は種苗会社や地元の園芸家から譲り受けたもので、2,000パック用意されているとのことです。パックには育てやすさに応じて緑や青の色が付けられており、初心者にも配慮したものとなっているようです。

英JISC CollectionsがOpen Access Keyと協力し、APCの支払管理における役割を検証するプロジェクトを開始へ

英国のJISC Collectionsが、2013年4月2日より、オープンアクセス誌の論文加工料(APC)の管理における自身の役割を検証するための12か月間のパイロットプロジェクト“JISC APC”を開始すると発表しました。APCのオンライン決済等のサービスを行っているOpen Access Key社が協力を行います。JISC Collectionsは、国内の研究機関や出版社に対してAPCの支払管理・処理サービスを提供し、各機関における管理コストの削減を目指していきます。

Jisc Collections and Open Access Key to collaborate on UK Gold OA article payments pilot(JISC 2013/1/23付けニュース)
http://www.jisc.ac.uk/news/stories/2013/01/jisc-apc.aspx

JISC Collections collaboration with OAK(Open Access Key 2013/1/23付けニュース)
http://www.openaccesskey.com/article/OAKNews_JISC_APC/

Open Access Key
http://www.openaccesskey.com/

Ingramの電子書籍サービスMyiLibraryに新購読モデル、一定期間の複数ユーザ同時アクセスが可能

2013年1月24日、Ingram Content Group社の提供する図書館向け電子書籍プラットフォーム“MyiLibrary”に新しい購読モデルが加わったと発表されました。このモデルでは、MyiLibraryを導入している図書館は、ある電子書籍に一定の期間アクセスできる権利を購入し、そのタイトルを複数の利用者に対して同時に提供することができます。ブログ“No Shelf Required”では、短い期間において非常に利用が多いようなタイトルに適用すると特に便利だろうとコメントされています。

Ingram adds new e-book lending model to MyiLibrary e-content platform for academic, professional and public libraries(Ingram 2013/1/24付けプレスリリース)
http://www.ingramcontent.com/pressreleases/Pages/Ingram-adds-new-e-book-lending-model-to-MyiLibrary-e-content-platform-for-academic,-professional-and-public-libraries.aspx

Nature Publishing Groupの文献管理ツール“Connotea”が3月で提供終了

Nature Publishing Groupの提供する文献管理用ソーシャルブックマークサービス“Connotea”が、2013年3月12日で終了すると発表されています。併せて自分のデータをエクスポートするためのツールが用意されています。

Connotea: free online reference management for clinicians and scientists
http://www.connotea.org/
※“Important: Connotea will discontinue service on March 12, 2013. Please download your bookmarks before that date using Connotea Export Tool.”

1月 23日

OCLC、WorldCatを用いた紙媒体資料の共同管理(シェアード・プリント)プログラムを発表

2013年1月22日、OCLCが、紙媒体資料の共同管理(シェアード・プリント)に関する新しいプログラム“Shared Print Management Program”を発表しました。各図書館がWorldCatに対象となる資料を登録することで、効率的な共同管理を行うというものです。このプログラムは、2012年3月に終了したOCLCのプロジェクト“Print Archives Disclosure Pilot Project”が発展したもので、そこでは共同保管のためのガイドラインの作成が行われています。

このように複数の図書館で紙媒体資料を共同管理する動きは、デジタル資料の普及や図書館のスペース削減要求を背景としてさかんになっています。地域レベルのコンソーシアムから北米研究図書館センター(CRL)やHathiTrustといった大規模な組織まで様々な取り組みがあり、民間企業のSustainable Collection Servicesが支援サービスを提供するなどもしています。

OCLC Shared Print Management Program to help libraries collaborate and manage collections using WorldCat(OCLC 2013/1/22付けニュース)

Boopsie社と3M社が連携、図書館用スマートフォンアプリから1クリックで電子書籍を貸出

2013年1月22日、米国のBoopsie社のiPhone/Android用アプリ“Boopsie for Libraries”と、3M Library Systems社の電子書籍サービス“3M Cloud Library”の連携が発表されました。両サービスを導入している図書館の利用者はアプリから1クリックで電子書籍を借りることができるようになるというものです。Boopsie for Librariesは2,500以上の図書館・大学で導入されています。

3M Cloud Library now available with one click through the Boopsie native mobile app(Library Technology Guide 2013/1/22付け情報)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=17592

米国の公共図書館の統計・概況調査、2010年度版が公開(米国)

米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が2010年度の公共図書館統計“Public Libraries in the United States Survey”を公表しています。蔵書冊数、歳入・歳出、職員、各種のパフォーマンス指標、インターネット、貸出件数、レファレンスサービス件数、図書館利用者数などの概況がカバーされているものです。

これについてIMLSの会長Susan Hildrethが、IMLSの公式ブログに記事を掲載し、いくつかの主要な数値を紹介しています。ここでは、
・公共図書館は2億9,760万にサービスを提供した
・貸出件数24億6,000万件のうち、子ども向けの資料は3分の1を占めた
・プログラムは375万件提供され、このうち61.7%は子ども向けのものである
・公共図書館における電子書籍の数は2003年から3倍に増加している
・コンピューターの数は過去10年間で倍増している
などが言及されています。

Public Libraries in the United States Survey: Fiscal Year 2010
http://www.imls.gov/research/public_libraries_in_the_us_fy_2010_report.aspx

全国大学生協連、電子書籍サイト“Varsity eBooks”をオープン

全国大学生活協同組合連合会が、2013年1月16日に、電子書籍サイト“Varsity eBooks”をオープンしました。文芸、ビジネス書、コミック、雑誌など約2万点を品揃え、3月下旬には専門書もリリース予定ということです。Windows PC、iPad、iPhone、Androidに対応し(Macは非対応)、研究費による支払いも可能とのことです。

Varsity eBooks
http://coop-ebook.jp/

電子書籍サイト Varsity eBooks 1月16日よりオープン(全国大学生活協同組合連合会 2013/1/16付けニュース)
http://www.univcoop.or.jp/news_2/news_detail_204.html

公共図書館のデジタルサービスは高需要:ニュージーランドで公共図書館の利用統計、公表

ニュージーランドの公共図書館管理者協会(the Association of Public Library Managers Inc: APLM)のウェブサイト“Public Libraries of New Zealand ”において、ニュージーランドの公共図書館の2012年の利用統計が公表されています。

プレスリリースによると、各種のデジタルサービスの利用が増加しているとのことです。具体的には、図書館の提供するインターネットの利用者は、2011年の570万件から2012年には670万件に増加し、また2012年のWi-Fiの利用は1,850万件ほどにのぼったとのことです。また電子書籍の利用については、2011年に17,000件ほどであったものが、2012年には700%アップの13万9,000件ほどになったのことです。

なお、APLMは、2007年に設立された団体で、そのメンバーは、公共図書館の計画立案等を担う管理者から構成されています。

Digital Services in High Demand at Public Libraries(Public Libraries of New Zealand 2013/1/22付けメディアリリース)

東洋大学の通信教育課程が携帯電話による受講システムを開始へ、司書関連科目も

東洋大学の通信教育課程が、2013年4月に、日本の大学で初めてとなるmicroSDを用いた「メディア授業」を導入すると発表しました。授業動画を収録したmicroSDカードを携帯電話などの視聴するというもので、インターネットへの接続が不要などのメリットがあるとしています。提供科目には、司書関連科目として11科目、学校図書館司書関連科目として4科目も含まれています。

【東洋大学】日本初、携帯電話で受講可能な通信教育システム 東洋大学通信教育課程「メディア授業」2013年度4月生の出願受付開始(MSN産経ニュース 2013/1/22付け記事)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130122/prl13012218190064-n1.htm

通信教育部(東洋大学)
http://www.toyo.ac.jp/tsukyo/

大学図書館支援機構「RDA講習会」の第2回および第3回の概要が発表

NPO法人大学図書館支援機構(IAAL)が2012年12月に開始した「RDA講習会」の第2回および第3回の申込が始まっています。2013年3月9日開催の第2回は「RDAをカタロガーの視点で読む(1)『セクション1-4 属性の記録』」、5月11日開催の第3回は「RDAをカタロガーの視点で読む(2)『セクション5-10 関連の記録』」と題されています。なお、第1回目は満席になったため、1月26日に追加開催されることになったようです。

NPO法人大学図書館支援機構(IAAL)
http://www.iaal.jp/
※お知らせ欄に2013/1/22付けで情報があります。

参考:
大学図書館支援機構が12月から「RDA講習会」を実施
http://current.ndl.go.jp/node/22356

『カレントアウェアネス-E』230号発行

E1389 - 講演会「HathiTrustの挑戦」<報告>

E1389 - 講演会「HathiTrustの挑戦」<報告>

2012年12月18日,国立国会図書館(NDL)東京本館で,講演会「HathiTrustの挑戦:デジタル化資料の共有における『いま』と『これから』」が開催され,合計188名が参加した。...

E1388 - 変化の時代における大学図書館管理職の役割とは

E1388 - 変化の時代における大学図書館管理職の役割とは

高等教育を巡る状況が変化する中,大学図書館にも変革が求められている。米国では館長の職責が大局的かつ対外的なものとなり,従来館長が担っていた図書館の実質的な運営は管理職がチームとして行うようになってきている。そこにおいて,大学図書館管理職に必要とされる役割は何だろうか。またどのような能力や特質が求められているのだろうか。...

E1387 - 図書館・情報発見・目録について考えるための13の視点

E1387 - 図書館・情報発見・目録について考えるための13の視点

OCLCの研究部門担当副会長兼最高戦略責任者であるデンプシー(Lorcan Dempsey)氏が,“Thirteen Ways of Looking at Libraries, Discovery, and the Catalog: Scale, Workflow, Attention”という記事を,EDUCAUSE review誌(2012年11・12月号)で発表した。...

E1386 - ウェブ時代の新しい書誌データモデル“BIBFRAME”

E1386 - ウェブ時代の新しい書誌データモデル“BIBFRAME”

米国議会図書館(LC)は,2012年11月21日付で,「『データのウェブ』としての書誌フレームワーク:Linked Dataモデルと支援サービス」と題した文書を公表した。LCでは,RDA(CA1767参照)導入テストの結果などを踏まえ,書誌フレームワークの変革に向けた取り組み“Bibliographic Framework Transition Initiative”を2011年5月に開始し,同年10月に計画文書を公表していた(E1246参照)。この取り組みの新たなステップとして,半世紀近くにわたって用いられてきたMARCに替わる,ウェブ時代にふさわしい新たなフォーマットのためのデータモデル“BIBFRAME”を提案したものである。...

E1385 - 米国議会図書館のTwitterアーカイブ,その可能性と課題

E1385 - 米国議会図書館のTwitterアーカイブ,その可能性と課題

2013年1月4日,米国議会図書館(LC)は,2010年に開始したTwitterアーカイブの進捗状況についてブログと白書で公表した。...

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