St. Louis Post-Dispatch(オンライン)に、2013年12月10付けで、セントルイス警察図書館(St. Louis Police library)を紹介する記事が掲載されています。記事によると、同館は1940年代に設置された米国で最も古い警察図書館とされるもので、来年の春に新しい建物に移設されるようです。同館では20,000冊の本を所蔵し、150タイトルの雑誌を購読しているほか、写真資料や、刑務所の鍵、足枷、水泳大会のトロフィーといった品も所蔵しているとのことです。予約すれば一般の人も利用でき、そのロビーは収蔵品の展示も行っているようです。
記事には動画が付されており、図書館員のBarbara Miksicek氏が同館を紹介しています。
St. Louis Police library reflects history, change in department(St. Louis Post-Dispatch, 2013/12/10付け)
イェール大学バイネッキ貴重書・手稿図書館に収蔵されていた手稿"The Life and Adventures of a Haunted Convict"が、アフリカ系アメリカ人による刑務所の回想録として最も古いものであることが、調査により判明したとのことです。同館の2013年12月12日付けのニュースで紹介されています。
カナダ研究図書館協会(CARL)が、2013年12月13日、インターネット上のプライバシーに関して、声明“CARL Statement on Internet Privacy”を公表しています。法案“Protecting Canadians from Online Crime Act”(Bill C-13)の一部の条項について、プライバシーの保護等への脅威になるのではないかとの懸念を表明し、例として、人身売買やテロなど、センシティブな問題について研究している研究者が、法執行機関の当局者から好ましくない注目を受けてしまう可能性があることを指摘しています。
国際図書館連盟(IFLA)のウェブサイトで、IFLAの会議に出席する利点についての調査結果が公開されています。この調査は44か国から出席した「議会のための図書館及び調査サービス分科会」(Library and Research Services for Parliaments Section)のメンバー65名を対象に、2013年7月に行われたものです。
2013年12月12日、OCLCの研究開発部門であるOCLC Researchが、"Understanding the Collective Collection: Towards a System-wide Perspective on Library Print Collections"と題する、様々な規模の図書館が共同で紙媒体資料のコレクションを収集、管理、公開する"Collective Collection"に関するレポートを公表しました。
米国図書館協会(ALA)のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)のブログで、“Best of 2013: Programming Round-Up”と題する記事が掲載されています。各地の図書館で実施されたプログラムについて、2013年に同ブログなどで紹介されたものから、14件を選び、まとめて紹介しています。
国際図書館連盟(IFLA)が、テキスト・データ・マイニング(TDM)に関する声明“IFLA Statement on Text and Data Mining”を公表しました。この声明は、IFLA運営理事会(Governing Board)が2013年12月4日に承認したものとのことです。声明は、TDMに関する法的状況を確認しつつ、IFLAが、情報へのアクセスの自由の原則等に尽力する組織として、TDMを学問の振興や新しい形態の創造において不可欠なツールであると考える、としています。
2013年12月4日付けのAtlanticに、建築写真家のWill Pryce氏と英国ケンブリッジ大学の建築史学者であるJames W. P. Campbell氏との共著書“The Library: A World History ”(2013年11月刊行)を紹介する記事が掲載されています。著者たちが21カ国84館の図書館を巡って記録した、古代から現代までの図書館のデザインの歴史を編集した書籍とのことです。記事では、この書籍に掲載されている図書館から選んだ、大学図書館の発展の歴史において重要とする12館を写真とともに紹介しています。