2013年12月16日、アメリカ歴史家協会(the Organization of American Historians: OAH)が、博士論文のエンバーゴに関して声明を発表しています。ジョージア州アトランタで開催されていた会議での議論を踏まえたもので、同協会の理事会(Exective Board)は、著作者が自身の博士論文の刊行や流通の方法を決定する権利について、強くサポートする、との内容になっています。
2013年12月18日、米国出版社協会(Association of American Publishers:AAP)の資金提供により調査された、学術誌・専門誌に掲載された論文の利用傾向に関するレポートが公表されました。13の出版社から出版された、科学、社会科学、人文科学分野における、2,812誌の学術誌・専門誌の“usage half-life”(利用半減期:雑誌に掲載された論文の累積ダウンロード数が総ダウンロード数の半分に達するまでの期間の平均値)を調査し、分析した報告書とのことです。
投稿された写真はguardianwitnessのサイト上で共有されており、現時点で既に400件以上の投稿写真が掲載されています。またBooks Blogでも“Forget selfies, we want to see your shelfies”と題し、これまでに投稿写真から20点以上がセレクトされ、掲載されています。
アルゼンチンで、オープンアクセスの文献(書籍や論文)のポータルサイト“Sistema Nacional de Repositorios Digitales”(National System of Digital Repositories:SNRD)が開設されました。約30,000件の文献が掲載されているとのことです。
また併せて、科学技術文献の新しい検索サイト“Biblioteca Electrónica de Ciencia y Tecnología”(Electronic Library of Science and Technology)も開設されています。
2013年12月17日、米国の統計局(U.S. Census Bureau)が、新しい地図ツール“Census Explorer”を発表しました。この地図ツールにより、米国の州、郡、人口調査を行う標準地域ごとの、総人口、65歳以上の人口の比率、米国外で生まれた人口の比率等、8種類の統計データを地図で見ることができます。また、同日に公表された2008年から2012年のAmerican Community Survey (ACS)のデータを使用し、1990年と2000年の統計データからの変化を見ることも可能とのことです。
2013年12月16日、米国の国家デジタル管理連盟(National Digital Stewardship Alliance;NDSA)が"Staffing for Effective Digital Preservation"と題するレポートを公表しました。これはNDSAのStandards and Practices Working Groupが2012年に85の機関に対しておこなった、デジタルコンテンツの保存のための職員配置と組織体系に関する調査結果とのことです。