アーカイブ - 2013年 12月 4日

SPARC Japanが研究者によるオープンアクセスジャーナルへの投稿に関する調査を開始

SPARC Japanがオープンアクセスジャーナル(OAJ)への投稿に関する調査を行っています。この調査は、研究者によるOAJへの投稿の現状を把握し、今後のオープンアクセスモデルの在り方について検討するための基礎データとして活用することを目的としているとのことです。

調査期間は2013年12月2日から16日までとなっています。

オープンアクセスジャーナル(OAJ)への投稿に関する調査(SPARC Japan 2013/11/28)
http://www.nii.ac.jp/sparc/apc/index.html

農業関連の文献データベース“AGRIS”がリニューアル

2013年12月2日、国際連合食糧農業機関(FAO)が世界各国の機関と共同で提供している科学技術文献のデータベース“AGRIS”がリニューアルしました。同データベースでは現在700万件以上のレコードが登録されているとのことです。

AGRIS 2.0 released!
http://aims.fao.org/community/agris/blogs/agris-20-released

AGRIS
http://agris.fao.org/agris-search/index.do

アレクサンドリア図書館とElsevier社、低所得国の研究者150人に、ScienceDirectとScopusへの3年間のアクセスを提供

2013年12月3日、Elsevier社はアレクサンドリア図書館と、低所得国の研究者150人に、ScienceDirectとScopusに3年間アクセスを提供するという覚書を締結したと発表しました。

この取り組みの一環として、アレクサンドリア図書館は、”Virtual Knowledge Community(VKC)”を通じて、研究者に研究のベストプラクティス、インフォメーションリリテラシー、著述の能力についてのトレーニングを提供し、調査能力開発を促進することも予定しているとのことです。

なお、このデータベースへのアクセスが認められた150人の研究者の多くは、その研究分野がエイズ、マラリア、結核などの疾病の治療と予防、水や衛生状態、食物の安全性の改善による農村開発の促進などを含む国連のミレニアム開発目標(Millennium Development Goals)に関連するものとのことです。

Elsevier and the Library of Alexandria Sign a Three Year Agreement to Provide Access to ScienceDirect and Scopus to 150 Researchers in Low-income Countries(Elsevier, 2013/12/3)

ヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)、キャンペーン“Giving Tuesday”に関連してアドヴォカシー活動を実施

米国図書館協会(ALA)のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)が感謝祭後の最初の火曜日(今年は12月3日)を「寄附の日」とすることを呼び掛けるキャンペーン“Giving Tuesday”にあわせ、図書館とティーンを支援する方法を案内したり、動画“Teens Need Libraries”を公開するなどの活動を実施しました。支援方法については、10件にまとめて、“10 Easy Ways to Give Support to Libraries and Teens”としてALAのウェブサイトに掲載しています。

Pledge your support for libraries and teens with YALSA and #GivingTuesday(2013/11/15付け)
http://www.ala.org/news/press-releases/2013/11/pledge-your-support-libraries-and-teens-yalsa-and-givingtuesday

10 Easy Ways to Give Support to Libraries and Teens
http://www.thunderclap.it/tipped/6546/

Teens Need Libraries(動画)

これからの公共図書館のデザインを模索する:“Model Programme for Public Libraries”が公開

図書館のデザインに関する情報を提供する“Model Programme for Public Libraries”というウェブサイトが立ち上がっていました。

主に3つのコンテンツから構成されており、サイトの紹介によると、“The Changing Public Library”では戦略検討に資する記事が提供され、“Design Challenges”では変わりゆく図書館の機能をサポートするスペースやデザインのアイデアと可能性が示され、また“Cases”では、実際の事例が紹介されているようです。“Cases”においては、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、オランダの図書館掲載されており、現時点で15事例が写真と共に紹介されています。

このウェブサイトは、デンマークのDanish Agency for Culture等によるもので、2013年9月に立ち上げられたようです。

Model Programme for Public Libraries
http://modelprogrammer.kulturstyrelsen.dk/en/

What is the Model Programme and Who Is Behind It?(Model Programme for Public Libraries)

【イベント】大阪府立中之島図書館 「知と情報のワンダーランドへようこそ! ~専門ライブラリー in Osaka」(12/20・大阪)

大阪府立中之島図書館が、2013年12月20日、「知と情報のワンダーランドへようこそ! ~専門ライブラリー in Osaka」を開催します。

専門図書館は「実は知る人ぞ知る、専門分野での知識と情報を集積した宝島(ワンダーランド)」であるとして、大阪の“選りすぐり”の専門ライブラリーが、効果的な利用方法等についてのプレゼンテーションを行うとのことです。

参加予定の専門ライブラリーは、以下のとおりです。
・アサヒラボガーデン
・エルライブラリー
・杏雨書屋(武田科学振興財団)
・ジェトロ・ビジネスライブラリー
・ドーン・センター 情報ライブラリー
・株式会社乃村工藝社 情報資料室
・大阪府立中之島図書館

大阪府立中之島図書館 「知と情報のワンダーランドへようこそ! ~専門ライブラリー in Osaka」 http://www.library.pref.osaka.jp/nakato/event/forum2013.html

EBSCO社のディスカバリサービス“EBSCO Discovery Service”から米国特許商標庁の特許データベースが検索可能に

2013年12月3日、EBSCO社は、同社のディスカバリーサービス“EBSCO Discovery Service”から、米国特許商標庁(U.S. Patent and Trademark Office)の特許出願データベースと特許全文データベースが検索できるようになったと発表しました。

Content from U.S. Patent and Trademark Office Now Searchable via EBSCO Discovery Service(2013/12/3,EBSCO)
http://www.ebscohost.com/newsroom/stories/content-from-u.s.-patent-and-trademark-office-now-searchable-via-EDS

朝日新聞デジタルで「チラシでたどる震災1000日」が公開:新聞の折り込みチラシの変遷から被災地の復興をたどる

朝日新聞デジタルで、「チラシでたどる震災1000日」が公開されています。

同サイトによると、東日本大震災で被災した岩手県大槌町において、震災以後、地元紙岩手日報に折り込まれて被災者に届けられたチラシは、2013年10月末までに5,551枚あったとのことです。

同サイトの「チラシ一覧」ではデジタル化されたチラシを閲覧することができます。また「5551枚のメッセージ」のコーナーでは、この内容とチラシを作った人たちへの取材の記録が、混乱期、復旧期、停滞期の3つの時期に分け、掲載されています。取材の記録については、動画も掲載されており、またチラシ枚数の変遷も月ごとに集計されグラフで示されています。

チラシでたどる震災1000日(朝日新聞Digital)
http://www.asahi.com/shinsai_fukkou/otsuchiad/

チラシでたどる震災1000日。岩手県大槌町の駐在記者が、新聞の折り込みチラシの変遷から被災地の復興の様子を読み取りました。(朝日新聞社会部Twitter @Asahi_Shakai)
https://twitter.com/Asahi_Shakai/status/408022840462438400

チラシは復興への「のろし」だ――大槌の震災1000日(朝日新聞Digital, 2013/12/4付け)

印刷物を読むことに障害がある人へデジタル資源の無料提供を開始(カナダ)

カナダにおいて、非営利の社会事業団体であるBC Libraries Cooperativeが、印刷物を読むことに障害がある人にデジタル資源を無料で提供するCanadian Accessible Library Service(CALS)を開始するとのことです。同サービスは、2014年1月にサスカチュワン州の公共図書館で小説や古典、ノンフィクションなど10,000タイトル以上の提供を開始し、その後2014年7月までに、マニトバ州、ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、ノバスコシア州、ユーコン準州の公共図書館へとサービス範囲を拡大していく予定とのことです。またコンテンツについても、2014年夏までに40,000タイトル追加される予定とのことです。

CALSはBC Libraries Cooperative により開発されたもので、National Network for Equitable Library Service (NNELS)のサービスの一環であるとのことです。NNELSは、印刷物を読むことに障害がある利用者へのサービスを提供する図書館(特に地方または遠隔地)を支援するプロジェクトで、ある図書館に対して、アクセスしやすいフォーマットでデジタル資源を提供することで、利用者へのサービスを支援するものとのことです。

NHK東日本大震災音声アーカイブスが国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)と連携

2013年12月4日、国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)は、NHK東日本大震災音声アーカイブスと連携し、ひなぎくからNHK東日本大震災音声アーカイブスの情報が検索できるようになりました。

NHK東日本大震災音声アーカイブスは、東日本大震災で被災した人々の声を記録し、インターネット上で公開して未来へ残していこうというNHKラジオセンターが行っている証言記録集(アーカイブス)とのことです。

2013年12月4日現在、47件の証言と4件の被災地のくらしの音がひなぎくで検索することができます。

なお、2013年12月4日をもって東日本大震災の発生より1,000日が経過しました。国立国会図書館は、東日本大震災アーカイブの構築を通じ、これからも、東日本大震災の記録等を収集し保存するとともに、利活用を広げる活動に取組みます。

NHK東日本大震災音声アーカイブス~ひなぎく新規追加コンテンツからの紹介(5)(国立国会図書館,2013/12/4付け)
http://kn.ndl.go.jp/information/263