2013年11月27日に刊行されたJournal of Librarianship and Scholarlyの2巻1号に“Communication“Knowledge Level of Library Deans and Directors in Copyright Law”という論文が掲載されています。執筆者はサザンユタ大学のJohn Eye氏です。
この論文では、米国の図書館長等(Library Deans and Directors)を対象に、著作権の知識とその知識が著作権関係の図書館の方針を監督する際にどのような影響を及ぼすと認識しているのかについて調査を行ったものとのことです。
“Catcher in the Rye”等の小説で知られ、2010年に91歳で死去したサリンジャー(J.D. Salinger)の出版されていない短編小説3点が、2013年11月27日にファイル共有サービスを通じて流出していたことが報じられています。
流出していたのは”The Ocean Full of Bowling Balls”、”Birthday Boy”、”Paula”の3点がまとめられたPDFファイルで、招待制のBitTorrentサイト”What.CD”で共有されていました(現在は既に削除済み)。これらの作品は出版されておらず、原稿はサリンジャーからプリンストン大学図書館に寄贈されていましたが、サリンジャーの死後50年は公開しない条件がつけられていました。流出したファイルの元になった版は確定していませんが、プリンストン大学の原稿ではなく、eBayオークションに9月に出品されていたペーパーバックではないかと報道等では推測されています。
米国の調査会社Primary Research Groupが、主に北米の大学図書館における改修・建築の動向をまとめたレポート“Redesigning the College Library Building, 2014 Edition”を刊行していました。本文は200ページ以上あるもので有料とのことですが、概要と一部のデータが無料で公開されています。