アーカイブ - 2013年 12月 3日

オックスフォード大学ボドリアン図書館とバチカン図書館によるデジタル化プロジェクトのウェブサイトで歴史的資料公開

オックスフォード大学ボドリアン図書館とバチカン図書館(Biblioteca Apostolica Vaticana:BAV)による、共同の資料デジタル化プロジェクトのウェブサイトにおいて、グーテンベルグ聖書を含む歴史的資料のデジタル画像が公開されたことが各紙で報じられています。これは2012年4月に発表された4年間にわたるプロジェクトによるもので、資料は今後さらに追加され、両館が所蔵する歴史的資料から150万ページを一般公開する予定とのことです。

Polonsky Foundation Digitization Project
http://bav.bodleian.ox.ac.uk/

Ancient texts published online by the Bodleian and the Vatican Libraries (Bodleian Library 2013/12/3)
http://www.bodleian.ox.ac.uk/news/ancient-texts-published-online-by-the-bodleian-and-the-vatican-libraries

Ancient Bibles go online in Bodleian-Vatican library tie-up (BBC 2013/12/3)

米国の研究図書館の館長等は著作権に関する知識をどのくらい持っているのか?(文献紹介)

2013年11月27日に刊行されたJournal of Librarianship and Scholarlyの2巻1号に“Communication“Knowledge Level of Library Deans and Directors in Copyright Law”という論文が掲載されています。執筆者はサザンユタ大学のJohn Eye氏です。

この論文では、米国の図書館長等(Library Deans and Directors)を対象に、著作権の知識とその知識が著作権関係の図書館の方針を監督する際にどのような影響を及ぼすと認識しているのかについて調査を行ったものとのことです。

基本的な著作権についての知識を問う質問の正答率は平均77.49%を記録し、大多数の回答者は、著作権の方針に関する妥当な判断を下すのに充分な著作権の知識を持っていると考えているとのことでした。一方で、約90%の回答者は、司書に対して著作権の研修を充分に提供できているか否かについては、中立的あるいは否定的な考えをもっているとのことで、さらなる研修の必要性が指摘されたとのことでした。

図書館員に贈り物をするなら…。 Library JournalがPinterestでアイデアを共有

Library Jouranl誌が、“Pinterest”のアカウントにおいて、図書館員への贈り物によさそうなものを選び、掲載しています。良いと思うものを完全に主観的に選んだそうです。

“Great Gifts for Librarians”(Pinterest)
https://www.pinterest.com/libraryjournal/great-gifts-for-librarians/

Library Journal誌のPinterestアカウント
http://www.pinterest.com/libraryjournal/

ホリデーシーズン到来 ‐ 思い出のデジタル写真の保存は確実に: LCが10のヒントを紹介

ホリデーシーズンに入っている米国ですが、これにあわせ、米国議会図書館(LC)のデジタル情報の保存に関するブログ“The Signal: Digital Preservation”が、思い出のデジタル写真などを確実に保存するためのヒントをまとめた記事を掲載しています。

記事では10のヒントが示されており、それぞれ以下のような内容となっています。
1.カメラ等からデジタルファイルを保存用のパソコンやCD、クラウドサービスなどに移す。できれば2か所の異なるデバイスに。
2.時間があれば、残したい写真を選定する。
3.保存用のデバイスにバックアップを取ったら、写真が見つけやすいように組織化する。
4.フォルダも組織化し、日付やファイルのタイプなどでラベル付けする。
5.検索しやすいよう、ファイルの名前も変更する。
6.デジタル写真については、内容を記述する。(この作業の重要性については、別記事へのリンクあり。)
7.デジタル動画等についても、写真同様、内容を記述する。
8.特に誰かとやり取りしたものであれば、そのメール等も保存することができる。(別記事へのリンクあり。)
9.すべての保存デバイスは陳腐化するものであることを忘れない。過去のものもアクセス可能とするためには、5年から7年に1度は新しい保存メディアに移す。

電子書籍図書館推進協議会、オンラインマガジン『月刊ほん』の創刊準備号を公開

2013年12月3日、電子書籍図書館推進協議会(ELPC)が、オンラインマガジン『月刊ほん』を創刊することをアナウンスし、あわせて創刊準備号を公開しています。この『月刊ほん』は、iPhone、iPad用のアプリ「FMS図書館」や、アンドロイド端末用のアプリ「経葉デジタルライブラリ」を使用すると、“図書館”から借りる形で読むことができます。

なお、内容自体については、パソコンでPDFで読むこともできます。

ELPCオンラインマガジン『月刊ほん』創刊のおしらせ(電子書籍図書館推進協議会、2013/12/3付け)
http://www.keiyou.jp/elpc/hon/index.html

サリンジャーの未出版小説がファイル共有サイトを通じて流通

“Catcher in the Rye”等の小説で知られ、2010年に91歳で死去したサリンジャー(J.D. Salinger)の出版されていない短編小説3点が、2013年11月27日にファイル共有サービスを通じて流出していたことが報じられています。

流出していたのは”The Ocean Full of Bowling Balls”、”Birthday Boy”、”Paula”の3点がまとめられたPDFファイルで、招待制のBitTorrentサイト”What.CD”で共有されていました(現在は既に削除済み)。これらの作品は出版されておらず、原稿はサリンジャーからプリンストン大学図書館に寄贈されていましたが、サリンジャーの死後50年は公開しない条件がつけられていました。流出したファイルの元になった版は確定していませんが、プリンストン大学の原稿ではなく、eBayオークションに9月に出品されていたペーパーバックではないかと報道等では推測されています。

米国ユタ州の地方新聞デジタルアーカイブに130,000ページのデータが新たに追加

2013年11月25日、米国ユタ大学はユタ州で発行された地方新聞のデジタルアーカイブであるUtah Digital Newspapers (UDN)に、新たに11紙の新聞から130,000ページ分のデータが追加されたことを発表しました。このアーカイブは同大学のJ. Willard Marriott Libraryにより2002年に設立されたものとのことです。

Historic Rural Newspapers Digitized for Universal Access by the U Library: Four New Titles Added to Utah Digital Newspaper Project
http://unews.utah.edu/news_releases/historic-rural-newspapers-digitized-for-universal-access-by-the-u-library/

WorldCatにおけるMARCタグの使用状況をビジュアル化

OCLC Researchが実施している“MARC Usage in WorldCat”において、MARCの各フィールドの使用状況をビジュアル化したものが、公開されています。MARCタグの使用率や使用件数をみることができるようになっています。これは同プロジェクトを牽引するRoy Tennant氏らが作成したもので、同氏が、OCLC Researchの複数のスタッフによるブログサイト“HangingTogether”で紹介しています。

公開されているものは2種類で、資料のフォーマット(書籍、雑誌など)をトップレベルにしたものと、MARCタグをトップレベルにしたものがあります。

Visualizations of MARC Usage
http://hangingtogether.org/?p=3463

Ground Truthing the Use of MARC
http://experimental.worldcat.org/marcusage/

Visualizations
http://experimental.worldcat.org/marcusage/viz/

Zoomable Starburst of all MARC Formats - By Formats

北米の大学図書館における改修・建築の動向に関するレポート

米国の調査会社Primary Research Groupが、主に北米の大学図書館における改修・建築の動向をまとめたレポート“Redesigning the College Library Building, 2014 Edition”を刊行していました。本文は200ページ以上あるもので有料とのことですが、概要と一部のデータが無料で公開されています。

これによると、以下のようなデータが示されています。
・過去3年の資本予算については、減少が37.50%、変化なしが46.43%、やや増加12.50%、増加3.57%。
・利用者の作業スペースについては、1割以上減少が3.64%、1割未満減少が3.64%、変化なし38.18%、1割未満増加29.09%、1割以上増加25.45%。
・図書館外部に保存スペースについては、有32.14%、無67.86%。

なお、その他いくつかのデータが、専門図書館協会(SLA)のページ等で紹介されています。

Redesigning the College Library Building, 2014 Edition
http://www.primaryresearch.com/view_product.php?report_id=442

公開されているデータ