アーカイブ - 2013年 12月 24日

米国議会図書館、リテラシーアワードの最終選考まで残った機関の活動を“Best Practices” として紹介

2013年12月20日、米国議会図書館(LC)が、9月に発表した“Library of Congress Literacy Awards”において、最終選考まで残った機関の優れた活動を紹介する“Best Practices” を公表しました。この賞には、米国内外でリテラシー不足や読書への無関心といった問題への解決にあたる187の機関が応募し、26の機関が最終選考まで残っていたとのことです。

Library of Congress Literacy Awards Program Publishes ‘Best Practices’ in Literacy Promotion (LC 2013/12/20)
http://www.loc.gov/today/pr/2013/13-217.html

“PubMed Commons”が一般にも閲覧可能に

米国国立衛生研究所(NIH)の国立バイオテクノロジー情報センター(NCBI)が試行していた“PubMed Commons”が、一般にも閲覧できるようになっています。“PubMed Commons”は、PubMedに採録された記事に対して、参加者がコメントを付与し、共有するものです。

2013年12月19日に掲載されたブログ記事によると、現時点で2,300万件以上の記事のデータを持つPubMedにおいては、試験段階で付与された数百件のコメントはごくわずかに過ぎないとのことですが、PubMed Commonsのページや、コメントが付いたものに限定して検索することなどにより、これまでに付与されたコメントを確認することができます。

Meet PubMed Commons: The new comments forum in PubMed(PubMed Commons Blog, 2013/12/19付け)
http://pubmedcommonsblog.ncbi.nlm.nih.gov/2013/12/19/meet-pubmed-commons-the-new-comments-forum-in-pubmed/

PubMed
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed

図書館情報学における“ベストプラクティス”は本当に“ベスト”なのか(文献紹介)

“EBLIP”(Evidence Based Library and Information Practice)の2013年のNo.4において、“Are Best Practices Really Best? A Review of the Best Practices Literature in Library and Information Studies”と題するレビュー記事が掲載されています。図書館情報学分野の文献で頻繁に用いられている“best practice”(ベストプラクティス)という用語に関するものです。

サマリーによると、この記事では、文献において“ベストプラクティス”とされているものがどのようなエビデンスに基づいて他の事例から区別されているのかを、既存の113件の文献をレビューし、分析しています。結果として、エビデンスのベースになっているのは、(1)意見(15%)、(2)文献レビュー(12%)、(3)著者の働いている図書館における事例(17%)、(4)質的・量的なアプローチ(14%)、(5)上記の組み合わせ(30%)、(6)その他(12%)となっていたとのことです。また、“ベストプラクティス”という用語の定義についても分析されており、多くの文献(83%)で定義されていなかったとのことです。

ニューヨーク公共図書館が“Amateur Periodical Collection”の目録作成へ

ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、Aeroflex FoundationとHippocampus Pressから3年にわたる助成を受け、同館の所蔵する“Amateur Periodical Collection”の目録の作成を実施するとのことです。この目録作成は、アクセスの向上を図るとともに、将来のデジタル化の対象となる資料の特定も兼ねているようです。

NYPLのブログ記事によると、このコレクションには、1870年代から第二次世界大戦期までの3,000タイトル、約8,000点の資料があり、機関の所蔵するものとしては最大規模とのことです。また、これらの資料は、若手の作家等により作成されたもので、批評、エッセイ、短編小説、詩などの文学作品が掲載されているほか、レシピや広告、出版物の売り上げなどの情報を掲載しているものもあるそうです。

ソマリアの国立図書館再建への動き

2013年12月19日付けで、BBC(オンライン)が、ソマリアの国立図書館再建の動きについて報じています。記事によると、新しい建物の経費は100万ドルほどで、6カ月間での完成が見込まれているようです。また、資料に関しては、米国から20,000冊が既に寄贈されており、またアラブ諸国から60,000冊が寄贈されることが見込まれているようです。

Somalia to rebuild national library(BBC, 2013/12/19付け)
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-25456228

関連;
Somalia’s national library rises amid the ruins(thestar.com, 2013/7/19付け)
http://www.thestar.com/news/world/2013/07/19/somalias_national_library_rises_amid_the_ruins.html

via.
Africa: Somalia to Rebuild National Library(infoDOCKET, 2013/12/21付け)

岩手県立図書館、東日本大震災関連の展示“「1097歩」~3年目の市町村~”を開催

2013年12月28日から2014年3月24日まで、岩手県立図書館が、展示“「1097歩」~3年目の市町村~”を開催する予定とのことです。

この展示は、東日本大震災発生から3年目を迎えるにあたり、東海新報で連載されていた「定点観測」の写真と、沿岸各市町村に関連する資料を展示し、3年目の「今」を紹介するものとのことです。

「「1097歩」~3年目の市町村~」のお知らせ(岩手県立図書館, 2013/12/17付け)
http://www.library.pref.iwate.jp/info/evecale/event/20131228_1097step.html

国立歴史民俗博物館、企画展示「歴史にみる震災」の開催を予定、あわせて、展示にむけて千葉県内の記録写真を公募

国立歴史民俗博物館は、東日本大震災から3年目に当たる2014年3月11日から5月6日まで、企画展示「歴史にみる震災」を開催する予定です。

また、身近なところであった様々な形の被害を風化させず、記憶にとどめ、後世に伝えていくため、2013年12月20日から2月14日までの期間で千葉県内の東日本大震災の記録写真を公募するとのことです。公募された写真は、企画展示の期間中に館内ロビーのパネル等に掲出するとのことです。

歴史にみる震災(国立歴史民俗博物館)
http://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/project/index.html

東日本大震災での千葉県内の記録写真公募(国立歴史民俗博物館)
http://www.rekihaku.ac.jp/others/press/p131216.html

東北歴史博物館、東日本大震災復興祈念特別展「神さま仏さまの復興-被災文化財の修復と継承-」他を開催

東北歴史博物館で,2013年11月16日から2014年1月13日まで、東日本大震災復興祈念特別展「神さま仏さまの復興-被災文化財の修復と継承-」が開催されています。この特別展は,宮城県内の文化財で,東日本大震災により被害を受け、修復された神像や仏像などに特に焦点をあてたものとのことです。

また、同館の浮島(うきしま)収蔵庫内の考古資料も東日本大震災により被害を受けており、修復作業を行ってきたとのことです。2013年10月1日から2014年3月16日まで、展示「修復された被災文化財 中ノ内A・B遺跡の縄文土器」を開催し、修復が完了した資料の中から、縄文時代中期の縄文集落である川崎町(かわさきまち)中ノ内A・B遺跡から出土した見応えのある縄文土器を厳選して紹介しているとのことです。

東日本大震災復興祈念特別展「神さま仏さまの復興-被災文化財の修復と継承-」(東北歴史博物館)
http://www.thm.pref.miyagi.jp/exhibition/detail.php?data_id=499

【イベント】神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会 第2回講演会「史料保存とレスキュー活動」(1/16・神奈川)

2014年1月16日、平成25年度神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会の第2回講演会「史料保存とレスキュー活動」が開催されます。

国文学研究資料館の西村慎太郎氏による「東日本大震災と歴史資料の保全」、静岡県教育委員会文化財保護課による「静岡県文化財救済ネットワークの活動」、寒川文書館の高木秀彰氏による「自治体における史料保全-地域防災計画と資料ネット-」などの講演が予定されています。

なお、参加にあたっては事前に申込みが必要となっています。

平成25年度 神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会 第2回講演会
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p719634.html