アーカイブ - 2013年 12月 19日

アメリカ歴史家協会が博士論文のエンバーゴについて声明

2013年12月16日、アメリカ歴史家協会(the Organization of American Historians: OAH)が、博士論文のエンバーゴに関して声明を発表しています。ジョージア州アトランタで開催されていた会議での議論を踏まえたもので、同協会の理事会(Exective Board)は、著作者が自身の博士論文の刊行や流通の方法を決定する権利について、強くサポートする、との内容になっています。

OAH Executive Board Statement on Dissertation Embargoes(OAH, 2013/12/16付け)
http://www.oah.org/about/governance/oah-executive-board/oah-executive-board-statement-on-dissertation-embargoes/

Another Push for Embargoes(INSIDE HIGHER ED, 2013/12/18付け)
http://www.insidehighered.com/news/2013/12/18/second-history-group-backs-idea-embargoes-dissertations

参考:

欧州研究図書館協会(LIBER)、デジタル時代における著作権について声明を公表

欧州研究図書館協会(LIBER)が、欧州の著作権制度改革に関して、声明“LIBER Position Statement: Copyright in the Digital Age”を公表しています。2013年12月17日付けで、アナウンスされています。

ハイレベル原則として、著作権はイノベーションと競争性を促進するものであるべきこと、公的資金研究へのアクセスや利用は著作権により不必要に制限されるべきではないこと、文化遺産の保存やアクセスは著作権の例外として支持されなければならいこと、との内容の3項目を掲げています。

その上で、LIBERの機関における研究が国際的レベルであるために、著作権法のもとで取組まれなければならない課題を列挙しています。

LIBER Releases Copyright Position Statement(LIBER, 2013/12/17付け)
http://www.libereurope.eu/copyrightreform

LIBER Position Statement: Copyright in the Digital Age(LIBER)
http://libereurope.eu/position-statement-copyright-reform

参考:

米国出版社協会(AAP)、学術雑誌論文の利用傾向に関するレポートを公表

2013年12月18日、米国出版社協会(Association of American Publishers:AAP)の資金提供により調査された、学術誌・専門誌に掲載された論文の利用傾向に関するレポートが公表されました。13の出版社から出版された、科学、社会科学、人文科学分野における、2,812誌の学術誌・専門誌の“usage half-life”(利用半減期:雑誌に掲載された論文の累積ダウンロード数が総ダウンロード数の半分に達するまでの期間の平均値)を調査し、分析した報告書とのことです。

NEW REPORT RELEASED TRACKING USAGE PATTERN OF ACADEMIC JOURNAL ARTICLES (AAP, 2013/12/18)
http://publishers.org/press/124/

Journal Usage Half-Life (PDF)
http://www.publishers.org/_attachments/docs/journalusagehalflife.pdf

What is the Lifespan of a Research Article? (The Scholarly Kitchen, 2013/12/18付け記事)

BOOK☆WALKER、青空文庫のデータをEPUB形式で無料提供開始

2013年12月18日、ブックウォーカーが、電子書店「BOOK☆WALKER」で、青空文庫のコンテンツの提供を開始しました。青空文庫で公開されているデータをKADOKAWA-EPUB制作仕様に基づいたEPUBに変換し、これをBOOK☆WALKERで無料配信するものです。報道によると、約1500作品が配信されているようです。

あわせて、EPUBファイルそのものをダウンロードすることもできるようにしています。これは自由な閲覧環境(EPUB対応の電子書籍ビューワー)で楽しんでもらうこと、学術研究のための電子書籍データの利用を促進することを目的として実施しているとのことです。ただし、EPUBファイルのダウンロードにはBOOK☆WALKERへの会員登録が必要です。

また、BOOK☆WALKERのポイントを、青空文庫の「本の未来基金」に寄付することもできるようになっています。

Book☆WALKER > 青空文庫
http://bookwalker.jp/ex/sp/aozora-point/donation.php

BOOK☆WALKERで青空文庫の提供開始――理念に沿ったひと味違う取り組み(ITmedia eBOOK USER, 2013/12/18付け)

American Libraries誌の編集部が選ぶ2013年の図書館関係のニュース

American Libraries誌が、2013年12月18日付けで、“2013 Year in Review”と題し、今年の特徴づける動きを選び、紹介しています。取り上げられているトピックは以下のもので、それぞれのハイライトが端的にまとめられています。

・Ebooks and Publishers (※Hachette Book Groupが米国公共・学校図書館向けに電子書籍を提供へ
・Affordable Care Act
・Kentucky Libraries Under Fire
・Declaration for the Right to Libraries (※米国図書館協会のストリプリング会長、…ソーシャルメディア・キャンペーンを開始
・Library Vending Machine (※ミルウォーキー公共図書館、24時間自動貸出機を導入予定
・Privacy and Technology
・School Libraries

セルフィー?シェルフィー?自分撮りの写真より、本棚の写真を見せて(紹介)

2013年11月に、オックスフォード辞典の今年を代表する単語として“selfie”(自分撮り)が選ばれましたが、The Gurdian紙のBooks Blogで、“shelfie”(本棚撮り)の写真が募集されています。記事では、自分撮りの写真も面白いけれど、それよりも本棚の写真の方が興味深いのでは?と、「あなたの本棚」を撮影した写真の投稿が呼び掛けられています。本棚の全体を撮ったものでも、一部を撮ったものでもよいそうです。

投稿された写真はguardianwitnessのサイト上で共有されており、現時点で既に400件以上の投稿写真が掲載されています。またBooks Blogでも“Forget selfies, we want to see your shelfies”と題し、これまでに投稿写真から20点以上がセレクトされ、掲載されています。

Shelfie: show us a photo of your bookshelf(The Gurdian books blog, 2013/12/16付け)
http://www.theguardian.com/books/booksblog/2013/dec/16/shelfie-show-photo-your-bookshelf
※募集

北米研究図書館協会(ARL)、“Research Library Issues”284号を刊行:デジタル人文学概説ほか

北米研究図書館協会(ARL)の“Research Library Issues”284号がリリースされています。デジタル人文学についての概説と学習に注目した図書館の場の評価についての記事が掲載されています。

ARL Releases RLI 284 on Digital Humanities, Library Space Assessment(ARL, 2013/12/18付け)
http://www.arl.org/news/arl-news/3070-arl-releases-rli-284-on-digital-humanities-library-space-assessment

An Overview of the Digital Humanities
Donald J. Waters
http://publications.arl.org/rli284/3

台東区立中央図書館、企画展「かつて浅草にあったコレクションたち。浅草文庫と台東図書館」を開催

台東区立中央図書館で、2013年12月20日から2014年3月19日までの予定で、企画展「かつて浅草にあったコレクションたち。浅草文庫と台東図書館」が開催されます。

台東区南部、広域地名である「浅草」には、かつて「浅草文庫」と名付けられた文庫が複数存在していたとのことです。この企画展では、かつての国立図書館「浅草文庫」や台東区三筋(旧三筋町)にあった台東図書館など、浅草にあった図書館が紹介されるとのことです。

また、この企画展に関連して、下記の関連講座も予定されています。

2014年1月10日・2月13日 関連講座「専門員によるスライドトーク」
 講師:平野恵氏(台東区立中央図書館 郷土・資料調査室専門員)

2014年1月25日 講演会「東京国立博物館の蔵書の流れと浅草文庫」
 講師:佐々木利和氏(北海道大学教授)

2014年2月16日 図書館員によるリレー・トーク「台東図書館のあゆみ」

企画展「かつて浅草にあったコレクションたち。浅草文庫と台東図書館」を開催します(台東区立図書館, 2013/12/18付け)
http://www.taitocity.net/tai-lib/contents/news/20131218_kyoudo-kikakuten-AsakusaCollection.html